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第4階層へ
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4階層は、行く手を阻むようにゆったりと動く木。トレントだ。
木材にはやっぱり炎。ファイアショットを撃ちまくると、良く燃える。ただ、ペット達も近づけなくなってるけど。
ドロップアイテムはトレントの枝か魔石。ラッキーだな。トレントの枝は魔力をよく通すから、杖として使える。
欲を言えば媒体となる石も欲しいけど、今は充分だ。
トレントの枝に持ち変えて魔法を操ると、素早く魔法が発動する。
楽しい!前世に近い感覚で魔法が操つれる。
その代わり、魔力はどんどん減っていくけど。
これは、レベル上げと魔力操作でもっと効率良く魔法を使えるように頑張らないとだめだな。
冒険者の書で見たけど、開眼スキルの他にも、努力で手に入るスキルもある。
だから私も剣術とか手に入る可能性もある。
尤も、前世から運動は苦手だったから、難しいけどね。ここまで目立ったケガもなくやって来られたのは、身体強化のお陰だ。
冒険者の書を見ていると、取れたスキルが結構載っている。けど、魔法を取れた人はいないみたい。鑑定なんて、取り方すら分かってないみたい。
うん…私も分からない。ただ、スライムを倒して…というか潰して、むかごを拾って、凄く見覚えあるなと思って見てたら鑑定出来ただけだ。
毎日やっていたからか、魔力操作もいつの間にかスキル化していた。
取れそうなスキルと言えば、あとは感知系のスキルと、投擲、命中スキル位かな。
よし。そうと決まれば1階層に移動しよう。
私が動くとみんなついてくる。以前から仲良しだったけど、ここまでべったりはなかったな。
1階層にも人は疎らにいる。近所の人もいる。みんな考えている事は同じみたいだ。
ある程度レベルを上げて強くなっておけば、有利に動ける。
私は壁を背に、その辺の石を投げてスライムに当てる。
かれこれ一時間はやっている。タマは私の隣でお昼寝してるし、ピヨちゃんはミミズを探している。
ポチも最初ははしゃいでいたけど、疲れたのか、私の側にいる。
そろそろ投擲か命中のスキル、取れたかな…うわ。
取れたのは、テイムのスキルだった。そして何故か、タマ達が私の従魔になってる…いや、魔物じゃなくて、動物なんだけど…
ただ、タマ達の気持ちが分かるようになった。
タマとポチは眠い…かな。ピヨちゃんは、ミミズが欲しい。
「ピヨちゃん…ダンジョンに、ミミズはいないと思うよ?」
「コー?」
うん。分かってないね。
あとは、ずっとじっとしていた為か、魔力回復のスキルが手に入った。数値で見られる訳じゃないから、詳しくは分からないけど、本当に微量だろう。
スキルは使っているうちにレベルが上がるものだから、そこは期待しておこう。
期待したスキルは手に入らなかったけど、この程度で簡単に手に入ってたら、誰でも持っているだろう。人によっても向き不向きはあるし、これでいいかな。
お腹が空くまでもう少しスキル習得を頑張ったけど、投擲も命中も取れなかった。
気長に頑張ろう。
夕ご飯は今日もむかごご飯だ。ダンジョンが出来てから多くなった。
私の場合、太ってないから何か身体に影響があるかどうかは分からないけど、家族のみんなは若返ってみえる。これは冒険者の書にも書いてあった効果だ。
頭が良くなったらいいな…漢字が読めるようになるのは難しい。
でも、公民館にある絵本は対象年齢が少し高い物でも読めるようになってきたし、お陰で読書が好きになった。
元から読書は好きだけど、前の世界はほぼ実用書しかなかった。本が貴重だったからね。
いつものように魔力操作をして、ベッドに寝転んだ。
翌朝、起きてびっくりお供え物。
「タマ!ネズミのプレゼントは嬉しくないから止めてよ!」
私の部屋をこっそり覗いていたタマが、走って逃げる。
「またやられたのね」
「お母さんもタマに怒ってよ」
本当に勘弁してもらいたい。
朝からため息をついて、幼稚園の制服を着る。記憶を思い出すまでは着せてもらっていたけど、大人の記憶がある今は恥ずかしい。
お母さんは、お姉ちゃんになったのねと単純に喜んでいた。
記憶はあっても心は幼稚園児。幼稚園は楽しいし、遊ぶのも楽しい。時々物足りなく感じる事もあるけど、今は美優なのだし、割り切るべきだと思う。
ただ、獲物は手放せない。幼稚園バッグに入るサイズに切ったトレントの枝は、いつも持ち歩いている。
かけっこだって身体強化は使わないし、他人に鑑定を使う事もない。
ただ、物には使って、スキルを鍛える事はしている。
鑑定に魔力は使わないからか、ダンジョン外でも使えるみたいだ。
身体強化は体外に魔力を出す事はないしね。
午後はドッチボールで遊んだ。いつもの事だけど、私は真っ先に狙われる。受けるとか避けるとか苦手なのだ。勿論ダンジョンでは身体強化で目にも補正がかかっているから避けられる。
…あ、私。投げるのも苦手だった。という事は、投擲も命中もスキル化しないかも…でも、努力はしてみよう。
木材にはやっぱり炎。ファイアショットを撃ちまくると、良く燃える。ただ、ペット達も近づけなくなってるけど。
ドロップアイテムはトレントの枝か魔石。ラッキーだな。トレントの枝は魔力をよく通すから、杖として使える。
欲を言えば媒体となる石も欲しいけど、今は充分だ。
トレントの枝に持ち変えて魔法を操ると、素早く魔法が発動する。
楽しい!前世に近い感覚で魔法が操つれる。
その代わり、魔力はどんどん減っていくけど。
これは、レベル上げと魔力操作でもっと効率良く魔法を使えるように頑張らないとだめだな。
冒険者の書で見たけど、開眼スキルの他にも、努力で手に入るスキルもある。
だから私も剣術とか手に入る可能性もある。
尤も、前世から運動は苦手だったから、難しいけどね。ここまで目立ったケガもなくやって来られたのは、身体強化のお陰だ。
冒険者の書を見ていると、取れたスキルが結構載っている。けど、魔法を取れた人はいないみたい。鑑定なんて、取り方すら分かってないみたい。
うん…私も分からない。ただ、スライムを倒して…というか潰して、むかごを拾って、凄く見覚えあるなと思って見てたら鑑定出来ただけだ。
毎日やっていたからか、魔力操作もいつの間にかスキル化していた。
取れそうなスキルと言えば、あとは感知系のスキルと、投擲、命中スキル位かな。
よし。そうと決まれば1階層に移動しよう。
私が動くとみんなついてくる。以前から仲良しだったけど、ここまでべったりはなかったな。
1階層にも人は疎らにいる。近所の人もいる。みんな考えている事は同じみたいだ。
ある程度レベルを上げて強くなっておけば、有利に動ける。
私は壁を背に、その辺の石を投げてスライムに当てる。
かれこれ一時間はやっている。タマは私の隣でお昼寝してるし、ピヨちゃんはミミズを探している。
ポチも最初ははしゃいでいたけど、疲れたのか、私の側にいる。
そろそろ投擲か命中のスキル、取れたかな…うわ。
取れたのは、テイムのスキルだった。そして何故か、タマ達が私の従魔になってる…いや、魔物じゃなくて、動物なんだけど…
ただ、タマ達の気持ちが分かるようになった。
タマとポチは眠い…かな。ピヨちゃんは、ミミズが欲しい。
「ピヨちゃん…ダンジョンに、ミミズはいないと思うよ?」
「コー?」
うん。分かってないね。
あとは、ずっとじっとしていた為か、魔力回復のスキルが手に入った。数値で見られる訳じゃないから、詳しくは分からないけど、本当に微量だろう。
スキルは使っているうちにレベルが上がるものだから、そこは期待しておこう。
期待したスキルは手に入らなかったけど、この程度で簡単に手に入ってたら、誰でも持っているだろう。人によっても向き不向きはあるし、これでいいかな。
お腹が空くまでもう少しスキル習得を頑張ったけど、投擲も命中も取れなかった。
気長に頑張ろう。
夕ご飯は今日もむかごご飯だ。ダンジョンが出来てから多くなった。
私の場合、太ってないから何か身体に影響があるかどうかは分からないけど、家族のみんなは若返ってみえる。これは冒険者の書にも書いてあった効果だ。
頭が良くなったらいいな…漢字が読めるようになるのは難しい。
でも、公民館にある絵本は対象年齢が少し高い物でも読めるようになってきたし、お陰で読書が好きになった。
元から読書は好きだけど、前の世界はほぼ実用書しかなかった。本が貴重だったからね。
いつものように魔力操作をして、ベッドに寝転んだ。
翌朝、起きてびっくりお供え物。
「タマ!ネズミのプレゼントは嬉しくないから止めてよ!」
私の部屋をこっそり覗いていたタマが、走って逃げる。
「またやられたのね」
「お母さんもタマに怒ってよ」
本当に勘弁してもらいたい。
朝からため息をついて、幼稚園の制服を着る。記憶を思い出すまでは着せてもらっていたけど、大人の記憶がある今は恥ずかしい。
お母さんは、お姉ちゃんになったのねと単純に喜んでいた。
記憶はあっても心は幼稚園児。幼稚園は楽しいし、遊ぶのも楽しい。時々物足りなく感じる事もあるけど、今は美優なのだし、割り切るべきだと思う。
ただ、獲物は手放せない。幼稚園バッグに入るサイズに切ったトレントの枝は、いつも持ち歩いている。
かけっこだって身体強化は使わないし、他人に鑑定を使う事もない。
ただ、物には使って、スキルを鍛える事はしている。
鑑定に魔力は使わないからか、ダンジョン外でも使えるみたいだ。
身体強化は体外に魔力を出す事はないしね。
午後はドッチボールで遊んだ。いつもの事だけど、私は真っ先に狙われる。受けるとか避けるとか苦手なのだ。勿論ダンジョンでは身体強化で目にも補正がかかっているから避けられる。
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