(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる

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メタルとスマホ農園

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    とりあえずフレイムには、ランスに買った服を着せてみた。
「ぶかぶかだね。フレイムは細いから」
「ボクには実戦経験が殆どないから。レベルはみんなのお陰で上がってるけど、それじゃだめなんだよね」

「そうだな。自分の実力を知って、戦えるように努力すべきだ」
「無理に冒険者になる必要はないよ?フレイムが錬金術のスキルを持っているならそっちに進んでもいいし」
「ううん…ボクもちゃんと冒険者になる。勿論、ポーションを作る手伝いもしたい」

「そっか…なら一緒に勉強しよう。私も、錬金術はまだまだだからね」
    魔宝石という課題も貰ったし。

    とりあえずは、今必要なマジックバッグの付与を教える事にした。職人の魔法として知られているけど、付与も立派な魔法だ。なら、魔導を持つフレイムに使えない訳はない。
    
    空間拡張の魔法は、時空魔法を得意としていたフレイムになら使えるはず。

    まあ、反復練習は必要だよね。農園のダンジョンで沢山手に入る屑魔石を出して、私がバッグ本体を作っている間に練習させた。
    クリーンならどうにか付けられるようになった。まあ、今回は私が付与しよう。

    メタルを連れて行く方法は、収納庫に入れる事。…まあ、生物じゃないし、亜空間や影に入れても従魔は連れて行けない。
(オージェ様がアルミネア様と散々協議した結果が、この方法で連れて行くという方法でした)

    という事は、眷属になったフレイムでも無理って事だね…元々私専用のスキルだったし、仕方ないかな…
「農具の使い方は分かる?」
(一通り知識としては習いましたが、実践した事はありません)

    果物は木の根本にある収穫箱に入っているから、マジックバッグに入れるだけでいい。魔法はまだ使えないので、じょうろで水やりだ。畑の方は野菜によって収穫の仕方も変わるから、それは追々教えるとして、米を収穫する為の大鎌の使い方を教えた。

「私もあんまり上手くないんだけどね。普段は魔法でやっちゃうから」
    というか、私の身長で使う専用の大鎌だから、メタルには小さい。
    ゲーム内の道具屋さんはメタルを前にしても、定型文の遣り取りだ。念話でも問題ないみたい。

    この辺もプログラムを変えたりしたんだろうか?
    
    でも、基本私がいる時しか入れないから、その辺は制限されているんだろう。

   釣りは…まあ、最初は長靴や木の枝ばかりなのは仕方ない。
    あとは採掘。とりあえず初級ダンジョンだけ採掘してまわったけど、武器もないのに向かう所敵無しだ。メタルなボディーには傷一つ付かない。
「武器は使わないの?」
(格闘技を習いました)

    うん…ガントレットでも作ろうかな?
    重そうな外見からは想像も付かないほど素早いし、威力もランスやヤブランに負けてない。
    ただ、重いから足音を立てずに奇襲、なんてのには向いてなさそうだ。

    畑仕事は私がやった方が早いかな?採掘は任せても大丈夫そうだな…ともあれ、マンパワーは倍になった。今まで以上にスキル磨きに時間をかけられるし、錬金術の研究も出来る。

    勿論料理もだ。今回はオージェが喜びそうな、酒のつまみになりそうな物を作る事にする。
    そういえば、どんなお酒が好きか分からないや。

    とりあえず、牛すじの煮込みかな…一夜干しはここでは作れないから後回しだ。
    ウォーターバッファローから採れたそれを集めてある。確かまだ、出荷した事はなかったかも。

    アルミネアも頑張ってくれたと思うから、アップルクランブルも焼いた。
    あんまり手間もかからない料理だけど、個人的にも好きなお菓子だ。
    それと、リンゴ繋がりでタルトタタン。アップルパイは今度アロカシアと一緒に作ってみようかな?

     昨日からの持ち越しで、今夜はたこパをやる予定だし、またダンジョン攻略に戻りたいから、作り置きの料理も多めに用意しよう。

    肉料理を中心に、手軽に食べられる肉串、サンドイッチ、おにぎりも。
    海苔はもっとあった方がいいな。手巻き寿司もそのうちやりたいし、海苔の佃煮もまだ作っていない。

    汁物も、野菜をたっぷりと入れて、お肉は…あ、ビッグコッコの肉がある。
    けんちん汁もいいけど、シチューも作っておこう。
    一皿は取り分けて、出荷箱へ。収納庫には、鍋ごと入れる。

    フレイムが眷属になって、収納庫の中身が双方で自由に移せるから、夏休みが明けて学校が始まってからでもこれからは心配なくいられる。

    まあ、アロカシアも随分料理を覚えたから、放っておいても大丈夫なんだけどね。


    料理をしていたら、宝石ダンジョンに行っていたメタルが戻ってきた。
    うそ…もしかしてクリアーしちゃった?ルビーは勿論、ダイヤモンドの原石も入っている。
    私はまだクリアーできてないのに…
「はぁ…今日はまた入っても意味ないから、そのうち一緒にクリアーしようね」

(すみません)
「ん?怒ってはないよ?」
    とりあえず原石のままと、宝石に加工した物を出荷箱に入れる。
    屑が多いのは、メタル自身の採掘レベルが低い為だろう。

    メタルが強いお陰で、ラストダンジョンも行ける気がした。
    でもきっと、オリハルコンの錬成で躓くんだろうな…

    極小の魔力で、違う属性の魔法を同時展開させる。基本となる六属性に加えて時空魔法も。
    時空魔法はゆっくりと時を進めるエイジングだ。対象は味噌。味噌が出来上がる位を目指して少ない魔力で発酵、熟成させる。

「うは…きっつい」
    それでも、味噌が出来る一年は進められた。七つの属性魔法の維持も大分慣れてきた。
「放っておいてごめんね?メタル」
(いいえ。主の魔力はとても心地いいので)

    それって美味しい魔力と何か関係があるのかな?自分では全然分からないんだよね。

    露天風呂に入って、久々にゆっくりと鏡を見る。
    アルミネアの子供の頃はこんな顔だったのかな?…全く想像できないや。
    美少女の容姿で毒を吐くネリーは容易に想像が出来るけど、このまま大人になってもアルミネアのような美女になれるかも分からない。特に胸とか。
    
    程よく筋肉はついているけど、 まだまだ幼児体型だ。
    ギルドで見たお姉さんのシックスパックの素晴らしい体型には程遠い。
    こういうのはレベル関係ないのかな?ムキムキになりたい訳じゃないけど、レベルって不思議。

    メタルと手を繋いで外に出る。
    当然ながら、コンブーはまだ乾いてもいない。
「さて。まずはフレイムの洋服を買いに行こうか」

    ドライで乾かしてもいいけど、今日の天気なら天日干しでも充分に乾きそうだ。
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