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天空の塔ダンジョン 1
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とにかく朝早くに出たからか、誰もいなかった。
2階層は、ゴブリンだ。何も落とさない事が多く、たまに屑魔石か、棍棒を落とす。
面白いから1本だけ出荷箱に入れてみよう。
ゲームの勇者だって、最初は棍棒を持って魔王討伐に出掛けたんだから。
そして、ダンジョンだと死体も残らないから、臭いも少ない。返り血や剣に付いた血糊も、クリーンを付与してあるから、じきに消える。
生えてる草は、1階層と同じく雑草ばかり。
上に行けば、薬草が混じる事もあるのかな?
やっと2階層だ。…おお。コッコだ。農園で飼っているのと一緒。
ニワトリというよりは、チャボ位の大きさなんだよね。転生前に実家で飼っていた白色レグホンは、結構大きい。ビッグコッコ程は大きくないけど。
鶏って、結構狂暴なんだよね。ここのコッコと攻撃力は変わらない位。
ドロップアイテムは、卵か肉。肉は大人の掌サイズ位だ。チキンカツにしたら、ヤブランなら一瞬で皿の上から消えるであろうサイズ。
コッコと戦っていると、茶色のコッコが出てきた。丁度私の前に出たので、サクッと剣で首をはねる。と、あからさまに周囲の冒険者達がガッカリした。
何で?と思いつつ看破したら、成る程と思った。
看破 ジドリ ダンジョン固有種で、非常に美味な為、高額で取り引きされる。
そして、肉も丸々1羽分だ。因みに私には売る気はない。美味しいって聞いたら、食べたくなるじゃん?レッドコークとどっちが美味しいかな?
「主はお金よりも、やはり美味しい物の方が大切なのだな」
「勿論!えへへ…どうやって料理しようかな…元が美味しいなら、余計な味付けはしない方がいいよね?」
「…まあ、それは主の物だ」
そうだけど、私1人じゃ食べきれないから、勿論みんなで食べるよ?
そっか…何でみんなこんな浅い階層に留まるのかなと思っていたら、一攫千金狙いだった訳か。
私達は行こう。滅多に出ないからレアなんだし、美味しい物なら他にも沢山ある。
階段がなかなか見付からなかったから、聞いてみたらあっさり教えてくれた。人が多いここでは、左手を壁に辿る方法も、邪魔になってしまうからね。
4階層は、巨大な芋虫。動きも鈍いし、問題ないかと思っていたら、射程圏内に入るとくるりと丸くなり、転がって襲ってくる。
パターンは簡単に読めるし、倒すのに苦労もない。
ドロップアイテムは、強力な接着剤みたいな物か、魔石。
接着剤みたいなのは面白そうだから、幾つか持って行こうかな。
「食べられない魔物が出ると、萎えるな」
「そりゃ、全てが食べられる魔物とか、そんな嬉しいダンジョンはないよ…それに、他の冒険者にとっては換金率が低い食材は、迷惑でしかないみたいだし」
それは勿論、収納庫の魔法を使えない人達だ。食材は傷んだら終わりだからね。
「全然戦ってる気がしないのに、お腹は空くにゃ…」
「うん…浅い階層は仕方ないと思うけど、これだけ高いんだから、シュガーが手応えを感じるレベルの魔物が出てくるのは、まだ先かもね」
とにかく、明日は楽しみな5階層から進められるように、頑張って階段を探した。
魔法石に触れ、少し戻って迷路の行き止まりで亜空間を開く。
迷わずスマホを手に取ると、アロカシアに姿を変え、不満そうだ。
「料理なら我が手伝うのに」
「折角丸鶏だし、ローストチキンにしようと思うんだよね。こっちでやると、かなり時間かかるよ?」
「む…では、メイン以外の物を用意する」
スマホに入ればどうせ一瞬だ。
死亡回避の為の道具は、材料の関係から2つしか出来ていない。
傍目には只のルビーにしか見えてないけど、フェニックスの尾羽根や世界樹の葉など、貴重な材料を集めて作られたアイテム。
スキルとして死亡を回避出来そうなもふもふ達は、まだ持っていない。アロカシアと私が、常に身につけている。
不死に再生、黄泉返りなど、もふもふ達は少なくとも、スキル上では死ぬ事はないだろう。
さて。オーブンでローストチキンがいい感じに出来上がった。
出荷用に切り分けて、欠片を口に入れる。
「おお…ジューシーだ」
うん。確かに美味しいけど、レッドコークの方が美味しい気がする。個人差もあるけど、ジドリーはレア物だから、2度と手に入らないかもしれないし。
よし。メタルも帰って来たし、戻ろう。
大きく四つに切り分けて、残りの欠片は私の分だ。
この食欲の減退は、やっぱり成長期が終わったせいなんだろうな。でも、無理して食べて、太るのも嫌だし。
今日のメインはグラタン。マカロニとポテトのグラタンだ。
あとは適当にスープとか出せばいいかな。
2階層は、ゴブリンだ。何も落とさない事が多く、たまに屑魔石か、棍棒を落とす。
面白いから1本だけ出荷箱に入れてみよう。
ゲームの勇者だって、最初は棍棒を持って魔王討伐に出掛けたんだから。
そして、ダンジョンだと死体も残らないから、臭いも少ない。返り血や剣に付いた血糊も、クリーンを付与してあるから、じきに消える。
生えてる草は、1階層と同じく雑草ばかり。
上に行けば、薬草が混じる事もあるのかな?
やっと2階層だ。…おお。コッコだ。農園で飼っているのと一緒。
ニワトリというよりは、チャボ位の大きさなんだよね。転生前に実家で飼っていた白色レグホンは、結構大きい。ビッグコッコ程は大きくないけど。
鶏って、結構狂暴なんだよね。ここのコッコと攻撃力は変わらない位。
ドロップアイテムは、卵か肉。肉は大人の掌サイズ位だ。チキンカツにしたら、ヤブランなら一瞬で皿の上から消えるであろうサイズ。
コッコと戦っていると、茶色のコッコが出てきた。丁度私の前に出たので、サクッと剣で首をはねる。と、あからさまに周囲の冒険者達がガッカリした。
何で?と思いつつ看破したら、成る程と思った。
看破 ジドリ ダンジョン固有種で、非常に美味な為、高額で取り引きされる。
そして、肉も丸々1羽分だ。因みに私には売る気はない。美味しいって聞いたら、食べたくなるじゃん?レッドコークとどっちが美味しいかな?
「主はお金よりも、やはり美味しい物の方が大切なのだな」
「勿論!えへへ…どうやって料理しようかな…元が美味しいなら、余計な味付けはしない方がいいよね?」
「…まあ、それは主の物だ」
そうだけど、私1人じゃ食べきれないから、勿論みんなで食べるよ?
そっか…何でみんなこんな浅い階層に留まるのかなと思っていたら、一攫千金狙いだった訳か。
私達は行こう。滅多に出ないからレアなんだし、美味しい物なら他にも沢山ある。
階段がなかなか見付からなかったから、聞いてみたらあっさり教えてくれた。人が多いここでは、左手を壁に辿る方法も、邪魔になってしまうからね。
4階層は、巨大な芋虫。動きも鈍いし、問題ないかと思っていたら、射程圏内に入るとくるりと丸くなり、転がって襲ってくる。
パターンは簡単に読めるし、倒すのに苦労もない。
ドロップアイテムは、強力な接着剤みたいな物か、魔石。
接着剤みたいなのは面白そうだから、幾つか持って行こうかな。
「食べられない魔物が出ると、萎えるな」
「そりゃ、全てが食べられる魔物とか、そんな嬉しいダンジョンはないよ…それに、他の冒険者にとっては換金率が低い食材は、迷惑でしかないみたいだし」
それは勿論、収納庫の魔法を使えない人達だ。食材は傷んだら終わりだからね。
「全然戦ってる気がしないのに、お腹は空くにゃ…」
「うん…浅い階層は仕方ないと思うけど、これだけ高いんだから、シュガーが手応えを感じるレベルの魔物が出てくるのは、まだ先かもね」
とにかく、明日は楽しみな5階層から進められるように、頑張って階段を探した。
魔法石に触れ、少し戻って迷路の行き止まりで亜空間を開く。
迷わずスマホを手に取ると、アロカシアに姿を変え、不満そうだ。
「料理なら我が手伝うのに」
「折角丸鶏だし、ローストチキンにしようと思うんだよね。こっちでやると、かなり時間かかるよ?」
「む…では、メイン以外の物を用意する」
スマホに入ればどうせ一瞬だ。
死亡回避の為の道具は、材料の関係から2つしか出来ていない。
傍目には只のルビーにしか見えてないけど、フェニックスの尾羽根や世界樹の葉など、貴重な材料を集めて作られたアイテム。
スキルとして死亡を回避出来そうなもふもふ達は、まだ持っていない。アロカシアと私が、常に身につけている。
不死に再生、黄泉返りなど、もふもふ達は少なくとも、スキル上では死ぬ事はないだろう。
さて。オーブンでローストチキンがいい感じに出来上がった。
出荷用に切り分けて、欠片を口に入れる。
「おお…ジューシーだ」
うん。確かに美味しいけど、レッドコークの方が美味しい気がする。個人差もあるけど、ジドリーはレア物だから、2度と手に入らないかもしれないし。
よし。メタルも帰って来たし、戻ろう。
大きく四つに切り分けて、残りの欠片は私の分だ。
この食欲の減退は、やっぱり成長期が終わったせいなんだろうな。でも、無理して食べて、太るのも嫌だし。
今日のメインはグラタン。マカロニとポテトのグラタンだ。
あとは適当にスープとか出せばいいかな。
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