54 / 120
7章「叡智神の匣と天狼族」
紅珠神殿【深層】
しおりを挟む
―紅珠神殿、深層。
回廊に満ちる冷気に混じって、時折吹いてくる生暖かい風。その風が吹くたびに、ヒビキの【危機感知】と感覚の両方が、ひりひりと危険を伝えてくる。
「何かがいる」
「……?」
「全員、警戒は怠るなよ。多分、ここの大ボスだと思う」
「おっけー」
危険は感じつつも、引き返すという選択肢はない。歩を止めることはない。
――暫く歩いた後、その原因とご対面することになった。
部屋の中央に陣取る巨大で醜悪なキメラ姿のそれは、ちょっと普通ではなかった。
―【・あNg兪e@ギYの呪い Lv891 二重の影族】
【二重の影族】という呼称は、以前遭遇した【悪夢の鏡像 ミラ】のような対峙した相手の精神を読み取りそれに応じて姿形を変えるという性質のモンスターだけでなく、誰かが意図的にかけた呪術や罠の役割をもつモンスターにも与えられる分類である。
「は?文字化け?バグか?」
意味不明さに間抜けな声が漏れる。バグなのか、それとも運営がわざとこうしているのかは判断しようがない。
『来るぞ!』
キメラはそのカマキリのような鎌の両腕をそれぞれレイヴンとヴィントに向かって勢いよく振り下ろそうとする。がヒビキの双刀とスコールの血晶剣に止められた。
その後も何故か執拗にレイヴンとヴィントを狙うキメラ。
「俺らが見えてねぇのか?」
「いや、そのはずはありませんが…名前が関係しているのでしょうか?レベルも高いですし」
「にしろ、俺たちを無視するとはいい度胸だな」
『………………そうか』
「おいスコール、そうかって何だよ」
『これはある種の仮説にすぎないが、あのキメラは吸血鬼がかけた呪いかと思ってな。【天狼星の獣人族】を再び「匣」に近寄らせないための呪術だとすれば』
「ああ…成程な」
「なら倒すのみですね」
すると、キメラがその大きな口を開けた。次の瞬間、吸い込もうとしているのかその口に猛烈な強風がふきこむ。
「ちょっと皆避けてー」
何かを思いついたのか、ヴィントが声を上げる。そして手に持った手榴弾をそっと放した。その手榴弾を吸い込んだキメラは…………案の定内側から大爆発を起こし、一発で絶命した。
余波を受けた5人は靴底で床を大きく削る羽目になったが、何とか持ちこたえる。
「…………爆弾怖ぇ」
「さっきのは特別製だよー」
「一発でレベル900近いボスを絶命させられるとか、笑えませんって」
「そうか?」
『流石だな…』
吸い込ませて内側から倒す。確かに倒し方としては至極普通ではある。が、カイが言うようにレベル900近いボスモンスターを一発で絶命に追い込める程の威力を持った爆弾を作れるということ自体が既に笑えない。
そもそも爆弾系アイテムの制作には補助してくれる対応スキルが今のところなく、言うなら【調合】を始めとした錬金術系のスキルのいくつかが少し有効かなー?という程度である。そのため生産者たちの研究はなかなか進まず、今現在の爆弾アイテムのバリエーションは非常に少なかった。
もしそこに2人が作ったアイテムを持ち込もうものならすぐさま一騒ぎ起きること請け合いだろう。
「…………そういうものがいたってことは、もうすぐですかね」
「だろうな」
『もうすぐ、だな』
「「……」」
―キメラを倒した場所から、十数分程奥に歩いたところにある大部屋。どうやら正真正銘の一番奥らしいが、仕掛けらしいものは何も見当たらない。
部屋の中央には複雑にカットされた美しい紅に輝く球形の精霊石が台座に鎮座し、さらにその奥側の壁には神話絵の一部分が描かれていた。
…………いや、精霊石の鎮座する台座をよくよく見てみると、鍵穴の様なものがひとつだけ見つかった。
「レイヴン、その鍵」
「……わかってる」
レイヴンが精緻なレリーフが施された紅い水晶の鍵を差し込むと、ぴったりと合致した。
…途端、台座の精霊石が眩い光を放つ。その光は部屋中を照らし、全員の目を眩ませた。
各々の目が回復したころ、周りを見渡すとそこには全く別の光景が広がっていた。部屋には赤い靄が薄く満ち、丸い形の池には赤い水が湛えられている。壁に生えるのは六角柱形の紅い水晶であり、また奥側の壁の中央には白い石で作られた祈る天使の像が安置されている。
壁にもその天使の像にも蔦が這い、石は崩れかけ、永い年月がたっていることを窺わせる。
池の水は別に血で赤いワケではなく、底に紅い水を生み出す水精石が埋まっているだけのようだ。
『…………この先は、2人しか進めない、か』
「…のようだな」
「後は、見守りましょうか」
池のほとりに立つヒビキ、カイ、スコールの3人は、池の中へと入っていくレイヴンとヴィントをただじっと見守る。後は2人が行くべきであるし、そこに部外者の介入する余地はない。
…不意に2人の姿が、薄い紅靄の中に掻き消えた。同時に、天使像の目に嵌めこまれた琥珀が、微かな輝きを宿す。
…
―――ここはどこか、はっきりしない場所。だが、この入り口は【天狼星の獣人族】の中でも特別な者にしか入る事は許されない。部外者は以ての外。
上下左右、美しい星の宇宙の中を貫く古い古い石の階段。所々が綻びており、剥がれた石片が付近にふよふよと浮いている。無論手すりなどという気の利いたものは無い。
双子はその階段を一段一段、ゆっくりと上っていく。先に見えるのは、大きな古びた荘厳さ溢れる黒い石の神殿。
……階段を上りきると、黒い神殿の詳細が明らかになった。神話絵の内の「冥界」と「最後の裁き」が抜き出されてレリーフ化されており、真ん中に刻まれた紋章は細い三日月と直剣が重なった紋章。ヒビキの額にあるのと同じ【暗月神】の紋章だ。月と万物の死と復讐を司る、強大な深淵の神。
扉に近づくと、ぎぃぃぃぃいい…と重たい音をたてて扉は勝手に開いた。
中は、広い。
黒く艶めき、複雑精緻な文様が白く刻まれた床の中央には濃い灰色の炎が燃えるトーチがあり、左に視線を移せば大きな祭壇が設えられている。祭壇の奥にはこれまた大きめの黒地に銀模様の棺があり、その棺の前に半ば透き通った誰かの幻影が立っていた。
影になっていて顔の上半分は見えない。がその黒い軍服を纏い、トーチと同じ灰色の髪をしたその青年は僅かに優しい微笑みを宿し右方を指差す。
つられてそちらを見ると、さっきまで誰もいなかったはずのトーチの隣にある樹を象った大きなオブジェの傍らに2人が敬愛してきた幼い時以後、姿を眩ませていた彼らの父親の姿があった。
此処にいるということは、もう………
「「…………!?」」
彼の声は聞こえない。しかし口が、言葉を形作る。
す ま な い、あ と の こ と は た の ん だ。
お ま え た ち は も う だ い じ ょ う ぶ だ。
言葉と同時に、思念に似たものが2人の心に去来する。血族を護るための使命感、巡り合ってきた人々に対する深い信頼、そしてそれらより遥かに広く深い、愛情。
2人の頬に、一筋の涙が伝う。
…それは一瞬のことだったのかもしれない。あるいはとても長い時間たっていたのかもしれない。
不意に、彼の姿は消えた。
樹の虚の中に嵌めこまれている二つの珠が、きらきらと輝きを放つ。半分ずつの黄金と黒の眼に似たそれぞれの珠が、突如として耐えきれないほどの閃光を発する。
回廊に満ちる冷気に混じって、時折吹いてくる生暖かい風。その風が吹くたびに、ヒビキの【危機感知】と感覚の両方が、ひりひりと危険を伝えてくる。
「何かがいる」
「……?」
「全員、警戒は怠るなよ。多分、ここの大ボスだと思う」
「おっけー」
危険は感じつつも、引き返すという選択肢はない。歩を止めることはない。
――暫く歩いた後、その原因とご対面することになった。
部屋の中央に陣取る巨大で醜悪なキメラ姿のそれは、ちょっと普通ではなかった。
―【・あNg兪e@ギYの呪い Lv891 二重の影族】
【二重の影族】という呼称は、以前遭遇した【悪夢の鏡像 ミラ】のような対峙した相手の精神を読み取りそれに応じて姿形を変えるという性質のモンスターだけでなく、誰かが意図的にかけた呪術や罠の役割をもつモンスターにも与えられる分類である。
「は?文字化け?バグか?」
意味不明さに間抜けな声が漏れる。バグなのか、それとも運営がわざとこうしているのかは判断しようがない。
『来るぞ!』
キメラはそのカマキリのような鎌の両腕をそれぞれレイヴンとヴィントに向かって勢いよく振り下ろそうとする。がヒビキの双刀とスコールの血晶剣に止められた。
その後も何故か執拗にレイヴンとヴィントを狙うキメラ。
「俺らが見えてねぇのか?」
「いや、そのはずはありませんが…名前が関係しているのでしょうか?レベルも高いですし」
「にしろ、俺たちを無視するとはいい度胸だな」
『………………そうか』
「おいスコール、そうかって何だよ」
『これはある種の仮説にすぎないが、あのキメラは吸血鬼がかけた呪いかと思ってな。【天狼星の獣人族】を再び「匣」に近寄らせないための呪術だとすれば』
「ああ…成程な」
「なら倒すのみですね」
すると、キメラがその大きな口を開けた。次の瞬間、吸い込もうとしているのかその口に猛烈な強風がふきこむ。
「ちょっと皆避けてー」
何かを思いついたのか、ヴィントが声を上げる。そして手に持った手榴弾をそっと放した。その手榴弾を吸い込んだキメラは…………案の定内側から大爆発を起こし、一発で絶命した。
余波を受けた5人は靴底で床を大きく削る羽目になったが、何とか持ちこたえる。
「…………爆弾怖ぇ」
「さっきのは特別製だよー」
「一発でレベル900近いボスを絶命させられるとか、笑えませんって」
「そうか?」
『流石だな…』
吸い込ませて内側から倒す。確かに倒し方としては至極普通ではある。が、カイが言うようにレベル900近いボスモンスターを一発で絶命に追い込める程の威力を持った爆弾を作れるということ自体が既に笑えない。
そもそも爆弾系アイテムの制作には補助してくれる対応スキルが今のところなく、言うなら【調合】を始めとした錬金術系のスキルのいくつかが少し有効かなー?という程度である。そのため生産者たちの研究はなかなか進まず、今現在の爆弾アイテムのバリエーションは非常に少なかった。
もしそこに2人が作ったアイテムを持ち込もうものならすぐさま一騒ぎ起きること請け合いだろう。
「…………そういうものがいたってことは、もうすぐですかね」
「だろうな」
『もうすぐ、だな』
「「……」」
―キメラを倒した場所から、十数分程奥に歩いたところにある大部屋。どうやら正真正銘の一番奥らしいが、仕掛けらしいものは何も見当たらない。
部屋の中央には複雑にカットされた美しい紅に輝く球形の精霊石が台座に鎮座し、さらにその奥側の壁には神話絵の一部分が描かれていた。
…………いや、精霊石の鎮座する台座をよくよく見てみると、鍵穴の様なものがひとつだけ見つかった。
「レイヴン、その鍵」
「……わかってる」
レイヴンが精緻なレリーフが施された紅い水晶の鍵を差し込むと、ぴったりと合致した。
…途端、台座の精霊石が眩い光を放つ。その光は部屋中を照らし、全員の目を眩ませた。
各々の目が回復したころ、周りを見渡すとそこには全く別の光景が広がっていた。部屋には赤い靄が薄く満ち、丸い形の池には赤い水が湛えられている。壁に生えるのは六角柱形の紅い水晶であり、また奥側の壁の中央には白い石で作られた祈る天使の像が安置されている。
壁にもその天使の像にも蔦が這い、石は崩れかけ、永い年月がたっていることを窺わせる。
池の水は別に血で赤いワケではなく、底に紅い水を生み出す水精石が埋まっているだけのようだ。
『…………この先は、2人しか進めない、か』
「…のようだな」
「後は、見守りましょうか」
池のほとりに立つヒビキ、カイ、スコールの3人は、池の中へと入っていくレイヴンとヴィントをただじっと見守る。後は2人が行くべきであるし、そこに部外者の介入する余地はない。
…不意に2人の姿が、薄い紅靄の中に掻き消えた。同時に、天使像の目に嵌めこまれた琥珀が、微かな輝きを宿す。
…
―――ここはどこか、はっきりしない場所。だが、この入り口は【天狼星の獣人族】の中でも特別な者にしか入る事は許されない。部外者は以ての外。
上下左右、美しい星の宇宙の中を貫く古い古い石の階段。所々が綻びており、剥がれた石片が付近にふよふよと浮いている。無論手すりなどという気の利いたものは無い。
双子はその階段を一段一段、ゆっくりと上っていく。先に見えるのは、大きな古びた荘厳さ溢れる黒い石の神殿。
……階段を上りきると、黒い神殿の詳細が明らかになった。神話絵の内の「冥界」と「最後の裁き」が抜き出されてレリーフ化されており、真ん中に刻まれた紋章は細い三日月と直剣が重なった紋章。ヒビキの額にあるのと同じ【暗月神】の紋章だ。月と万物の死と復讐を司る、強大な深淵の神。
扉に近づくと、ぎぃぃぃぃいい…と重たい音をたてて扉は勝手に開いた。
中は、広い。
黒く艶めき、複雑精緻な文様が白く刻まれた床の中央には濃い灰色の炎が燃えるトーチがあり、左に視線を移せば大きな祭壇が設えられている。祭壇の奥にはこれまた大きめの黒地に銀模様の棺があり、その棺の前に半ば透き通った誰かの幻影が立っていた。
影になっていて顔の上半分は見えない。がその黒い軍服を纏い、トーチと同じ灰色の髪をしたその青年は僅かに優しい微笑みを宿し右方を指差す。
つられてそちらを見ると、さっきまで誰もいなかったはずのトーチの隣にある樹を象った大きなオブジェの傍らに2人が敬愛してきた幼い時以後、姿を眩ませていた彼らの父親の姿があった。
此処にいるということは、もう………
「「…………!?」」
彼の声は聞こえない。しかし口が、言葉を形作る。
す ま な い、あ と の こ と は た の ん だ。
お ま え た ち は も う だ い じ ょ う ぶ だ。
言葉と同時に、思念に似たものが2人の心に去来する。血族を護るための使命感、巡り合ってきた人々に対する深い信頼、そしてそれらより遥かに広く深い、愛情。
2人の頬に、一筋の涙が伝う。
…それは一瞬のことだったのかもしれない。あるいはとても長い時間たっていたのかもしれない。
不意に、彼の姿は消えた。
樹の虚の中に嵌めこまれている二つの珠が、きらきらと輝きを放つ。半分ずつの黄金と黒の眼に似たそれぞれの珠が、突如として耐えきれないほどの閃光を発する。
0
あなたにおすすめの小説
ミックスブラッドオンライン・リメイク
マルルン
ファンタジー
ある日、幼馴染の琴音に『大学進学資金』の獲得にと勧められたのは、何と懸賞金付きのVRMMOの限定サーバへの参加だった。名前は『ミックスブラッドオンライン』と言って、混血がテーマの一風変わったシステムのゲームらしい。賞金の額は3億円と破格だが、ゲーム内には癖の強い振るい落としイベント&エリアが満載らしい。
たかがゲームにそんな賞金を懸ける新社長も変わっているが、俺の目的はどちらかと言えば沸点の低い幼馴染のご機嫌取り。そんな俺たちを待ち構えるのは、架空世界で巻き起こる破天荒な冒険の数々だった――。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる