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14話
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次の日、私は早速徹夜して完成させた内装のデザインを持って王宮に来ていますわ。
まぁ、本当は数日間待ってもらおうと思っていたんですけどね?
ですが、殿下があまりにも目をキラキラと輝かせながら
「完成してもしなくても、明日王宮に来てもたうからね」
と言うものですから、遠回しに完成させてくるように、と言われたような気分になって意地で完成させましたのよ。
あ、急ぎで完成はさせましたが、妥協はせずに私の希望を沢山詰め込んだようなデザインになっていますわ。
なので、こだわろうと思えばこだわれるところは沢山ありますが、あまりやりすぎても.....ですよね。
なんて思いながら、デザインを眺めていると、コンコンという控えめなノックの後に
「待たせたか?」
と言って殿下が応接室に入ってきましたわ。
今日もしっかりと整った顔立ちに高そうな服を着ていますわね。
多分ですが、殿下の服一枚で私のドレス5枚は買えるくらいの金額だと思いますわ。
なんて思いながら、座ったばかりの殿下に
「ところで、昨日は聞き忘れていましたが、この話は陛下も知っているんですよね?」
と聞いてきましたの。
実は、昨日は店がー...という話に驚いて聞き忘れていましたのよね。
そう思いながら、殿下がどう答えるのか、とドキドキしながら待っていると、私の質問に殿下はキョトンとした顔をしながら
「知っているも何も、父上も母上も大賛成で手伝ってくれているぞ?」
と首を傾げていますわ。
一瞬、殿下の言葉が理解できずに固まってしまいましたが、陛下と王妃様が手伝ってくれている?
しかも、大賛成で?
「えぇ!?そ、それは初めて聞きましたわ!」
驚きのあまり、令嬢らしからぬ驚き方をしてしまいましたが仕方ありませんわよね。
だって、まさか陛下達が賛成しているとは思っていませんでしたし......そもそも、なぜ薬草の店に需要を関しているのか理解が出来ませんわよ。
あ、もちろん薬草自体は好きですわよ?
ただ、陛下も王妃様も......。
なんて思っていると、驚いている私に殿下はさも当然だ、と言わんばかりに
「そりゃあ、俺だけの力でこんなにすぐ話が進められるわけがないだろう?」
と言ってきますが、言われてみると確かにその通りですわね。
ただ.....陛下達に期待されている、ということなんでプレッシャーにもなっているような、そんな気もしますが.......。
ただ、ここまで話が進んでいるのに私が文句を言う権利なんてない、と思ったので
「そ、そうかもしれませんが.......」
と呟くと
「ちなみに、昨日言っていなかったが薬草屋敷が立つのは王宮から徒歩2分ほどの場所だ」
え、えーっと.......?
殿下はさっきから当然のように言ってきますが.......話について行けませんのよね。
あぁ、もちろん殿下だけが悪いのではなく昨日詳しく聞かなかった私も悪いとは思っていますわよ?
デザインがー.....なんて悩む前に大事なことを聞いていなかったんですもの。
ですが、最後の抵抗と言わんばかりに遠慮気味に
「そ、それは、平民の方々が買い物に来れないのでは........」
と言ってみましたの。
そう言えば、確かにそうだな、と納得してくれると思ったので。
ですが、殿下は私の言葉に
「まぁ、それについてはしっかりと考えている」
と言うだけで、どうやら決定したことを変える気は全くないみたいですわ。
まぁ、本当は数日間待ってもらおうと思っていたんですけどね?
ですが、殿下があまりにも目をキラキラと輝かせながら
「完成してもしなくても、明日王宮に来てもたうからね」
と言うものですから、遠回しに完成させてくるように、と言われたような気分になって意地で完成させましたのよ。
あ、急ぎで完成はさせましたが、妥協はせずに私の希望を沢山詰め込んだようなデザインになっていますわ。
なので、こだわろうと思えばこだわれるところは沢山ありますが、あまりやりすぎても.....ですよね。
なんて思いながら、デザインを眺めていると、コンコンという控えめなノックの後に
「待たせたか?」
と言って殿下が応接室に入ってきましたわ。
今日もしっかりと整った顔立ちに高そうな服を着ていますわね。
多分ですが、殿下の服一枚で私のドレス5枚は買えるくらいの金額だと思いますわ。
なんて思いながら、座ったばかりの殿下に
「ところで、昨日は聞き忘れていましたが、この話は陛下も知っているんですよね?」
と聞いてきましたの。
実は、昨日は店がー...という話に驚いて聞き忘れていましたのよね。
そう思いながら、殿下がどう答えるのか、とドキドキしながら待っていると、私の質問に殿下はキョトンとした顔をしながら
「知っているも何も、父上も母上も大賛成で手伝ってくれているぞ?」
と首を傾げていますわ。
一瞬、殿下の言葉が理解できずに固まってしまいましたが、陛下と王妃様が手伝ってくれている?
しかも、大賛成で?
「えぇ!?そ、それは初めて聞きましたわ!」
驚きのあまり、令嬢らしからぬ驚き方をしてしまいましたが仕方ありませんわよね。
だって、まさか陛下達が賛成しているとは思っていませんでしたし......そもそも、なぜ薬草の店に需要を関しているのか理解が出来ませんわよ。
あ、もちろん薬草自体は好きですわよ?
ただ、陛下も王妃様も......。
なんて思っていると、驚いている私に殿下はさも当然だ、と言わんばかりに
「そりゃあ、俺だけの力でこんなにすぐ話が進められるわけがないだろう?」
と言ってきますが、言われてみると確かにその通りですわね。
ただ.....陛下達に期待されている、ということなんでプレッシャーにもなっているような、そんな気もしますが.......。
ただ、ここまで話が進んでいるのに私が文句を言う権利なんてない、と思ったので
「そ、そうかもしれませんが.......」
と呟くと
「ちなみに、昨日言っていなかったが薬草屋敷が立つのは王宮から徒歩2分ほどの場所だ」
え、えーっと.......?
殿下はさっきから当然のように言ってきますが.......話について行けませんのよね。
あぁ、もちろん殿下だけが悪いのではなく昨日詳しく聞かなかった私も悪いとは思っていますわよ?
デザインがー.....なんて悩む前に大事なことを聞いていなかったんですもの。
ですが、最後の抵抗と言わんばかりに遠慮気味に
「そ、それは、平民の方々が買い物に来れないのでは........」
と言ってみましたの。
そう言えば、確かにそうだな、と納得してくれると思ったので。
ですが、殿下は私の言葉に
「まぁ、それについてはしっかりと考えている」
と言うだけで、どうやら決定したことを変える気は全くないみたいですわ。
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