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学校?
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シュガーは器用だ。
人化してお箸や包丁をあっさりと使いこなしている。
まあ、字は書けないけど…
「シュガー、せめて名前位書けないと、冒険者登録も出来ないよ?」
「ランスの名前はメイが書いたにゃ?」
うむむ…
「それに、欲しい物があっても、計算出来ないと、買えないよ?」
「別にないにゃー」
まるで駄々っ子を相手にしてるみたいだ。
「じゃあシュガーは、お金の計算も値札を読むのも、自分より小さな私に頼るんだ?」
「う…うにゃ!それは駄目にゃ!メイはにゃーが守るにゃ!」
頼る事と守る事は違う気がするけど。
最初は真面目に取り組んでも、そのうち飽きて居眠り始める。
「にゃ…何でにゃ?眠くなるにゃ…」
「それはね、理解できない事をやろうとすると眠くなる呪いだよ」
「にゃ!呪いにゃ?」
「そういえばメイは最初から出来ていたな」
「私も必死に覚えたんだよ?」
英語が苦手だった私も、未知の言語を覚えられた。赤ちゃんの言語習得能力は凄いな。
「とりあえず、明日にはシュガーの服を買いに行こう。そうすれば文字の大切さとか分かるし」
「楽しみにゃー!」
翌日、町まで来てとりあえずはギルドに登録する。
「にゃ…早速文字を書くにゃ?」
「頑張れ、シュガー」
「ええと…代筆しましょうか?」
困った顔の受付のお姉さんから用紙を受け取る。…字も間違ってるし、読みにくい。昨日はとりあえず名前はちゃんと書けたのに、何故今日には書けなくなっているのだろう。
仕方ないから代筆して提出すると、思いがけない事を言われた。
「あの、この国の方ですよね?学校は行ってないのですか?」
「学校にゃ?」
「獣人の方でも、特にギルドで今後も働くなら、学校は必要です。年齢的にも今年には通わないとだめです」
えええ…そもそもがシュガーは魔物なんだけど。
「ランスは行かなくていいのにゃ?」
「年齢は10歳までなんです。国と、ギルドが協力してやる事なので、手続きして行って下さい」
「嫌にゃ!メイも行くならにゃーも行くにゃ?」
「ええと…4歳だと本来なら少し早いのですが、商業ギルドにも登録する位優秀なら、むしろ要らないかもしれませんが…」
「メイは勉強が好きなのにゃ。にゃーは嫌いだけど…」
「あの、学校に行かないと今後の活動に支障が出るとかあるんですか?」
「受けられない依頼も出てきますね。国とギルドの共同事業なので、かなり安く入れますし、学生のうちは10歳を超えていても期限の融通はききます」
ああ。仕事しなくても資格失効にならないやつか。
学校か…私の周りには人がいないから、文字や計算は出来ても常識は知らない。
「学校はこの町にあるんですか?それと、いつから通うとかも教えて下さい」
「新年からですよ?」
そんな事も知らないの?って感じで言われてしまった。
「役所に行って、ギルドからの紹介だと言えば通りますから」
(どうするにゃ?メイは物知りだからメイに教えてもらえばいいと思うにゃ)
(私はさ、神様に育ててもらって、人の常識とか全く知らないんだ…それはまずいと思う)
(しかし、メイには生まれる前の記憶があるのだろう?)
(国…というか、世界が違うんだ。上手く説明出来ないけど、あんまり役に立たない記憶だから)
(今からシュガーの年齢を書き換える事は出来ないのー?)
(登録しちゃったからね。私も分かっていればシュガーの年齢を11歳で登録したんだけど)
(ボクが人化を覚えたらどんな風になっていたんだろう?学校、行くならメイと一緒がいいし、なれるなら面倒だからランスみたいに大人の姿がいいな。シュガーと違ってボクはもう成鳥。大人だからね)
うそ?!この前までピイピイ鳴いて、ミンチ肉しか食べられなかったのに。
(種族の差だな)
むむむ…フレイムは絶対美ショタだと思ってたのに。
(まだ分からないけどね。人化のスキルは覚えるのは大変そうだし。シュガーみたいにボクも進化したら覚えられるかな?)
(進化は俺も聞きたい。どうやって進化したのだ?)
(分かんにゃい。でももっとメイの役に立ちたいと思ったにゃ)
シュガーは自分の力不足を感じていた…それは私の為なのか…それなのにシュガーが従魔でいてくれなくなるかも?って思うなんて…ごめんね。シュガー。
「とりあえず役所とやらに行ってみるか」
(ごめんね。シュガー。私の従魔じゃなければ学校に行く必要も、勉強の必要もなかったのに)
義務教育って感じでもなさそうだけど、年齢もざっくりって感じだし…まあ、同じ人族の友人が一人もいないっていうのも淋しいし、行くのもいいかな。
役所に行って、住んでいる所に困った。まさか正直に森に住んでいるとは言えないし。
近くだとは説明したけど、そんな危険な所に何故住んでいるのかとか、まあ、適当にはぐらかしたけど…結局は移民という形になった。それはお父さん役のランスやシュガーが獣人だと思われたから、やりやすかった。
この国には獣人は少ないらしいが、他の種族はもっと少ない。
残念。エルフとか見てみたいな。
あとは服屋さんだけだ。
「普段着と、冒険に行く時の服が必要だね。皮鎧は作るから。ブーツも必要だね」
作れなくはないけど、材質がいいものなら、付与は付けられるし、買ってもいいかな。
「にゃ…そんなに要らないにゃ…メイが稼いだお金はメイが使うにゃ」
「違うよ?特に冒険に使う物はしっかりした物にしないと。それを着てこれからシュガーは頑張るんだからね?」
私の服はネリー特製だから、可愛いくて高性能だけど、シュガー達のはそうじゃない。
せめて気に入った服を着て欲しい。
そういえば、ブレードディアの角とか売れそうな物もたまっていたな…どうせまた手に入るし、売れるか試してみよう。
「ちょっと、ギルドに戻ってみようか?」
「肉を売るのか?」
「ほら、角とかもう要らないじゃん?シュガーも自分で稼いだ物で買うなら、気兼ねなしに使えると思うし」
魔力を流すと切れ味が増すとか、素材として面白いからとって置いたけど、さすがに有りすぎるし、あとアーマードボアの皮も売れるよね!きっと。
あのダンジョンは人気ないみたいだし、採れ過ぎて供給過多なんて事はないと思うんだ。
人化してお箸や包丁をあっさりと使いこなしている。
まあ、字は書けないけど…
「シュガー、せめて名前位書けないと、冒険者登録も出来ないよ?」
「ランスの名前はメイが書いたにゃ?」
うむむ…
「それに、欲しい物があっても、計算出来ないと、買えないよ?」
「別にないにゃー」
まるで駄々っ子を相手にしてるみたいだ。
「じゃあシュガーは、お金の計算も値札を読むのも、自分より小さな私に頼るんだ?」
「う…うにゃ!それは駄目にゃ!メイはにゃーが守るにゃ!」
頼る事と守る事は違う気がするけど。
最初は真面目に取り組んでも、そのうち飽きて居眠り始める。
「にゃ…何でにゃ?眠くなるにゃ…」
「それはね、理解できない事をやろうとすると眠くなる呪いだよ」
「にゃ!呪いにゃ?」
「そういえばメイは最初から出来ていたな」
「私も必死に覚えたんだよ?」
英語が苦手だった私も、未知の言語を覚えられた。赤ちゃんの言語習得能力は凄いな。
「とりあえず、明日にはシュガーの服を買いに行こう。そうすれば文字の大切さとか分かるし」
「楽しみにゃー!」
翌日、町まで来てとりあえずはギルドに登録する。
「にゃ…早速文字を書くにゃ?」
「頑張れ、シュガー」
「ええと…代筆しましょうか?」
困った顔の受付のお姉さんから用紙を受け取る。…字も間違ってるし、読みにくい。昨日はとりあえず名前はちゃんと書けたのに、何故今日には書けなくなっているのだろう。
仕方ないから代筆して提出すると、思いがけない事を言われた。
「あの、この国の方ですよね?学校は行ってないのですか?」
「学校にゃ?」
「獣人の方でも、特にギルドで今後も働くなら、学校は必要です。年齢的にも今年には通わないとだめです」
えええ…そもそもがシュガーは魔物なんだけど。
「ランスは行かなくていいのにゃ?」
「年齢は10歳までなんです。国と、ギルドが協力してやる事なので、手続きして行って下さい」
「嫌にゃ!メイも行くならにゃーも行くにゃ?」
「ええと…4歳だと本来なら少し早いのですが、商業ギルドにも登録する位優秀なら、むしろ要らないかもしれませんが…」
「メイは勉強が好きなのにゃ。にゃーは嫌いだけど…」
「あの、学校に行かないと今後の活動に支障が出るとかあるんですか?」
「受けられない依頼も出てきますね。国とギルドの共同事業なので、かなり安く入れますし、学生のうちは10歳を超えていても期限の融通はききます」
ああ。仕事しなくても資格失効にならないやつか。
学校か…私の周りには人がいないから、文字や計算は出来ても常識は知らない。
「学校はこの町にあるんですか?それと、いつから通うとかも教えて下さい」
「新年からですよ?」
そんな事も知らないの?って感じで言われてしまった。
「役所に行って、ギルドからの紹介だと言えば通りますから」
(どうするにゃ?メイは物知りだからメイに教えてもらえばいいと思うにゃ)
(私はさ、神様に育ててもらって、人の常識とか全く知らないんだ…それはまずいと思う)
(しかし、メイには生まれる前の記憶があるのだろう?)
(国…というか、世界が違うんだ。上手く説明出来ないけど、あんまり役に立たない記憶だから)
(今からシュガーの年齢を書き換える事は出来ないのー?)
(登録しちゃったからね。私も分かっていればシュガーの年齢を11歳で登録したんだけど)
(ボクが人化を覚えたらどんな風になっていたんだろう?学校、行くならメイと一緒がいいし、なれるなら面倒だからランスみたいに大人の姿がいいな。シュガーと違ってボクはもう成鳥。大人だからね)
うそ?!この前までピイピイ鳴いて、ミンチ肉しか食べられなかったのに。
(種族の差だな)
むむむ…フレイムは絶対美ショタだと思ってたのに。
(まだ分からないけどね。人化のスキルは覚えるのは大変そうだし。シュガーみたいにボクも進化したら覚えられるかな?)
(進化は俺も聞きたい。どうやって進化したのだ?)
(分かんにゃい。でももっとメイの役に立ちたいと思ったにゃ)
シュガーは自分の力不足を感じていた…それは私の為なのか…それなのにシュガーが従魔でいてくれなくなるかも?って思うなんて…ごめんね。シュガー。
「とりあえず役所とやらに行ってみるか」
(ごめんね。シュガー。私の従魔じゃなければ学校に行く必要も、勉強の必要もなかったのに)
義務教育って感じでもなさそうだけど、年齢もざっくりって感じだし…まあ、同じ人族の友人が一人もいないっていうのも淋しいし、行くのもいいかな。
役所に行って、住んでいる所に困った。まさか正直に森に住んでいるとは言えないし。
近くだとは説明したけど、そんな危険な所に何故住んでいるのかとか、まあ、適当にはぐらかしたけど…結局は移民という形になった。それはお父さん役のランスやシュガーが獣人だと思われたから、やりやすかった。
この国には獣人は少ないらしいが、他の種族はもっと少ない。
残念。エルフとか見てみたいな。
あとは服屋さんだけだ。
「普段着と、冒険に行く時の服が必要だね。皮鎧は作るから。ブーツも必要だね」
作れなくはないけど、材質がいいものなら、付与は付けられるし、買ってもいいかな。
「にゃ…そんなに要らないにゃ…メイが稼いだお金はメイが使うにゃ」
「違うよ?特に冒険に使う物はしっかりした物にしないと。それを着てこれからシュガーは頑張るんだからね?」
私の服はネリー特製だから、可愛いくて高性能だけど、シュガー達のはそうじゃない。
せめて気に入った服を着て欲しい。
そういえば、ブレードディアの角とか売れそうな物もたまっていたな…どうせまた手に入るし、売れるか試してみよう。
「ちょっと、ギルドに戻ってみようか?」
「肉を売るのか?」
「ほら、角とかもう要らないじゃん?シュガーも自分で稼いだ物で買うなら、気兼ねなしに使えると思うし」
魔力を流すと切れ味が増すとか、素材として面白いからとって置いたけど、さすがに有りすぎるし、あとアーマードボアの皮も売れるよね!きっと。
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