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お茶の葉と獣人
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王都に向かう途中、小高い丘一面に広がるに茶畑を見つけた。近くには、町もある。
「凄い…ここはお茶の産地なんですね!」
「なんだ…人かと思った。そうだよ。交易に使う茶葉もここで生産しているんだ」
いや、人だけどね?
紅茶は町でも買えるけど、緑茶も飲みたいし、抹茶も欲しい。
「あの、茶葉を発酵させないで、加熱処理した物が欲しいんですけど」
「ああ、緑茶ならうちでも扱っているよ。小さいのに詳しいね」
そっか…町に売ってるのは紅茶ばかりだったから、ここで手に入るのは嬉しい。
出来れば日光を遮って抹茶に加工された物も欲しい所だけど。
「お茶、好きなんです。出来れば手揉みのやり方とか教えて欲しいです!」
「うーん…見かけ人族のあんたにはいくら子供とはいえ、あまり関わりたくはないんだが」
「…そんなに人族は嫌ですか?」
「あんたが悪い訳じゃないが、勿論人族全てを敵視するのは間違っているとも思うが、人族至上主義の聖皇国に、違法奴隷として連れて行かれた仲間は多いんだ。勿論魔族の人達も見つけ次第ちゃんと動いてくれるが、隷属されたら助けるのも難しいからな」
隷属は呪いの一種だから、解呪できなくはない。
だけど、売買された後だと、金銭が絡んでくるから、難しい所もあるのだろう。
いくら身体強化に優れているからって、尊いもふもふを強制労働させるなんて、許せないな。
お店に緑茶が売っていたので勿論買った。それと抹茶も。
抹茶は日持ちしないからか、高かったけど、現実世界の方のお金は魔道具の分だけでももう、生活出来る位になっている。
お菓子を作るには抹茶は全然足りない。スマホ農園で作れるようになればいいな。
アルミネアなら、抹茶を使ったお菓子を出荷すればノリノリで何とかしてくれそう。
宿の部屋に入って、速攻でスマホに入って、スイーツ作り。
本当に少ない量しか買えなかったから、売りに出されるかどうかは分からないな。まだ種の時期には早いから、種も売ってなかったし。
出荷箱に入れて二拝二拍一拝してしまった。
抹茶スイーツ、食べたいよね?色々と!
「みんなも、緑茶は飲んだ事なかったよね?」
マグカップなのがアレだけど、スマホ内で淹れてきた緑茶を渡した。
「あちちにゃ」
「でも美味しいよね!」
「うむ」
良かった。みんな気に入ってくれたみたいだ。
「それにしても、色々なもふもふがいるんだね」
耳と尻尾だけでなく、ほぼ二足歩行の獣って感じの獣人さんもいる。足は普通に靴を履いていたから、人の足と一緒なのかな…どこまでがもふもふなんだろう?
今夜の宿を決めて、まだ時間も早いので、外を散策する事にした。
「しかし…凄い香りだな」
「ランスにはきつい?」
「いや。生活臭は仕方ないが、鼻が効かなくなりそうだ」
「町にいる限りは魔物の心配はあんまりないよ」
上空から来られるか、地面から来ない限りは。
知恵のある魔物は余程空腹でもない限り、集団で集まっている所は襲って来ない。群れると厄介なのは、人も魔物も一緒だ。
それにしても、狐尻尾は太くて見るからにもふもふしていたな…仲良くはしてくれそうになかったけど、眼福だった。
茶畑農家の狐様。いつかは仲良くなれたらいいな。
大通りを散策して、帰りの商人なのか、通りを抜ける馬車を見かけた。
そろそろ暗くなるのに、今夜はこの町に泊まらないのかな?
「!止まって」
私は、馬車の前に飛び出した。
ヤブランの結界が、衝突の衝撃を受け止めてくれた。
「メイ!何をやっているんだ!」
私…本当に何やっちゃったんだろう?
「どうした?!」
「いえ…子供が馬車の前に飛び出してきまして…無事、みたいですね…良かった」
馬車から飛び出してきた商人に、馭者が説明する。
「だって…そうしなきゃいけない気がして…ごめんなさい」
「ちっ…まあ、無事だったならいいだろう。我々は先を急ぐんだ。しっかり手を繋いでおけ」
「いや…待て、何故こんなに獣人の匂いが濃いのだ?」
「は?獣人なんてそこら中にいるだろう!」
商人は、威圧的に言い返す。
メイは、はっと何かに気がついて、馬車の後ろに回る。
仲間の商人と…幾つかの箱?魔力感知!
「…どうして箱の中に人が入っているんですか?」
「な、何だお前は!変な言いがかりを付けるな!」
「何事だ!」
「あ…これはどうも。いえ、実は…この子供が馬車の前に突然飛び出してきた上に、何やら言いがかりを」
「荷物を見て!お願い!」
間に入って来たちょっと偉そうな人に頼む。
「…。その荷は?」
「いえ、単なる交易品です。商人の証もここに」
「これは…期限が切れているじゃないか」
「!あ、なら国を出る時に必ず更新しておきますので」
「お願い!もし間違っていたらちゃんと謝ります!荷物を」
「いい加減にしろ!我々は急いでいるんだ!」
「ふん…そう時間はかからんだろう?蓋を開けて貰う」
「ちっ…馬車を出せ!」
リーダーらしき人が乗り込むと、馬車は走り出したが、馬車を掴んで止めた。
「凄い…」
「俺は魔族だからな。それよりも」
強引に乗り込んで、箱を開けると、荷物に混じって縛られた獣人の子供が出てきた。
慌てて逃げる商人達は、ヤブラン達が捕まえてくれた。
「大丈夫?」
切り傷や痣が見られたので、回復魔法をかける。
「うっ…あんたが助けてくれたのか?人族…じゃないのか。ありがとう。助かった」
魔道具の誤作動だけど、黙って入国したから、罪悪感半端ないな…でも私のせいじゃないし!
「町の者じゃないな?明日、改めて礼が言いたい」
「いや…我々は、旅の冒険者なので」
「ならば尚更、報酬を払わねばならないだろう」
(この人、魔族の人なの?)
(そうだな…まあ今回はむしろ感謝される場面でもあるし、今回限り来ないという事もないのだろう?なら、恩を売っておくのもありか)
(じゃあ、受けておこうか)
「では、我々はそこの宿屋に泊まっているので」
「私はオルグ。ここで町長をしている。では明日、迎えを寄越そう」
お金よりも、お茶作りの技術を教えて欲しいな。
「凄い…ここはお茶の産地なんですね!」
「なんだ…人かと思った。そうだよ。交易に使う茶葉もここで生産しているんだ」
いや、人だけどね?
紅茶は町でも買えるけど、緑茶も飲みたいし、抹茶も欲しい。
「あの、茶葉を発酵させないで、加熱処理した物が欲しいんですけど」
「ああ、緑茶ならうちでも扱っているよ。小さいのに詳しいね」
そっか…町に売ってるのは紅茶ばかりだったから、ここで手に入るのは嬉しい。
出来れば日光を遮って抹茶に加工された物も欲しい所だけど。
「お茶、好きなんです。出来れば手揉みのやり方とか教えて欲しいです!」
「うーん…見かけ人族のあんたにはいくら子供とはいえ、あまり関わりたくはないんだが」
「…そんなに人族は嫌ですか?」
「あんたが悪い訳じゃないが、勿論人族全てを敵視するのは間違っているとも思うが、人族至上主義の聖皇国に、違法奴隷として連れて行かれた仲間は多いんだ。勿論魔族の人達も見つけ次第ちゃんと動いてくれるが、隷属されたら助けるのも難しいからな」
隷属は呪いの一種だから、解呪できなくはない。
だけど、売買された後だと、金銭が絡んでくるから、難しい所もあるのだろう。
いくら身体強化に優れているからって、尊いもふもふを強制労働させるなんて、許せないな。
お店に緑茶が売っていたので勿論買った。それと抹茶も。
抹茶は日持ちしないからか、高かったけど、現実世界の方のお金は魔道具の分だけでももう、生活出来る位になっている。
お菓子を作るには抹茶は全然足りない。スマホ農園で作れるようになればいいな。
アルミネアなら、抹茶を使ったお菓子を出荷すればノリノリで何とかしてくれそう。
宿の部屋に入って、速攻でスマホに入って、スイーツ作り。
本当に少ない量しか買えなかったから、売りに出されるかどうかは分からないな。まだ種の時期には早いから、種も売ってなかったし。
出荷箱に入れて二拝二拍一拝してしまった。
抹茶スイーツ、食べたいよね?色々と!
「みんなも、緑茶は飲んだ事なかったよね?」
マグカップなのがアレだけど、スマホ内で淹れてきた緑茶を渡した。
「あちちにゃ」
「でも美味しいよね!」
「うむ」
良かった。みんな気に入ってくれたみたいだ。
「それにしても、色々なもふもふがいるんだね」
耳と尻尾だけでなく、ほぼ二足歩行の獣って感じの獣人さんもいる。足は普通に靴を履いていたから、人の足と一緒なのかな…どこまでがもふもふなんだろう?
今夜の宿を決めて、まだ時間も早いので、外を散策する事にした。
「しかし…凄い香りだな」
「ランスにはきつい?」
「いや。生活臭は仕方ないが、鼻が効かなくなりそうだ」
「町にいる限りは魔物の心配はあんまりないよ」
上空から来られるか、地面から来ない限りは。
知恵のある魔物は余程空腹でもない限り、集団で集まっている所は襲って来ない。群れると厄介なのは、人も魔物も一緒だ。
それにしても、狐尻尾は太くて見るからにもふもふしていたな…仲良くはしてくれそうになかったけど、眼福だった。
茶畑農家の狐様。いつかは仲良くなれたらいいな。
大通りを散策して、帰りの商人なのか、通りを抜ける馬車を見かけた。
そろそろ暗くなるのに、今夜はこの町に泊まらないのかな?
「!止まって」
私は、馬車の前に飛び出した。
ヤブランの結界が、衝突の衝撃を受け止めてくれた。
「メイ!何をやっているんだ!」
私…本当に何やっちゃったんだろう?
「どうした?!」
「いえ…子供が馬車の前に飛び出してきまして…無事、みたいですね…良かった」
馬車から飛び出してきた商人に、馭者が説明する。
「だって…そうしなきゃいけない気がして…ごめんなさい」
「ちっ…まあ、無事だったならいいだろう。我々は先を急ぐんだ。しっかり手を繋いでおけ」
「いや…待て、何故こんなに獣人の匂いが濃いのだ?」
「は?獣人なんてそこら中にいるだろう!」
商人は、威圧的に言い返す。
メイは、はっと何かに気がついて、馬車の後ろに回る。
仲間の商人と…幾つかの箱?魔力感知!
「…どうして箱の中に人が入っているんですか?」
「な、何だお前は!変な言いがかりを付けるな!」
「何事だ!」
「あ…これはどうも。いえ、実は…この子供が馬車の前に突然飛び出してきた上に、何やら言いがかりを」
「荷物を見て!お願い!」
間に入って来たちょっと偉そうな人に頼む。
「…。その荷は?」
「いえ、単なる交易品です。商人の証もここに」
「これは…期限が切れているじゃないか」
「!あ、なら国を出る時に必ず更新しておきますので」
「お願い!もし間違っていたらちゃんと謝ります!荷物を」
「いい加減にしろ!我々は急いでいるんだ!」
「ふん…そう時間はかからんだろう?蓋を開けて貰う」
「ちっ…馬車を出せ!」
リーダーらしき人が乗り込むと、馬車は走り出したが、馬車を掴んで止めた。
「凄い…」
「俺は魔族だからな。それよりも」
強引に乗り込んで、箱を開けると、荷物に混じって縛られた獣人の子供が出てきた。
慌てて逃げる商人達は、ヤブラン達が捕まえてくれた。
「大丈夫?」
切り傷や痣が見られたので、回復魔法をかける。
「うっ…あんたが助けてくれたのか?人族…じゃないのか。ありがとう。助かった」
魔道具の誤作動だけど、黙って入国したから、罪悪感半端ないな…でも私のせいじゃないし!
「町の者じゃないな?明日、改めて礼が言いたい」
「いや…我々は、旅の冒険者なので」
「ならば尚更、報酬を払わねばならないだろう」
(この人、魔族の人なの?)
(そうだな…まあ今回はむしろ感謝される場面でもあるし、今回限り来ないという事もないのだろう?なら、恩を売っておくのもありか)
(じゃあ、受けておこうか)
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お金よりも、お茶作りの技術を教えて欲しいな。
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