顔がイイだけのチャラ男なんて、大嫌いです! 〜カタブツ営業職女子が、美貌の新入社員に堕ちるまで〜

冬島六花

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第3章 揺れる心、秘密の会議室

3.4.キスと、その先★(3,769字)

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 絢斗の顔があと数センチに迫ったその瞬間、彼の手が沙月の肩をぐっと引き寄せた。とっさに身を引こうとするが、次の瞬間、二人の唇が重なる。

(え? こんなに、いきなり……?)

 明るい蛍光灯の下、彼の熱い息が沙月の鼻先をくすぐる。絢斗の唇は柔らかく、熱を帯び、桃色の唇をじんわりと押し開く。
 舌と舌が触れ合い、甘く蕩けるような唾液が混ざり合って、口内に熱が広がった。
 胸が高鳴り、身体の奥で、じゅん、と疼く感覚が沸き上がる。

(絢斗くん、なによ……少し社会人らしくなったと思ったら、急にこんな)

 絢斗の手が沙月の背中側へと回り込む。シャツ越しに感じる手が熱い。白い肌が紅潮する。柔らかな胸が彼の胸板に押し当てられ、震える息遣いが混じり合う。

 ――ぴちゃ、ぴちゃ。

 キスが深まるたびに、沙月の呼吸は荒くなり、喉の奥から甘い吐息が零れる。空気が熱を帯び、二人の体温と香りが、会議室の静けさを静かに染めていく。

(駄目、なのに……逃げられない。私、こんなにも、彼を好きになってる?)

 沙月は絢斗に応えるように、彼の背中側に手を回す。指先がシャツの布をクシャッと掴む。身体が火照って思考が霞む中、沙月はそっと唇を離し、掠れた声で呟いた。

「絢斗くん、本当に、会議室では駄目だよ。誰かに……見られるかも」

 不安と羞恥が混ざった瞳が揺れる。蛍光灯の光が容赦なく二人を照らし、窓の外で夜景が揺れていた。絢斗はふっと笑みを浮かべ、低く甘い声でささやく。

「うちの会社、経費節減で会議室にカメラ付いてないっすよ? ここ、十七階だから外からも見えない。……大丈夫。キスも、その先だって」

 そのささやきが耳元をくすぐり、彼の息が首筋を撫でた。ビクンと跳ね、沙月の芯がさらに熱を持つ。ささやきの優しさと確信に満ちた瞳に、抗おうとしていた理性が、少しずつ溶かされていく。

(〝その先〟って……女をモノ扱い? ……ほんと、冗談にしても不謹慎すぎる)

 絢斗の茶色い瞳がまっすぐに沙月を捉える。硬くしなやかな指が頬を撫で、汗ばんだ肌がその感触に敏感に反応する。絢斗の爽やかな香水を、すぐそばに感じる。沙月の唇がわずかに震え、ふたたび引き寄せられると、二度目のキスは、さらに深く、熱を帯びていた。

(……なのに、なんで……止められないの?)

 舌が絡まり、唾液がとろりと混ざり合い、唇の奥で甘い音が鳴る。

「んんっ……!」
 
 彼女の喉から、抑えきれない小さな喘ぎが漏れた。胸が押し潰されるように密着し、スーツ越しでも乳首の感覚が尖って疼く。秘部に熱が集まり、湿り気が太ももへと広がっていくのを、彼女は意識の端で感じていた。

(もう、無理。こんなに熱くなってるなんて、私……)

 会議室のテーブルには資料が散らばり、空調の低い唸りが遠く響いている。窓の外では星とビルの明かりが滲むように揺れ、床には長く伸びた二人の影。汗ばんだ肌と肌がすれ違い、彼の手がさらに彼女を強く抱き寄せる。心はもう、従うしかなかった。

(……こんなこと、絶対に駄目なのに。でも……こんなふうに求められたら)

 絢斗の手が沙月の肩に伸び、紺色のジャケットをそっと脱がせた。スーツの布が滑り落ち、会議室の床に小さな音を立てて落ちる。白いシャツが蛍光灯の光に照らされ、彼の指が器用にボタンを三つ目まで外していく。
 シャツの隙間からレースつきの下着がのぞき、沙月の肌が蛍光灯の下に晒された。

(やだ……中、見えちゃう……夜の会議室で、こんな格好)

 薄いピンクのレースが白い肌に映え、揺れる胸の谷間が露わになる。首筋に張りつく髪が汗でじっとりと濡れていた。
 
「恥ずかしいわ、絢斗くん……」

 頬が熱くなり、目を逸らす。それなのに、身体の奥でじゅん……と疼く熱を止められない。

(……まったく。冗談じゃない! ……でもどうして、身体がこんなにも熱くなるの?)

 絢斗が意地悪に微笑み、耳元でささやく。

「じゃあ、向かい合って、俺の膝の上に座って」

 パイプ椅子に腰掛けた絢斗が、膝を軽く開いて誘うように彼女を見上げる。

「はぁっ!?」
 
 その視線に心臓が跳ね、戸惑いながらも、沙月は絢斗に近づいていく。心はもう、彼に抗えない。
 スカートの擦れる音が静寂を破り、向かい合うようにして腰を下ろした瞬間、彼の太ももの硬さが彼女の柔らかな尻に触れた。
 スーツ越しに伝わる熱に、身が焦げるようだった。

(こんな座り方……あまりにも絢斗くんが、近すぎる)

 彼の腿に秘部が触れた瞬間、スカート越しに熱が広がり、濡れた感覚が押し寄せる。

「あっ……!」

「沙月さん? 今夜はちょっと、弱気ですね」

 絢斗の両手が腰に回り、硬い掌が柔らかい肉を掴んだ。その指に抗えず、沙月の身体がわずかに跳ねる。彼の瞳がまっすぐに彼女を捉え、そこにはたしかな愛情と、ほんの少しの嗜虐心が混じっていた。蛍光灯の白い光がその茶色い瞳に映え、彼女の胸をざわつかせる。

(そんな目で見ないで……私、ほんとに……)

 胸が呼吸に合わせて上下し、シャツの下で乳首が硬く疼く。絢斗の指が腰を撫でるたび、スーツの布越しに熱が伝わり、会議室の空気が重たく満ちていく。

(どうしよう……私、変になってる)

 絢斗が耳元に顔を寄せ、低くささやいた。

「沙月さん、ここで、これから……どうして欲しいですか?」

 その甘く掠れた声に、沙月の身体がビクンと震えた。吐息が首筋をくすぐり、秘部がキュンと締まり、蜜がさらに滲む。

「どうして欲しいって……? ……そんなの、自分でもわからないわ」

 汗が背中を伝って流れ、冷たいはずの空気さえ熱を帯びて感じる。尻が絢斗の腿に擦れ、布越しに快感の火花が散る。沙月の唇が震え、掠れた声で言葉を紡いだ。

「絢斗くん……私……」

 その先が言えない。羞恥と欲望が絡まり、呼吸が浅くなる。絢斗の瞳に宿る深い思いと、意地悪な熱に、沙月はただ翻弄される。

(こんなに近くで見つめられたら……私、変になる)

 膝の上で揺れながら、彼女は絢斗という名の甘い檻に、自ら身を委ねていくしかなかった。
 絢斗の膝の上に座ったまま、沙月はごくりと唾を飲み込んだ。喉の奥で唾液が動く音さえ、自分の耳に届くほど静かな空間。胸の鼓動がドクドクと早まり、白いシャツの下では汗がじわりと滲んでいた。首筋に張りついた髪が湿り気を帯び、汗ばんだ肌が蛍光灯に照らされてほのかに光る。

(なに、この体温……どうして、ここまで)

 あの夜、ラブホテルでの情事を思い出す。きちんと欲望を口にしなければ、絢斗は叶えてくれない。彼は、そういう男だった。
 
(オフィスでは、私がメンターで、彼の指導者……でも、今この瞬間は)
 
 二人の立場は、完全に逆転していた。
 絢斗の膝の硬さが臀部に食い込み、掌が腰に触れるたび、秘部がキュンと締まり、熱を帯びた蜜が下着を濡らしていく。

(言えない……でも、言わなきゃ終われない。だって、自分から言わなきゃ、絢斗くんは……)

 唇がわずかに震え、羞恥と欲望が胸の中でせめぎ合う。会議室の明るい光が彼女を容赦なく照らし、窓の外のネオンが、夜の風にかすかに揺れている。

「沙月さん、まだ覚悟は決まりませんか?」

 絢斗の瞳がまっすぐに沙月を射抜く。彼女は意を決して、掠れた声で口を開いた。

「絢斗くん、私を抱いて……その……上のあたりを揉んで、下も……ぐちゃぐちゃになるまで……あなたのもので、突いて」

 その言葉が、会議室の静けさにくっきりと響いた。瞬間、顔が熱く火照り、彼女の身体が羞恥に震える。

(言ってしまった……こんなはしたないことを、自分の口で……)

 秘部が濡れ、蜜が太ももにまで染み出すのを感じる。背中を伝う汗がシャツに染み、布が肌にぴったりと張りつく。

 絢斗の唇が妖しく弧を描き、月光に照らされた茶色い瞳が静かに光る。嗜虐と愛情の入り混じるその眼差しが彼女を捉え、低く甘く笑った。

「沙月さん、やっと素直になったっすね。……最高にエロい顔してますよ」

 欲望を感じさせる声に、沙月はビクリと跳ね、絢斗の手が腰から胸へと滑る。

「エロいだなんて、そんな……きゃ! やっ……ん」
 
 絢斗はブラジャーの上から胸を包み込んだきた。指が柔らかな肉を優しく、しかし逃さぬように揉み込む。

(ダメ、こんな場所で。なのに……どうして)

 乳首が硬く尖り、シャツ越しにも疼くのがわかる。沙月の唇からは、喘ぎ声が漏れた。
 会議室の空気がさらに熱を帯び、彼女の頬はすでに朱に染まっていた。

 絢斗の手がシャツをさらに開き、レースの縁が露わになる。汗ばんだ白い肌が艶やかに光り、谷間が彼の熱に反応してかすかに震える。

(もう、止められない。感じすぎて、無理)

 彼の太ももに尻が擦れ、濡れた布が小さく波打つ。絢斗の視線がそのすべてを見逃さずに捉えていることに、沙月の身体はさらに熱を増していく。

 会議室の蛍光灯も、空調も、今はまるで遠く。二人の熱、二人の匂い、二人の鼓動だけがこの世界のすべてになっていた。沙月の汗ばんだ肌が彼に吸いつくように密着し、絢斗の微笑みに、理性は完全に崩れ落ちる。

(なぜ、こんなに……この子に支配されるのが、心地いいの?)

 絢斗の掌が彼女の身体をたしかめるように動き、沙月はもう、逆らえなかった。
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