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4章
竜王国へ 〜アン編〜
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シータと2人いすに座り話をする。
こうやって何気ない話をしていると本当にソフィーと変わらない。
もう、あの子に会いたくてたまらない。
「こちらを」
と、ショートソードと、タガーを3本ずつ持って来てくれた。
手に取り重みや、触り心地など1本ずつみていく。
その中でタガーを手に取り
「これにします」
と言うと、店員さんはにこりと笑い
「そちら、右手用のタガーですね。こちらを左手でもってみてください」
言われるがままもってみる。
あまりよくわからないが、双剣ということかな!?
私の様子を見ていた店員さんは、持ち方を変えように教えてくれる。
うん。いいかも。
でも、私に扱えるかしら!?
「大丈夫ですよ。
裏で少し使い方の練習をして行かれたらどうですか!?」
「私も使えるよ~」
と横でシータが、手を挙げている。
「エルフは、小さい時から弓と並行してタガーの使い方を習います。弓だけでは近接戦闘ができませんから」
と教えてくれる。
すごいわねぇ。
ソフィーには何も教えてないわ。
サラに頼んでおかなきゃね。
身を護る方法はいくつあってもいいもの。
裏にまわり、タガーの使い方を教えてもらう。
装備の仕方から。
シータが甲斐甲斐しくお世話をしてくれた。
タガー用のベルトをつけて、タガーを指し、そこからすぐに戦闘出来るようタガーの持ち方。そして、戦闘中に持ち方を変えたい時とか、どう立ち回るかとか、本当に色々。
そうこうしているうちに、日が翳って来た。
森の中は、暗くなるのが早い。
宿に帰らないと。
店員さんにお礼を言い支払いをして、シータと手を繋ぎ宿へ向かう。
「シータ、お家はどこ!?送って行くわよ。暗くなって来たし」
「大丈夫。大丈夫。お姉ちゃん道わかんないじゃん」
と笑ってる。
そうよね。
私、送って行っても帰り着けないわ。
迷っちゃう。
「ごめんね。ありがとう」
宿に着くと、宿屋の前でサラが待っていた。
走って駆け寄ってくる。
「アン、どこまで行ってたんだ。里から出たりしてないよな!?心配するじゃないか」
「ごめんなさい。この子に稽古をつけてもらってたの。時間も忘れるくらい夢中になっちゃってたみたい」
と、サラがびっくりしてる。
「シータ、お前アンと仲良くなったのか!?てか、稽古って」
と慌ててる。
「とにかく早く帰れ。最長老が心配するぞ」
「はぁ~い。お姉ちゃんまたね。バイバイ」
と手を振りながら走って行く。
「気をつけて~。今日は本当にありがとう!!」
と、大きな声で言って手を振る。
宿に入るととっても美味しそうな匂いが立ち込めていた。
宿の一階は、大きな食堂みたいになってる。
その1番奥の席に手を振る人物を見つける。
懐かしい顔が、笑顔でそこにあった。
「カミーユ!!」
と思わず大きな声が出てしまった。
急いで駆け寄り、カミーユの正面に座る。
「久しぶりね。全然、うちに寄ってくれないんだもん。どうしていたの!?」
「あぁ、エルフ国も、内戦が始まってきな臭いからな。森の東側を拠点に冒険してるんだ。サラが付き合ってくれないから1人で」
とサラを見る。
相変わらずなのね。フフ…
「私は私で忙しいんだよ」
こうやって何気ない話をしていると本当にソフィーと変わらない。
もう、あの子に会いたくてたまらない。
「こちらを」
と、ショートソードと、タガーを3本ずつ持って来てくれた。
手に取り重みや、触り心地など1本ずつみていく。
その中でタガーを手に取り
「これにします」
と言うと、店員さんはにこりと笑い
「そちら、右手用のタガーですね。こちらを左手でもってみてください」
言われるがままもってみる。
あまりよくわからないが、双剣ということかな!?
私の様子を見ていた店員さんは、持ち方を変えように教えてくれる。
うん。いいかも。
でも、私に扱えるかしら!?
「大丈夫ですよ。
裏で少し使い方の練習をして行かれたらどうですか!?」
「私も使えるよ~」
と横でシータが、手を挙げている。
「エルフは、小さい時から弓と並行してタガーの使い方を習います。弓だけでは近接戦闘ができませんから」
と教えてくれる。
すごいわねぇ。
ソフィーには何も教えてないわ。
サラに頼んでおかなきゃね。
身を護る方法はいくつあってもいいもの。
裏にまわり、タガーの使い方を教えてもらう。
装備の仕方から。
シータが甲斐甲斐しくお世話をしてくれた。
タガー用のベルトをつけて、タガーを指し、そこからすぐに戦闘出来るようタガーの持ち方。そして、戦闘中に持ち方を変えたい時とか、どう立ち回るかとか、本当に色々。
そうこうしているうちに、日が翳って来た。
森の中は、暗くなるのが早い。
宿に帰らないと。
店員さんにお礼を言い支払いをして、シータと手を繋ぎ宿へ向かう。
「シータ、お家はどこ!?送って行くわよ。暗くなって来たし」
「大丈夫。大丈夫。お姉ちゃん道わかんないじゃん」
と笑ってる。
そうよね。
私、送って行っても帰り着けないわ。
迷っちゃう。
「ごめんね。ありがとう」
宿に着くと、宿屋の前でサラが待っていた。
走って駆け寄ってくる。
「アン、どこまで行ってたんだ。里から出たりしてないよな!?心配するじゃないか」
「ごめんなさい。この子に稽古をつけてもらってたの。時間も忘れるくらい夢中になっちゃってたみたい」
と、サラがびっくりしてる。
「シータ、お前アンと仲良くなったのか!?てか、稽古って」
と慌ててる。
「とにかく早く帰れ。最長老が心配するぞ」
「はぁ~い。お姉ちゃんまたね。バイバイ」
と手を振りながら走って行く。
「気をつけて~。今日は本当にありがとう!!」
と、大きな声で言って手を振る。
宿に入るととっても美味しそうな匂いが立ち込めていた。
宿の一階は、大きな食堂みたいになってる。
その1番奥の席に手を振る人物を見つける。
懐かしい顔が、笑顔でそこにあった。
「カミーユ!!」
と思わず大きな声が出てしまった。
急いで駆け寄り、カミーユの正面に座る。
「久しぶりね。全然、うちに寄ってくれないんだもん。どうしていたの!?」
「あぁ、エルフ国も、内戦が始まってきな臭いからな。森の東側を拠点に冒険してるんだ。サラが付き合ってくれないから1人で」
とサラを見る。
相変わらずなのね。フフ…
「私は私で忙しいんだよ」
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