オケ!うまずたゆまずちんたらと

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2章

間話   妖精とソフィー

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ここは、妖精の家。
いつも通り、ソフィーは、お勉強。
ナッツはシャインと魔法の練習。
私も早く魔法使いたいなぁ~。
とにかく、今は文字だね。
覚えなきゃ本、読めないもの。
隣でリーフが、ユラユラと浮かんで楽しそうに私をみてる。
「何か楽しいの!?」
「ソフィーをみてるの楽しいの」
なにが楽しいのかわからないが楽しいならいいのだろう。
ふと、妖精のことが気になってリーフに尋ねてみた。
「ねぇ、リーフ、リーフ達妖精は2人しかいないの!?仲間は!?」
「ふふ、私たちは基本気まぐれな種族だから人前にはあまり出ないわ。
でもね、そこら中にいると思って。
こちら側には小さい妖精が多いわね。
私やシャインのように自我のある妖精はみんな精霊界にいるわ」
「精霊界!?」
「えぇ、こことは次元の違う世界。
精霊樹のたもと。精霊王様がおわす場所」
「へぇ、精霊王様、そんな存在がこの世界にはいるのね。すごいわ」
「この世界には、火の精霊と土の精霊がドワーフ国に留まっているみたいよ。あとは、魔国に無の精霊と闇の精霊。私たちも入れて6人が出てきてるだけね」
「へぇ、どれだけの種類の精霊さんがいるの!?」
「火、土、風、水、無、闇、光、金、の8つあるわ」
そんなにあるんだ。
「精霊王様にいつか会えるかな!?」
「そうね、ソフィーが望めばいつかは会ってくださるかもしれないわ」
「それまでにいっぱいお勉強して、いい子でいなくちゃね」
「ふふ、そうね。いい子でね」
ナッツと頑張ってればいつか会えるかな!?
頑張ろう。
もう少しで字をマスターできるわ。
次は本を読んでいっぱい知識を吸収しなくちゃね!
「ところで、精霊樹って!?」
「精霊の生まれる木よ、この世界にも手があるわ」
「手って!?」
「精霊樹の枝ってところかしら、湖の真ん中に木が立ってるでしょ。あの木。世界を浄化してくれるわ」
「へぇ、凄い木なんだ」
「そうね」
「あの木からも精霊が生まれるの!?」
湖の方を見ながら聞いてみた。
「そうねぇ、あの木にはそんな力はないかな。あの木は精霊樹のほんの一部なの。
精霊界にある木からしか生まれたことはないと思うわ」
「そっか、ちょっとだけ残念」
「ふふ、でもあの木を媒介に小さい子達はこちらに移動してくるからその様はあの木から生まれたようにも見えるわね」
「へぇ、私にも見える!?」
「いつもみてるでしょ!?湖の上のキラキラ。あれは小さい子達よ」
そうか、あのキラキラは妖精の赤ちゃんなんだ。そう思うと可愛いかも!
「今度近くに行ってみてもいい!?」
「そうねぇ、ソフィーは飛べないからどうやって木の元まで行くかが問題ね」
そっか、この小さな体で泳いでなんて無理だもん。
妖精さんみたいに飛べれば楽なのになぁ。
よし、ナッツと行き方考えよう。

























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