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魔力操作と対人戦
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冬の間に勉強と体力作り、そして魔力操作を学ぶ。
生活魔法の水を出し、それを下に落とさないで手と手を合わせた中で維持させる。
これが結構難しい。みんな桶を置いてやってるけど、すぐにこぼしてしまう。
シュガーは適性がないので、ライトの維持だ。なるべく光量を落として、それを維持させる。
生活魔法も使えないなんて。って言われたけど、みんなの使ってるそれは、単なるイメージの魔法だよ?
魔力は最低限で、けど切らしたらだめ。
なる程、これなら最低限の魔力で魔力操作が身に付きそうだ。
桶の水を捨てに行く子がちらほら出始めた。私?まだこぼしてないよ?
だってさ、ネリーの指導で、今だって毎日魔力操作の訓練してるもん。
シュガーはクィーンキャットになってから光、というか聖魔法を身に付けたけど、クィーンキャットの特性で、聖魔法が特に伸びている。
でもシュガーの事だから、そろそろ飽きるんじゃないかな?
シュガーは授業中も寝てる。そういう時は念話で起こしてあげるけど。
シュガーが欠伸した。当然、光は消える。
(こんな事しなくてもにゃーは魔法使えるにゃ)
(これも修行だよ。魔力効率が上がれば少ない魔力で同じ効果を発揮するんだから)
あれ?ぐったりしてる子がいる…魔力切れかな?
そういう子は先生も休ませてくれるけど、シュガーみたいに単に飽きた子は許してくれない。
シュガーの目の前に、ライトの魔法を同時発動させる。
甘いかな?でも私の修行にもなるし。
授業の最後に先生が、魔力操作を毎日行うように言った。
さて、この中でどれだけ守る子がいるか。
今日はかなりの雪が積もった。本当に近い子じゃないと、帰れないだろう。
私もシュガーも、今日はお泊まりだ。
四人部屋の子の一人はアルマだ。魔法使いを目指しているらしい。
もう一人がエレン。剣が得意で、魔法は苦手。
苦手でも生活魔法は使えるんだから、イメージが苦手なんだよね、きっと。
「私は将来騎士を目指している。だからAクラスになれて嬉しい」
「Aクラスは強い子が集まっているの?」
「知らなかったの?やっぱりメイって興味ない事は聞こえないタイプ?」
その通り。
「噂に疎いとか言われた」
「あと野生児にゃ」
「シュガーの方が強いのに…」
「シュガーは獣人だからだろう?その身体能力に4歳でついて行けてるのは凄い事だ」
寝ている時に人化を維持するのは難しいみたいだ。
シュガーは当然のように私と寝るから私が注意すればいい事なんだけど、いつかばれないかとヒヤヒヤする。
ランスでもたまに寝ながら人化が解けてしまう位だし、シュガーはスキルを覚えてから日が浅い。
いざとなれば私がシュガーを影に引き入れてしまえば済む。
体育館…というか、下は地面だ。
今日は体力作りじゃなくて、実戦形式だ。
「メイ、手合わせして貰えないか?」
「いいよ。エレン」
私の強さがかけ離れていると分かってからは、手加減している。
手加減した動きにどうにかついてこられている。と、思ったら、1本取られたのは私の方だ。
「メイの剣はまっすぐだ。悪くはないが、対人戦ではそれではだめだ」
「うーん。盗賊とか?」
「魔法で圧倒出来るかもしれないが、人は知恵を使う。私も父に教わった。メイにも教えてやる」
エレンの動きは面白い。魔物とだけ戦っていたら、学べない戦い方だ。
「メイは飲み込みが早いな…私も結構レベルは上がっている筈だが、メイには負ける」
本気を出せば負けないと思う。でもエレンから戦いの技を学びたいから、レベルを合わせて多くを学んだ。
悪者相手に躊躇ったらだめだと分かっているけど、平和な日本で暮らしていた私は、怖いと思う。日本だって戦争もあったし、戦国時代なら、普通に敵を倒していたのだろう。
盗賊だって、この世界の法では倒さないといけないし、そうしなければ、傷つくのは何もしていない善良な人々だ。
エレンは凄いな。
「良かったら、これからも色々教えて?」
「勿論だ。王国の騎士たる父の技、全てを持って悪者をこらしめてくれ」
ええと…まあ、悪い子じゃないのは確かだし。
まだ物語系は読んでない。何か時代劇に似た物語でもあるのかな?
製紙技術はあっても印刷技術はない世界だから、本は貴重だ。
お金を払わないといけないから、つい魔道具の本とか、実用系の本に偏りがちだ。
「次はにゃーとやるにゃ!」
丁度いい。エレンに教わった事をシュガーで実践してみよう。
「…何でにゃ?確かにちゃんと当たったはずにゃ?それなのににゃーが転んでるにゃ?」
相手の力を利用する。ラスカームにも少しだけ習った。私が小さかったからちゃんと出来てなかったんだろうな。
「メイ…やはり私相手の時は手加減していたのか」
そりゃ、シュガーと同じようにはいかないもん。
「別に、侮っているとかじゃないよ?でも本当にシュガーは強いから」
人化しての戦いに慣れたシュガーは気を抜けない。
「いや、ライバルは強い方がいい。シュガーにも私の戦い方を教えてやる」
あとで、ランスにも教えてあげよう。
私はまだ出来ないけど、護衛依頼っていうのもあるし、きっとランスにも必要になる。
ランスは力で押していくタイプだけど、知ってて損はない。
終わって、みんな結構あちこち打ち身や擦り傷を作ってるけど、一人だけ治癒の魔法を使ってる子がいた。
(にゃーも使ってもいいにゃ?)
(ちょっと待って)
因みに私の怪我はとっくに治っている。ユリースの加護のお蔭で、擦り傷位ならすぐに治ってしまう。
魔物にざっくりやられた時はさすがに自分でヒールを使ったけど、いらなかったかも。
「ええと…リリー?凄いね」
「あ、光魔法ね。私、孤児だから。教会で修行すると使えるようになる人もいるの」
「普通の魔法使いは使えないのかな?」
「そんな事ないと思う。光魔法は治癒だけじゃなくて、支援魔法もあるから、冒険者の人は使えたりするかも?」
「そっか。ありがとう」
「でも、治癒魔法は魔力を使うのよ。私、あんまり魔力ないから」
孤児、か。それでも教会で面倒を見てくれたのだから、運がいい方なんだろうな。
この町でもスラム街は普通に存在する。
リリーはきっと、光魔法が使えたから引き取ってもらえたのだろう。
「私も、学校が終わったら教会で修行する予定なの。うちはあんまりお金はないけど、ギルドとかで働きながら学んでいくつもり」
「アルマ…偉いね」
「私の風魔法の才能はお母さん譲りなの。だからきっと、冒険者として活躍できるわ!」
近くに手本になる人がいればイメージもしやすい。
「魔法はしっかりイメージできれば大概発動するよ?」
私は、近くに来たエレンの擦り傷を治してあげる。
「ええっ?!光魔法も無詠唱なの?」
あ、不味かったかな?
「私は、魔法の力は強くイメージする事だって教わったし、図書館の本にもそう書いてあったよ?」
ただし、宮廷魔導師クラスの人だけど。
「そうなの?お母さんも詠唱は大事って言ってたよ?」
「事象がイメージしやすくなるって書いてあったよ?」
「ふうん…確かに慣れた魔法だと、呪文名だけで発動するもんね…奥が深いわね」
アルマは考え込んでしまった。
常識だと思っていた事を変えるのは難しいよね。
魔法のない世界から来た私があっさり使えるのはラノベのお蔭に違いない。
それに私にもしっかりと魔力を感じられるからかな。
色々な魔法を考えたけど、そういえば同時発動の事は魔法の本には載っていなかった。
今度魔法の先生に聞いてみよう。
生活魔法の水を出し、それを下に落とさないで手と手を合わせた中で維持させる。
これが結構難しい。みんな桶を置いてやってるけど、すぐにこぼしてしまう。
シュガーは適性がないので、ライトの維持だ。なるべく光量を落として、それを維持させる。
生活魔法も使えないなんて。って言われたけど、みんなの使ってるそれは、単なるイメージの魔法だよ?
魔力は最低限で、けど切らしたらだめ。
なる程、これなら最低限の魔力で魔力操作が身に付きそうだ。
桶の水を捨てに行く子がちらほら出始めた。私?まだこぼしてないよ?
だってさ、ネリーの指導で、今だって毎日魔力操作の訓練してるもん。
シュガーはクィーンキャットになってから光、というか聖魔法を身に付けたけど、クィーンキャットの特性で、聖魔法が特に伸びている。
でもシュガーの事だから、そろそろ飽きるんじゃないかな?
シュガーは授業中も寝てる。そういう時は念話で起こしてあげるけど。
シュガーが欠伸した。当然、光は消える。
(こんな事しなくてもにゃーは魔法使えるにゃ)
(これも修行だよ。魔力効率が上がれば少ない魔力で同じ効果を発揮するんだから)
あれ?ぐったりしてる子がいる…魔力切れかな?
そういう子は先生も休ませてくれるけど、シュガーみたいに単に飽きた子は許してくれない。
シュガーの目の前に、ライトの魔法を同時発動させる。
甘いかな?でも私の修行にもなるし。
授業の最後に先生が、魔力操作を毎日行うように言った。
さて、この中でどれだけ守る子がいるか。
今日はかなりの雪が積もった。本当に近い子じゃないと、帰れないだろう。
私もシュガーも、今日はお泊まりだ。
四人部屋の子の一人はアルマだ。魔法使いを目指しているらしい。
もう一人がエレン。剣が得意で、魔法は苦手。
苦手でも生活魔法は使えるんだから、イメージが苦手なんだよね、きっと。
「私は将来騎士を目指している。だからAクラスになれて嬉しい」
「Aクラスは強い子が集まっているの?」
「知らなかったの?やっぱりメイって興味ない事は聞こえないタイプ?」
その通り。
「噂に疎いとか言われた」
「あと野生児にゃ」
「シュガーの方が強いのに…」
「シュガーは獣人だからだろう?その身体能力に4歳でついて行けてるのは凄い事だ」
寝ている時に人化を維持するのは難しいみたいだ。
シュガーは当然のように私と寝るから私が注意すればいい事なんだけど、いつかばれないかとヒヤヒヤする。
ランスでもたまに寝ながら人化が解けてしまう位だし、シュガーはスキルを覚えてから日が浅い。
いざとなれば私がシュガーを影に引き入れてしまえば済む。
体育館…というか、下は地面だ。
今日は体力作りじゃなくて、実戦形式だ。
「メイ、手合わせして貰えないか?」
「いいよ。エレン」
私の強さがかけ離れていると分かってからは、手加減している。
手加減した動きにどうにかついてこられている。と、思ったら、1本取られたのは私の方だ。
「メイの剣はまっすぐだ。悪くはないが、対人戦ではそれではだめだ」
「うーん。盗賊とか?」
「魔法で圧倒出来るかもしれないが、人は知恵を使う。私も父に教わった。メイにも教えてやる」
エレンの動きは面白い。魔物とだけ戦っていたら、学べない戦い方だ。
「メイは飲み込みが早いな…私も結構レベルは上がっている筈だが、メイには負ける」
本気を出せば負けないと思う。でもエレンから戦いの技を学びたいから、レベルを合わせて多くを学んだ。
悪者相手に躊躇ったらだめだと分かっているけど、平和な日本で暮らしていた私は、怖いと思う。日本だって戦争もあったし、戦国時代なら、普通に敵を倒していたのだろう。
盗賊だって、この世界の法では倒さないといけないし、そうしなければ、傷つくのは何もしていない善良な人々だ。
エレンは凄いな。
「良かったら、これからも色々教えて?」
「勿論だ。王国の騎士たる父の技、全てを持って悪者をこらしめてくれ」
ええと…まあ、悪い子じゃないのは確かだし。
まだ物語系は読んでない。何か時代劇に似た物語でもあるのかな?
製紙技術はあっても印刷技術はない世界だから、本は貴重だ。
お金を払わないといけないから、つい魔道具の本とか、実用系の本に偏りがちだ。
「次はにゃーとやるにゃ!」
丁度いい。エレンに教わった事をシュガーで実践してみよう。
「…何でにゃ?確かにちゃんと当たったはずにゃ?それなのににゃーが転んでるにゃ?」
相手の力を利用する。ラスカームにも少しだけ習った。私が小さかったからちゃんと出来てなかったんだろうな。
「メイ…やはり私相手の時は手加減していたのか」
そりゃ、シュガーと同じようにはいかないもん。
「別に、侮っているとかじゃないよ?でも本当にシュガーは強いから」
人化しての戦いに慣れたシュガーは気を抜けない。
「いや、ライバルは強い方がいい。シュガーにも私の戦い方を教えてやる」
あとで、ランスにも教えてあげよう。
私はまだ出来ないけど、護衛依頼っていうのもあるし、きっとランスにも必要になる。
ランスは力で押していくタイプだけど、知ってて損はない。
終わって、みんな結構あちこち打ち身や擦り傷を作ってるけど、一人だけ治癒の魔法を使ってる子がいた。
(にゃーも使ってもいいにゃ?)
(ちょっと待って)
因みに私の怪我はとっくに治っている。ユリースの加護のお蔭で、擦り傷位ならすぐに治ってしまう。
魔物にざっくりやられた時はさすがに自分でヒールを使ったけど、いらなかったかも。
「ええと…リリー?凄いね」
「あ、光魔法ね。私、孤児だから。教会で修行すると使えるようになる人もいるの」
「普通の魔法使いは使えないのかな?」
「そんな事ないと思う。光魔法は治癒だけじゃなくて、支援魔法もあるから、冒険者の人は使えたりするかも?」
「そっか。ありがとう」
「でも、治癒魔法は魔力を使うのよ。私、あんまり魔力ないから」
孤児、か。それでも教会で面倒を見てくれたのだから、運がいい方なんだろうな。
この町でもスラム街は普通に存在する。
リリーはきっと、光魔法が使えたから引き取ってもらえたのだろう。
「私も、学校が終わったら教会で修行する予定なの。うちはあんまりお金はないけど、ギルドとかで働きながら学んでいくつもり」
「アルマ…偉いね」
「私の風魔法の才能はお母さん譲りなの。だからきっと、冒険者として活躍できるわ!」
近くに手本になる人がいればイメージもしやすい。
「魔法はしっかりイメージできれば大概発動するよ?」
私は、近くに来たエレンの擦り傷を治してあげる。
「ええっ?!光魔法も無詠唱なの?」
あ、不味かったかな?
「私は、魔法の力は強くイメージする事だって教わったし、図書館の本にもそう書いてあったよ?」
ただし、宮廷魔導師クラスの人だけど。
「そうなの?お母さんも詠唱は大事って言ってたよ?」
「事象がイメージしやすくなるって書いてあったよ?」
「ふうん…確かに慣れた魔法だと、呪文名だけで発動するもんね…奥が深いわね」
アルマは考え込んでしまった。
常識だと思っていた事を変えるのは難しいよね。
魔法のない世界から来た私があっさり使えるのはラノベのお蔭に違いない。
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