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4章
竜王国へ 〜アン編〜
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と言うことは、とりあえずは問題なし。
ホッと胸を撫で下ろす。
このことを知っているのは、王様、王妃、アシェル皇太子、宰相、宰相の息子カンの5人だそうだ。
なぜ宰相の息子が!?と疑問を口に出したら、ジニーさんが教えてくれた。
宰相のの息子さん、ハリーの騎士なんだそう。
竜王国の王族は成人すると騎士が付く。
一生に1人。すごく大事なんですって。
そういう慣わしだそう。
そして、ハリーが王族籍を抜ける時期を待ってるっていうのも説明してくれた。
エルフ国とのことが決着がつき次第。
動くのに、王族ということが有利に回るかもしれないとのことだった。
それと、私の出自についても、調べられているみたい。
詳しいことまでは、ジニーさんもわからないと言っていたが私も知らないので仕方ない。
なぜ私の出自!?と思ったけど、やっぱり皇子の相手だもの。しっかり調べられるよね。
できれば私も知りたいのだけど教えてくれるわよね。
そして、やっぱりナッツのことね。
エルフ国が何をしたいのかわからないけれど、私のことも捉えようとしていたことも将軍に報告してある。
それは、カミーユがあの商船のことを報告した時に話してくれたみたい。
とにかく、あとは、ハリーと合流してこの後のことを話し合わなくちゃ。
そして、何事もなく船は辺境伯領の港に着いた。
港につくと立派な馬車がお迎えに来てくれていた。
「凄いわね」
「凄いですね」
セレンと2人驚いていると、
「早く行くぞ。ここから辺境伯様の屋敷までまだあるんだ。ハリーが待ってる」
そうだわ。早くハリーに会わなきゃ。
「お待ちしておりました」
と御者さんに促されて馬車に乗り込む。
私と、セレン、ジニーさんの3人で馬車に乗りカミーユと将軍は、馬で並走してくれている。
他にも護衛の騎士が5人。
馬で先導してくれていた。
港から、辺境伯の屋敷までは2日ほどかかるとのことで途中、野営を一度挟むそう。
できれば、夜通し走りたいくらいなのだけど無理を言ってはいけないわよね。
と少し沈んでいると、
「アン様、馬には乗れますか!?」
とジニーさんに聞かれた。
「はい。冒険者時代はハリーと2人、馬での移動でしたから」
「では、大丈夫ですね」
と、馬車を止めて、将軍の元へ
何かを話していたなと思っていたら、戻ってきた。
「アン様、お着替えを」
と冒険者服に着替えて外に出る。
「アン様、少数で駆けます。セレン嬢はジニーに任せましょう」
と、騎士の1人から馬の手綱を渡される。
嬉しくなって笑顔で
「はい!」
と返事をしていた。
「ジニー、セレンを頼んだわ」
と、馬に乗り将軍の後ろを走る。
横にカミーユ。私たちの後ろを2人の騎士が馬で追いかけて来た。
「この5人で辺境伯邸まで一気に駆けますぞ」
と、将軍が後ろを向いて叫ぶ。
コクンとうなづき、久しぶりの開放感を楽しみながら辺境伯邸を目指す。
さすが将軍。前からくる敵をウインドアローを放ち一発で仕留める。
途中、森の中を進みウルフの群れに襲われるものの、難なく仕留めて又駆ける。
そうこうしているうちに森を抜けて、日も翳ってきた。
「夜中にはつくよ」
と横でカミーユが叫ぶので後少しなんだとわかる。
馬は、大丈夫かしら。
もう少し、頑張って走ってね。と心の中で呟きながら馬を撫でる。
進行方向に篝火のような灯りがみえてきた。
城壁の上の篝火だろう。
本当に後少しだ。城壁の門番に、驚かれながら事情を説明し、門を開けてもらう。
辺境伯邸はもう、目の前だ。
ハリー、待っていて。すぐにあなたの元に
ホッと胸を撫で下ろす。
このことを知っているのは、王様、王妃、アシェル皇太子、宰相、宰相の息子カンの5人だそうだ。
なぜ宰相の息子が!?と疑問を口に出したら、ジニーさんが教えてくれた。
宰相のの息子さん、ハリーの騎士なんだそう。
竜王国の王族は成人すると騎士が付く。
一生に1人。すごく大事なんですって。
そういう慣わしだそう。
そして、ハリーが王族籍を抜ける時期を待ってるっていうのも説明してくれた。
エルフ国とのことが決着がつき次第。
動くのに、王族ということが有利に回るかもしれないとのことだった。
それと、私の出自についても、調べられているみたい。
詳しいことまでは、ジニーさんもわからないと言っていたが私も知らないので仕方ない。
なぜ私の出自!?と思ったけど、やっぱり皇子の相手だもの。しっかり調べられるよね。
できれば私も知りたいのだけど教えてくれるわよね。
そして、やっぱりナッツのことね。
エルフ国が何をしたいのかわからないけれど、私のことも捉えようとしていたことも将軍に報告してある。
それは、カミーユがあの商船のことを報告した時に話してくれたみたい。
とにかく、あとは、ハリーと合流してこの後のことを話し合わなくちゃ。
そして、何事もなく船は辺境伯領の港に着いた。
港につくと立派な馬車がお迎えに来てくれていた。
「凄いわね」
「凄いですね」
セレンと2人驚いていると、
「早く行くぞ。ここから辺境伯様の屋敷までまだあるんだ。ハリーが待ってる」
そうだわ。早くハリーに会わなきゃ。
「お待ちしておりました」
と御者さんに促されて馬車に乗り込む。
私と、セレン、ジニーさんの3人で馬車に乗りカミーユと将軍は、馬で並走してくれている。
他にも護衛の騎士が5人。
馬で先導してくれていた。
港から、辺境伯の屋敷までは2日ほどかかるとのことで途中、野営を一度挟むそう。
できれば、夜通し走りたいくらいなのだけど無理を言ってはいけないわよね。
と少し沈んでいると、
「アン様、馬には乗れますか!?」
とジニーさんに聞かれた。
「はい。冒険者時代はハリーと2人、馬での移動でしたから」
「では、大丈夫ですね」
と、馬車を止めて、将軍の元へ
何かを話していたなと思っていたら、戻ってきた。
「アン様、お着替えを」
と冒険者服に着替えて外に出る。
「アン様、少数で駆けます。セレン嬢はジニーに任せましょう」
と、騎士の1人から馬の手綱を渡される。
嬉しくなって笑顔で
「はい!」
と返事をしていた。
「ジニー、セレンを頼んだわ」
と、馬に乗り将軍の後ろを走る。
横にカミーユ。私たちの後ろを2人の騎士が馬で追いかけて来た。
「この5人で辺境伯邸まで一気に駆けますぞ」
と、将軍が後ろを向いて叫ぶ。
コクンとうなづき、久しぶりの開放感を楽しみながら辺境伯邸を目指す。
さすが将軍。前からくる敵をウインドアローを放ち一発で仕留める。
途中、森の中を進みウルフの群れに襲われるものの、難なく仕留めて又駆ける。
そうこうしているうちに森を抜けて、日も翳ってきた。
「夜中にはつくよ」
と横でカミーユが叫ぶので後少しなんだとわかる。
馬は、大丈夫かしら。
もう少し、頑張って走ってね。と心の中で呟きながら馬を撫でる。
進行方向に篝火のような灯りがみえてきた。
城壁の上の篝火だろう。
本当に後少しだ。城壁の門番に、驚かれながら事情を説明し、門を開けてもらう。
辺境伯邸はもう、目の前だ。
ハリー、待っていて。すぐにあなたの元に
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