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夜宵に咲く恋慾
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鏡の前で紅を差す
シャイロックを真似てお団子に結った髪にフィガロから貰った、あの簪を挿す
フィガロに相応しい女に成れたと思えた時に、挿そうと決めていた
フィガロは気付いてくれるだろうか?
『初めて』ではないはずなのに、緊張する
正式な遊女としての最初の仕事…
今宵は今まで培った全てを以って、フィガロをおもてなしする
決意を固め、私は着流しを纏ったフィガロを部屋に迎え入れた
「主さん、よう来なんした。お出でなんし、御上がりなんし」
「廓言葉もいいけど、俺はありのままのきみにもてなしてほしいな」
「もう…折角頑張って練習したのに…」
「うん。そっちの方がきみらしくて好きだよ」
色っぽく振る舞うはずが、いきなり躓いてしまった
「フィガロは、おぼこい女が好きなんですか?」
「幼いきみも好きだけど、扇情的なきみも好きだよ」
「…床入りには、まだはやいですよ」
「ははっ、ごめんごめん」
気を取り直して、フィガロにお酌をする
「その簪、似合ってるよ。俺の為に挿してくれたんでしょ?」
「はい。私の宝物です」
「俺も、きみから貰った櫛を肌身離さず持っていたんだ」
フィガロが懐から取り出したのは、懐かしい…私のお気に入りの櫛…
思えば、姉様達に見守られて結ばれた縁だ
あの時、フィガロに櫛を渡さなかったら…今の関係はなかったかもしれない
フィガロを忘れようと、抽斗の奥に仕舞い込んだ簪も一度は壊れてしまったけれど、ヒースが直してくれた
何度も離れて、壊れそうになった絆は、周りの人々に支えられて育まれた
今はもう、迷いはない
水揚げの時は拙かった歌舞音曲も、稽古を重ねて一流のものへと洗練された
遊女見習いとして耐え抜いた日々が、確かな自信となって今の私を形作る
御覧なさい、私の舞は美しいでしょう?
流し目を送ると、フィガロは魅入られたように私に釘付けになった
一通り芸を披露して、再びフィガロにお酌をする
私もお酒を勧められて口にした
以前のように眠くなる事はないが、やはり少しふわふわとした感覚に陥った
それを誤魔化すように私は着物の衿をはだけ、フィガロにしなだれかかる
着物の裾からはちらり、と脚を覗かせた
淫靡な雰囲気を演出して、フィガロを誘う
「今宵、一夜限りのお情けを…」
「きみも人が悪い。…一夜なんかで終わらせるわけないだろ…?」
私は畳の上に押し倒された
貪るような口づけの後、さらにはだけられた胸元を舐め上げられた
フィガロの指示で、ネロが私の成長を促進させる効果のある料理を食べさせ続けた結果、鞠のように豊かな乳房をフィガロは揉みしだく
太腿を擦り合わせて、さらなる愛撫を強請る
フィガロは私の膝裏を押し上げ、私の秘所に舌を這わす
媚びるような声が漏れる
膣内に舌を挿し込まれ、性器のように抽挿されては、あっという間に気を遣った
膝立ちになったフィガロが私に奉仕を命じた
私はフィガロの着物を寛げて、半立ちの陰茎を乳房で挟み込む
柔らかな乳房を揺すって陰茎を刺激すると、見る見るうちに硬さと大きさを増す
私は先端にある亀頭をちろちろ、と舐めた
滲み出る先走りを丁寧に舐め啜る
さらに硬さを増した陰茎を乳房を揺らし、亀頭を咥えて射精に導く
口内で放たれた精液を飲み込んで、僅かに精が絡み付いた舌をフィガロに見せつけた
しばらく互いの性技を競うように手淫し合うが、私が先に気を遣った
フィガロは息を整える私を姫抱きにして布団へ運ぶ
簪を抜かれ、結った髪を解かれた
覆い被さってきたフィガロが私の脚を割り開いて、性器を秘所に突き立てる
数年振りに受け入れた『ソレ』を離すまいと膣が締まる
ゆっくりと加速する抽挿に、私は身も世もなく喘ぐ
激しい目合いに堪えきれずに達した私の最奥で、フィガロは果てた
行為の余韻にしばらく動けずにいたが、フィガロが私から身を離そうとする
私は気怠い身体を起こしてフィガロの首に腕を回し、腰に脚を絡めて再びフィガロを誘った
「ねぇ…もっとぉ…♡」と耳元で囁くと、男はもう逃げられない
シャイロックを真似てお団子に結った髪にフィガロから貰った、あの簪を挿す
フィガロに相応しい女に成れたと思えた時に、挿そうと決めていた
フィガロは気付いてくれるだろうか?
『初めて』ではないはずなのに、緊張する
正式な遊女としての最初の仕事…
今宵は今まで培った全てを以って、フィガロをおもてなしする
決意を固め、私は着流しを纏ったフィガロを部屋に迎え入れた
「主さん、よう来なんした。お出でなんし、御上がりなんし」
「廓言葉もいいけど、俺はありのままのきみにもてなしてほしいな」
「もう…折角頑張って練習したのに…」
「うん。そっちの方がきみらしくて好きだよ」
色っぽく振る舞うはずが、いきなり躓いてしまった
「フィガロは、おぼこい女が好きなんですか?」
「幼いきみも好きだけど、扇情的なきみも好きだよ」
「…床入りには、まだはやいですよ」
「ははっ、ごめんごめん」
気を取り直して、フィガロにお酌をする
「その簪、似合ってるよ。俺の為に挿してくれたんでしょ?」
「はい。私の宝物です」
「俺も、きみから貰った櫛を肌身離さず持っていたんだ」
フィガロが懐から取り出したのは、懐かしい…私のお気に入りの櫛…
思えば、姉様達に見守られて結ばれた縁だ
あの時、フィガロに櫛を渡さなかったら…今の関係はなかったかもしれない
フィガロを忘れようと、抽斗の奥に仕舞い込んだ簪も一度は壊れてしまったけれど、ヒースが直してくれた
何度も離れて、壊れそうになった絆は、周りの人々に支えられて育まれた
今はもう、迷いはない
水揚げの時は拙かった歌舞音曲も、稽古を重ねて一流のものへと洗練された
遊女見習いとして耐え抜いた日々が、確かな自信となって今の私を形作る
御覧なさい、私の舞は美しいでしょう?
流し目を送ると、フィガロは魅入られたように私に釘付けになった
一通り芸を披露して、再びフィガロにお酌をする
私もお酒を勧められて口にした
以前のように眠くなる事はないが、やはり少しふわふわとした感覚に陥った
それを誤魔化すように私は着物の衿をはだけ、フィガロにしなだれかかる
着物の裾からはちらり、と脚を覗かせた
淫靡な雰囲気を演出して、フィガロを誘う
「今宵、一夜限りのお情けを…」
「きみも人が悪い。…一夜なんかで終わらせるわけないだろ…?」
私は畳の上に押し倒された
貪るような口づけの後、さらにはだけられた胸元を舐め上げられた
フィガロの指示で、ネロが私の成長を促進させる効果のある料理を食べさせ続けた結果、鞠のように豊かな乳房をフィガロは揉みしだく
太腿を擦り合わせて、さらなる愛撫を強請る
フィガロは私の膝裏を押し上げ、私の秘所に舌を這わす
媚びるような声が漏れる
膣内に舌を挿し込まれ、性器のように抽挿されては、あっという間に気を遣った
膝立ちになったフィガロが私に奉仕を命じた
私はフィガロの着物を寛げて、半立ちの陰茎を乳房で挟み込む
柔らかな乳房を揺すって陰茎を刺激すると、見る見るうちに硬さと大きさを増す
私は先端にある亀頭をちろちろ、と舐めた
滲み出る先走りを丁寧に舐め啜る
さらに硬さを増した陰茎を乳房を揺らし、亀頭を咥えて射精に導く
口内で放たれた精液を飲み込んで、僅かに精が絡み付いた舌をフィガロに見せつけた
しばらく互いの性技を競うように手淫し合うが、私が先に気を遣った
フィガロは息を整える私を姫抱きにして布団へ運ぶ
簪を抜かれ、結った髪を解かれた
覆い被さってきたフィガロが私の脚を割り開いて、性器を秘所に突き立てる
数年振りに受け入れた『ソレ』を離すまいと膣が締まる
ゆっくりと加速する抽挿に、私は身も世もなく喘ぐ
激しい目合いに堪えきれずに達した私の最奥で、フィガロは果てた
行為の余韻にしばらく動けずにいたが、フィガロが私から身を離そうとする
私は気怠い身体を起こしてフィガロの首に腕を回し、腰に脚を絡めて再びフィガロを誘った
「ねぇ…もっとぉ…♡」と耳元で囁くと、男はもう逃げられない
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