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フレイムの危機
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あ。やっぱり売り始めた。
スマホ内の道具屋で、大麦の種が売られているのを見つけた。
麦芽糖に麦茶に、麦ご飯…えへへ。
気がついた事がある。元々ゲームの世界で育てられた野菜以外、例えばこの世界独自の野菜等は、出荷箱に入れるとそう間を置かずに種が売られる。
ゲームではなかった野菜も、かなり小出しではあるけど、売られる。まあ、名前が微妙に違ったり、色が違う事もあるけど。
元の世界にはなくて、この世界独自の野菜は、何もしないと種が出てこない。
海の中の生き物はほぼこちらの世界にいるものだろう。
そして、蟹や海老は虫系魔物だった。
ブラウンガザミという岩肌そっくりな蟹とか。
ブルージュエルクラブはくすんだ紺色が、茹でると殻が宝石のように綺麗なブルーになる。それが宝飾品に利用されて、中身は勿体ない事に、捨てられるらしい。
なんて勿体ない!私は勿論美味しく頂いたよ。
そうして今、また海で獲物を探している。
うわ、でっかいな…でも形は海老だ!
2メートル位ありそうな巨大な海老を銛で仕留めて、砂浜に上げる。
鑑定 イセビー 虫系魔物だが、美味
産地偽装?いや、こんな大きな伊勢海老はいない。
こんな大きな海老、どうやって調理しよう?
ランスもいっぱい食べるし、シュガーも進化して体が大きくなってから量も増えたし、大きな焼き網を作ってもいいかな。
スマホ内で魔石が採れるようになった事で、私の付与の腕前も随分上がった。
付与をした武器や防具、アクセサリーは高く買い取ってくれる。
出荷箱より長い大剣とか、図鑑を埋める為に出荷した大きなジンギスカンプレートとか、明らかに容量オーバーなのに。
ゲームとしてやっていた時は気にならない事でも、考え始めると気になるけど、分かりようがないんだよね。
案外出荷箱は、アルミネアの所に繋がっているのかもしれない。
海産物が結構手に入れられたな。幾つかは出荷箱に入れよう。
コージの花やイーストの花は出荷しても売られないのは、雑草扱いだからだろうか?
味噌も出荷したら、道具屋で売られ始めた。ゲーム内金欠なので買う事はないけど。
うん…少しでも加工すれば高く売れるかな?イカとか、一夜干しにしてから売ろう。
何がいくらで売れたとか、その場でも分かるし、図鑑にもしっかりと載るから、色々比較できて嬉しい。
今の所大きな買い物はないから、お金が必要なのは米の種籾位だ。ゲームの頃から思ってたけど、主食が高いのは辛い。
「ただいま…はぁ」
(疲れてるにゃ?)
体の疲れはリフレッシュをかければ取れる。ただ精神的に、今日もよく働いたなと思うだけで、実際は時間は全く経っていない。
それはこちらとしても都合がいいんだけど、だからって行動がなかった事にはならない。モチベーションの問題だ。
「大丈夫だよ。今日はシュガーの服の尻尾の穴を開けようか」
人化してもらい、穴を開ける位置を合わせる。
(森に行きたいのー)
「なら、俺も行こう」
山菜等、メイの喜ぶ物を採って来たい。
「気をつけてね」
買って来た服にはクリーン位しか付与が付けられない。
10階層のボスを倒しても、シルクの布が出るのはたまになのだ。大概宝箱だ。
裁縫セットが出た時もあったな。少しだけシルクの糸が入っていたから、そこになら色々付与を付けられる。
さすがにサイズ自動調節を付けてもゴムの役割まではしてくれないけど。
「可愛いにゃ?」
「うん!凄く似合ってるよ!普段着は多めに用意したから、色々取り合わせて楽しもうね!」
冒険活動中の服はまた別だ。こっちは勿論動きやすさと防御力重視で選んだ。
便利なのは、服を着たまま人化が解けてしまっても、ランスのようにベルトに締め付けられるとかがないこと。
ランスは下着等は破れてしまうのだ。
シュガーはもふもふだけど体自体は結構細い。それでもアサシンキャット時代から比べたら大きくはなっているんだけど。
ん?!…驚きと、恐怖?フレイムだ!
シュガーと二人、外に出て行き、パスの繋がる方へ走る。
私達が近付くと、近くにいたフレイムが遠くに飛んでいく。冒険者か…狙われた?
「ちっ…折角の炎鳥、逃がしたか」
「どのみち私達の誰もテイムのスキル、持ってないじゃない」
「けど、売れたかも知れないだろう?」
(メイさん!フレイムが無事ならもうそれでいいでしょう)
シュールの声に、はっと我に返る。ここで私が出て行ったら話がややこしくなる。
シュガーと二人、そっと引き返した。
炎鳥は時間が停止する収納庫を持っている。だから狙われたのだろう。
フレイムを守るには、従魔として登録…ううん。例えそれで証を付けても、見えなかったと言われたらそれまでだし、簡単に外せるし、さらっても窃盗程度の罪にしかならない。
魔物には当然人権なんてない。
迂闊だった。ダンジョンの五階層以降に行ける方法を教える事になったんだから、きっとこれからは色々な冒険者が来る。
私が気をつけないと。
(フレイム、大丈夫?)
(大丈夫なのー。あいつらが見えなくなったら戻るのー)
(ランス、出て行くの我慢してくれて偉いよ)
(俺があいつらを攻撃したら罪に問われるのは主だと思ってな)
当然ランスも従魔の登録はしてない。
でも悪人以外は攻撃して欲しくないし、戦いになればランスも怪我するかもしれない。それは嫌だからね。
冒険者達はダンジョンの中に入っていった。
(メイー!)
(ちゃんと逃げられて偉いよ。これからはより気をつけないとだめだね)
(人化をしていない時は、ああいう輩には攻撃して良いか?)
(それは…)
(剣を向けられれば相手を攻撃するのは魔物なら当然だ)
そうなんだよね…でも出来れば身を隠して欲しいかな。
(ランス、メイが困ってるにゃ)
(ごめんね…でも逃げて欲しい、かな)
(ボクは逃げるのー!)
(フレイムは特に狙われると思う。だから気をつけて)
魔法はイメージなんだから、時間が止まるのを意識しただけで空納は収納庫になるのに。
魔物の魔法が属性に別れているのは特性だから。人族にはそういう物はないのに、どうしてみんな勘違いしてるんだろう。
とにかく、これまで以上に冒険者が来る事を考えると、フレイムには特に気をつけてあげないとならないな。
スマホ内の道具屋で、大麦の種が売られているのを見つけた。
麦芽糖に麦茶に、麦ご飯…えへへ。
気がついた事がある。元々ゲームの世界で育てられた野菜以外、例えばこの世界独自の野菜等は、出荷箱に入れるとそう間を置かずに種が売られる。
ゲームではなかった野菜も、かなり小出しではあるけど、売られる。まあ、名前が微妙に違ったり、色が違う事もあるけど。
元の世界にはなくて、この世界独自の野菜は、何もしないと種が出てこない。
海の中の生き物はほぼこちらの世界にいるものだろう。
そして、蟹や海老は虫系魔物だった。
ブラウンガザミという岩肌そっくりな蟹とか。
ブルージュエルクラブはくすんだ紺色が、茹でると殻が宝石のように綺麗なブルーになる。それが宝飾品に利用されて、中身は勿体ない事に、捨てられるらしい。
なんて勿体ない!私は勿論美味しく頂いたよ。
そうして今、また海で獲物を探している。
うわ、でっかいな…でも形は海老だ!
2メートル位ありそうな巨大な海老を銛で仕留めて、砂浜に上げる。
鑑定 イセビー 虫系魔物だが、美味
産地偽装?いや、こんな大きな伊勢海老はいない。
こんな大きな海老、どうやって調理しよう?
ランスもいっぱい食べるし、シュガーも進化して体が大きくなってから量も増えたし、大きな焼き網を作ってもいいかな。
スマホ内で魔石が採れるようになった事で、私の付与の腕前も随分上がった。
付与をした武器や防具、アクセサリーは高く買い取ってくれる。
出荷箱より長い大剣とか、図鑑を埋める為に出荷した大きなジンギスカンプレートとか、明らかに容量オーバーなのに。
ゲームとしてやっていた時は気にならない事でも、考え始めると気になるけど、分かりようがないんだよね。
案外出荷箱は、アルミネアの所に繋がっているのかもしれない。
海産物が結構手に入れられたな。幾つかは出荷箱に入れよう。
コージの花やイーストの花は出荷しても売られないのは、雑草扱いだからだろうか?
味噌も出荷したら、道具屋で売られ始めた。ゲーム内金欠なので買う事はないけど。
うん…少しでも加工すれば高く売れるかな?イカとか、一夜干しにしてから売ろう。
何がいくらで売れたとか、その場でも分かるし、図鑑にもしっかりと載るから、色々比較できて嬉しい。
今の所大きな買い物はないから、お金が必要なのは米の種籾位だ。ゲームの頃から思ってたけど、主食が高いのは辛い。
「ただいま…はぁ」
(疲れてるにゃ?)
体の疲れはリフレッシュをかければ取れる。ただ精神的に、今日もよく働いたなと思うだけで、実際は時間は全く経っていない。
それはこちらとしても都合がいいんだけど、だからって行動がなかった事にはならない。モチベーションの問題だ。
「大丈夫だよ。今日はシュガーの服の尻尾の穴を開けようか」
人化してもらい、穴を開ける位置を合わせる。
(森に行きたいのー)
「なら、俺も行こう」
山菜等、メイの喜ぶ物を採って来たい。
「気をつけてね」
買って来た服にはクリーン位しか付与が付けられない。
10階層のボスを倒しても、シルクの布が出るのはたまになのだ。大概宝箱だ。
裁縫セットが出た時もあったな。少しだけシルクの糸が入っていたから、そこになら色々付与を付けられる。
さすがにサイズ自動調節を付けてもゴムの役割まではしてくれないけど。
「可愛いにゃ?」
「うん!凄く似合ってるよ!普段着は多めに用意したから、色々取り合わせて楽しもうね!」
冒険活動中の服はまた別だ。こっちは勿論動きやすさと防御力重視で選んだ。
便利なのは、服を着たまま人化が解けてしまっても、ランスのようにベルトに締め付けられるとかがないこと。
ランスは下着等は破れてしまうのだ。
シュガーはもふもふだけど体自体は結構細い。それでもアサシンキャット時代から比べたら大きくはなっているんだけど。
ん?!…驚きと、恐怖?フレイムだ!
シュガーと二人、外に出て行き、パスの繋がる方へ走る。
私達が近付くと、近くにいたフレイムが遠くに飛んでいく。冒険者か…狙われた?
「ちっ…折角の炎鳥、逃がしたか」
「どのみち私達の誰もテイムのスキル、持ってないじゃない」
「けど、売れたかも知れないだろう?」
(メイさん!フレイムが無事ならもうそれでいいでしょう)
シュールの声に、はっと我に返る。ここで私が出て行ったら話がややこしくなる。
シュガーと二人、そっと引き返した。
炎鳥は時間が停止する収納庫を持っている。だから狙われたのだろう。
フレイムを守るには、従魔として登録…ううん。例えそれで証を付けても、見えなかったと言われたらそれまでだし、簡単に外せるし、さらっても窃盗程度の罪にしかならない。
魔物には当然人権なんてない。
迂闊だった。ダンジョンの五階層以降に行ける方法を教える事になったんだから、きっとこれからは色々な冒険者が来る。
私が気をつけないと。
(フレイム、大丈夫?)
(大丈夫なのー。あいつらが見えなくなったら戻るのー)
(ランス、出て行くの我慢してくれて偉いよ)
(俺があいつらを攻撃したら罪に問われるのは主だと思ってな)
当然ランスも従魔の登録はしてない。
でも悪人以外は攻撃して欲しくないし、戦いになればランスも怪我するかもしれない。それは嫌だからね。
冒険者達はダンジョンの中に入っていった。
(メイー!)
(ちゃんと逃げられて偉いよ。これからはより気をつけないとだめだね)
(人化をしていない時は、ああいう輩には攻撃して良いか?)
(それは…)
(剣を向けられれば相手を攻撃するのは魔物なら当然だ)
そうなんだよね…でも出来れば身を隠して欲しいかな。
(ランス、メイが困ってるにゃ)
(ごめんね…でも逃げて欲しい、かな)
(ボクは逃げるのー!)
(フレイムは特に狙われると思う。だから気をつけて)
魔法はイメージなんだから、時間が止まるのを意識しただけで空納は収納庫になるのに。
魔物の魔法が属性に別れているのは特性だから。人族にはそういう物はないのに、どうしてみんな勘違いしてるんだろう。
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