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野生児?
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ギルドで、どこかで見たような人を見つけた。
「あの…」
「あ…!野生…ええと、確か獣人のお姉さんがいる」
「メイだよ。この間ぶり?」
「私はアルマ。そうだね…今日はお姉さんは?」
「ん、そこに。私以外にも冒険者いたんだ」
「そんなに珍しくはないよ?お手伝いがない時のお小遣い稼ぎにはなるし」
んー?それなのにテスト試合の時、私とシュガーが組まされたの?
「でも普通は、外に出たとしても薬草採取だけよ?」
「そ…そうなんだ」
じゃあ、レベルの違い?でも申告はしていないし、教会で託宣をしてもらわないと、普通は自分のレベルやステータスを知る事は出来ないらしい。
教会関係者でも、託宣のスキルを持つ人は少ない。
それに当然お金もかかるから、普通の人は自分のスキルを知らないようだ。
自分には何が得意とか、それ位はスキルを見なくても自分で分かるもんね。
他の人のステータスか…
鑑定 アルマ(7)レベル6 健康
風系魔法 槍術 気配隠蔽
うわ…これって個人情報だよね。ごめんなさい。
「どうしたの?」
「ううん…ごめんね?」
「何が?…うん。今日は薬草採取にしておこうかな。もうすぐ採れなくなるし。じゃあ、またね」
あっさり他人も鑑定出来ちゃうんだ…気をつけよう。
レベル6か…この町の周囲には弱い魔物しかいないし、そんな物なのかな?
レベル38の私は浮いてるよね…でも、育った環境も違うし、従魔達とも経験値はシェアされてる。倒した人の所に経験値は一番入るんだろうけど、経験値は数値には現れないからはっきりとは分からない。
アルマはきっと冒険者になりたてなんだよね?登録したのは私も最近だけど、ダンジョンも行ってるからな…
最近はわりと教会に行ってる。毎回会える訳じゃないし、メッセージだけとか、何もない時も多いけど、神様達も私にとっては家族だからね。
特に目立った依頼もないから、教会に来た。
『学校、頑張るのだぞ』
エルダンの声だ。心の中で頷いて、シュガー達と合流する。
本当だ。薬草の種類も本数も少なくなってる。ポーションに今、加工したとしても春になる頃には効果が落ちているんだろうな。
「へー。野生児でも採取なんてするんだな」
「魔物とばかり戦っているから強いんじゃないんだな」
「あれだよ。お父さんが生け捕りにした魔物にとどめをさしてるんだよ。獣人だから強いんだよ」
まさか自分が言われているとは思ってなかったからスルーしてたけど、ちょっと気になる単語が耳に入ったので、顔を上げた。
「うわ、野生児こえー!」
「逃げろー!」
…?野生児?まあ、子供の言う事なんて気にしないけどね。
(にゃー達が言われてたにゃ?)
(そうかも知れないけど、子供の言う事なんて気にしない方がいいよ?私も気にしない)
(メイは子供でも気にならないのにゃ?)
(私は精神的には大人だからね)
シュガーとランスが顔を見合わせて首をかしげる。
小学生男子なんてどこの世界でもあんな感じか。
私は気にしないよ?それに森に住んでいたからって別に野生じゃないし!
薬草をブチッと握り潰してしまった…勿体ない。
別にイラッとなんてしてないよ?少しはムッとしたけど。
前に住んでた所は…田舎だったけど、この町よりは多分都会。電気もガスもあったから、便利な暮らししてたもん!
薬草採取は終わり!どうせ種をまけば農園なら生えてくるし。
町のすぐ近くの森は、深淵の森ほど魔物が強くない。たまにイレギュラーな魔物は出るけど。
さっきの男の子達が逃げていく。何か出たのかな?
逃げてきた方に進むと、体長3メートルはありそうな、体も太い緑色の巨大蛇がいた。
鑑定 グリーンアナコンダ 小さな生き物を飲み込むが、毒はなく、肉質も柔らかい。
ほほぅ。成る程、美味しそうだね!
双剣を出して構えると、グリーンアナコンダがこちらに気がついて、私を食べようとしてくる。
でも、そんな遅い動きじゃやられないよ!
懐に潜り込み、高くジャンプして、首を切り裂く。
ゴトリ、と首が落ちて、ちょっと血を浴びてしまった。
空間固定の足場を作って、上から切るべきだったな。
皮も素材なのか。大き過ぎるから、分割しよう。
どこの部位が美味しいかは分からないけど、魔石の入った部分は売らないでとっておこう。
「魔物に八つ当たりしたらだめにゃ」
ん?別に八つ当たりじゃないよ?
「メイ、少しは落ちつけ。我らがまるで手出しできない」
「いいじゃん。そんなに強い魔物って訳でもないし」
収納庫に入れて、ハイポーション用の薬草を見つけた。
「ランクを上げたいのか?」
「そういう訳じゃないよ?ただ、ダンジョンの素材を出す以外にも仕事をしようかなって」
空納って魔法を使えると思われているし、ここらでちょっと真面目に肉も納めておこうかな。
(食べたい?)
(いや…どの肉でも問題はない)
(にゃーはぶた玉がいいにゃ!)
はいはい。削り節もたっぷりとだね。
亜空間移動があるから森にも一瞬で行ける。明日にでも行って、こっちは冬に備えておこう。
ギルドに戻ったら、さっきの男の子達がいた。ふふん、と思いながら、解体場にグリーンアナコンダを出す。
…やっぱりちょっとは気にしていたんだろうな…子供相手にむきになっても仕方ないのに。
今日はグリーンアナコンダをハーブ塩で揉み込んで、焼いてみた。うん…結構美味しいな。
それと、チンゲン菜のクリーム煮。
「クリーム煮も好きにゃ!」
(ボクにはスープは食べ辛いな)
「フレイムも、人化を覚えればいい」
(簡単に覚えるなんて言わないでよ。できる気がしないんだ)
「フレイムはゆっくりでいいよ」
いきなり周りが大人だらけになられても戸惑うだけだ。
クリーム煮の中の鹿肉を食べながら、いっそフレイムはこのままでもいいと思ってしまう。
だって、フレイムはもふもふで可愛い小鳥だし、頭の冠羽が可愛い。
炎鳥は人気があるらしいけど、収納庫だけじゃなくて、この愛らしさも人気の秘密かも?
「あの…」
「あ…!野生…ええと、確か獣人のお姉さんがいる」
「メイだよ。この間ぶり?」
「私はアルマ。そうだね…今日はお姉さんは?」
「ん、そこに。私以外にも冒険者いたんだ」
「そんなに珍しくはないよ?お手伝いがない時のお小遣い稼ぎにはなるし」
んー?それなのにテスト試合の時、私とシュガーが組まされたの?
「でも普通は、外に出たとしても薬草採取だけよ?」
「そ…そうなんだ」
じゃあ、レベルの違い?でも申告はしていないし、教会で託宣をしてもらわないと、普通は自分のレベルやステータスを知る事は出来ないらしい。
教会関係者でも、託宣のスキルを持つ人は少ない。
それに当然お金もかかるから、普通の人は自分のスキルを知らないようだ。
自分には何が得意とか、それ位はスキルを見なくても自分で分かるもんね。
他の人のステータスか…
鑑定 アルマ(7)レベル6 健康
風系魔法 槍術 気配隠蔽
うわ…これって個人情報だよね。ごめんなさい。
「どうしたの?」
「ううん…ごめんね?」
「何が?…うん。今日は薬草採取にしておこうかな。もうすぐ採れなくなるし。じゃあ、またね」
あっさり他人も鑑定出来ちゃうんだ…気をつけよう。
レベル6か…この町の周囲には弱い魔物しかいないし、そんな物なのかな?
レベル38の私は浮いてるよね…でも、育った環境も違うし、従魔達とも経験値はシェアされてる。倒した人の所に経験値は一番入るんだろうけど、経験値は数値には現れないからはっきりとは分からない。
アルマはきっと冒険者になりたてなんだよね?登録したのは私も最近だけど、ダンジョンも行ってるからな…
最近はわりと教会に行ってる。毎回会える訳じゃないし、メッセージだけとか、何もない時も多いけど、神様達も私にとっては家族だからね。
特に目立った依頼もないから、教会に来た。
『学校、頑張るのだぞ』
エルダンの声だ。心の中で頷いて、シュガー達と合流する。
本当だ。薬草の種類も本数も少なくなってる。ポーションに今、加工したとしても春になる頃には効果が落ちているんだろうな。
「へー。野生児でも採取なんてするんだな」
「魔物とばかり戦っているから強いんじゃないんだな」
「あれだよ。お父さんが生け捕りにした魔物にとどめをさしてるんだよ。獣人だから強いんだよ」
まさか自分が言われているとは思ってなかったからスルーしてたけど、ちょっと気になる単語が耳に入ったので、顔を上げた。
「うわ、野生児こえー!」
「逃げろー!」
…?野生児?まあ、子供の言う事なんて気にしないけどね。
(にゃー達が言われてたにゃ?)
(そうかも知れないけど、子供の言う事なんて気にしない方がいいよ?私も気にしない)
(メイは子供でも気にならないのにゃ?)
(私は精神的には大人だからね)
シュガーとランスが顔を見合わせて首をかしげる。
小学生男子なんてどこの世界でもあんな感じか。
私は気にしないよ?それに森に住んでいたからって別に野生じゃないし!
薬草をブチッと握り潰してしまった…勿体ない。
別にイラッとなんてしてないよ?少しはムッとしたけど。
前に住んでた所は…田舎だったけど、この町よりは多分都会。電気もガスもあったから、便利な暮らししてたもん!
薬草採取は終わり!どうせ種をまけば農園なら生えてくるし。
町のすぐ近くの森は、深淵の森ほど魔物が強くない。たまにイレギュラーな魔物は出るけど。
さっきの男の子達が逃げていく。何か出たのかな?
逃げてきた方に進むと、体長3メートルはありそうな、体も太い緑色の巨大蛇がいた。
鑑定 グリーンアナコンダ 小さな生き物を飲み込むが、毒はなく、肉質も柔らかい。
ほほぅ。成る程、美味しそうだね!
双剣を出して構えると、グリーンアナコンダがこちらに気がついて、私を食べようとしてくる。
でも、そんな遅い動きじゃやられないよ!
懐に潜り込み、高くジャンプして、首を切り裂く。
ゴトリ、と首が落ちて、ちょっと血を浴びてしまった。
空間固定の足場を作って、上から切るべきだったな。
皮も素材なのか。大き過ぎるから、分割しよう。
どこの部位が美味しいかは分からないけど、魔石の入った部分は売らないでとっておこう。
「魔物に八つ当たりしたらだめにゃ」
ん?別に八つ当たりじゃないよ?
「メイ、少しは落ちつけ。我らがまるで手出しできない」
「いいじゃん。そんなに強い魔物って訳でもないし」
収納庫に入れて、ハイポーション用の薬草を見つけた。
「ランクを上げたいのか?」
「そういう訳じゃないよ?ただ、ダンジョンの素材を出す以外にも仕事をしようかなって」
空納って魔法を使えると思われているし、ここらでちょっと真面目に肉も納めておこうかな。
(食べたい?)
(いや…どの肉でも問題はない)
(にゃーはぶた玉がいいにゃ!)
はいはい。削り節もたっぷりとだね。
亜空間移動があるから森にも一瞬で行ける。明日にでも行って、こっちは冬に備えておこう。
ギルドに戻ったら、さっきの男の子達がいた。ふふん、と思いながら、解体場にグリーンアナコンダを出す。
…やっぱりちょっとは気にしていたんだろうな…子供相手にむきになっても仕方ないのに。
今日はグリーンアナコンダをハーブ塩で揉み込んで、焼いてみた。うん…結構美味しいな。
それと、チンゲン菜のクリーム煮。
「クリーム煮も好きにゃ!」
(ボクにはスープは食べ辛いな)
「フレイムも、人化を覚えればいい」
(簡単に覚えるなんて言わないでよ。できる気がしないんだ)
「フレイムはゆっくりでいいよ」
いきなり周りが大人だらけになられても戸惑うだけだ。
クリーム煮の中の鹿肉を食べながら、いっそフレイムはこのままでもいいと思ってしまう。
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