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2.1.専務のいたずら1★(1500字)
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資料室の最奥は、ダンボールが雑然と積まれた誰も近寄らない場所だ。主に季節のイベントやディスプレイに使うグッズなどが置かれている。今の季節なら、ハロウィンで使う吸血鬼のコスプレ衣装やカボチャのランタン、大きなロウソクとかね。あと、イベントでだけ使うパイプ椅子とか。
大量の荷物が並んだ隙間のスペースで、男性が女性を壁ドンしているのだった。
「あの……専務。ダメって言いましたよね?」
「いいじゃないか、水くさいこと言わないでよ、優美子さん」
「無理です」
「じゃあ、俺がやるしかないな」
男は女の首筋に唇を押しつけた。女は身動きできないまま、床を見つめる。その目にはうっすらと涙が滲んでいるように見えた。
まじまじと二人を凝視する私。ここで気づいた。
男性は弊社の専務だ。いつもストライプのスーツを着ているから、顔を見なくても分かる。
そして壁ドンされている女性は――経理部の女神・優美子さんだった。
信じられない。心臓がバクバクする。だって優美子さんは四十代で、名前の通りとても優しくて美しい人なのだ。
経理部に提出する書類にミスがあっても、怒らず丁寧に説明してくれる。それに優美子さんは営業部の男性と結婚しており、お子さんも二人いるはずだ。
つまり、専務と優美子さんは不倫関係。なるほど、そういうわけか。
……いや、待て。問題はそこじゃない。不倫自体は個人同士が良ければ周りが咎めることでもない。だからそこはどうでもいいとしても――今は勤務時間内。本来資料室でセックスしてはいけない時間帯だ。見るのだっていけない。
逃げよう……!
私はそっと後ずさりして、資料室を出ようとした。だが専務が私の存在に気づいたらしい。
「そこにいるのは誰かな?」
優美子さんの首筋から顔をあげるとこちらを見た。
え? なんでばーれてんの?
私は仕方なく、棚の陰から姿を現した。
「あの……すみません」
「なんだ企画部のエース真織さんか。久しぶりだね」
「え……私のことご存じなんですか?」
「知ってるよ。いつも一生懸命に仕事してくれてるじゃないか」
エースとか言われると照れるじゃないか……! さすが、専務。優美子さんをオとすほどの人たらしだけある。
専務はにっこり微笑んだ。優美子さんは乱れた服のまま、ゆっくりと床にへたり込む。よく見るとストッキングが破れて伝線しているし、ストッキングの下のスカートもめくれあがっているし、なんだかものすごいことになっちゃってる。
「専務に名前を知っていただいていたなんて、光栄です。でも、スミマセン。お邪魔ですよね。私はこの辺で仕事に戻ります」
「いやいや、ちょっと待ってくれよ。せっかくだから、俺と優美子さんのセックスを見ていってくれ」
「は!?」
私が驚いたのと、優美子さんが怯えた表情になったのはほぼ同時だった。
当たり前だ。っていうか専務、オマエ変態かよ!
専務はへたり込んだ優美子さんを無理やり立たせると、スカートをめくり上げた。あらわになった白いレースのショーツ。優美子さんらしい清楚なデザインだ。だが様子がおかしい。股の部分が不自然に膨らんでいて、股布がびっしょり濡れている。
「ふふふ、今日は優美子さんのオマンコに、ピンクローターと結婚指輪を仕込んで仕事をさせていたんだ。僕なりのいたずらだね」
専務はニヤリと笑った。
は? いたずらってレベルじゃねーぞ!
鬼畜! なんて鬼畜なんだ専務は! そしてオッサンの考えるプレイはねっちょりしていて気持ち悪っ!
優美子さん、こんな鬼畜男に抱かれるなんて可哀想……そう思って視線を彼女に移したのだが、優美子さんは嫌そうな顔をしているものの、本気で嫌がってはいないように見えた。
えっ、なんで? しかしこれが男女関係のミステリー。優美子さん、まんざらでもないのか……?
大量の荷物が並んだ隙間のスペースで、男性が女性を壁ドンしているのだった。
「あの……専務。ダメって言いましたよね?」
「いいじゃないか、水くさいこと言わないでよ、優美子さん」
「無理です」
「じゃあ、俺がやるしかないな」
男は女の首筋に唇を押しつけた。女は身動きできないまま、床を見つめる。その目にはうっすらと涙が滲んでいるように見えた。
まじまじと二人を凝視する私。ここで気づいた。
男性は弊社の専務だ。いつもストライプのスーツを着ているから、顔を見なくても分かる。
そして壁ドンされている女性は――経理部の女神・優美子さんだった。
信じられない。心臓がバクバクする。だって優美子さんは四十代で、名前の通りとても優しくて美しい人なのだ。
経理部に提出する書類にミスがあっても、怒らず丁寧に説明してくれる。それに優美子さんは営業部の男性と結婚しており、お子さんも二人いるはずだ。
つまり、専務と優美子さんは不倫関係。なるほど、そういうわけか。
……いや、待て。問題はそこじゃない。不倫自体は個人同士が良ければ周りが咎めることでもない。だからそこはどうでもいいとしても――今は勤務時間内。本来資料室でセックスしてはいけない時間帯だ。見るのだっていけない。
逃げよう……!
私はそっと後ずさりして、資料室を出ようとした。だが専務が私の存在に気づいたらしい。
「そこにいるのは誰かな?」
優美子さんの首筋から顔をあげるとこちらを見た。
え? なんでばーれてんの?
私は仕方なく、棚の陰から姿を現した。
「あの……すみません」
「なんだ企画部のエース真織さんか。久しぶりだね」
「え……私のことご存じなんですか?」
「知ってるよ。いつも一生懸命に仕事してくれてるじゃないか」
エースとか言われると照れるじゃないか……! さすが、専務。優美子さんをオとすほどの人たらしだけある。
専務はにっこり微笑んだ。優美子さんは乱れた服のまま、ゆっくりと床にへたり込む。よく見るとストッキングが破れて伝線しているし、ストッキングの下のスカートもめくれあがっているし、なんだかものすごいことになっちゃってる。
「専務に名前を知っていただいていたなんて、光栄です。でも、スミマセン。お邪魔ですよね。私はこの辺で仕事に戻ります」
「いやいや、ちょっと待ってくれよ。せっかくだから、俺と優美子さんのセックスを見ていってくれ」
「は!?」
私が驚いたのと、優美子さんが怯えた表情になったのはほぼ同時だった。
当たり前だ。っていうか専務、オマエ変態かよ!
専務はへたり込んだ優美子さんを無理やり立たせると、スカートをめくり上げた。あらわになった白いレースのショーツ。優美子さんらしい清楚なデザインだ。だが様子がおかしい。股の部分が不自然に膨らんでいて、股布がびっしょり濡れている。
「ふふふ、今日は優美子さんのオマンコに、ピンクローターと結婚指輪を仕込んで仕事をさせていたんだ。僕なりのいたずらだね」
専務はニヤリと笑った。
は? いたずらってレベルじゃねーぞ!
鬼畜! なんて鬼畜なんだ専務は! そしてオッサンの考えるプレイはねっちょりしていて気持ち悪っ!
優美子さん、こんな鬼畜男に抱かれるなんて可哀想……そう思って視線を彼女に移したのだが、優美子さんは嫌そうな顔をしているものの、本気で嫌がってはいないように見えた。
えっ、なんで? しかしこれが男女関係のミステリー。優美子さん、まんざらでもないのか……?
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