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2章 一人のアルファで一人の兄で
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「すみません」
潤が頭を下げた。
さすがに松也もフォークを皿に置き、うつむく潤に話しかける。
「それは、別に番いたい人がいるってことかな?」
彼にとっては予想外の展開だろうに、松也の口調は潤が想像していたより穏やかだった。潤はそのまま首を横に振る。
「そういうわけでは……」
松也は少し考えている様子。
「なら、俺が潤君のお眼鏡に適わなかったってことかな」
その言葉に一瞬詰まる。
「そんなことは……」
そう否定しかけて、また都合よく解釈されそうだと思い、はっきり言おうと決心する。
「いや、あの……そうです。すみません……」
少し身を竦めたが、松也から想像していたような言葉の追い打ちは来なかった。
「……だからもう少しの間、潤君には番の候補として相応しいかを見てほしいなって思っていたんだけど、それは駄目なのかな?」
松也が潤に問う。
「自分でも未練がましいと思うけど、やっぱり潤君には僕をアプローチしきれてない気がして。一緒に梅を見に行って、それでも駄目なら諦めるよ」
潤は少し考える。確かに、松也とは今回で三回食事をしただけだ。そう考えれば、彼が言いたいことも分かる。
しかし、どんなに回数を重ねても、松也を好きになる自分というのは、想像ができなかった。
「……ごめんなさい」
潤が、静かにそしてはっきりと謝る。
松也が天井を仰いでため息を吐く。
「さっき、少し近づけた気がしたんだけどな……」
さっきとは、松也がアルファと判明し、アルファ・オメガ領域を専攻することを諦めた挫折の話だ。
「……あれは……。僕も、同じだと思ったんです」
潤が顔を上げて松也を見た。松也は意外そうな表情を浮かべている。
「似たようなものです。
僕は、あの中三の春に通知される第二性別通知書を受け取るまで、自分がオメガであると想像したことがありませんでした。颯真は、あの通り、子供の頃からどう見てもアルファだったし、だから双子の僕も颯真と同じだと。アルファ以外であると疑ったことはなかったんです」
松也はベータであってほしかったのに、アルファだった。自分はアルファだと思っていたのにオメガだった。
潤は、何度も焦がれるほどに求めたアルファという性を持つ恵まれた人の中にも、自分と同じように第二の性という逃れられない鎖によって、彼らでさえ諦めなければならないことがあるのだということを改めて実感した。
「僕と松也さんは似ているなって確かに思いました。
でも、アルファとしてすべてを受け入れている松也さんとは違って、僕はオメガであることを未だに受け止めきれていない。
いい年して恥ずかしい話ですが、自分自身に向き合えていないのに、誰かのパートナーになるなんて……」
「そうか……だから、抵抗があるんだね」
松也が頷いた。
潤は何も言えずに俯いた。
「うん。そういうことね。謝らないでよ。潤君の気持ちは分かるから。
それに、俺だけ暴走してしまって、潤君の気持ちを置いてけぼりにしている感じもしていたんだ」
松也の言葉に潤は顔を上げる。なんとなく戸惑いは伝わってはいたらしい。それを強行突破でなんとかなると思っていたところが、彼らしさではあったと思うのだが。
「まだ他に番いたい人がいて……って理由で振られるよりもショックは軽いかな。僕と潤君の相性の問題だしね」
そしてこのあたりに彼のプライドが見え隠れする気がした。
「これからも、近所の幼なじみとして……いわゆる友人としてつき合ってくれる?」
少し表情をこわばらせた潤に、松也は苦笑する。そこまではっきり断られれば友人をしながらチャンスを……なんて考えないよ、と言葉を添えた。
「ここでせっかく再会した縁を無駄にしたくないなって思ったんだ」
松也の言葉には、嘘がないように潤には思えた。潤がはっきりと答えたことで、彼も見切りがついたのだろうと思う。
「ええ。そういうことならば喜んで」
潤は頷いた。自分にはやはり友人と呼べる存在は少ない。この年齢で社長業なんてしているのだから仕方ないとは思っているのだが、同年代で軽い付き合いができる友人がほしいのだと思う。
番やパートナーという立場は考えられなかった松也だが、潤のなかで友人というポジションは急激に現実味を帯びていく。
潤の見せた警戒感が失せた笑みに、松也も安堵の表情を見せた。
「ならば、友人としてよろしく」
そうして二人は、先ほど運ばれてきたクランベリージュースとレモネードのグラスをかち合わせた。
そこからは、松也との食事が楽しいものになった。
もともと彼は、知識も経験値も豊富で、相手を飽きさせない話術をもち、話の引き出しも多い。話題は、互いの仕事の話から、医療制度などの時事問題に移り、さらには最近読んだ文学書籍の話、深夜に帰宅してテレビをつけたら放映していた深夜番組の話など、思いつくままを楽しく話した。
潤も、江上や颯真以外にこのような雑談をする相手はいなかったため、大いに楽しんだ。
自分が誘ったのだからと食事代を出そうとする松也を留めて、割り勘で払い、店を出たのは午後九時を過ぎていた。
「帰り道だし、家まで送るよ」
松也の申し出に、潤もありがたく乗せてもらうことにした。
店から少し離れた駐車場に停めていた松也の車まで戻る。助手席のドアを開けると、暗い辺りに、車内灯がぽっと点く。そして乗り込んだ。
松也も運転席に乗り込んだが、すでに助手席に乗っていた潤の姿を見て、わずかに止まった。そして、どこか驚いた表情を浮かべているのを、潤は見てしまった。
「松也さん?」
思わず呼びかけると、我に返ったように松也はいや、何でもないよと反応をみせ、ドアを閉めエンジンをかける。
そして深く息を吐いた。
潤は松也の異変に気づきながらも、どう話しかけてよいのか分からず、見つめるしかできない。そんな視線に気がついたのだろう。松也は、何かを振り切るように瞬きを何度かして、潤に向き合った。
「いや、ごめん。
潤君のうちは中目黒だよね」
松也がハンドルを回し、車が動き始める。
見かけはいつもの松也に戻っていた。
「……ええ」
そう答えたものの、潤は違和感があった。運転のために前を向く松也の視線が、これまでとは比較にならないほど厳しいものになっていて、取り巻く空気がぴんと張っていた。
「松也さん……?」
「何?」
その松也の言葉に潤は戸惑いを隠せなかった。
「いえ……」
ぴんと張り詰めたような反応は、これまで彼が見せたことのないものだったのだ。一体何なのだろう。早く家に着いてほしいと、いきなり変質したその空気に潤は無言で耐えた。
天王洲アイルから中目黒までは道も空いていて二十分ほどで到着した。自宅が見えて、心底潤は安心した。車内はこの二十分の間、まったくの無言だった。
昨夜颯真が送ってくれたマンション前と同じ場所に、松也も車を停めた。
潤は礼を言って助手席から出ようとしたが、運転席からロックがかかっており、インナーハンドルがきかない。
「松也さん……?」
潤が呼びかけると、松也が室内灯を点けた。思わぬ行動に潤が驚いて、身を引いた。
松也の表情が思った以上に真剣で……いや、潤は怖いと感じた。
「潤君。最後に、ちょっと聞いていい?」
最後に、という言葉に訳もなく安堵して、潤は頷く。
すると、松也の手がいきなり伸びてきた。
「えっ」
驚いた声を出す潤の腕を掴んで、首筋に手を伸ばす。
「これ、誰につけられたの?」
これまで聞いたことがないような冷たい松也の声が響く。
そこは右耳下……首筋の鬱血。紛れもなく、昨夜社長室で颯真につけられたもの。
「えっ……そう」
松也の、どこか冷たい声に潤の胸がドキリとして、思わず反応してしまうが、すんでのところで言い止めた。
普通にしていればバレないという颯真の言葉を鵜呑みにした結果だ。
「……」
何も言えず口をつぐむ潤に、松也が真剣な表情でのぞき込んできた。
「颯真君?」
なぜその名前が出てくるのか。驚いた潤が松也を見返してしまう。その反応がすべてを物語ってしまったようだ。
どう考えても、ここで双子の兄が出てくるのが尋常ではない。
松也は少し考えるような仕草を見せてから、息を吐いた。
「一つ、確認したい」
松也が潤の腕を掴む手の力を緩めずに呟く。それは潤に対して逃げることを禁じるような行為のようにも思えて、わずかに潤のなかで恐怖心が芽生える。
目の前にいるのは松也だ。
彼はアルファなのだ。
潤は、緊張して息を呑む。
「……な、なんですか」
松也は逃さないようにと思っているのか、潤の目をしっかり見据えてくる。
「君たちは……いや、正確に言おう。
君と颯真君は、発情期に寝たのか?」
潤が頭を下げた。
さすがに松也もフォークを皿に置き、うつむく潤に話しかける。
「それは、別に番いたい人がいるってことかな?」
彼にとっては予想外の展開だろうに、松也の口調は潤が想像していたより穏やかだった。潤はそのまま首を横に振る。
「そういうわけでは……」
松也は少し考えている様子。
「なら、俺が潤君のお眼鏡に適わなかったってことかな」
その言葉に一瞬詰まる。
「そんなことは……」
そう否定しかけて、また都合よく解釈されそうだと思い、はっきり言おうと決心する。
「いや、あの……そうです。すみません……」
少し身を竦めたが、松也から想像していたような言葉の追い打ちは来なかった。
「……だからもう少しの間、潤君には番の候補として相応しいかを見てほしいなって思っていたんだけど、それは駄目なのかな?」
松也が潤に問う。
「自分でも未練がましいと思うけど、やっぱり潤君には僕をアプローチしきれてない気がして。一緒に梅を見に行って、それでも駄目なら諦めるよ」
潤は少し考える。確かに、松也とは今回で三回食事をしただけだ。そう考えれば、彼が言いたいことも分かる。
しかし、どんなに回数を重ねても、松也を好きになる自分というのは、想像ができなかった。
「……ごめんなさい」
潤が、静かにそしてはっきりと謝る。
松也が天井を仰いでため息を吐く。
「さっき、少し近づけた気がしたんだけどな……」
さっきとは、松也がアルファと判明し、アルファ・オメガ領域を専攻することを諦めた挫折の話だ。
「……あれは……。僕も、同じだと思ったんです」
潤が顔を上げて松也を見た。松也は意外そうな表情を浮かべている。
「似たようなものです。
僕は、あの中三の春に通知される第二性別通知書を受け取るまで、自分がオメガであると想像したことがありませんでした。颯真は、あの通り、子供の頃からどう見てもアルファだったし、だから双子の僕も颯真と同じだと。アルファ以外であると疑ったことはなかったんです」
松也はベータであってほしかったのに、アルファだった。自分はアルファだと思っていたのにオメガだった。
潤は、何度も焦がれるほどに求めたアルファという性を持つ恵まれた人の中にも、自分と同じように第二の性という逃れられない鎖によって、彼らでさえ諦めなければならないことがあるのだということを改めて実感した。
「僕と松也さんは似ているなって確かに思いました。
でも、アルファとしてすべてを受け入れている松也さんとは違って、僕はオメガであることを未だに受け止めきれていない。
いい年して恥ずかしい話ですが、自分自身に向き合えていないのに、誰かのパートナーになるなんて……」
「そうか……だから、抵抗があるんだね」
松也が頷いた。
潤は何も言えずに俯いた。
「うん。そういうことね。謝らないでよ。潤君の気持ちは分かるから。
それに、俺だけ暴走してしまって、潤君の気持ちを置いてけぼりにしている感じもしていたんだ」
松也の言葉に潤は顔を上げる。なんとなく戸惑いは伝わってはいたらしい。それを強行突破でなんとかなると思っていたところが、彼らしさではあったと思うのだが。
「まだ他に番いたい人がいて……って理由で振られるよりもショックは軽いかな。僕と潤君の相性の問題だしね」
そしてこのあたりに彼のプライドが見え隠れする気がした。
「これからも、近所の幼なじみとして……いわゆる友人としてつき合ってくれる?」
少し表情をこわばらせた潤に、松也は苦笑する。そこまではっきり断られれば友人をしながらチャンスを……なんて考えないよ、と言葉を添えた。
「ここでせっかく再会した縁を無駄にしたくないなって思ったんだ」
松也の言葉には、嘘がないように潤には思えた。潤がはっきりと答えたことで、彼も見切りがついたのだろうと思う。
「ええ。そういうことならば喜んで」
潤は頷いた。自分にはやはり友人と呼べる存在は少ない。この年齢で社長業なんてしているのだから仕方ないとは思っているのだが、同年代で軽い付き合いができる友人がほしいのだと思う。
番やパートナーという立場は考えられなかった松也だが、潤のなかで友人というポジションは急激に現実味を帯びていく。
潤の見せた警戒感が失せた笑みに、松也も安堵の表情を見せた。
「ならば、友人としてよろしく」
そうして二人は、先ほど運ばれてきたクランベリージュースとレモネードのグラスをかち合わせた。
そこからは、松也との食事が楽しいものになった。
もともと彼は、知識も経験値も豊富で、相手を飽きさせない話術をもち、話の引き出しも多い。話題は、互いの仕事の話から、医療制度などの時事問題に移り、さらには最近読んだ文学書籍の話、深夜に帰宅してテレビをつけたら放映していた深夜番組の話など、思いつくままを楽しく話した。
潤も、江上や颯真以外にこのような雑談をする相手はいなかったため、大いに楽しんだ。
自分が誘ったのだからと食事代を出そうとする松也を留めて、割り勘で払い、店を出たのは午後九時を過ぎていた。
「帰り道だし、家まで送るよ」
松也の申し出に、潤もありがたく乗せてもらうことにした。
店から少し離れた駐車場に停めていた松也の車まで戻る。助手席のドアを開けると、暗い辺りに、車内灯がぽっと点く。そして乗り込んだ。
松也も運転席に乗り込んだが、すでに助手席に乗っていた潤の姿を見て、わずかに止まった。そして、どこか驚いた表情を浮かべているのを、潤は見てしまった。
「松也さん?」
思わず呼びかけると、我に返ったように松也はいや、何でもないよと反応をみせ、ドアを閉めエンジンをかける。
そして深く息を吐いた。
潤は松也の異変に気づきながらも、どう話しかけてよいのか分からず、見つめるしかできない。そんな視線に気がついたのだろう。松也は、何かを振り切るように瞬きを何度かして、潤に向き合った。
「いや、ごめん。
潤君のうちは中目黒だよね」
松也がハンドルを回し、車が動き始める。
見かけはいつもの松也に戻っていた。
「……ええ」
そう答えたものの、潤は違和感があった。運転のために前を向く松也の視線が、これまでとは比較にならないほど厳しいものになっていて、取り巻く空気がぴんと張っていた。
「松也さん……?」
「何?」
その松也の言葉に潤は戸惑いを隠せなかった。
「いえ……」
ぴんと張り詰めたような反応は、これまで彼が見せたことのないものだったのだ。一体何なのだろう。早く家に着いてほしいと、いきなり変質したその空気に潤は無言で耐えた。
天王洲アイルから中目黒までは道も空いていて二十分ほどで到着した。自宅が見えて、心底潤は安心した。車内はこの二十分の間、まったくの無言だった。
昨夜颯真が送ってくれたマンション前と同じ場所に、松也も車を停めた。
潤は礼を言って助手席から出ようとしたが、運転席からロックがかかっており、インナーハンドルがきかない。
「松也さん……?」
潤が呼びかけると、松也が室内灯を点けた。思わぬ行動に潤が驚いて、身を引いた。
松也の表情が思った以上に真剣で……いや、潤は怖いと感じた。
「潤君。最後に、ちょっと聞いていい?」
最後に、という言葉に訳もなく安堵して、潤は頷く。
すると、松也の手がいきなり伸びてきた。
「えっ」
驚いた声を出す潤の腕を掴んで、首筋に手を伸ばす。
「これ、誰につけられたの?」
これまで聞いたことがないような冷たい松也の声が響く。
そこは右耳下……首筋の鬱血。紛れもなく、昨夜社長室で颯真につけられたもの。
「えっ……そう」
松也の、どこか冷たい声に潤の胸がドキリとして、思わず反応してしまうが、すんでのところで言い止めた。
普通にしていればバレないという颯真の言葉を鵜呑みにした結果だ。
「……」
何も言えず口をつぐむ潤に、松也が真剣な表情でのぞき込んできた。
「颯真君?」
なぜその名前が出てくるのか。驚いた潤が松也を見返してしまう。その反応がすべてを物語ってしまったようだ。
どう考えても、ここで双子の兄が出てくるのが尋常ではない。
松也は少し考えるような仕草を見せてから、息を吐いた。
「一つ、確認したい」
松也が潤の腕を掴む手の力を緩めずに呟く。それは潤に対して逃げることを禁じるような行為のようにも思えて、わずかに潤のなかで恐怖心が芽生える。
目の前にいるのは松也だ。
彼はアルファなのだ。
潤は、緊張して息を呑む。
「……な、なんですか」
松也は逃さないようにと思っているのか、潤の目をしっかり見据えてくる。
「君たちは……いや、正確に言おう。
君と颯真君は、発情期に寝たのか?」
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