裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~

あかる

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税金とスキル

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    海人君の鍛冶スキルは、魔法に分類される。その為、魔素がないと出来ないので、作業スペースを拡張してあげた。
    熱して槌を振るう事もやるけど、この世界では却ってその為の道具が揃わない。

    海人君が両親に話して道具に関しては揃えて貰うみたいだ。
    ただ、作業スペースは私の亜空間内。一人前の職人として将来は働くにしても、記憶があるとはいえ、スキルレベルは上げておいた方がいい。

    そんな訳で海人君の両親も私の亜空間に招待した。

    部屋っぽく亜空間を仕切ってあるから、プライベート的な物は見えないようにしてある。
    バッグに付与を施してマジックバッグにするスペースは見せたけど、そこは部屋とは別。

「父さん達にも魔素が感じられたらいいんだけどな」
    言いつつ、屑素材と魔鉄を分離して見せる。
「凄いな…錬金術もだけど、将来はうちの会社が離さないだろうな」
「それは、自分でも素材集めが出来るならどっちでもいいかな。職人の仕事だけやるのは嫌だし」
「私も。付与はあくまでも空き時間にやって、ダンジョン攻略したい」
「2人共まだ小さいから、まだ先の話しよ」

「そういえば、今度からはマイカードに冒険者としての収入や支出が登録されて、そこに税金がかかってくるの?」
「それはまだ、決まってないわ。それをやったら魔石には下手をすると二重に税金がかかってくるかもね」
「そうだな。昔のガソリンと一緒って所か」

    今は魔石燃料で動いてるけど、全部がそうじゃないらしい。

    そうなったら、私は小学生にして親の扶養から外れてしまうのだろうか?
    児童手当ては失くなりそうだな。健康保険はどうなるのだろうか??

    冒険者は個人事業者扱いになってるらしいけど、その法律が成立して、施行されたら脱税は出来ないし、色々と大変そう。
    
    それでも、ダンジョンにみんなが入らなくなったら、エネルギー資源である魔石も手に入らなくなるし、放っておくとスタンピードが起こりやすくなるとも言われている。

    国だってダンジョンの全てを管理していくのは不可能に近いだろう。
    なるようにしかならない。選挙権すらない子供には、選択する権利すらないのだし。

「でも、全てがカード決済になれば、そこから使われたお金は経費になるのよ…なんて、難しい話ね」

    確かにそうだけど、私も色々勉強してる。全部とはいかないけど、多少は分かる。
    分からなければ、調べればいいしね。

    子供携帯から、普通のスマホにして貰ったから、色々調べられる。これは私の収入から買って貰った物だ。
    使い方を覚えるのはなかなか大変だったけど、知らない事を知るのには便利だ。

「美優ちゃん、今日は12階層に行きたいんだけど、付き合ってよ」
「いいよ。みんなも連れて行くね」
    ムカデは炎が弱点。そんな弱点など物ともしないピヨちゃんもいてくれれば安心だ。

「…いや、行けそうだからお願いしたんだけど」
    自信あるのか…まあいいや。私は見てるだけにしよう。

    ムカデの甲殻を割る勢いの槌使いに、感心しきりだ。
「そういえば、カイは力持ちだったね」
「そうだな…強力が剛力に進化したから、余計にそう感じると思う」
    それは凄い。僅か一年位でスキルが進化するなんて、余程海人君に合ってるスキルなんだろう。

「DNAは違うのに、得意なスキルが々なんて不思議だよな」
「スキルは魂に刻まれる物だからじゃない?」
「そうなんだ。ミュウランの方がそういうのは詳しいよね」
「立場上ね。まあ、美優になっても得意な事は前世と一緒っていうのは今世で知ったけど」
「不得意も一緒だし?回避は取れた?」
「…意地悪」

    この感じだと、15階層までは余裕で行けそうだ。
    でも、安全第一で進んで欲しいから言わないけど。

    結局、スキルを取る為に頑張っても、無理して合わないスキルを取ってもあまり成長してる感じはしない。

    結局、スキルの多さじゃなくて、いかに自分に合わせたスキルが取れるかなんだよね。
    でも、少しでも自分の苦手を補ってくれたらとも思う。

    お…甲殻が割れた。魔石一つ残して魔物は消えた。
「余裕そうだね」
「まあな。剛力は前世ではパッシブスキルだったし、力の使い方は分かってる」

「地球では一緒みたいだけど」
「数値として見られないのはちょっと残念だけど、レベルが上がると力が上がるのは何となく分かるから」

「私もレベルが上がると魔力量が上がるのは分かるけど、どれだけスキル効果で魔力量が減っているのが分からないから、ちょっと不安かな」

「確かに。錬金術でも魔力は使うから限度が分かり辛い。魔力操作の効果も分からないしな」

    前世ではステータスが、数値と棒グラフみたいになって見る事が出来ていた。同じ魔法で減り方が変わるのを確認するの、結構嬉しかったんだよね。

    まあ、今は仕方ない。

「それより、小学校に行く前の休みにネズミーランドの所のダンジョン、一緒に行かない?」
「怒られるよ?」
「そうだけど、最初から一緒に攻略して行けるじゃん?タマ達は人が疎らになるまでは影に入れておけばいいし!」

「そうだね…でも、出す時は気をつけて?他の人はペットを影に入れる事なんて出来ないから。勿論進化も聞かないし」

「えっ…!もしかして他の人ってテイムのスキル持ってないのかな?!」
「持ってないと思うよ。全部の情報が公開されてる訳じゃないけど、少なくとも冒険者の書には書いてない」

「そっか…最初はペットに頼っていた人も途中で連れて行かなくなるのは読んで知っていたけど、なら、タマ達は何なんだろうね?」
「魔物じゃないの?」
「違うよ!…確証はないけど」

「今、新しい魔道具を作っているから、それが出来てからでいい?そう時間はかからない筈だから」
「どんなのかは…出来てからのお楽しみ?」
「当然」

    まあ、そうだよね…こういう子供っぽい所はやっぱりカイだな…
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