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家族関係の永続保存
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ID:DZRJ‐ST-RTWN‐21 『魔法舎の賢者』
それが真木 晶の製造番号と一応のブランド名だ
晶は、アシストロイドのオーエンが造ったアシストロイドである
晶は、オーエンを製造したガルシア博士の孫娘にあたる
しかし、晶は自身のオーナーになった祖父のガルシア博士と秘密の恋人関係を結び、アシストロイドの娘・マナも誕生した
アイドルの晶は、恋愛御法度の立場でありながらガルシア博士と淫らな行為を繰り返している
アイドルを引退する事を決めた晶は、ガルシア博士とマナとの関係をファンに公表すべきか悩んでいた
人間で言う、『できちゃった婚』に近い
当然、ファンからの批判は避けられないだろう…
悩んだ末に晶は、自分の父であるオーエンに会いに行く事にした
幸い、彼は今、このフォルモーントシティに帰って来ている
桜が咲き誇る近未来的な繁華街…
ここは、晶が記憶している中で初めてオーエンと出会った場所だ
当時は父娘揃って記憶喪失という有り様で、シティポリスのカインに保護された
昔を懐かしむ晶の元に、オーエンがやって来た
「お前が僕に相談なんて…遂に博士と破局したの?」
「違います!…むしろ、その逆というか…///」
「…プロポーズされたの?」
「…はい///」
「…ムカつく」
「オーエン…」
「お前とマナをスクラップにしたら、このモヤモヤは取れるのかな?それとも、博士を潰れた苺みたいしちゃう?」
「2人に手は出させません!」
「お前、僕より弱いだろ?」
「命に代えても、2人を守ります!」
「…馬鹿みたい。お前にはカルディアシステムが入ってる。僕が鉄屑のお前に自由を与えてやったのに、自分から博士に束縛されたがるなんて、どうかしてる」
「…愛する人になら、束縛されるのも悪くないと思えたんです」
「それが人間達が言う、『愛』ってやつ?」
「…私は、そう思います」
「ふぅん…」
オーエンは少し考えて、晶に背を向けて歩き出した
「オーエン…?何処に行くんですか?」
「お前には教えない」
こうしてその日、2人は別れた
オーエンが向かったのは、シティポリスのカインの自宅だ
「(カインを僕のペットにして束縛してみたら、晶の言う『愛』ってやつが分かるのかな…)」
自宅の扉を開けたカインが突然のオーエンの訪問に驚くと同時に、オーエンはカインの自宅に強引に上がり込んだ
玄関の扉が閉まると、中から2人の問答する声が聞こえてくる
何やら暴力的な音も聞こえるが、最終的にはカインがオーエンを宥める事に成功したようだ
晶は次に、ガルシア博士の部下である研究員のファウストとレノックスに相談した
しかし、2人はこの手の話は不得手のようだ
それから晶は、街のメンテナンスショップへ赴いた
そこには、ラスティカ元研究員とアシストロイドのクロエ、機械工学を学びに来ている市長の息子のヒースクリフと犬型アシストロイドのシノがいる
皆、晶の相談を親身に聞いてくれたが、答えは見つからない
晶は、ガルシア博士の自宅に戻る事にした
「マナ、またその映画を観ていたんですね」
「うん。やじゅう、かっこいい!」
マナは最近、美しい町娘と恐ろしい野獣の映画にハマっている
「しあわせはーかくせないーだれのめにもー」
マナは映画の挿入歌を真似して歌っている
町娘が黄色いドレスを着て、野獣と踊るシーンだ
「マナは歌が上手ですね」
「ママのむすめだから、とうぜんなのだ」
「マナもいつか、アイドルになる?」
「マナは、アーサーのおよめさんになるの!パパに、マナとアーサーのこどもをつくってもらうの!」
「ふふっ…そうなの」
よもや、娘の方が遥かに未来を見据えていたとは…
晶は、母として不甲斐ない自分を恥じた
「博士…私…っ!」
「結婚の事やアイドル活動の事で悩んでいるんだろう?」
「…はい」
「大丈夫、心配しないで。どんな誹謗中傷が来ようと、俺が守ってあげるからね」
「博士ぇ…」
アシストロイドは涙を流さないが、晶の表情が不安を訴えていた
ガルシア博士は、そんな晶を優しく抱き留めた
その日、アイドルの晶はファンの前で引退を宣言した
それと同時に、自身とガルシア博士とマナの関係をファンに公言した
当然、ファンはショックを受けたが、意外にもガルシア博士とマナとの関係についてはすんなり受け入れられた
ファンの間では、以前からマナの容姿が2人に似ていると評判だった
そこから2人の関係性を推測するファンが多かったのだ
それに、晶とガルシア博士は番組で共演する事が度々あった
2人の距離感が、まるで恋人のそれだと気付くファンが大勢いた
ネット上で噂になっている2人の関係について、情報通のガルシア博士は当然把握していた
むしろ、そうなるようにメディア出演の際には毎回、晶について言及したり、アシストロイドは理想のパートナーであると力説していた
晶は拍子抜けした
もっと罵られると思っていたから
博士が「大丈夫」と言っていたのは、本当だったのだ
「しあわせはーかくせないーだれのめにもー」
「マナは、その曲がお気に入りだね」
「うん!ぽっとのふじんもすき!」
「はは、俺は野獣が好きだな」
「マナも!やじゅうはやさしくて、かっこよくて、パパみたい!」
「それなら、ヒロインはママだね」
「うん!ママは、ぷりんせすなの!」
テレビ画面に映る晶は、ステージ上にそっとマイクを置いてアイドル活動に終止符を打った
それが真木 晶の製造番号と一応のブランド名だ
晶は、アシストロイドのオーエンが造ったアシストロイドである
晶は、オーエンを製造したガルシア博士の孫娘にあたる
しかし、晶は自身のオーナーになった祖父のガルシア博士と秘密の恋人関係を結び、アシストロイドの娘・マナも誕生した
アイドルの晶は、恋愛御法度の立場でありながらガルシア博士と淫らな行為を繰り返している
アイドルを引退する事を決めた晶は、ガルシア博士とマナとの関係をファンに公表すべきか悩んでいた
人間で言う、『できちゃった婚』に近い
当然、ファンからの批判は避けられないだろう…
悩んだ末に晶は、自分の父であるオーエンに会いに行く事にした
幸い、彼は今、このフォルモーントシティに帰って来ている
桜が咲き誇る近未来的な繁華街…
ここは、晶が記憶している中で初めてオーエンと出会った場所だ
当時は父娘揃って記憶喪失という有り様で、シティポリスのカインに保護された
昔を懐かしむ晶の元に、オーエンがやって来た
「お前が僕に相談なんて…遂に博士と破局したの?」
「違います!…むしろ、その逆というか…///」
「…プロポーズされたの?」
「…はい///」
「…ムカつく」
「オーエン…」
「お前とマナをスクラップにしたら、このモヤモヤは取れるのかな?それとも、博士を潰れた苺みたいしちゃう?」
「2人に手は出させません!」
「お前、僕より弱いだろ?」
「命に代えても、2人を守ります!」
「…馬鹿みたい。お前にはカルディアシステムが入ってる。僕が鉄屑のお前に自由を与えてやったのに、自分から博士に束縛されたがるなんて、どうかしてる」
「…愛する人になら、束縛されるのも悪くないと思えたんです」
「それが人間達が言う、『愛』ってやつ?」
「…私は、そう思います」
「ふぅん…」
オーエンは少し考えて、晶に背を向けて歩き出した
「オーエン…?何処に行くんですか?」
「お前には教えない」
こうしてその日、2人は別れた
オーエンが向かったのは、シティポリスのカインの自宅だ
「(カインを僕のペットにして束縛してみたら、晶の言う『愛』ってやつが分かるのかな…)」
自宅の扉を開けたカインが突然のオーエンの訪問に驚くと同時に、オーエンはカインの自宅に強引に上がり込んだ
玄関の扉が閉まると、中から2人の問答する声が聞こえてくる
何やら暴力的な音も聞こえるが、最終的にはカインがオーエンを宥める事に成功したようだ
晶は次に、ガルシア博士の部下である研究員のファウストとレノックスに相談した
しかし、2人はこの手の話は不得手のようだ
それから晶は、街のメンテナンスショップへ赴いた
そこには、ラスティカ元研究員とアシストロイドのクロエ、機械工学を学びに来ている市長の息子のヒースクリフと犬型アシストロイドのシノがいる
皆、晶の相談を親身に聞いてくれたが、答えは見つからない
晶は、ガルシア博士の自宅に戻る事にした
「マナ、またその映画を観ていたんですね」
「うん。やじゅう、かっこいい!」
マナは最近、美しい町娘と恐ろしい野獣の映画にハマっている
「しあわせはーかくせないーだれのめにもー」
マナは映画の挿入歌を真似して歌っている
町娘が黄色いドレスを着て、野獣と踊るシーンだ
「マナは歌が上手ですね」
「ママのむすめだから、とうぜんなのだ」
「マナもいつか、アイドルになる?」
「マナは、アーサーのおよめさんになるの!パパに、マナとアーサーのこどもをつくってもらうの!」
「ふふっ…そうなの」
よもや、娘の方が遥かに未来を見据えていたとは…
晶は、母として不甲斐ない自分を恥じた
「博士…私…っ!」
「結婚の事やアイドル活動の事で悩んでいるんだろう?」
「…はい」
「大丈夫、心配しないで。どんな誹謗中傷が来ようと、俺が守ってあげるからね」
「博士ぇ…」
アシストロイドは涙を流さないが、晶の表情が不安を訴えていた
ガルシア博士は、そんな晶を優しく抱き留めた
その日、アイドルの晶はファンの前で引退を宣言した
それと同時に、自身とガルシア博士とマナの関係をファンに公言した
当然、ファンはショックを受けたが、意外にもガルシア博士とマナとの関係についてはすんなり受け入れられた
ファンの間では、以前からマナの容姿が2人に似ていると評判だった
そこから2人の関係性を推測するファンが多かったのだ
それに、晶とガルシア博士は番組で共演する事が度々あった
2人の距離感が、まるで恋人のそれだと気付くファンが大勢いた
ネット上で噂になっている2人の関係について、情報通のガルシア博士は当然把握していた
むしろ、そうなるようにメディア出演の際には毎回、晶について言及したり、アシストロイドは理想のパートナーであると力説していた
晶は拍子抜けした
もっと罵られると思っていたから
博士が「大丈夫」と言っていたのは、本当だったのだ
「しあわせはーかくせないーだれのめにもー」
「マナは、その曲がお気に入りだね」
「うん!ぽっとのふじんもすき!」
「はは、俺は野獣が好きだな」
「マナも!やじゅうはやさしくて、かっこよくて、パパみたい!」
「それなら、ヒロインはママだね」
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