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エストレイラ様からの依頼
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やっと14階層についた。ついエビに目が行って、倒したくなる。
お陰で抜けるのに3日もかかってしまった。その分、テント内で夏休みの宿題をする時間を多く取れたけど。
海人君もちゃんと宿題をやっている。私と同じで、進まなかったら、ダンジョンに行くのを制限されてしまうのだ。
で、14階層だけど…魔物?はシープリズム。
魔力を蓄える性質があるガラスのような物で、加工品として売れる。まあ、なかなか見つからないけどね。
しかも目に止まれば逃げるし、この階層にはそう深くはないが、落とし穴があり、中には海水がたまっている。
落ちたら怪我の危険もあるし、濡れて不快になる…嫌な階層だな。
怪我してもつまらないから、この階層は素通りすると決めている。
そう決めると、却って目につくようになるんだよね…
スキルのお陰で罠の位置は分かる。予見で、自分が落ちてる姿が見えるんだよね…非常に嬉しくない姿だ。
「海人君は分かる?」
「一応、罠感知のスキルは取れたけど、絶対じゃない感じかな…慎重に行かないと、踏み抜く」
「あ、そんな感じなんだね?」
踏み抜くのも嫌だけど、無様な自分の姿が分かるのも嫌だな…
「私のは予見だし、一応お互いに分かったら報告で」
ポチ達に協力してもらえたらな…野生の勘?で、絶対分かるんだよね。
ここのダンジョンでは、出せない場所も多いからと、今回は連れて来ていない。
タマだけは心配だからと、ずっと影の中でもいいからと、ついて来たけど…落とし穴に落ちたら海水がたまっているからと、タマは出てこない。
各種フライのご馳走は美味しく頂いていたから、影の中でも不満はないのだろう。
工芸品としてそこそこの値段で売れるから、罠感知を持ってる人などは、ここで活動する人もいる。
「惜しいな…武器に加工出来たら面白そうなのに」
「でも…硬度はないよ?あ…魔力か」
「うん。水…いや、氷にも応用出来るから、自然に魔力補助がついた武器になる。しかも魔力を通すと硬度も上がるし、剣術のスキルを持ってる人が分かっていて使えば、いい武器になると思う」
「因みに加工は?」
「僕なら出来る…多分」
「私のマジックバッグみたいに、リスクもあるね」
うん…魔力の通りもいいね。私のファンシーな杖みたく全属性補助してくれるような物じゃないけど、使い用によっては確かに面白い。
「だったら、魔道具に利用したら?」
「素材が集まらないだろ」
あー…逃げるもんね。それでも捕まえようとする人は何人か見かけた。依頼でも受けたのかもしれない。
「依頼を出してもいいかもな。で、槌に加工する」
「専用武器?ロマンだよね…」
「実用第一だよ。一応相場は調べないとな」
「日野さんに相談してみたら?」
適切なアドバイスは貰えるかもだけど、専用武器の作成なんかも頼まれそう。
「それは面倒だな…この世界は、魔道具の素材が集まりにくいから、冒険者1本で行くのもありだと思ってる」
将来か…今はまだ、やらなきゃならない事をこなしていくのが精一杯だな。
(美優…私の巫女)
「えっと…巫女?あ、シャーマン的な」
(シープリズムを通して、魔力を)
目の前に、それが現れた。一度は倒さないと、道具として使えない。
魔力で引き寄せ、結界で覆う。そうしておいて、物理攻撃だ。
四角かったプリズムが、ビー玉サイズの球体に。
「お。使っていいのか?」
「ダメ。エストレイラ様指定のアイテムなの」
「へえ…」
「…うん。巫術がすごくやりやすい」
「エストレイラ様は大丈夫なのか?」
「具合悪いとか、そういうのはないみたい。純粋に、魔力が足りない感じかな…ダンジョンの管理もされてるし、忙しそうではある」
ポツンと淋しい感じでもなさそう?他の気配もあったし。
「海人君も、技とかガンガン使って倒してね」
「はぁ…いや、そんなに魔力ないって」
「出来るだけでいいって」
活発に活動すれば、その力を得てダンジョンが活性化する。ダンジョンが長生きして、魔石として我々が利用する為にも大切な事なんだよね。
今、魔石無しでの生活は考えられないほど、生活に根付いている。化石燃料とは違ってクリーンなエネルギーだし、コストもかからない。
国が積極的に魔石を利用するように色々と優遇してくれている位だし。
有事の際には強い冒険者も必要だし。
ポッと出て、一気に広まったマジックバッグも、国の偉い人が使ってるって聞いたし。
でも、私以外作れる人がいないのは問題ありなんじゃないかな?未だに初期のマジックバッグは作り続けているし。流石にちょっと高級バージョンの方が増えてきた感があるけど。
「でもさ、魔法を使い始めてからかな?空間認識力が上がった気がする」
「そりゃ、ぼちぼちでも上がるよね。あとは弓を使う人なんかは高いと思うけど…いやね、私に何かあったらマジックバッグの流通が止まるなと思って」
「僕は無理だよ?最低ランクのマジックバッグだって作れないと思う」
多分、作る気がないんだろうな。
「大体、何かなんて不吉な事言うなよ」
「それは、ごめん」
そんな事、言ったらだめだね。
次の日には、14階層を抜ける予定。落とし穴さえ気をつけておけば、さっさと抜けられる階層だからね。
お陰で抜けるのに3日もかかってしまった。その分、テント内で夏休みの宿題をする時間を多く取れたけど。
海人君もちゃんと宿題をやっている。私と同じで、進まなかったら、ダンジョンに行くのを制限されてしまうのだ。
で、14階層だけど…魔物?はシープリズム。
魔力を蓄える性質があるガラスのような物で、加工品として売れる。まあ、なかなか見つからないけどね。
しかも目に止まれば逃げるし、この階層にはそう深くはないが、落とし穴があり、中には海水がたまっている。
落ちたら怪我の危険もあるし、濡れて不快になる…嫌な階層だな。
怪我してもつまらないから、この階層は素通りすると決めている。
そう決めると、却って目につくようになるんだよね…
スキルのお陰で罠の位置は分かる。予見で、自分が落ちてる姿が見えるんだよね…非常に嬉しくない姿だ。
「海人君は分かる?」
「一応、罠感知のスキルは取れたけど、絶対じゃない感じかな…慎重に行かないと、踏み抜く」
「あ、そんな感じなんだね?」
踏み抜くのも嫌だけど、無様な自分の姿が分かるのも嫌だな…
「私のは予見だし、一応お互いに分かったら報告で」
ポチ達に協力してもらえたらな…野生の勘?で、絶対分かるんだよね。
ここのダンジョンでは、出せない場所も多いからと、今回は連れて来ていない。
タマだけは心配だからと、ずっと影の中でもいいからと、ついて来たけど…落とし穴に落ちたら海水がたまっているからと、タマは出てこない。
各種フライのご馳走は美味しく頂いていたから、影の中でも不満はないのだろう。
工芸品としてそこそこの値段で売れるから、罠感知を持ってる人などは、ここで活動する人もいる。
「惜しいな…武器に加工出来たら面白そうなのに」
「でも…硬度はないよ?あ…魔力か」
「うん。水…いや、氷にも応用出来るから、自然に魔力補助がついた武器になる。しかも魔力を通すと硬度も上がるし、剣術のスキルを持ってる人が分かっていて使えば、いい武器になると思う」
「因みに加工は?」
「僕なら出来る…多分」
「私のマジックバッグみたいに、リスクもあるね」
うん…魔力の通りもいいね。私のファンシーな杖みたく全属性補助してくれるような物じゃないけど、使い用によっては確かに面白い。
「だったら、魔道具に利用したら?」
「素材が集まらないだろ」
あー…逃げるもんね。それでも捕まえようとする人は何人か見かけた。依頼でも受けたのかもしれない。
「依頼を出してもいいかもな。で、槌に加工する」
「専用武器?ロマンだよね…」
「実用第一だよ。一応相場は調べないとな」
「日野さんに相談してみたら?」
適切なアドバイスは貰えるかもだけど、専用武器の作成なんかも頼まれそう。
「それは面倒だな…この世界は、魔道具の素材が集まりにくいから、冒険者1本で行くのもありだと思ってる」
将来か…今はまだ、やらなきゃならない事をこなしていくのが精一杯だな。
(美優…私の巫女)
「えっと…巫女?あ、シャーマン的な」
(シープリズムを通して、魔力を)
目の前に、それが現れた。一度は倒さないと、道具として使えない。
魔力で引き寄せ、結界で覆う。そうしておいて、物理攻撃だ。
四角かったプリズムが、ビー玉サイズの球体に。
「お。使っていいのか?」
「ダメ。エストレイラ様指定のアイテムなの」
「へえ…」
「…うん。巫術がすごくやりやすい」
「エストレイラ様は大丈夫なのか?」
「具合悪いとか、そういうのはないみたい。純粋に、魔力が足りない感じかな…ダンジョンの管理もされてるし、忙しそうではある」
ポツンと淋しい感じでもなさそう?他の気配もあったし。
「海人君も、技とかガンガン使って倒してね」
「はぁ…いや、そんなに魔力ないって」
「出来るだけでいいって」
活発に活動すれば、その力を得てダンジョンが活性化する。ダンジョンが長生きして、魔石として我々が利用する為にも大切な事なんだよね。
今、魔石無しでの生活は考えられないほど、生活に根付いている。化石燃料とは違ってクリーンなエネルギーだし、コストもかからない。
国が積極的に魔石を利用するように色々と優遇してくれている位だし。
有事の際には強い冒険者も必要だし。
ポッと出て、一気に広まったマジックバッグも、国の偉い人が使ってるって聞いたし。
でも、私以外作れる人がいないのは問題ありなんじゃないかな?未だに初期のマジックバッグは作り続けているし。流石にちょっと高級バージョンの方が増えてきた感があるけど。
「でもさ、魔法を使い始めてからかな?空間認識力が上がった気がする」
「そりゃ、ぼちぼちでも上がるよね。あとは弓を使う人なんかは高いと思うけど…いやね、私に何かあったらマジックバッグの流通が止まるなと思って」
「僕は無理だよ?最低ランクのマジックバッグだって作れないと思う」
多分、作る気がないんだろうな。
「大体、何かなんて不吉な事言うなよ」
「それは、ごめん」
そんな事、言ったらだめだね。
次の日には、14階層を抜ける予定。落とし穴さえ気をつけておけば、さっさと抜けられる階層だからね。
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