顔がイイだけのチャラ男なんて、大嫌いです! 〜カタブツ営業職女子が、美貌の新入社員に堕ちるまで〜

冬島六花

文字の大きさ
33 / 34
第5章 真実の愛を知って【完】

5.2.お互いのすべてを★(3,915字)  

しおりを挟む
(さっきまで、あんなに心が揺れていたのに……今はもう、彼に触れていてほしいとしか思えない)

 沙月は彼を見つめ、熱を帯びた声で続ける。

「最低で、最悪で……でも、最高だったの。……葛西課長にあのときの音声を聞かされたときも……身体が勝手に反応して……思い出すだけで、疼いてしまったの……」

 羞恥の中に隠しきれない欲望。
 会議室の冷たさと熱の記憶が交錯し、今、すべてが再燃していく。

 絢斗がそっと、沙月の脚に視線を落とした。
 ずり上がったスカートの隙間からのぞく白い肌に、彼の瞳がかすかに揺れる。

「正直な気持ちを教えてくれて、ありがとうございます、沙月さん。あの夜以上に、あなたを気持ちよくさせてみせます」

 そのささやきは、誓いのように優しくて、残酷なほどに甘い。
 彼の唇が、ゆっくりと沙月の胸元へ降りていく。

 そして――彼の唇が、露わになった彼女の胸元に触れた。

「あっ、ゃ、あんっ!」

 柔らかな吐息が漏れ、肌が跳ねる。
 絢斗の唇は、まるで沙月の震える心を慰めるように、優しく、そしてたしかに愛し始めた。

(だめ……こんなに優しくされたら、もう)

 胸元を辿る舌先が、花びらのように繊細に動き、時折吸われれれば、背筋が震える。
 彼の手がそっと胸を包み込み、じんわりと熱が指先から伝わる。
 快感は派手ではなく、静かに、深く、彼女の奥底まで染みていく。

 目を閉じれば、会議室の記憶が、熱を帯びてよみがえる。
 冷たかったテーブルの感触、無防備な姿、抑えきれなかった声……。
 そのすべてが、今この瞬間に溶け込んでいく。

(大丈夫。ここは私の部屋だし、何もかもが解決したのだから……)

 絢斗の声がそっとささやかれる。

「……今夜は、沙月さんが気持ちよくなることだけ、考えてます。俺が、全部あげますから」

 その声に、沙月の胸が震える。
 恥ずかしさも、迷いも、彼の腕の中で少しずつ溶けていく。

「……絢斗くん……お願い……優しく、して……」

 その一言が、合図になった。
 二人の肌が触れ合い、柔らかな音と熱が重なっていく。

 交わすキスは、まるで祈りのようだった。
 それは決して〝激しさ〟ではなく〝たしかさ〟の連なり。

 愛し合うという行為が、ここまで尊く、美しくなれるのは、二人の心が完全に通じ合っているから――。

(ありがとう、絢斗くん。今夜、私は……ちゃんと〝愛されてる〟)

 絢斗の指先は、沙月の肌の微細な震えを知り尽くしていた。
 唇と舌が胸元の柔らかな頂をなぞり、わずかに歯を立てれば、沙月の身体は跳ね、くぐもった甘い声が漏れる。

「あぁっ……ん……絢斗くん……」

 その声は、理性の最後の糸がほどけていく音にも似ていた。
 汗ばむ肌に髪が張りつき、胸が呼吸に合わせて大きく上下する。
 空気は甘く濃く、沙月の香りが部屋の隅々まで満ちていた。

 絢斗は彼女の耳元に口を寄せ、そっと噛むようにささやく。

「……こんなに声出して、大丈夫っすか? 隣の人が、何ごとだろうって不審がるかもしれませんよ」

 いたずらめいた声音に、沙月の頬がいっそう熱く染まる。
 けれど、その恥じらいが快感に溶けていくのを、彼女自身が一番よくわかっていた。

「やだっ……そんな言葉で……でも、身体の奥が疼いて止まらない」

 太ももが擦れ合い、布越しの熱が疼きを煽る。
 理性では恥ずかしいと思う一方で、心も身体も、彼のすべてを求めている。
 その仕草に気づいた絢斗が、少し笑ってささやく。

「……沙月さん。そんなふうに脚を閉じちゃダメです。ちゃんと、俺に見せてください」

 快感とともに、沙月は小さく震える。
 羞恥に頬を染めながらも、ゆっくりと膝を開いた。
 絢斗の手がするりと太ももに滑り込み、湿り気を帯びた肌に触れる。

(もう……隠せない。すべて、見られてる)

 絢斗の骨張った指先が、ショーツ越しに触れる。
 そこはすでに熱を持ち、湿り気を帯びていた。
 ふと、絢斗の指が布の上からそっと押し当てれば――ぬるりとした感触が、彼の手にも、沙月自身にも伝わる。

「……すごい……沙月さん、こんなに濡らして……今夜も俺のこと、欲しくてたまらないんすね?」

 その低く甘い声が、なぜか優しく、どこか誇らしげで――沙月の胸に火が灯る。

(恥ずかしいのに、誇らしい……彼に求められているって、わかるから……)

 指が下着の縁をなぞり、そっとずらすと、濡れた花びらが空気に触れ、ピクリと小さく震える。
 絢斗が目を細め、彼女の奥を愛おしげに見つめる気配に、沙月の心が蕩けていく。

「絢斗くん……そうなの。私は今、あなたが欲しくてたまらないの」

 言葉にならない声が漏れ、視界が熱で霞む。
 身体中が疼きでいっぱいになり、彼の指が触れるたびに、快感が波のように押し寄せる。

「んっ、ぁ、ああっ……!」

 湿った布をリズミカルに押されれば、蜜が染み出して太ももに滴る。彼女の秘部が疼き、熱い脈動が全身に広がる。

(もう……限界……身体が、彼を待ち望んでる)

 彼の指が、そっと蜜をすくうように撫でれば、細かな震えが全身を駆け巡る。
 愛撫は決して荒々しくなく、まるで祈りのように静謐だ。
 彼の手は、まるで沙月の奥に眠る本音を探るように、肌の上を優しく滑っていく。

 沙月は小さく震えながら、そっと彼を見つめた。

「……こんなふうに、絢斗くんに触れられるたびに……私、自分の知らなかった私に、出会ってしまう気がする」

 その言葉に、絢斗がふっと微笑んだ。

「……じゃあ、もっと出会ってください。俺、沙月さんの知らない沙月さんに、何度でも会いたいです」

(もう、この人に、すべてを預けていいのかもしれない)

 肌と肌が触れ合うたび、熱が生まれ、深く優しい〝求め〟が生まれていく。

 快感の中で、沙月は確信した。
 これは、ただの一時的な情熱じゃない。これは、心がまるごと溶け合うような、人生丸ごと捧げるような〝愛〟なのだ。

「沙月さん、今夜は……俺、あなたをひとつ残らず愛します」

 まるで心を読んだかのような絢斗のささやきに、沙月は微笑み、目を閉じる。
 
(うん……愛して。あなたのすべてで、私を包み込んで)

 彼の手をぎゅっと握り返し、全身で答えた。

 絢斗の手がショーツの布をそっとずらす。むき出しになった花園が空気に触れ、ぬらりと光る花びらが彼の指先に晒される。
 蜜の匂いが部屋に広がり、ロマンティックな熱が二人の間を満たす。

「んっ……あぁっ……絢斗くん……!」

 むき出しになった柔らかな秘部を、絢斗の指先がゆっくりと撫でていく。
 蜜に濡れた花びらが彼の指に絡むたび、沙月の身体に甘くもどかしい火が灯る。

(……やだ、そんなに優しく触れたら……焦らされてるみたい……)

 快感の波はまだ浅く、でもじゅわじゅわと熱を帯びてきていた。
 太ももが熱に震え、ソファの布地に肌が触れるたび、しっとりとした音が小さく響く。
 もっと欲しい――もっと深く、強く――身体の奥から湧き上がる欲望に突き動かされて、沙月は自分の腰をわずかに絢斗の手へと押しつけた。

(……お願い。触れて。ちゃんと、奥まで……)

 しかし絢斗はそれを見逃さない。少しだけ意地悪く笑い、沙月の耳元で低くささやいた。

「沙月さん、そんなに俺の手で……ぐちょぐちょにされたいんですか?」

 言葉は甘く、でも容赦ない。
 その問いかけに、沙月の顔が一瞬で熱くなり、頬が紅潮する。羞恥のあまり息を呑み、唇を噛んだまま、彼を見上げることさえできなかった。

(そんなふうに言わないで……でも、たしかに……そうなの)

 次の瞬間、絢斗の手がふっと離れた。
 ぬるりとぬくもりを奪われた場所に、ひんやりとした空気が触れ、疼きが増していく。
 蜜が溢れ、太ももを伝ってソファに染みを落とす感覚が、沙月の胸をまた熱くさせる。

(……いや。やだ、やめないで……)

 絢斗は身を起こし、膝をついて沙月を見下ろす。その肩に張りついたシャツが汗を吸い、彼の輪郭を艶やかに縁取る。
 その姿を目の端で捉えたとき、沙月の胸がひくりと疼いた。

「……ねぇ。会議室のときみたいに、おねだりしてください。ちゃんとできたら、ご褒美をあげますから」

 その声はからかい混じりの優しさ。
 彼の手が沙月の頭に伸び、ぽんぽんと撫でられる感触に、心がじんわりと揺れる。

(まるで、ペットみたい……私、絢斗くんに、飼われてるみたい)

 甘く屈辱的な感覚に震えながらも、嫌悪はない。
 身体の奥に広がるのは、なぜか安心と甘やかされる幸福感だった。

 沙月は目を閉じ、震える唇をゆっくりと開いた。
 掌がソファをぎゅっと握りしめ、掠れるような声で懇願する。

「絢斗くん……お願い。私の……ここ、あなたの手でぐちゃぐちゃにして……もっと、気持ちよくしてほしいの……」

(言ってしまった……でも、絢斗くんに……私の全部、見てほしい)

 顔が熱くなり、視線を逸らす。
 ショーツの隙間からのぞく秘部がピクリと震え、ふたたび蜜が溢れて太ももを濡らしていく。

 絢斗は笑みを深めた。

「よく言えましたね、沙月さん」

 その声音には、誇らしげな愛しさが含まれていた。
 彼の指がふたたび近づき、ぬるりと割れ目をなぞると、今度は花芽をそっと摘み、円を描くように丹念に愛撫していく。

「ひぁっ、んっ、だめっ、気持ちいい……!」

 声が漏れ、沙月の背中が自然に反る。
 汗と蜜が空気を湿らせ、絢斗の手が掻き混ぜるたびに、甘く湿った音がソファの上に響く。

「……ちゃんとご褒美、あげますからね」

 耳元にささやかれたその声は、どこまでも甘く、優しかった。
 絢斗の指先と、息と、愛情のすべてが、沙月の心と身体を深く満たしていく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

契約妻のはずが豹変した夫の激愛に浸されています

結祈みのり
恋愛
両親の不仲の影響で、恋愛や結婚に夢のない春華は、約二年前、実家のしがらみから逃れるために大手企業の御曹司・聡と結婚した。親からの結婚の催促にうんざりしていた彼は、同じく自由を求める春華に契約夫婦になろうと提案してきたのだ。お互いを縛らず、周囲に結婚相手を明らかにしない単なる同居人。そんな関係が続いていたある日、ひょんなことから後輩に告白された春華。それを知っても夫の態度はいつも通り――と思っていたら、なんだか独占欲めいたものに変わっていって……!?

あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜

瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。 まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。 息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。 あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。 夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで…… 夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

エリート御曹司は傷心の彼女に溢れる深愛を甘く刻み込む

松本ユミ
恋愛
旧題:君に捧げる一途な愛~御曹司は傷ついた彼女を守りたい~ 木下志乃は付き合っていた彼氏を妹に奪われた過去があり、恋愛に消極的になっていた。 ある日、志乃と同じ会社で働いている無口で堅物と言われている経理部課長の小笠原政宗と知り合う。 いろんな偶然が重なり、一緒に過ごす機会が増えた志乃と政宗。 次第に政宗のことが気になり始めるけど、元カレの裏切り行為に心に傷を負った志乃はどうしても一歩踏み出せずにいた。 そんな志乃を「誰よりも大切にする」と言って政宗は一途な愛で包み込み、二人の距離は縮まっていく。 だけど、ひょんなことから政宗がとある会社の御曹司だと知った志乃。 政宗本人からそのことを聞かされていない志乃はショックを受けてーーー。

大嫌い!って100回言ったら、死ぬほど好きに変わりそうな気持ちに気付いてよ…。

菊池まりな
恋愛
25歳の朱里は、同じ部署の先輩・嵩にずっと片想いをしていた。けれども不器用な朱里は、素直に「好き」と言えず、口から出るのはいつも「大嫌い」。彼女のツンデレな態度に最初は笑って受け流していた嵩も、次第に本気で嫌われていると思い込み、距離を置き始める。 そんな中、後輩の瑠奈が嵩に好意を寄せ、オープンに想いを伝えていく。朱里は心の奥で「私は本当は死ぬほど好きなのに」と叫びながらも、意地とプライドが邪魔をして一歩踏み出せない。 しかし、嵩の転勤が決まり、別れが迫ったとき、朱里はついに「大嫌い」と100回も繰り返した心の裏にある“本音”を告白する決意をする――。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

不遇な令嬢は次期組長の秘めたる溺愛に絡め取られる。

翼 うみ
恋愛
父の会社を立て直す交換条件のため、ほぼ家族に身売りされた形で関東最大級の極道・桜花組の次期組長に嫁入りしたジェシカ。しかし母を亡くして以降、義母と義妹に虐げられていたジェシカは実家を出られるなら、と前向きだった。夫となる和仁には「君を愛することはない」と冷たく突き放される。それでもジェシカは傷つくことはなく、自分にできることを探して楽しんでいた。 和仁には辛い過去がありそれ故に誰のことも愛さないと決めていたが、純真で健気なジェシカに段々と惹かれてゆき――。 政略結婚から始まる溺愛シンデレラストーリー。

『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』

鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、 仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。 厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議―― 最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。 だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、 結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。 そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、 次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。 同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。 数々の試練が二人を襲うが―― 蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、 結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。 そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、 秘書と社長の関係を静かに越えていく。 「これからの人生も、そばで支えてほしい。」 それは、彼が初めて見せた弱さであり、 結衣だけに向けた真剣な想いだった。 秘書として。 一人の女性として。 結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。 仕事も恋も全力で駆け抜ける、 “冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。

処理中です...