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クラス分けテスト
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一夜干しが結構いい値段で売れた。何気なく図鑑を見返して、スイーツ系が結構いい値段で売れている気がする。
スイーツといっても圧倒的に材料が足りないし、おやつ程度の物が殆どだ。
まず、生クリームがない。どうしたら生クリームが出来るのか分からないと、魔法も使いようがないのだ。
クリームがあればケーキとか、色々作れるんだけどな…
ないのは仕方ない。コッコとモーモーを増やしてお菓子作りに励もう。
秋も深まってきて、もうすぐ冬が来る。
フレイムとランスは、学校の間どうしよう?二人共森で大丈夫って言うけど、ランスはともかくフレイムは野生の期間がないし、すごく心配だ。
とはいえ、亜空間や影の中にずっと入れておく訳にもいかない。
ショートワープは出来るようになったけど、目に見える範囲だけだ。亜空間の扉を固定して置いておけばランス達は使えるけど、私が使えない。それにシュガーはまだ人化に慣れてないから、亜空間で休ませてあげないと。
亜空間の扉の数が増やせるか、ロングワープ?とか…
あ!これなら…
今まで亜空間の扉を開いた所が頭に浮かぶ。それを思い浮かべながら亜空間から出ると、思い浮かべた場所に出られる。これは、亜空間移動だ。
(にゃ?ダンジョンはどこに行ったにゃ?)
(亜空間を利用して移動できるようになったんだよ。一度扉を開いた所じゃないと行けないけどね)
凄いな。これがあれば旅に出ていてもあの聖域に戻る事も出来るし、ダンジョンにも行ける。
家は亜空間だから場所には拘らないけど、山菜やキノコの生えるこの森はいい場所だ。
それに従魔達にとってはこの森がふるさとだ。
川近くの草原には色とりどりの花が咲いている。この黄色い花がイーストの花。白いのがコージ。そして赤い物が蜜の採れる赤花だ。ダンジョンと違って蜜を集めるんだけどね。
(メイー、見て!)
フレイムが扉を開いた。これは、亜空間?
私の亜空間より少し暖かい。そして、狭い。
三畳位?フレイムの収納庫と同じ位の大きさかもしれない。
亜空間は私にとってはいつでも快適温度だったけど、フレイムにとっては少し寒かった?
でも、とりあえず良かった。フレイムも逃げられるし、ランスも元に戻って寛ぐ事が出来る。
あと、問題はご飯だけだ。これも、収納庫があるフレイムがいれば、作り貯めた物を渡すだけで済む。
ランスは無理するなって言うけど、スマホ内でご飯を作ってしまえば時間もかからないし、どうせなら美味しい物を食べて欲しいからね。
学校が始まる前に、クラスを分けるテストがあるという。
出来ればシュガーと一緒のクラスがいいけど、こっちの希望は聞いて貰えるのか。
この町と周囲の三つ町から集まって来た割には人数は100人に満たないだろう。
殆どが人族で、シュガーは注目されていた。
まずは筆記試験。名前と簡単な足し算だけだ。この内容ならシュガーも余裕だろう。
考えてみれば就学前の子供にそう難しい問題は出さないだろう。
タブレットサイズの黒板に、ろう石で書くだけだ。
それと、読み上げた簡単な文章を書くだけ。
戦いのテストは、シュガーには目立たないように言ってあるけど、ギルドでもDランクなので、そこそこの動きをしないと。
同じランクだからか、シュガーと組んで木剣で戦う。
(ちゃんと手加減してね)
(大丈夫にゃ)
クィーンキャットに進化したシュガーに本気で来られたら私に勝ち目はない。
魔法も禁止だし、周りには他の子供達もいる。
ちょっと…もう!加減してって言ったのに!
シュガーにしたら遊んでる感覚なんだろうけど、私は受け流すだけで精一杯だ。シュガーも分かってて私が怪我しない程度に攻撃している。
(…なんでみんな見てるにゃ?)
(えっ…!)
しまった!驚いて剣を落とした。シュガーは剣をピタリと止める。
「…凄い、な。姉妹揃って冒険者だとは知っていたが」
「いえ、まだ新人ですけど」
試験官…いや、先生だろうか?先生というよりは冒険者みたいだけど。
「驚いてばかりいられないぞ?次は魔法のテストだ」
えっ、いきなり?他の人のを見て呪文を覚えようと思ったのに!
生活魔法でいいかな…まさか生活魔法って呼ばれる物に呪文を使ったりしないよね?
ああ、でもギルドでは魔法が得意って事になってるのか。
まあ、無詠唱って技術はあるみたいだし、呪文知らないから仕方ないよね。
え、一人で入るの?…まあいいか。小部屋には奥に的があり、それに当てればいいのだろう。
「魔法障壁が…」
「お?分かるのか?まあ…部屋を壊さない程度に頼む」
的は壊すんだよね?只の木の板だし。
なら、貫通性のないダークボールでいいかな。
手に集めた闇の球が三つに別れて的をそれぞれ破壊した。
「あー…別に全部に当てろとは…まあいいか。そしてやっぱり無詠唱か」
「無詠唱は別に珍しくないですよね?」
例のダンジョンの仕掛けを見抜き、ブレードディアやブラックワニーを倒す冒険者。あの剣捌きを見る限りでは後方支援だけではない。…たった三人の冒険者グループで一人がただ付いて行ってるなんて事は常識的に考えてあり得ないとは思ったが、その通りか。
「知らないのなら、教師としては教えるべきなんだろうが…無詠唱なんて高等技術は、魔法使いとして長年研鑽を積んだ者がようやく使えるようになるもんだ」
ええと…。
「へ、へええ…お母さんが言うにはイメージが一番大事だって」
「母親?」
「今はいませんけど」
「…確かに宮廷魔導師クラスの人はそう言うな」
そういう偉い人が言うなら、どうして人は持ってる属性ごとに使える魔法が違うなんて間違った常識がまかり通っているんだろう?
「属性は闇か」
「いえ、普通に火とかも使いますよ?的を立てている棒まで燃やしたらまずいかなと思いまして」
「そ、そうか…想像が得意なんだな」
むしろ妄想?…若き日の黒歴史のお陰で。
「ん。そろそろ時間だな」
え?結構話してたけど、魔法を当てるだけのテストだよね?
部屋から出て、校庭に行くと、シュガーがいた。
「どうだった?」
「字は間違えたかもしれないにゃ。魔法は大丈夫にゃ!」
「そっか。同じクラスになれるといいね」
二人でランスの所に行くと、学校についての説明をしてくれた。
冬季の間はよほど家が近くない限り、寮に入れる事。冬の間に基礎学力と体力をつけて、技は春になってから。
森の中と外では雪の降る量が違うようだ。魔素の量と関係があるとか。
亜空間移動があるからどこにいてもいいけど、冬の間は魔物もそう活発には活動しない。
「なら、学校が始まるまではこの町に留まり、ギルドで依頼を受けたりして、稼いだ方がいいだろう」
「私もそれでいいと思う。商業ギルドのポーション納品も済ませないといけないし、また鑑定する物もあるかもだし」
学校ではちょっとやらかしたかもだけど、これから色々知っていけばいいんだし、この世界での友達も欲しいな。
私にはまだ同族の友達がいないし、楽しみだ。
相変わらず人族の後ろに?があるけど、どうしてだろう?最初の頃はアルミネア達と一緒に住んでたからだと思ってたけど、自分の鑑定以外に?が付いた事はない。
いっぱい加護が付いてるせいなのか、転生者だからなのか。
元はただのスマホが今ではチートアイテムになってるし、ちょっと位変でも仕方ないのかな。
目立ちたい訳じゃない。この異世界を旅してみたいだけだ。子供のうちに常識をしっかり身に付けて、楽しもう。
スイーツといっても圧倒的に材料が足りないし、おやつ程度の物が殆どだ。
まず、生クリームがない。どうしたら生クリームが出来るのか分からないと、魔法も使いようがないのだ。
クリームがあればケーキとか、色々作れるんだけどな…
ないのは仕方ない。コッコとモーモーを増やしてお菓子作りに励もう。
秋も深まってきて、もうすぐ冬が来る。
フレイムとランスは、学校の間どうしよう?二人共森で大丈夫って言うけど、ランスはともかくフレイムは野生の期間がないし、すごく心配だ。
とはいえ、亜空間や影の中にずっと入れておく訳にもいかない。
ショートワープは出来るようになったけど、目に見える範囲だけだ。亜空間の扉を固定して置いておけばランス達は使えるけど、私が使えない。それにシュガーはまだ人化に慣れてないから、亜空間で休ませてあげないと。
亜空間の扉の数が増やせるか、ロングワープ?とか…
あ!これなら…
今まで亜空間の扉を開いた所が頭に浮かぶ。それを思い浮かべながら亜空間から出ると、思い浮かべた場所に出られる。これは、亜空間移動だ。
(にゃ?ダンジョンはどこに行ったにゃ?)
(亜空間を利用して移動できるようになったんだよ。一度扉を開いた所じゃないと行けないけどね)
凄いな。これがあれば旅に出ていてもあの聖域に戻る事も出来るし、ダンジョンにも行ける。
家は亜空間だから場所には拘らないけど、山菜やキノコの生えるこの森はいい場所だ。
それに従魔達にとってはこの森がふるさとだ。
川近くの草原には色とりどりの花が咲いている。この黄色い花がイーストの花。白いのがコージ。そして赤い物が蜜の採れる赤花だ。ダンジョンと違って蜜を集めるんだけどね。
(メイー、見て!)
フレイムが扉を開いた。これは、亜空間?
私の亜空間より少し暖かい。そして、狭い。
三畳位?フレイムの収納庫と同じ位の大きさかもしれない。
亜空間は私にとってはいつでも快適温度だったけど、フレイムにとっては少し寒かった?
でも、とりあえず良かった。フレイムも逃げられるし、ランスも元に戻って寛ぐ事が出来る。
あと、問題はご飯だけだ。これも、収納庫があるフレイムがいれば、作り貯めた物を渡すだけで済む。
ランスは無理するなって言うけど、スマホ内でご飯を作ってしまえば時間もかからないし、どうせなら美味しい物を食べて欲しいからね。
学校が始まる前に、クラスを分けるテストがあるという。
出来ればシュガーと一緒のクラスがいいけど、こっちの希望は聞いて貰えるのか。
この町と周囲の三つ町から集まって来た割には人数は100人に満たないだろう。
殆どが人族で、シュガーは注目されていた。
まずは筆記試験。名前と簡単な足し算だけだ。この内容ならシュガーも余裕だろう。
考えてみれば就学前の子供にそう難しい問題は出さないだろう。
タブレットサイズの黒板に、ろう石で書くだけだ。
それと、読み上げた簡単な文章を書くだけ。
戦いのテストは、シュガーには目立たないように言ってあるけど、ギルドでもDランクなので、そこそこの動きをしないと。
同じランクだからか、シュガーと組んで木剣で戦う。
(ちゃんと手加減してね)
(大丈夫にゃ)
クィーンキャットに進化したシュガーに本気で来られたら私に勝ち目はない。
魔法も禁止だし、周りには他の子供達もいる。
ちょっと…もう!加減してって言ったのに!
シュガーにしたら遊んでる感覚なんだろうけど、私は受け流すだけで精一杯だ。シュガーも分かってて私が怪我しない程度に攻撃している。
(…なんでみんな見てるにゃ?)
(えっ…!)
しまった!驚いて剣を落とした。シュガーは剣をピタリと止める。
「…凄い、な。姉妹揃って冒険者だとは知っていたが」
「いえ、まだ新人ですけど」
試験官…いや、先生だろうか?先生というよりは冒険者みたいだけど。
「驚いてばかりいられないぞ?次は魔法のテストだ」
えっ、いきなり?他の人のを見て呪文を覚えようと思ったのに!
生活魔法でいいかな…まさか生活魔法って呼ばれる物に呪文を使ったりしないよね?
ああ、でもギルドでは魔法が得意って事になってるのか。
まあ、無詠唱って技術はあるみたいだし、呪文知らないから仕方ないよね。
え、一人で入るの?…まあいいか。小部屋には奥に的があり、それに当てればいいのだろう。
「魔法障壁が…」
「お?分かるのか?まあ…部屋を壊さない程度に頼む」
的は壊すんだよね?只の木の板だし。
なら、貫通性のないダークボールでいいかな。
手に集めた闇の球が三つに別れて的をそれぞれ破壊した。
「あー…別に全部に当てろとは…まあいいか。そしてやっぱり無詠唱か」
「無詠唱は別に珍しくないですよね?」
例のダンジョンの仕掛けを見抜き、ブレードディアやブラックワニーを倒す冒険者。あの剣捌きを見る限りでは後方支援だけではない。…たった三人の冒険者グループで一人がただ付いて行ってるなんて事は常識的に考えてあり得ないとは思ったが、その通りか。
「知らないのなら、教師としては教えるべきなんだろうが…無詠唱なんて高等技術は、魔法使いとして長年研鑽を積んだ者がようやく使えるようになるもんだ」
ええと…。
「へ、へええ…お母さんが言うにはイメージが一番大事だって」
「母親?」
「今はいませんけど」
「…確かに宮廷魔導師クラスの人はそう言うな」
そういう偉い人が言うなら、どうして人は持ってる属性ごとに使える魔法が違うなんて間違った常識がまかり通っているんだろう?
「属性は闇か」
「いえ、普通に火とかも使いますよ?的を立てている棒まで燃やしたらまずいかなと思いまして」
「そ、そうか…想像が得意なんだな」
むしろ妄想?…若き日の黒歴史のお陰で。
「ん。そろそろ時間だな」
え?結構話してたけど、魔法を当てるだけのテストだよね?
部屋から出て、校庭に行くと、シュガーがいた。
「どうだった?」
「字は間違えたかもしれないにゃ。魔法は大丈夫にゃ!」
「そっか。同じクラスになれるといいね」
二人でランスの所に行くと、学校についての説明をしてくれた。
冬季の間はよほど家が近くない限り、寮に入れる事。冬の間に基礎学力と体力をつけて、技は春になってから。
森の中と外では雪の降る量が違うようだ。魔素の量と関係があるとか。
亜空間移動があるからどこにいてもいいけど、冬の間は魔物もそう活発には活動しない。
「なら、学校が始まるまではこの町に留まり、ギルドで依頼を受けたりして、稼いだ方がいいだろう」
「私もそれでいいと思う。商業ギルドのポーション納品も済ませないといけないし、また鑑定する物もあるかもだし」
学校ではちょっとやらかしたかもだけど、これから色々知っていけばいいんだし、この世界での友達も欲しいな。
私にはまだ同族の友達がいないし、楽しみだ。
相変わらず人族の後ろに?があるけど、どうしてだろう?最初の頃はアルミネア達と一緒に住んでたからだと思ってたけど、自分の鑑定以外に?が付いた事はない。
いっぱい加護が付いてるせいなのか、転生者だからなのか。
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