オケ!うまずたゆまずちんたらと

It

文字の大きさ
上 下
16 / 128
1章

始まり  ます

しおりを挟む
晩ごはんです。
いつもと同じ健康的なお食事です。

「ソフィー、パパから連絡があったんだけど
そのままお仕事が入っちゃって一時帰って来れないって。
ルーク達も、なんか来れないらしいの。
楽しみにしてたのにごめんねって」
「パパ、なーい?」
「そ、パパいないの。
お利口にできるかしら!?」
「はーい」
「じゃ、ちょっと片付けて来るから。
その後でチェイスの晩ごはん持って行きましょう」
ママは、キッチンへ入って行った。

ま、なんかトラブルが起きたってことなんだろうね。
私が知ったところで、なにもしてあげれないけれど無事ならそれでいいか。うん。

(ナッツ~、チェイスに晩ごはん持ってくって~)
((うん。聞いてた。
ハリー大丈夫かな!?
一時ってどれくらいかなぁ!?))
(そんなに考えたってどうにもならないよ。
とりあえず、今は、自分達のできることやっとかなきゃ。なんにも知らないでツッコむのはリスクが高すぎるよ)
((うん。そうだよね。
だけど、なにがあったんだろう。花は、なんか思いつく!?))
(さっぱりです)
「ソフィー、行くわよ」
「はーい」

階段を下りて、チェイスのところに晩ごはんを持って行く。
何事もなくいつも通りの時間が流れ、私は自分のベットでナッツとお話し中。

(で、なんでいなかったの!?)
((うん。今日、妖精の家で字の勉強したでしょ。その後、シャインに頼んだんだ。
僕に魔法教えてって!))
(えっ、ずるい!私も習う!)
((でも、花は詠唱できないとダメだってアンに言われてたよね))
ウッ、痛い。胸がいたいよ。ナッツくん。
涙が出そうなのを我慢して、
(でもそれだったらナッツはなんで平気なの!?)
((魔物と人間じゃ、魔法の使い方そのものが違うんじゃない!?
だって、僕、言葉は喋れないもん))
ん?なんだろう。喋れないのは、私も一緒だよね!?
ん?    わかった!!
(ナッツ、ありがとう!そうだよ!
ナッツは喋れない!そうなんだよ!)
((?なんなの?))
ナッツはよくわからず、花に聞き返すが花は自分の世界に入ってしまっている。
((もう、花、帰ってきてよ!
僕、まだ全部話してないんだけど‥‥))
それから、どれだけ時間がたったのか、2人とも話もそこそこに寝落ちしてしまいました。


朝、今日も頑張って字のお勉強しなきゃね。
それと、私もシャインにお願いしなきゃ!

しおりを挟む

処理中です...