12 / 41
12
しおりを挟む
私よりも年上なのだろうと見当はつけていたが、何と香さんは修司さんの六歳上で、ちょうど富沢くんと咲さんと同じ年齢差なのだという。男三人兄弟の富沢家と、女三人姉妹の田坂家の子供達は、それぞれが同い年で上から順に六歳差なのだそうだ。
両家のお母さん達は同年齢カップルを予定していたものの、最初に香さんが、次いで修司さんが家に関わりのない人を選んで結婚したため、その夢は一旦暗礁に乗り上げた。ところがその後まんまと長男と三女、三男と次女が纏まったため、今度は香さんと修司さんを娶せようと画策しているらしい。
「修司と私の家庭を壊そうとしていた非常識な親なのよ」
香さんは怒りが冷めやらぬ様子で吐いた。
「最初は取り合っていなかったんだけど、どんどんエスカレートしてきてね。そんなときに別の理由で修司が離婚したものだから、信じられないことに喜んじゃったのよ。今度は私を離婚させようと、雅治、うちの夫なんだけど、彼に他の女性とのお見合い写真を送ってきたわけ。ありえないわよね」
お母さん達のやり口に堪忍袋の緒が切れた香さんは、冠婚葬祭以外では滅多に帰省しない実家に、苦情を申し入れるために今日は戻ってきたのだそうだ。でも全く話にならなかったと悔しがっている。
正直頭がこんがらがってきた。要するにお母さん達は自分の希望を叶えるために、結婚している娘と息子を離婚させ、尚且つ再婚に結びつけることに心血を注いでいるというのだろうか? 円満に暮らしている子供の幸せをわざわざ奪ってまで。
「だから言ったろ? うちの親も相当だって。本人達に自覚がないだけによけい性質が悪い」
苦笑する修司さん。もしかして好きでもない相手と結婚したのは、お母さん達の魔の手(?)から逃れるのが目的だったのだろうか。
「うちの家族でまともなのは修司だけなのよ。なのに実家に住むなんて」
唯一のオアシスに会いに来ることもできないと、香さんは心底嘆いていた。話の内容から察するに、その表現は決して過大なものではないに違いない。
「何かしでかさないように、親達を見張るつもりだったんだけどね。ごめん。結局役に立てなかった」
謝る修司さんに香さんはふっと笑んだ。
「あんたのせいじゃないでしょ、馬鹿修司」
馬鹿という響きの優しさに、同じ言葉でも使い方でこんなに心が和むんだと初めて知った。私の親が口にする馬鹿に愛情は欠片もない。
その後車で一緒に帰ろうと言ってくれた二人の気持ちだけもらい、私は一人バスに揺られて帰ったのだけれど、修司さんの用事は何だったのだろうと、車窓の景色を眺めながらぼんやり思った。
翌週の日曜日。修司さんは桜屋のお風呂に入りに来た。仕事が休みだった咲さんも一緒に訪れたので、私と富沢くんの勤務終了後に四人でドライブに行こうという話になった。幸い雨は小降りだったが、じめじめした蒸し暑さが肌に張りついて不快指数が上がった。
「香姉だ」
特に行先も決めずに、ハンドルを握る修司さんに任せて一時間程走っていると、後部座席から富沢くんが声を出した。
「そういえば香姉の家、この辺だものね」
振り返ると咲さんが頷いている。私は助手席から左側の歩道に目を向けた。おそらくご主人とお子さんなのだろう。そこには可愛らしい女の子を挟んで、三人で歩いている香さんの姿があった。あちらは修司さんの車に気づかなかったようで、追い越しても楽しそうに笑っているだけだった。
お母さん達からのお見合い攻撃は大丈夫だったのかな。ふとそんな考えが浮かんで運転席に視線を移したら、修司さんは当然ながら前を向いたまま黙って運転に集中していた。
「母さん達からの嫌がらせにも負けず、仲よくやっているみたいだね」
安堵したような富沢くんの台詞に、ほんの微かにだけれど修司さんの表情が動いた。まるで誰かを慈しむように口元が綻ぶ。私はその温かな笑みに目を奪われた。
「でもお母さん達は香姉と修司をどうにかしようと、また何か企んでるみたいよ」
「懲りないよな」
ため息をつく咲さんと呆れる富沢くんを余所に、赤信号で車を止めた修司さんが私をちらっと一瞥した。私の様子に何かを察した彼は、顔の前にそっと人差し指を立てる。
「修兄、お腹空いたから少し早いけどご飯にしない?」
信号が青く点ったところで富沢くんが言った。
「そうだな。奢ってくれる奴もいるし、俺の行きつけの店に行くとするか」
いつも通りぶっきら棒に答えて、修司さんは車を再び発進させる。
「その話冗談じゃなかったんですか!」
うっかり叫んだ私に車内は笑いに包まれた。でも何か釈然としない。さっきの人差し指にはどんな意味があったのだろう。やがて内心もやもやする私の目に、前に一度連れてきてもらった食堂が映った。そのとき閃くように女将さんの何気ない一言が脳裏に蘇った。
「香ちゃん以来ね」
その名前を思い出したとき、私の中ですとんと落ちるものがあった。他の女性を遠去ける修司さんの、本当に存在する「心に秘めた人」は香さんなのだと。
両家のお母さん達は同年齢カップルを予定していたものの、最初に香さんが、次いで修司さんが家に関わりのない人を選んで結婚したため、その夢は一旦暗礁に乗り上げた。ところがその後まんまと長男と三女、三男と次女が纏まったため、今度は香さんと修司さんを娶せようと画策しているらしい。
「修司と私の家庭を壊そうとしていた非常識な親なのよ」
香さんは怒りが冷めやらぬ様子で吐いた。
「最初は取り合っていなかったんだけど、どんどんエスカレートしてきてね。そんなときに別の理由で修司が離婚したものだから、信じられないことに喜んじゃったのよ。今度は私を離婚させようと、雅治、うちの夫なんだけど、彼に他の女性とのお見合い写真を送ってきたわけ。ありえないわよね」
お母さん達のやり口に堪忍袋の緒が切れた香さんは、冠婚葬祭以外では滅多に帰省しない実家に、苦情を申し入れるために今日は戻ってきたのだそうだ。でも全く話にならなかったと悔しがっている。
正直頭がこんがらがってきた。要するにお母さん達は自分の希望を叶えるために、結婚している娘と息子を離婚させ、尚且つ再婚に結びつけることに心血を注いでいるというのだろうか? 円満に暮らしている子供の幸せをわざわざ奪ってまで。
「だから言ったろ? うちの親も相当だって。本人達に自覚がないだけによけい性質が悪い」
苦笑する修司さん。もしかして好きでもない相手と結婚したのは、お母さん達の魔の手(?)から逃れるのが目的だったのだろうか。
「うちの家族でまともなのは修司だけなのよ。なのに実家に住むなんて」
唯一のオアシスに会いに来ることもできないと、香さんは心底嘆いていた。話の内容から察するに、その表現は決して過大なものではないに違いない。
「何かしでかさないように、親達を見張るつもりだったんだけどね。ごめん。結局役に立てなかった」
謝る修司さんに香さんはふっと笑んだ。
「あんたのせいじゃないでしょ、馬鹿修司」
馬鹿という響きの優しさに、同じ言葉でも使い方でこんなに心が和むんだと初めて知った。私の親が口にする馬鹿に愛情は欠片もない。
その後車で一緒に帰ろうと言ってくれた二人の気持ちだけもらい、私は一人バスに揺られて帰ったのだけれど、修司さんの用事は何だったのだろうと、車窓の景色を眺めながらぼんやり思った。
翌週の日曜日。修司さんは桜屋のお風呂に入りに来た。仕事が休みだった咲さんも一緒に訪れたので、私と富沢くんの勤務終了後に四人でドライブに行こうという話になった。幸い雨は小降りだったが、じめじめした蒸し暑さが肌に張りついて不快指数が上がった。
「香姉だ」
特に行先も決めずに、ハンドルを握る修司さんに任せて一時間程走っていると、後部座席から富沢くんが声を出した。
「そういえば香姉の家、この辺だものね」
振り返ると咲さんが頷いている。私は助手席から左側の歩道に目を向けた。おそらくご主人とお子さんなのだろう。そこには可愛らしい女の子を挟んで、三人で歩いている香さんの姿があった。あちらは修司さんの車に気づかなかったようで、追い越しても楽しそうに笑っているだけだった。
お母さん達からのお見合い攻撃は大丈夫だったのかな。ふとそんな考えが浮かんで運転席に視線を移したら、修司さんは当然ながら前を向いたまま黙って運転に集中していた。
「母さん達からの嫌がらせにも負けず、仲よくやっているみたいだね」
安堵したような富沢くんの台詞に、ほんの微かにだけれど修司さんの表情が動いた。まるで誰かを慈しむように口元が綻ぶ。私はその温かな笑みに目を奪われた。
「でもお母さん達は香姉と修司をどうにかしようと、また何か企んでるみたいよ」
「懲りないよな」
ため息をつく咲さんと呆れる富沢くんを余所に、赤信号で車を止めた修司さんが私をちらっと一瞥した。私の様子に何かを察した彼は、顔の前にそっと人差し指を立てる。
「修兄、お腹空いたから少し早いけどご飯にしない?」
信号が青く点ったところで富沢くんが言った。
「そうだな。奢ってくれる奴もいるし、俺の行きつけの店に行くとするか」
いつも通りぶっきら棒に答えて、修司さんは車を再び発進させる。
「その話冗談じゃなかったんですか!」
うっかり叫んだ私に車内は笑いに包まれた。でも何か釈然としない。さっきの人差し指にはどんな意味があったのだろう。やがて内心もやもやする私の目に、前に一度連れてきてもらった食堂が映った。そのとき閃くように女将さんの何気ない一言が脳裏に蘇った。
「香ちゃん以来ね」
その名前を思い出したとき、私の中ですとんと落ちるものがあった。他の女性を遠去ける修司さんの、本当に存在する「心に秘めた人」は香さんなのだと。
0
あなたにおすすめの小説
離婚するはずの旦那様を、なぜか看病しています
鍛高譚
恋愛
「結婚とは、貴族の義務。そこに愛など不要――」
そう割り切っていた公爵令嬢アルタイは、王命により辺境伯ベガと契約結婚することに。
お互い深入りしない仮面夫婦として過ごすはずが、ある日ベガが戦地へ赴くことになり、彼はアルタイにこう告げる。
「俺は生きて帰れる自信がない。……だから、お前を自由にしてやりたい」
あっさりと“離婚”を申し出る彼に、アルタイは皮肉めいた笑みを浮かべる。
「では、戦争が終わり、貴方が帰るまで離婚は待ちましょう。
戦地で女でも作ってきてください。そうすれば、心置きなく別れられます」
――しかし、戦争は長引き、何年も経ったのちにようやく帰還したベガは、深い傷を負っていた。
彼を看病しながら、アルタイは自分の心が変化していることに気づく。
「早く元気になってもらわないと、離婚できませんね?」
「……本当に、離婚したいのか?」
最初は“義務”だったはずの結婚。しかし、夫婦として過ごすうちに、仮面は次第に剥がれていく。
やがて、二人の離婚を巡る噂が王宮を騒がせる中、ベガは決意を固める――。
竜帝に捨てられ病気で死んで転生したのに、生まれ変わっても竜帝に気に入られそうです
みゅー
恋愛
シーディは前世の記憶を持っていた。前世では奉公に出された家で竜帝に気に入られ寵姫となるが、竜帝は豪族と婚約すると噂され同時にシーディの部屋へ通うことが減っていった。そんな時に病気になり、シーディは後宮を出ると一人寂しく息を引き取った。
時は流れ、シーディはある村外れの貧しいながらも優しい両親の元に生まれ変わっていた。そんなある日村に竜帝が訪れ、竜帝に見つかるがシーディの生まれ変わりだと気づかれずにすむ。
数日後、運命の乙女を探すためにの同じ年、同じ日に生まれた数人の乙女たちが後宮に召集され、シーディも後宮に呼ばれてしまう。
自分が運命の乙女ではないとわかっているシーディは、とにかく何事もなく村へ帰ることだけを目標に過ごすが……。
はたして本当にシーディは運命の乙女ではないのか、今度の人生で幸せをつかむことができるのか。
短編:竜帝の花嫁 誰にも愛されずに死んだと思ってたのに、生まれ変わったら溺愛されてました
を長編にしたものです。
剣士に扮した男爵令嬢は、幽居の公子の自由を願う
石月 和花
恋愛
両親が亡くなって男爵家を叔父に乗っ取られた令嬢のアンナは、騎士だった父から受けた手解きのお陰で、剣を手に取り冒険者として日銭を稼ぎながら弟を育てていた。
そんなある日、ひょんな事から訳ありそうな冒険者ルーフェスと知り合ったのだった。
アンナは、いつも自分の事を助けてくれるルーフェスに、段々と心が惹かれていったが、彼女にはその想いを素直に認められなかった。
何故ならアンナの目標は、叔父に乗っ取られた男爵位を取り返して身分を回復し、弟に爵位を継がせる事だったから。この願いが叶うと、冒険者のルーフェスとは会えなくなるのだ。
貴族の身分を取り戻したい気持ちと、冒険者としてルーフェスの隣に居たい気持ちの間で悩み葛藤するそんな中で、アンナはルーフェスの重大な秘密を知ってしまうのであった……
##
ファンタジー小説大賞にエントリーしています。気に入って頂けましたら、応援よろしくお願いします!
##
この話は、別タイトルで小説家になろうでも掲載しています。
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
田舎暮らしの貧乏令嬢、幽閉王子のお世話係になりました〜七年後の殿下が甘すぎるのですが!〜
侑子
恋愛
「リーシャ。僕がどれだけ君に会いたかったかわかる? 一人前と認められるまで魔塔から出られないのは知っていたけど、まさか七年もかかるなんて思っていなくて、リーシャに会いたくて死ぬかと思ったよ」
十五歳の時、父が作った借金のために、いつ魔力暴走を起こすかわからない危険な第二王子のお世話係をしていたリーシャ。
弟と同じ四つ年下の彼は、とても賢くて優しく、可愛らしい王子様だった。
お世話をする内に仲良くなれたと思っていたのに、彼はある日突然、世界最高の魔法使いたちが集うという魔塔へと旅立ってしまう。
七年後、二十二歳になったリーシャの前に現れたのは、成長し、十八歳になって成人した彼だった!
以前とは全く違う姿に戸惑うリーシャ。
その上、七年も音沙汰がなかったのに、彼は昔のことを忘れていないどころか、とんでもなく甘々な態度で接してくる。
一方、自分の息子ではない第二王子を疎んで幽閉状態に追い込んでいた王妃は、戻ってきた彼のことが気に入らないようで……。
今宵、薔薇の園で
天海月
恋愛
早世した母の代わりに妹たちの世話に励み、婚期を逃しかけていた伯爵家の長女・シャーロットは、これが最後のチャンスだと思い、唐突に持ち込まれた気の進まない婚約話を承諾する。
しかし、一か月も経たないうちに、その話は先方からの一方的な申し出によって破談になってしまう。
彼女は藁にもすがる思いで、幼馴染の公爵アルバート・グレアムに相談を持ち掛けるが、新たな婚約者候補として紹介されたのは彼の弟のキースだった。
キースは長年、シャーロットに思いを寄せていたが、遠慮して距離を縮めることが出来ないでいた。
そんな弟を見かねた兄が一計を図ったのだった。
彼女はキースのことを弟のようにしか思っていなかったが、次第に彼の情熱に絆されていく・・・。
イケメン警視、アルバイトで雇った恋人役を溺愛する。
楠ノ木雫
恋愛
蒸発した母の借金を擦り付けられた主人公瑠奈は、お見合い代行のアルバイトを受けた。だが、そのお見合い相手、矢野湊に借金の事を見破られ3ヶ月間恋人役を務めるアルバイトを提案された。瑠奈はその報酬に飛びついたが……
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる