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4章「哀れな死者たちの世界」
秘境【忘失の天冥墓地】
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―???
「それでは、もう4つの秘境から出撃させたはずの調教済みモンスターの軍勢はとっくに撃滅されたと」
「その通りだ。魔導機人…なんとも忌々しい種族」
「かといって彼ら1人に我らが万単位で束になってかかろうとも敵うわけがないのは明白…彼らの祖先は神代の頃に造られた神の依り代なんていうとんでもない説もあるほどなのだからな」
「しかし、残り1つの秘境はそうそう辿り着けません。押し切れるのでは…?」
「どうだろうな。彼らの長がそこに向かっているとの情報がある。楽観視はできんぞ」
「で、準備の方は進んでいるのだろうな?」
「その点はご心配なく。全て滞りなく進んでおります」
「よし。では決行は―――――…とする。忘れるな」
「「「了承」」」
―――仄暗い通路の先。壁に備え付けられた光精石のランプは紫色の光を放ち、それに照らされている門が見える。
その前では必死の形相で封印を保とうとする若い魔術師と、門番が言い争っていた。
彼らはこちらに気づくと余裕を失った視線を投げかけてくる。
「何が起きたのです?」
「アニマプロ―ジョンですよ。もう少しで封印が破られてしまいます…。ここはいくらダンジョンに阻まれているとはいえ、楽観視も出来ません」
「俺らはその討伐に来たんだ」
「……そりゃ無茶な…と言いたいが、貴公らは壊冥の装身具をきちんと身に着けているようだな。それを獲れるということは相応の実力を有しているのだろう。
…かといえ秘境は危険な場所に変わりはない。30分で片を付けられるなら、転送しよう」
「それは大丈夫だ」
「…………なら、頼むとしよう」
ヒビキの力強い眼光を見て、門番と魔術師も納得したようだ。数秒後に転送魔法が発動し、視界が歪んで門の向かい側へと送られる。
「………もう飽和しかけているな」
「物量凄まじいですね…」
上と左右オープンフィールドな墓場に満ちるのは、多種多様なモンスターの鳴き声と極彩色の渦。墓碑やその他の崩れかけた建造物は何人たりとも壊せないが、門が破られれば今にも溢れ出しそうな程物量が凄まじい。
「ここのボスはいる…よ、な?」
「…………そんなこと気にしてどうするんですか?」
「いや、ちょっと、な…」
視線を彷徨わせるヒビキ。その視線が一点に固定されたのは約5秒程後のことである。
その先には宙を浮遊する2人の人影が。
カーソルにはバッチリ情報が映し出されていた。
―【警告する双星 アダム&エル Lv913 守護精霊族】
二つ名持ち。しかもレベルは900超え。通常、災害にしかならない情報の組み合わせだ。
そんな相手に、ヒビキは刀を抜くことも無く近づいていく。一定距離に達した時点で、向こう側から誰何の声が投げかけられた。
「…………誰ですか?」
「俺だ」
「………何だ、貴方か」
少年と少女と言っていい年頃の2人の顔つきはよく似ており、また片方が氷のような明るい蒼、もう片方が燃えるような赤の髪色をしている。
「…知り合いなんですか?」
「まあ、な」
【警告する双星】というあだ名を持つその双子NPCの片割れ、アイスブルーの髪と目、アダムという名を持つ少年がヒビキに向かって言う。
「ここはアニマプロ―ジョンが起きるような場所ではないはず。調べてみた結果、このモンスターたち全部が調教済みだということが分かった」
「…………何だと?」
…プレイヤーもNPCも等しく、調教できるモンスターのレベルは自分と同レベルのモノまで。調教してパートナーとなり、探索などを重ねた結果自らよりレベルが高くなるということはままあるが、少なくともアニマプロ―ジョンの元凶たるアニマ系モンスターはかなりの強さを誇るため通常の調教師には容易く調教できないはず。あと、例え自分と同レベルであってもボスモンスターは絶対に調教できない。
「普通のモンスターはともかく、アニマモンスターは人並み程度の調教師じゃ手懐けられないはずなんだがな」
「しかし実際、調教されていないとしたらモンスターの動きが不自然すぎるのですよ」
「……それに関しては後だ。とにかく殲滅に力を貸してくれないか」
ヒビキはついに話の核心を突いた。
「構いません。私たちにとってこの場所を荒らされるのは、看過できませんから」
エルという名の紅髪の少女が答える。一見寂れた広大な墓地にしか見えないこの秘境にも、確立された2,3の生態系というものは存在するのである。
それを外部から侵入した存在によって破壊されるという未来は、黙ってみていられるようなことでもないのだろう。
「助かる。流石にこの数を30分弱で殲滅しきるのは、俺たちでも骨が折れる」
「アニマモンスターの属性ってわかりますか?」
そう割り込んだのはエヴァンだ。モンスターの体色はそれ自身の持つ属性に即しており、またアニマモンスターは決まった見た目をしているため属性さえ分かれば見分けることも、倒すのもより容易になる。
「…闇属性だそうだ」
「成程、じゃあアニマヴィレインですか」
「アニマヴィレインというと、巨大ゴーレムに似た奴のことだな」
「確かそんな見た目だったはずです」
あっという間に知識から目的のものを手繰り寄せてきた2人に向かって、ヒビキが言う。
「じゃ、時間もねぇことだしさっさと片付けてしまおうか」
「賛成」
「各々好きにやれ、ということでいいんだな?」
「そういうこった」
制限されない単純破壊。無数のモンスターに対して定められた方針は要約してしまえばその一言に尽きる。
だがそれは4人にとって何よりも容易い話であった。
「まずは取り巻きから掃除しようか」
「了解です」
ヒビキの双刀が鯉口を切る音を皮切りとして各々、自らの得物を構えだす。
ヒビキに協力を要請された双子の方も、彼らの武器を手に取っていた。アダムは空に翳した手を動かして鍔の部分に美しい装飾が施された氷製の長剣を、エルは地に突き刺さった武器の内の1本を引き抜いたかと思えば、それは真っ赤な炎を纏う長大な弓へと変化した。
「さて、行くか!」
開始の合図はただ一言。
前置きも何もかも、それ以上はただ無駄なだけである。
ただそれによって吹き荒れる破壊の暴風は、決して軽視されるべきものではないと第三者がいたならそう思っただろう。
―見たところレベルが100にも満たない奴と、レベル500付近の奴の混成群の様だな。
―ならこれが効くか?
そういった思考の下、ヒビキはあるスキルを2つ重ね掛けして発動する。
―補助系挑発スキル【血餓の狂奔】。
―補助系戦技スキル【猛者の眼光】。
暗い血色のオーラが広がり、ヒビキから発せられる威圧感が跳ね上がる。
それら2つは平たく言ってしまえば、挑発のスキルと威圧のスキルだ。
前者は挑発スキルの中でも効果範囲の広さに定評があり、後者は使用者自身と対象とのステータス差が大きい程効果が増幅される。
その結果、レベルが高いもの程挑発の影響を強く受けて前へ進もうとし、レベルが低いもの程威圧の影響を強く受けて後ろへ下がろうとした。当然の帰結として間に混乱が生じ、レベルの低いもののいくつかがレベルの高いものに押し潰されて消滅する。
「さてと相棒、出番だぜ」
すらりと鞘から抜かれた、銀光を放つ双刀。光源の弱いこの秘境でも、燦然たる存在感を放っている。
ヒビキは抜き放ったそれを号砲だと言わんばかりに勢いよく前方へ振り下ろした。
―刀術系雷属性複合スキル【雷鳴破断】。
刀が振り下ろされた延長線上に指向性を持ち、雷を纏った途轍もない衝撃波が発生しその範囲内にいた不運なモンスターを盛大に容赦なく巻き込み切り裂き、雷が焼き焦がす。
モンスターの坩堝に、無視できない空白が一瞬だけ生じる。
その勢いは地面に軽く亀裂が入ったことで誰の目にもその威力の高さは明らかになった。
―こりゃいいな。どっちを向こうがぶった斬るべき対象ばかりだ。
そんな事を考え、その獰猛な笑みを更に深めると同時に加速しその異常な俊敏性をもってモンスターの体を深く裂き貫き、刀の錆―実際には錆などにはならないが―に変えていく。
地面を、墓碑を、モンスターの体をも方向転換の足場とし、力を込めて蹴りだした方向転換の動作でさえ攻撃の一種としながら縦横無尽に三次元空間を飛び回る。
その破壊の暴風は留まるところを知らない。
―さて、本腰入れて始めましょうか。
心の中で一つ呟き、愛弓たる【天衝の魔煉弓】に魔矢を生成して5本同時に扇の様につがえる。
そしてろくに狙いも定めずに上へ向かって発射した。
宙へと空を切って飛ぶ5本の魔矢はある一定位置で消え、数瞬後に無数の矢となって落ちてきた。
―弓術系戦技スキル【ワイドストームアロー・ドレイン】。
まさに暴風雨と形容するに相応しい密度をもって天よりランダムな軌道で落ちてきた魔矢の群はモンスターに突き刺さると、その生命力と魔力を継続的に奪い取っていく。
効果範囲にいた低レベルのモンスターは1分すら持たずに散り果て、高レベルのモンスターは幾ばくかの猶予があったものの約半数が効果的な対処ができずに生命力枯渇によって散った。
しかし残り半数は極めて生命力の最大値が高かったが故に、時間経過によって突き刺さった魔矢が消えるまでなんとか耐えきることができた。だが次に射出された魔矢が追い撃ちをかける。
「もう一回堪え切れれば、賞賛ものですね」
そんな不敵な台詞と共に真っ黒な魔矢が空を切る。
―弓術系闇・魔属性複合スキル【ダーク・ホークショット】。
黒い尾を引きながら全方位へと最大の勢いをもって邪魔者に風穴を開けながら突き抜けていくその魔矢は、その勢いを減衰させて地面へと落ちて消えるまで、獣の牙の如くモンスターの命を喰らい続けた。
「まだ行けますかね…」
懐からフラスコに入った【爆裂オイル】と【麻痺オイル】、【石化オイル】の3つを同時に取り出し、器用に片手の五指で柄をつまんだそれらをオーバースローでぶん投げ、フラスコが割れて中身の液体がその威力を声高に主張する瞬間にスキルをかけた。
―風属性魔法スキル【旋風の遊戯】。
【爆裂オイル】は中身が溢れた直後にその名の通りに爆裂し、大量のモンスターを巻き込んだ。それ以外の2つは気化し、スキルが発生させた渦巻く風によって効果を及ぼす本来の範囲をはるかに超えた領域にその猛威を振るった。
…状態異常を発生させるオイルは確かに風によって拡散する。が、広範囲に及ぶほど末端の領域に及ぼされる効果は低くなっていくのが通常だ。
しかしエヴァンは、「濃縮」を用いてその効果を数倍に引き上げていた。
簡単に言えば何度も同じ工程を繰り返すことで素材の最も強い効果を引き出すその方法によって、風によって拡散してもその効果が衰えることのない代物を作り出したのだった。
「ま、自分は自分に出来ることをやるだけです」
魔矢とアイテム、2種類の系統が異なる攻撃がモンスターの壁を刻一刻ごとに荒く削り取っていく。
―小手先の細工など私はできないからな。正面から行かせてもらう。
【蒼穹】一番の火力馬鹿であるカイとよく似た思考回路を持つフレイは、【灰燼の猛炎剣】を振るう。
剣から噴き上がった炎が辺りを蹂躙し、モンスターを焼き焦がす。
彼女の背後にいるモンスターは少し離れた高い岩の上に陣取るエルが正確無比な狙撃で撃ち殺していく。
「エル殿と言ったか、私は少々ライア殿の援護に行く。貴方だけでもここはいけるか?」
「……大丈夫」
「ならいい」
返答に返答し、フレイは剣を振るって炎を発生させながら進路を変える。
彼女の使う武器の特性上、装備している魔法鎧は炎熱に高い耐性を持っている。そうでないと熱に耐えきれずあっという間に使い物にならなくなるだけだ。
「さてと私もスキルを使わせてもらおうか」
―剣術系炎・雷属性複合スキル【エンドフレイム・オーバースラッシュ】。
鋭角な軌道を描き空を滑る剣の軌跡をなぞる様に赤い炎がまき上がり、激しいスパークが散る。
モンスターの硬い殻を、衝撃に強い巨躯を文字通り溶かしながら飴細工を切るように敵を屠っていく。そんな彼女の視界に、黙々と、しかし紋章を応用した多様な攻撃方法によってモンスターを塵へと変えている喪服の少年の姿が映った。
「ライア殿」
「……何?」
「貴方の援護に参ったところだ」
「…それは丁度良かったかもしれない。あれが恐らくアニマ、とかいうものだろう?」
青い魔法光を纏う【アストラの血の直剣】の切っ先でライアが指し示した方向には、確かに他のモンスターとは一線を画す巨躯を誇る、紫紺や黒で塗られた石の巨兵がいた。
ゴーレム故に動きは鈍く、俊敏性の高い存在―例えばヒビキだとか―と比べればかなり遅い。
「では早く倒すべきではないか?」
「………………………………アニマ系モンスターには核となるものが存在する。それを壊さない限り延々と再生してくるだけだ」
そう割り込んできたのは、不意に現れた蒼氷色の髪と瞳を持つ少年―アダムだった。
既に相当数のモンスターを屠ってきたはずだが、彼が右手に持つ氷の剣に血のりらしきものは見受けられない。
彼はさらに続ける。
「核を見れば、今回の件に蝕魔がかかわっているのかどうかも明らかになる」
…通常のテイマーには不可能な、モンスターの大量調教。それに蝕魔が関与しているのではないかという疑いをもっているらしい。確かにそれは状況から見て無視できない可能性だ。
「なら早めに倒して確認するしかないな」
そう呟いたのはライア。実際にアニマモンスターとも交戦したことがあるのだろう。
「焼いてしまっても構わんのか?」
「本体はともかく、核は簡単には壊れない」
「なら安心だな」
「……少しの間あれの動きを止める。その間に何なりと殺ってしまえばいい」
言うが早いか、右手の氷の剣を振り上げる。それと同期するかのように、極寒の冷気が陽炎の如く標的に向かって突き進む。
その途上にいた不運なモンスターたちは生きたまま氷像と化し、二度と動き出すことはない。
冷気は標的にぶつかると当たった範囲を容赦なく、満遍なく凍てつかせた。
それに続くように、フレイとライアが同時にゴーレムの真上から各々の剣を振り下ろす。特に示し合わせたわけでもないのだが、システムがその魔力を上乗せした攻撃をスキルと判定した。
―協力専用スキル【断頭撃】。
まさに断頭の刃の如く振り下ろされる2振りの剣からは紫の光が巨大な刃の如く伸びている。
それは堅固を誇るはずのゴーレムの体を抵抗なく、真っ二つに断ち割った。
狙い過たず心臓部にあるはずの核をも一緒に断ち切り、即死判定とされたゴーレムー己の存在意義をも果たすことができなかった不運なアニマヴィレインーは黒いガラスとなって砕け散った。
一瞬見えた核は間違いなく、何も影響を受けていない普通のアニマヴィレインの核であった。
それとほぼ同時に少々離れた位置にいたヒビキが最後の大技を放つ。
―氷属性魔法スキル【ニブルヘイム】。
殲滅に重きを置いた魔法スキルの中でも抜きんでた効果範囲を持つ氷の魔法。
氷点下に達する極寒の冷気が数秒間周囲を席巻し、残っていたモンスターを全て氷像に変えた上におまけに墓碑や地面にも薄っすらと霜を降らせた。
数分後、冷気が幾らかマシになったわけで周りを見渡してみればもう生きている存在は彼ら6人以外に存在していなかった。奇妙な氷像が墓碑に混じって立ち並ぶ中、6人は再び集まる。
「何とか片がついたな。協力してくれてありがとな」
「いえ。これも務めの内なので」
「この後はどうするのだ?」
「もう少しで時間切れになるから、それを待ってから転移だな。その後はまあパーティ解散っていうことで」
「了解です」
「また来てくれたら嬉しいです。なにしろここは墓地ですから2人だけだと退屈になりますし」
「ああ、機会があればな」
エルの微笑に微笑で返す。
数分後、不意に足元に虹色の魔法陣が現れる。秘境内部から入り口へ帰すための専用魔法陣だ。
「では、また」
「じゃあな!」
景色が歪み、気がついた時には門の手前、秘境の入り口に戻ってきていた。
門番が言う。
「流石というべきか。お陰で助かった」
「ま、俺たちはやれることをやったまでの事ですよ」
ではまた、と言い残してヒビキは他3人と一緒に転移魔法石で飛んだ。
―【カーサスの地下墓】入り口となる地下階段の前。
戻ってきた4人はパーティを解散させた後、互いに言い合う。
「では私はカヴンで仲間と合流することにする。今回は本当に助かった。またこのような機会があればよろしく頼む」
「自分もいい探索が出来ました。また新作を作る事が出来たらお教えしますね」
「ああ、頼む。俺も楽しかったぜ?まあこんな事はそうそうあるモンじゃねぇし。ライアも、自分一人じゃどうしようもない事に直面したら遠慮なく呼んでくれよな!まあすぐ行けるかは状況にもよるが」
「…了解した。…借りができてしまったな」
「そりゃ別に気にしなくていい…と言いたいところだが、こっちが困ったらお前を呼ぶからな!これでいいだろ」
「…………」
最後、ライアは何も答えなかったが口元に僅かな笑みが浮かぶ。
「じゃ、また機会があれば協力しあおうってことで」
「ああ、じゃあな!」
「そうだな」
そうやって4人はそれぞれ別々の方向へと足を向けた。
ヒビキはカルディア近郊のアステリスクへ。
エヴァンはサーディへ。
フレイはカヴンへ。
ライアは街の存在しない方へ。
彼らは秘境とダンジョンの探索行に小さな満足を得、それぞれの次の目的を果たすために今度は地上を歩く。
「それでは、もう4つの秘境から出撃させたはずの調教済みモンスターの軍勢はとっくに撃滅されたと」
「その通りだ。魔導機人…なんとも忌々しい種族」
「かといって彼ら1人に我らが万単位で束になってかかろうとも敵うわけがないのは明白…彼らの祖先は神代の頃に造られた神の依り代なんていうとんでもない説もあるほどなのだからな」
「しかし、残り1つの秘境はそうそう辿り着けません。押し切れるのでは…?」
「どうだろうな。彼らの長がそこに向かっているとの情報がある。楽観視はできんぞ」
「で、準備の方は進んでいるのだろうな?」
「その点はご心配なく。全て滞りなく進んでおります」
「よし。では決行は―――――…とする。忘れるな」
「「「了承」」」
―――仄暗い通路の先。壁に備え付けられた光精石のランプは紫色の光を放ち、それに照らされている門が見える。
その前では必死の形相で封印を保とうとする若い魔術師と、門番が言い争っていた。
彼らはこちらに気づくと余裕を失った視線を投げかけてくる。
「何が起きたのです?」
「アニマプロ―ジョンですよ。もう少しで封印が破られてしまいます…。ここはいくらダンジョンに阻まれているとはいえ、楽観視も出来ません」
「俺らはその討伐に来たんだ」
「……そりゃ無茶な…と言いたいが、貴公らは壊冥の装身具をきちんと身に着けているようだな。それを獲れるということは相応の実力を有しているのだろう。
…かといえ秘境は危険な場所に変わりはない。30分で片を付けられるなら、転送しよう」
「それは大丈夫だ」
「…………なら、頼むとしよう」
ヒビキの力強い眼光を見て、門番と魔術師も納得したようだ。数秒後に転送魔法が発動し、視界が歪んで門の向かい側へと送られる。
「………もう飽和しかけているな」
「物量凄まじいですね…」
上と左右オープンフィールドな墓場に満ちるのは、多種多様なモンスターの鳴き声と極彩色の渦。墓碑やその他の崩れかけた建造物は何人たりとも壊せないが、門が破られれば今にも溢れ出しそうな程物量が凄まじい。
「ここのボスはいる…よ、な?」
「…………そんなこと気にしてどうするんですか?」
「いや、ちょっと、な…」
視線を彷徨わせるヒビキ。その視線が一点に固定されたのは約5秒程後のことである。
その先には宙を浮遊する2人の人影が。
カーソルにはバッチリ情報が映し出されていた。
―【警告する双星 アダム&エル Lv913 守護精霊族】
二つ名持ち。しかもレベルは900超え。通常、災害にしかならない情報の組み合わせだ。
そんな相手に、ヒビキは刀を抜くことも無く近づいていく。一定距離に達した時点で、向こう側から誰何の声が投げかけられた。
「…………誰ですか?」
「俺だ」
「………何だ、貴方か」
少年と少女と言っていい年頃の2人の顔つきはよく似ており、また片方が氷のような明るい蒼、もう片方が燃えるような赤の髪色をしている。
「…知り合いなんですか?」
「まあ、な」
【警告する双星】というあだ名を持つその双子NPCの片割れ、アイスブルーの髪と目、アダムという名を持つ少年がヒビキに向かって言う。
「ここはアニマプロ―ジョンが起きるような場所ではないはず。調べてみた結果、このモンスターたち全部が調教済みだということが分かった」
「…………何だと?」
…プレイヤーもNPCも等しく、調教できるモンスターのレベルは自分と同レベルのモノまで。調教してパートナーとなり、探索などを重ねた結果自らよりレベルが高くなるということはままあるが、少なくともアニマプロ―ジョンの元凶たるアニマ系モンスターはかなりの強さを誇るため通常の調教師には容易く調教できないはず。あと、例え自分と同レベルであってもボスモンスターは絶対に調教できない。
「普通のモンスターはともかく、アニマモンスターは人並み程度の調教師じゃ手懐けられないはずなんだがな」
「しかし実際、調教されていないとしたらモンスターの動きが不自然すぎるのですよ」
「……それに関しては後だ。とにかく殲滅に力を貸してくれないか」
ヒビキはついに話の核心を突いた。
「構いません。私たちにとってこの場所を荒らされるのは、看過できませんから」
エルという名の紅髪の少女が答える。一見寂れた広大な墓地にしか見えないこの秘境にも、確立された2,3の生態系というものは存在するのである。
それを外部から侵入した存在によって破壊されるという未来は、黙ってみていられるようなことでもないのだろう。
「助かる。流石にこの数を30分弱で殲滅しきるのは、俺たちでも骨が折れる」
「アニマモンスターの属性ってわかりますか?」
そう割り込んだのはエヴァンだ。モンスターの体色はそれ自身の持つ属性に即しており、またアニマモンスターは決まった見た目をしているため属性さえ分かれば見分けることも、倒すのもより容易になる。
「…闇属性だそうだ」
「成程、じゃあアニマヴィレインですか」
「アニマヴィレインというと、巨大ゴーレムに似た奴のことだな」
「確かそんな見た目だったはずです」
あっという間に知識から目的のものを手繰り寄せてきた2人に向かって、ヒビキが言う。
「じゃ、時間もねぇことだしさっさと片付けてしまおうか」
「賛成」
「各々好きにやれ、ということでいいんだな?」
「そういうこった」
制限されない単純破壊。無数のモンスターに対して定められた方針は要約してしまえばその一言に尽きる。
だがそれは4人にとって何よりも容易い話であった。
「まずは取り巻きから掃除しようか」
「了解です」
ヒビキの双刀が鯉口を切る音を皮切りとして各々、自らの得物を構えだす。
ヒビキに協力を要請された双子の方も、彼らの武器を手に取っていた。アダムは空に翳した手を動かして鍔の部分に美しい装飾が施された氷製の長剣を、エルは地に突き刺さった武器の内の1本を引き抜いたかと思えば、それは真っ赤な炎を纏う長大な弓へと変化した。
「さて、行くか!」
開始の合図はただ一言。
前置きも何もかも、それ以上はただ無駄なだけである。
ただそれによって吹き荒れる破壊の暴風は、決して軽視されるべきものではないと第三者がいたならそう思っただろう。
―見たところレベルが100にも満たない奴と、レベル500付近の奴の混成群の様だな。
―ならこれが効くか?
そういった思考の下、ヒビキはあるスキルを2つ重ね掛けして発動する。
―補助系挑発スキル【血餓の狂奔】。
―補助系戦技スキル【猛者の眼光】。
暗い血色のオーラが広がり、ヒビキから発せられる威圧感が跳ね上がる。
それら2つは平たく言ってしまえば、挑発のスキルと威圧のスキルだ。
前者は挑発スキルの中でも効果範囲の広さに定評があり、後者は使用者自身と対象とのステータス差が大きい程効果が増幅される。
その結果、レベルが高いもの程挑発の影響を強く受けて前へ進もうとし、レベルが低いもの程威圧の影響を強く受けて後ろへ下がろうとした。当然の帰結として間に混乱が生じ、レベルの低いもののいくつかがレベルの高いものに押し潰されて消滅する。
「さてと相棒、出番だぜ」
すらりと鞘から抜かれた、銀光を放つ双刀。光源の弱いこの秘境でも、燦然たる存在感を放っている。
ヒビキは抜き放ったそれを号砲だと言わんばかりに勢いよく前方へ振り下ろした。
―刀術系雷属性複合スキル【雷鳴破断】。
刀が振り下ろされた延長線上に指向性を持ち、雷を纏った途轍もない衝撃波が発生しその範囲内にいた不運なモンスターを盛大に容赦なく巻き込み切り裂き、雷が焼き焦がす。
モンスターの坩堝に、無視できない空白が一瞬だけ生じる。
その勢いは地面に軽く亀裂が入ったことで誰の目にもその威力の高さは明らかになった。
―こりゃいいな。どっちを向こうがぶった斬るべき対象ばかりだ。
そんな事を考え、その獰猛な笑みを更に深めると同時に加速しその異常な俊敏性をもってモンスターの体を深く裂き貫き、刀の錆―実際には錆などにはならないが―に変えていく。
地面を、墓碑を、モンスターの体をも方向転換の足場とし、力を込めて蹴りだした方向転換の動作でさえ攻撃の一種としながら縦横無尽に三次元空間を飛び回る。
その破壊の暴風は留まるところを知らない。
―さて、本腰入れて始めましょうか。
心の中で一つ呟き、愛弓たる【天衝の魔煉弓】に魔矢を生成して5本同時に扇の様につがえる。
そしてろくに狙いも定めずに上へ向かって発射した。
宙へと空を切って飛ぶ5本の魔矢はある一定位置で消え、数瞬後に無数の矢となって落ちてきた。
―弓術系戦技スキル【ワイドストームアロー・ドレイン】。
まさに暴風雨と形容するに相応しい密度をもって天よりランダムな軌道で落ちてきた魔矢の群はモンスターに突き刺さると、その生命力と魔力を継続的に奪い取っていく。
効果範囲にいた低レベルのモンスターは1分すら持たずに散り果て、高レベルのモンスターは幾ばくかの猶予があったものの約半数が効果的な対処ができずに生命力枯渇によって散った。
しかし残り半数は極めて生命力の最大値が高かったが故に、時間経過によって突き刺さった魔矢が消えるまでなんとか耐えきることができた。だが次に射出された魔矢が追い撃ちをかける。
「もう一回堪え切れれば、賞賛ものですね」
そんな不敵な台詞と共に真っ黒な魔矢が空を切る。
―弓術系闇・魔属性複合スキル【ダーク・ホークショット】。
黒い尾を引きながら全方位へと最大の勢いをもって邪魔者に風穴を開けながら突き抜けていくその魔矢は、その勢いを減衰させて地面へと落ちて消えるまで、獣の牙の如くモンスターの命を喰らい続けた。
「まだ行けますかね…」
懐からフラスコに入った【爆裂オイル】と【麻痺オイル】、【石化オイル】の3つを同時に取り出し、器用に片手の五指で柄をつまんだそれらをオーバースローでぶん投げ、フラスコが割れて中身の液体がその威力を声高に主張する瞬間にスキルをかけた。
―風属性魔法スキル【旋風の遊戯】。
【爆裂オイル】は中身が溢れた直後にその名の通りに爆裂し、大量のモンスターを巻き込んだ。それ以外の2つは気化し、スキルが発生させた渦巻く風によって効果を及ぼす本来の範囲をはるかに超えた領域にその猛威を振るった。
…状態異常を発生させるオイルは確かに風によって拡散する。が、広範囲に及ぶほど末端の領域に及ぼされる効果は低くなっていくのが通常だ。
しかしエヴァンは、「濃縮」を用いてその効果を数倍に引き上げていた。
簡単に言えば何度も同じ工程を繰り返すことで素材の最も強い効果を引き出すその方法によって、風によって拡散してもその効果が衰えることのない代物を作り出したのだった。
「ま、自分は自分に出来ることをやるだけです」
魔矢とアイテム、2種類の系統が異なる攻撃がモンスターの壁を刻一刻ごとに荒く削り取っていく。
―小手先の細工など私はできないからな。正面から行かせてもらう。
【蒼穹】一番の火力馬鹿であるカイとよく似た思考回路を持つフレイは、【灰燼の猛炎剣】を振るう。
剣から噴き上がった炎が辺りを蹂躙し、モンスターを焼き焦がす。
彼女の背後にいるモンスターは少し離れた高い岩の上に陣取るエルが正確無比な狙撃で撃ち殺していく。
「エル殿と言ったか、私は少々ライア殿の援護に行く。貴方だけでもここはいけるか?」
「……大丈夫」
「ならいい」
返答に返答し、フレイは剣を振るって炎を発生させながら進路を変える。
彼女の使う武器の特性上、装備している魔法鎧は炎熱に高い耐性を持っている。そうでないと熱に耐えきれずあっという間に使い物にならなくなるだけだ。
「さてと私もスキルを使わせてもらおうか」
―剣術系炎・雷属性複合スキル【エンドフレイム・オーバースラッシュ】。
鋭角な軌道を描き空を滑る剣の軌跡をなぞる様に赤い炎がまき上がり、激しいスパークが散る。
モンスターの硬い殻を、衝撃に強い巨躯を文字通り溶かしながら飴細工を切るように敵を屠っていく。そんな彼女の視界に、黙々と、しかし紋章を応用した多様な攻撃方法によってモンスターを塵へと変えている喪服の少年の姿が映った。
「ライア殿」
「……何?」
「貴方の援護に参ったところだ」
「…それは丁度良かったかもしれない。あれが恐らくアニマ、とかいうものだろう?」
青い魔法光を纏う【アストラの血の直剣】の切っ先でライアが指し示した方向には、確かに他のモンスターとは一線を画す巨躯を誇る、紫紺や黒で塗られた石の巨兵がいた。
ゴーレム故に動きは鈍く、俊敏性の高い存在―例えばヒビキだとか―と比べればかなり遅い。
「では早く倒すべきではないか?」
「………………………………アニマ系モンスターには核となるものが存在する。それを壊さない限り延々と再生してくるだけだ」
そう割り込んできたのは、不意に現れた蒼氷色の髪と瞳を持つ少年―アダムだった。
既に相当数のモンスターを屠ってきたはずだが、彼が右手に持つ氷の剣に血のりらしきものは見受けられない。
彼はさらに続ける。
「核を見れば、今回の件に蝕魔がかかわっているのかどうかも明らかになる」
…通常のテイマーには不可能な、モンスターの大量調教。それに蝕魔が関与しているのではないかという疑いをもっているらしい。確かにそれは状況から見て無視できない可能性だ。
「なら早めに倒して確認するしかないな」
そう呟いたのはライア。実際にアニマモンスターとも交戦したことがあるのだろう。
「焼いてしまっても構わんのか?」
「本体はともかく、核は簡単には壊れない」
「なら安心だな」
「……少しの間あれの動きを止める。その間に何なりと殺ってしまえばいい」
言うが早いか、右手の氷の剣を振り上げる。それと同期するかのように、極寒の冷気が陽炎の如く標的に向かって突き進む。
その途上にいた不運なモンスターたちは生きたまま氷像と化し、二度と動き出すことはない。
冷気は標的にぶつかると当たった範囲を容赦なく、満遍なく凍てつかせた。
それに続くように、フレイとライアが同時にゴーレムの真上から各々の剣を振り下ろす。特に示し合わせたわけでもないのだが、システムがその魔力を上乗せした攻撃をスキルと判定した。
―協力専用スキル【断頭撃】。
まさに断頭の刃の如く振り下ろされる2振りの剣からは紫の光が巨大な刃の如く伸びている。
それは堅固を誇るはずのゴーレムの体を抵抗なく、真っ二つに断ち割った。
狙い過たず心臓部にあるはずの核をも一緒に断ち切り、即死判定とされたゴーレムー己の存在意義をも果たすことができなかった不運なアニマヴィレインーは黒いガラスとなって砕け散った。
一瞬見えた核は間違いなく、何も影響を受けていない普通のアニマヴィレインの核であった。
それとほぼ同時に少々離れた位置にいたヒビキが最後の大技を放つ。
―氷属性魔法スキル【ニブルヘイム】。
殲滅に重きを置いた魔法スキルの中でも抜きんでた効果範囲を持つ氷の魔法。
氷点下に達する極寒の冷気が数秒間周囲を席巻し、残っていたモンスターを全て氷像に変えた上におまけに墓碑や地面にも薄っすらと霜を降らせた。
数分後、冷気が幾らかマシになったわけで周りを見渡してみればもう生きている存在は彼ら6人以外に存在していなかった。奇妙な氷像が墓碑に混じって立ち並ぶ中、6人は再び集まる。
「何とか片がついたな。協力してくれてありがとな」
「いえ。これも務めの内なので」
「この後はどうするのだ?」
「もう少しで時間切れになるから、それを待ってから転移だな。その後はまあパーティ解散っていうことで」
「了解です」
「また来てくれたら嬉しいです。なにしろここは墓地ですから2人だけだと退屈になりますし」
「ああ、機会があればな」
エルの微笑に微笑で返す。
数分後、不意に足元に虹色の魔法陣が現れる。秘境内部から入り口へ帰すための専用魔法陣だ。
「では、また」
「じゃあな!」
景色が歪み、気がついた時には門の手前、秘境の入り口に戻ってきていた。
門番が言う。
「流石というべきか。お陰で助かった」
「ま、俺たちはやれることをやったまでの事ですよ」
ではまた、と言い残してヒビキは他3人と一緒に転移魔法石で飛んだ。
―【カーサスの地下墓】入り口となる地下階段の前。
戻ってきた4人はパーティを解散させた後、互いに言い合う。
「では私はカヴンで仲間と合流することにする。今回は本当に助かった。またこのような機会があればよろしく頼む」
「自分もいい探索が出来ました。また新作を作る事が出来たらお教えしますね」
「ああ、頼む。俺も楽しかったぜ?まあこんな事はそうそうあるモンじゃねぇし。ライアも、自分一人じゃどうしようもない事に直面したら遠慮なく呼んでくれよな!まあすぐ行けるかは状況にもよるが」
「…了解した。…借りができてしまったな」
「そりゃ別に気にしなくていい…と言いたいところだが、こっちが困ったらお前を呼ぶからな!これでいいだろ」
「…………」
最後、ライアは何も答えなかったが口元に僅かな笑みが浮かぶ。
「じゃ、また機会があれば協力しあおうってことで」
「ああ、じゃあな!」
「そうだな」
そうやって4人はそれぞれ別々の方向へと足を向けた。
ヒビキはカルディア近郊のアステリスクへ。
エヴァンはサーディへ。
フレイはカヴンへ。
ライアは街の存在しない方へ。
彼らは秘境とダンジョンの探索行に小さな満足を得、それぞれの次の目的を果たすために今度は地上を歩く。
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