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第一章
ゴブリンとの宴
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洞窟の入り口に立つゲッターとアイナは、群れの長との対面を終えた後、慎重に中へと招き入れられた。洞窟は薄暗く、ひんやりとした空気が流れている。
入り口から右に少し曲がった先に、深さ20メートルほどの空間が広がってた。
そこには、4匹のメスのゴブリンが身を寄せ合っており、その周りを守るかのように1匹のゴブリンが石の斧を持ち、警戒心を露わにして立っていた。
洞窟の中は、石の器に火を灯してランプ代わりにしているが、それでも薄暗く、影が揺れるたびに不気味な雰囲気が漂う。
冷たい空気が肌に触れるたびに、心細さが募るが、ゲッターは優しい微笑みを浮かべ、ゴブリンたちに向かって話しかけた。
「この人たちは私たちを守ってくれると言っている。安心していい」と長が言うと、ゴブリンたちは少し緊張を解いたようだったが、依然として困惑の色を隠せないでいた。
「私はゲッター。こちらはアイナだ。君たちと仲良くしたいと思う。よろしくお願いしたい」とゲッターは誠意を込めて伝えたが、洞窟内の暗さのせいで、その笑顔がどの程度伝わったかはわからなかった。
ゲッターはさらに話を続けた。
「ここに来るまでに芋を採ってきたんだ。焼きたいけどここでは煙が充満してしまう。外に出て食べないか?」と長に提案した。
「それはいいな。では外で焼こう」と長は同意し、メスを守っていたオスのゴブリンを呼び出し、共に外へ向かおうとした。
それを見てアイナが声をかける。
「あの子たちは食べないの?」と疑問を投げかけた。
長は答えた。
「メスは子を産み育てるのが役目で家から出ることはない。家を出て食料を集めて食事を用意するのはオスの役目だ」
その説明を聞いたアイナは少し強い口調で「おんな」と言った。
長が何を言われているのかわからず戸惑っていると、アイナは続けて「メスではなく女よ」と言った。
「人間が女でそれ以外はメスと言うのではないのか?」と長は依然として戸惑った様子で尋ねた。
「人間もゴブリンも一緒よ。これからはメスではなく女、女性って言ってね」とアイナは言い切った。
「あなたたちも一緒に食べるのよ。お芋を用意するわ。だから出ていらっしゃい」とアイナが優しく声をかけると、女のゴブリンたちは初めは戸惑って動かなかったが、長が「一緒に食べよう」と声をかけると、少しずつついてきた。
外に出ると、ゲッターは急いで準備を始めた。
『加工』のスキルを使って、洞窟と河原の中間地点にかまどとベンチを手際よく作り上げた。その様子を見たゴブリンたちは驚いた表情を浮かべた。
「スゴイ!ゲッター、マホウツカイカ?」
昨日助けたゴブリンが目を輝かせる。
「これは魔法じゃなくて、スキルというものなんだ。特別な能力で、こうやって道具を作れるんだよ」とゲッターはにっこりと笑った。
するとゴブリンたちは、ゲッターの指示に従ってかまどに火をつけ始めた。
ゲッターとアイナは、持参した森芋の準備を始めた。
この芋はコンタージュ領では森芋と呼ばれ、魔の森で採れる特産品だ。昨夜、ゴブリンたちに振る舞ったものと同じで、魔の森には多く自生している。
味は淡白で調味料が少ないため、昨夜と同様に焼き芋とスープを作ることにした。
アイナは芋に串を刺し、かまどの火でじっくりと焼き始める。
ゲッターは『加工』のスキルで石の鍋を作り、湯を沸かし、芋を一口大に切って投入した。アイナは干し肉と塩を加え、スープの味を整えた。
「さあ食べよう。私たちの出会いのお祝いだ」とゲッターは席に座ってこちらを見ているゴブリンたちに『加工』で作った石の椀と石のスプーンを渡して言った。
ゴブリンたちは飢えていたようで、眼の前の料理を夢中で食べ始めた。
女のゴブリンの中には、涙を浮かべながら食べるものもいた。
「オイシイ」とひとりのゴブリンが言った。
「私たちもおかわりを作り続けるから、遠慮しないでね」とアイナが優しく声をかけると、ゴブリンたちは嬉しそうに頷いた。
道中で採取した森芋があと少しでなくなる頃、ゴブリンたちの食事はようやく終わった。
「ちゃんとした食事をしたのは村を追い出されてから初めてだ。礼を言う。ありがとう」と群れの長は深く頭を下げた。
「いいんだ。こちらも喜んでくれてうれしいよ。また襲われたとはいえ君たちの仲間を殺してしまった償いでもあるんだ」とゲッターが言うと長は「ゲッター殿はこれから私たちの生活の立て直しも協力してくれると言う。感謝してもしきれない」と再び頭を下げた。
その様子を見た他のゴブリンたちも一斉に頭を下げてお礼を言うのだった。
「長、頭を上げてください」とゲッターがオロオロしながら言うと「私の名前はガプロといいます」と長は名乗った。
「ゴブリンは名前を付けないと助けたゴブリンたちから聞いたけど」とゲッターは興味を持って尋ねた。
「実は私は若い時に森で人間の旅人を助けたことがあるのです。その旅人が呼びにくいからと名前をつけてくれました」とガプロは語り始めた。
「どんな人だったのですか?」とゲッターはさらに問う。
「森でモンスターに襲われたらしく、脚を怪我して動けないところを見つけました。最初私は逃げようとしたのですが呼び止められ、助けてくれと言われました」とガプロは懐かしそうに話した。
「彼の言葉は今でも忘れられない。『命を助けてくれたら、必ず恩返しをする』と約束したんだ」とガプロは笑った。
「彼の名前はクレスターと言いました。彼に言われて薬草を集めて怪我の手当てをしました。また森の中で食べられる植物についても教えてもらい採取して彼に与えました」とガプロは石の椀に水を汲んで一口飲むと続けた。
「彼は他にも私の知らない猟の仕方や計算など色々教えてくれました。他にも彼が旅してきた異国の話や人間の勇者の物語などを語って聞かせてくれました。その時にガプロと名前をつけてくれたのです。異国の言葉で満月という意味らしく私がクレスターを助けた日が満月の日だったからそう名付けたと言っていました」
「クレスターさんはその後どうしたのですか?」とゲッターが続きを促す。
「2週間ほどで歩けるようになりまた旅立っていきました。私はクレスターから教えてもらった知識を使って身体を鍛え村のために食料を集めました。すぐに前の村長に勝って私が村長になりました。ですが私も衰えた。村を追い出されてこのザマです」とガプロは自嘲するように笑った。
話が一区切りついたと思ったのか、昨日助けたゴブリンが話しかけてきた。
「ゲッター。オレニ…ナマエツケテ」
ゲッターはびっくりして聞き返した。
「私が名付けていいのか?」
「ゲッターツヨイ。オレ…ゲッターミタイニ…ナリタイ」とゴブリンは真剣な表情で訴えてくる。
すると少し背の高いゴブリンも頼んできた。
「アニキ…ナマエモラウナラ…オレモツケテ」
ゲッターは「わかったわかった」と言って考え込んだ。
しばらく黙考すると笑顔になって言った。
「ならお前は今日からカプルだ。古い神話の万能の神様の名前だ」
ゲッターがそう言うと、カプルはうれしそうに「カプル、カプル」と繰り返して覚えていた。
ゲッターは次にカプルの横に座る少し背の高いゴブリンに向かうと言った。
「お前は今日からアッグだ。カプル神の仲間の神様の名前だ。カプルと仲良くがんばれよ」
ゲッターがそう言うと、アッグも「アッグ、アッグ」とカプルと同じように繰り返し言って覚えていた。
他のゴブリンたちはまだ出会ったばかりで遠慮しているようで話しかけてこない。ゲッターやアイナと目が合うと人見知りするように俯いてしまう。
「今日はほんとにいい日だ。ゲッター殿とアイナ殿という新しい仲間を迎えられ、更にカプルとアッグが名前を授かった。お礼の代わりになるかわからないが私の歌を聴かせよう」とガプロが言うと、静かだったゴブリンたちも一斉に歓声をあげた。
「オサ、ウタウマイ」とカプルが教えてくれる。
ガプロは立ち上がると両手で身体の胸や腿を叩いてリズムを取り始める。
それに合わせて他のゴブリンたちもそれぞれ手を叩いたり、ベンチを叩いたり、スプーンで椀を叩いたりし始めた。
しばらくすると色々なリズムが一つに合わさり、ドキドキする軽快なものに変わった。
ガプロは「ウォー、ウォー」と歌い始めた。
歌は歌詞にはなっていなかったが、リズムに合わせて高い声になったり低い声になったりした。
ガプロは「ウォ、ウォ、ウォ」や「ワー、ワー、ワー」などの声でリズミカルに歌い上げていく。
すると女のゴブリンたちも歌い始めて、ハーモニーを作り出した。
ゲッターも楽しくなって身体を揺らしながら手拍子をし始める。
するとアイナは立ち上がって笑顔で踊り始めた。
アイナの踊りはゴブリンたちの歌とピッタリ合っており、とてもアドリブとは思えないものだった。
ゲッターもアイナもゴブリンたちもみんなが笑顔だった。
「一緒に踊ろうよ!」とアイナは手を広げて呼びかける。
アイナが手を上げて立ち上がるようジェスチャーをしたので、みんなが立ち上がって踊り始めた。
「これが友情っていうものなのかもしれないね」とアイナが小声で呟くと、ゲッターは大きく頷いた。
「そうだね、ここにいるみんなが一緒に楽しんでいるのが何より嬉しいよ」
ゲッターとアイナ、そしてゴブリンたちは、共に歌い、踊り、すべての違いを超えて、まるで一つの家族のように感じる瞬間を味わった。
人間もゴブリンも関係なく、みんなで歌い踊り明かしたのだ。
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入り口から右に少し曲がった先に、深さ20メートルほどの空間が広がってた。
そこには、4匹のメスのゴブリンが身を寄せ合っており、その周りを守るかのように1匹のゴブリンが石の斧を持ち、警戒心を露わにして立っていた。
洞窟の中は、石の器に火を灯してランプ代わりにしているが、それでも薄暗く、影が揺れるたびに不気味な雰囲気が漂う。
冷たい空気が肌に触れるたびに、心細さが募るが、ゲッターは優しい微笑みを浮かべ、ゴブリンたちに向かって話しかけた。
「この人たちは私たちを守ってくれると言っている。安心していい」と長が言うと、ゴブリンたちは少し緊張を解いたようだったが、依然として困惑の色を隠せないでいた。
「私はゲッター。こちらはアイナだ。君たちと仲良くしたいと思う。よろしくお願いしたい」とゲッターは誠意を込めて伝えたが、洞窟内の暗さのせいで、その笑顔がどの程度伝わったかはわからなかった。
ゲッターはさらに話を続けた。
「ここに来るまでに芋を採ってきたんだ。焼きたいけどここでは煙が充満してしまう。外に出て食べないか?」と長に提案した。
「それはいいな。では外で焼こう」と長は同意し、メスを守っていたオスのゴブリンを呼び出し、共に外へ向かおうとした。
それを見てアイナが声をかける。
「あの子たちは食べないの?」と疑問を投げかけた。
長は答えた。
「メスは子を産み育てるのが役目で家から出ることはない。家を出て食料を集めて食事を用意するのはオスの役目だ」
その説明を聞いたアイナは少し強い口調で「おんな」と言った。
長が何を言われているのかわからず戸惑っていると、アイナは続けて「メスではなく女よ」と言った。
「人間が女でそれ以外はメスと言うのではないのか?」と長は依然として戸惑った様子で尋ねた。
「人間もゴブリンも一緒よ。これからはメスではなく女、女性って言ってね」とアイナは言い切った。
「あなたたちも一緒に食べるのよ。お芋を用意するわ。だから出ていらっしゃい」とアイナが優しく声をかけると、女のゴブリンたちは初めは戸惑って動かなかったが、長が「一緒に食べよう」と声をかけると、少しずつついてきた。
外に出ると、ゲッターは急いで準備を始めた。
『加工』のスキルを使って、洞窟と河原の中間地点にかまどとベンチを手際よく作り上げた。その様子を見たゴブリンたちは驚いた表情を浮かべた。
「スゴイ!ゲッター、マホウツカイカ?」
昨日助けたゴブリンが目を輝かせる。
「これは魔法じゃなくて、スキルというものなんだ。特別な能力で、こうやって道具を作れるんだよ」とゲッターはにっこりと笑った。
するとゴブリンたちは、ゲッターの指示に従ってかまどに火をつけ始めた。
ゲッターとアイナは、持参した森芋の準備を始めた。
この芋はコンタージュ領では森芋と呼ばれ、魔の森で採れる特産品だ。昨夜、ゴブリンたちに振る舞ったものと同じで、魔の森には多く自生している。
味は淡白で調味料が少ないため、昨夜と同様に焼き芋とスープを作ることにした。
アイナは芋に串を刺し、かまどの火でじっくりと焼き始める。
ゲッターは『加工』のスキルで石の鍋を作り、湯を沸かし、芋を一口大に切って投入した。アイナは干し肉と塩を加え、スープの味を整えた。
「さあ食べよう。私たちの出会いのお祝いだ」とゲッターは席に座ってこちらを見ているゴブリンたちに『加工』で作った石の椀と石のスプーンを渡して言った。
ゴブリンたちは飢えていたようで、眼の前の料理を夢中で食べ始めた。
女のゴブリンの中には、涙を浮かべながら食べるものもいた。
「オイシイ」とひとりのゴブリンが言った。
「私たちもおかわりを作り続けるから、遠慮しないでね」とアイナが優しく声をかけると、ゴブリンたちは嬉しそうに頷いた。
道中で採取した森芋があと少しでなくなる頃、ゴブリンたちの食事はようやく終わった。
「ちゃんとした食事をしたのは村を追い出されてから初めてだ。礼を言う。ありがとう」と群れの長は深く頭を下げた。
「いいんだ。こちらも喜んでくれてうれしいよ。また襲われたとはいえ君たちの仲間を殺してしまった償いでもあるんだ」とゲッターが言うと長は「ゲッター殿はこれから私たちの生活の立て直しも協力してくれると言う。感謝してもしきれない」と再び頭を下げた。
その様子を見た他のゴブリンたちも一斉に頭を下げてお礼を言うのだった。
「長、頭を上げてください」とゲッターがオロオロしながら言うと「私の名前はガプロといいます」と長は名乗った。
「ゴブリンは名前を付けないと助けたゴブリンたちから聞いたけど」とゲッターは興味を持って尋ねた。
「実は私は若い時に森で人間の旅人を助けたことがあるのです。その旅人が呼びにくいからと名前をつけてくれました」とガプロは語り始めた。
「どんな人だったのですか?」とゲッターはさらに問う。
「森でモンスターに襲われたらしく、脚を怪我して動けないところを見つけました。最初私は逃げようとしたのですが呼び止められ、助けてくれと言われました」とガプロは懐かしそうに話した。
「彼の言葉は今でも忘れられない。『命を助けてくれたら、必ず恩返しをする』と約束したんだ」とガプロは笑った。
「彼の名前はクレスターと言いました。彼に言われて薬草を集めて怪我の手当てをしました。また森の中で食べられる植物についても教えてもらい採取して彼に与えました」とガプロは石の椀に水を汲んで一口飲むと続けた。
「彼は他にも私の知らない猟の仕方や計算など色々教えてくれました。他にも彼が旅してきた異国の話や人間の勇者の物語などを語って聞かせてくれました。その時にガプロと名前をつけてくれたのです。異国の言葉で満月という意味らしく私がクレスターを助けた日が満月の日だったからそう名付けたと言っていました」
「クレスターさんはその後どうしたのですか?」とゲッターが続きを促す。
「2週間ほどで歩けるようになりまた旅立っていきました。私はクレスターから教えてもらった知識を使って身体を鍛え村のために食料を集めました。すぐに前の村長に勝って私が村長になりました。ですが私も衰えた。村を追い出されてこのザマです」とガプロは自嘲するように笑った。
話が一区切りついたと思ったのか、昨日助けたゴブリンが話しかけてきた。
「ゲッター。オレニ…ナマエツケテ」
ゲッターはびっくりして聞き返した。
「私が名付けていいのか?」
「ゲッターツヨイ。オレ…ゲッターミタイニ…ナリタイ」とゴブリンは真剣な表情で訴えてくる。
すると少し背の高いゴブリンも頼んできた。
「アニキ…ナマエモラウナラ…オレモツケテ」
ゲッターは「わかったわかった」と言って考え込んだ。
しばらく黙考すると笑顔になって言った。
「ならお前は今日からカプルだ。古い神話の万能の神様の名前だ」
ゲッターがそう言うと、カプルはうれしそうに「カプル、カプル」と繰り返して覚えていた。
ゲッターは次にカプルの横に座る少し背の高いゴブリンに向かうと言った。
「お前は今日からアッグだ。カプル神の仲間の神様の名前だ。カプルと仲良くがんばれよ」
ゲッターがそう言うと、アッグも「アッグ、アッグ」とカプルと同じように繰り返し言って覚えていた。
他のゴブリンたちはまだ出会ったばかりで遠慮しているようで話しかけてこない。ゲッターやアイナと目が合うと人見知りするように俯いてしまう。
「今日はほんとにいい日だ。ゲッター殿とアイナ殿という新しい仲間を迎えられ、更にカプルとアッグが名前を授かった。お礼の代わりになるかわからないが私の歌を聴かせよう」とガプロが言うと、静かだったゴブリンたちも一斉に歓声をあげた。
「オサ、ウタウマイ」とカプルが教えてくれる。
ガプロは立ち上がると両手で身体の胸や腿を叩いてリズムを取り始める。
それに合わせて他のゴブリンたちもそれぞれ手を叩いたり、ベンチを叩いたり、スプーンで椀を叩いたりし始めた。
しばらくすると色々なリズムが一つに合わさり、ドキドキする軽快なものに変わった。
ガプロは「ウォー、ウォー」と歌い始めた。
歌は歌詞にはなっていなかったが、リズムに合わせて高い声になったり低い声になったりした。
ガプロは「ウォ、ウォ、ウォ」や「ワー、ワー、ワー」などの声でリズミカルに歌い上げていく。
すると女のゴブリンたちも歌い始めて、ハーモニーを作り出した。
ゲッターも楽しくなって身体を揺らしながら手拍子をし始める。
するとアイナは立ち上がって笑顔で踊り始めた。
アイナの踊りはゴブリンたちの歌とピッタリ合っており、とてもアドリブとは思えないものだった。
ゲッターもアイナもゴブリンたちもみんなが笑顔だった。
「一緒に踊ろうよ!」とアイナは手を広げて呼びかける。
アイナが手を上げて立ち上がるようジェスチャーをしたので、みんなが立ち上がって踊り始めた。
「これが友情っていうものなのかもしれないね」とアイナが小声で呟くと、ゲッターは大きく頷いた。
「そうだね、ここにいるみんなが一緒に楽しんでいるのが何より嬉しいよ」
ゲッターとアイナ、そしてゴブリンたちは、共に歌い、踊り、すべての違いを超えて、まるで一つの家族のように感じる瞬間を味わった。
人間もゴブリンも関係なく、みんなで歌い踊り明かしたのだ。
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