(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる

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想像と妄想

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    蛙は食べたい人だけにして、今日は大量のイカ料理だ。
「このイカステーキは…あのダンジョンで採れた物ではないな?」
    まあ、下足しか確保出来なかったからね。

「うん…びっくりしたよ。あんな巨大なイカが釣れるなんて」
「その中は危険はないのではなかったのか?!主」
「うん。今までは平和そのものだったんだけど…でも倒せたし、いいじゃん?」
「む…いや、それでも…なら尚更、我等を眷属に!」

「いや、眷属にしてもスマホの中には入れないからね?」
「にゃーも!というか、にゃーが一番最初の従魔にゃ?」
「ボクに言われても…」
    フレイムは、いつの間にか眷属になっていたんだもんね。

    確かに、フレイムに対する気持ちと、皆に対する気持ちは少し違う。けど、同じ扱いはするし、決して差別したりしない。

    そうは思うけど、みんなから見ると違うんだろうなって事は分かる…みんなが私を好き過ぎて、戸惑う。
    確かにスマホなんてチートアイテムは持っているけど、それが無かったら只の子供なのに。

「メタルはどうなの?日が浅い事もあるし、ご飯も食べられないけど、眷属になりたいと思う?」
(不可能です。私は主の所有物であって、生物とは違います)
    ゴーレムは魔道具として作る事も可能。まあ、物凄く難しい物である事は確かだけど。

    それも、書き込んだ命令以外何も出来ないロボットのような物だ。メタルのように会話したり、言葉を理解する事なんて出来ない。まあ、作ったのがオージェだし、神器なんだから、凄い物なのは当然なのか。

    私は、教会に行ってみる事にした。
    今日会えたのは、知識の神エルダン。
「む…今日そなたが来たのは、固有スキル、妄想についてか?」
    は?!
    何それ?
    ちょっと…えええ。

「妄想は、想像が進化したものだ。元のパッシブスキル、想像は、様々な魔法を編み出していたスキルだったが、固有スキルとして昇華した物。誇っていい」
「…乙女として恥ずかしい…」
「その想像力、ネリーも驚いていたぞ?」

「そ…そう、じゃなくて!私が聞きたいのは眷属についてなの」
「?何を戸惑う事がある?想いは力になる。躊躇わずに受け容れるといい。まあ、シルバードラゴンのアロカシアを眷属とするのは難しいかも知れぬが、アルミネアの加護のお陰で、受け容れは可能になっている」

「でも…他のみんなの寿命がどれ位あるか分からないけど、アロカシアは…長生きしても100年に満たない人生に、巻き込んでしまっていいのかな…って」

「ふむ…人でも魔物でも、どれだけ生きたかではなく、どの様に生きたかが重要ではないのか?」
    そうかもしれない…でもそんな風に割り切るのは、私の我が儘を押し付ける事にはならないのかな…

「我等は、思う様に生きて欲しいと願っている。前にメイがいた世界と違い、インフラも整備されてないが、中々良い世界だろう?」
    インフラって…アルミネアもだけど、エルダンも私がいた世界の事、色々調べているみたい。

    知識の神様だし、知る事は楽しいみたいだけど。
「そういえばエルダンは、どういう食べ物が好き?」
「そうだな…甘い物、と言ってもアルミネア達のようにゴテゴテした物ではなく、飴等の調べ物をしながら食べられる物が良いな。頭を使うと甘い物が欲しくなる。それ以外なら、野菜を中心とした物が良いな。肉はラスカームやユリースに持って行かれてしまう」

    成る程。大体好みが分かったな。嗜好品だから、食べなくてもいいんだろうけど、楽しみにしてくれてるなら、作りがいがある。

「また会おう、メイ」
「ん。みんなにも宜しく」

    はあ。それにしても…突っ込み所が多すぎるこのステータスは何なの?

    メイ(5)   …人?
    レベル    67

    HP    642    MP    1756    力    121
    精神    2187    敏捷    141
    幸運    110

    固有スキル    妄想

    特殊スキル
    魂の拡張    高速自動回復    
    常在戦場    成功率上昇    
    魔力ブースト    能力隠匿    
    スマホ    弱点看破    守護

    アクティブスキル
    精密魔力操作    投擲    身体強化
    釣り    飛翔    鑑定    気配隠蔽
    錬金術    立体機動    空歩    強力
    忍び足    短剣    双剣

    パッシブスキル
    魔力感知    探知    瞬脚   命中
    精神耐性    状態異常耐性    魔眼
    多重意志    隠匿

    主神アルミネアの加護
    生命神ユリースの加護
    魔法神ネリーの加護
    知識神エルダンの加護
    戦神ラスカームの加護
    異界神シュールの加護
    神竜アロカシアの加護

    眷属    フレイム
    従魔    シュガー    ランス    アロカシア
    従属    メタル

    だから、どうして疑問形なの?私のステータス以外では自信満々に鑑定してくれるのに。

    ギルマスとかレベルが高そうな冒険者は、スキルまでは鑑定出来ない事もあったけど。
    
    あれ?アルミネアからメールだ。
「もう!入れ違いになっちゃったわね。あ、スマホだけど、メタルも入れるようになったし、諸事情で色々とバージョンアップする事にしたわ。中に居すぎると、実年齢と外見が合わなくなるかもだから、注意してね?」

    と、いう事は、スマホ内に長くいると、成長するようになるのか…延々と修行はしてられないって事だね。
    でも、クラスの中でも一番小さい私が多少大きくなっても、成長期だからおかしくはない。

    メタルのお陰で作業効率も上がったから、あんまり問題はないかな?魔法があるから、農作業もそれ程時間がかかる訳じゃない。
    
   商店街を見ながら歩く。野菜はなるべく買った物を使うようにしている。でないと、お金を稼いでも、減らないしね…

    大麦も売ってる。あんまり売れてないみたいだ。麦茶にすれば美味しいのに。
    買って行こう。ついでにこっちの野菜も。
「お使い、偉いね」
    …やっぱりスマホに籠ろうかな…まあ、五歳の買い物なんて、普通は親のお使いかな。

    魔物と戦うには、今の小さい体じゃ不利だ。歩幅もリーチも足りない。その分は素早く動けるように訓練はしてるけど。

    買い物を終えて亜空間に入ると、アロカシアが帰っていた。
「主、我は本体から独立する事が出来た。これで何の憂いもなく、眷属にして頂ける」

「お、落ち着いて?アロカシアもだけど…みんな本当にちゃんと考えてる?魔力とか体力とか、私にたりなくなった時、勝手に私にとられちゃうんだよ?」
「無論だ。それが結果的に主の役に立つなら、喜んで渡す」
「俺の決意は変わらない」
「にゃーが先にゃ!」

    はあ…何を言っても無駄なのね。
    シュガーを前に、繋がるパスを意識してシュガーを観察する。
    躊躇いなく眷属として受け容れる。
   
「やったにゃー!」
    フレイムの時のように、シュガーを大切に思う気持ちが溢れてくる。

    シュガーには、魔導のスキルが付いた。これで特性関係なく魔法が使えるようになる。
「フレイムがメイと空間を共有できるのが、羨ましかったにゃ」

    逆に私は、超振動のスキルを得た。これは恐らく私には尻尾がないから、ソニックウェーブが使えないからだろう。
    超振動を、肩の辺りに発生させると気持ちいい。流石にまだ肩こりや腰痛はないけど、大人になったら使えるな。

    それとも、そういう物も自動回復しちゃうのかな?

「にゃ…でもまだ使えないにゃ?イメージが大切にゃ…」
「でも、メイの祝福で、想像のスキルが付いたの。これなら魔法の習得も容易なの」

    …へ?祝福?
    鑑定では祝福までは見られない。アロカシアとランスが面白くなさそうな顔をしているから、眷属になったからって事なのかな?
「本当にゃー!頑張るにや!」

    もしかして、固有能力がアレだから…良かった!アレじゃなくて!いくら眷属とはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。

    ランスが尻尾を振って期待の目を向けてくる。…分かってるってば。次はランスだよね?

    
    シュガーの時と同じ感じに…う、え?
    ランスがスルリと影に入った。慌てて状態を確認すると、進化中と出た。

    ランスも…遂に進化を?!

    
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