最強者のVRMMO活動記 ~トラブルに愛されるとあるプレイヤーのトラブルシューティング記~

火の無い灰

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7章「叡智神の匣と天狼族」

返答と、暴走。心の淀み

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気づくとそこは、元の紅い部屋だった。
いつの間にかレイヴンの手には黄金の珠が、ヴィントの手には黒い珠が握られている。あの樹のオブジェに嵌めこまれていた2つで1つの「匣」-言われてみれば黄金の珠と黒い珠は半分が透き通った青色をしている。
ヒビキ・カイ・スコールは壁際で待っていた。

『……答えは出たのか?これからどうするか』

スコールが静かに問いかける。

「匣を護る」
「それが血族の最後の生き残りとしての使命。でも俺たちとしては」
「世界を見て回りたい。力と、知識を得たい」
「……そうか」

ヒビキはそう返した。その表情はどこか納得したように見える。

「では、帰りますか?」
「だな」

転移結晶石を発動させようとしたその数瞬前、レイヴンの表情が硬くなる。さらにその直後、姦しくけたたましい笑い声が響く。途轍もない速さで乱入してきた二つ分の影を、ヒビキが止めた。
現れたのは銀色の髪にゴシックの装いをした二人の少女。目は血よりも赤く、肌は青白い。間違いなく吸血鬼だ。

「あ、とうとう匣を手に入れちゃったんだねー!」
「じゃ、奪っちゃおー!」
「殺してでも奪っちゃおー!皆皆殺しだー!」

笑顔で物騒な事を口走る少女吸血鬼たちは、まず目の前で自分たちと競り合っているヒビキに狙いを定めたらしい。と、悪意溢れ出すけたたましい声に聴覚をやられたか、レイヴンとヴィントが両耳を手で抑えて膝をつく。
同時に襲い掛かってくる二振りの細剣レイピアを器用にも右と左のそれぞれの刀で受け止め、押し返す。その後も暫く鍔迫り合いが続く。

「ヒビキ!数秒後に行きますよ!」
『…………!』

少し離れた位置にいたカイが、腰だめに構えた【闇王剣ペルセポネフィアー】をブンッと思い切り振る。その動きに合わせて金と白の混ざりあった色合いの光線が発射された。

―雷・聖属性魔法スキル【サンダーライト・コア】。

何の対処もせずに直撃をくらえばヒビキとてかなりHPを削られる純粋な破壊現象が顕現したのを見て、ヒビキと少女二人組はそれぞれ別の方向に飛び退く。そこにスコールの追い撃ちが飛んだ。

『…………覚悟』

青い目から感情が失せ、紅く変色し奇妙な五芒星が浮かび上がる。冷気が束となり、氷の蔓となって少女たちを拘束しようとその冷気纏う手を一直線に伸ばす。
それを避けながら、少女吸血鬼たちは狂ったような笑みを浮かべたまま言葉を交わす。

「これは確かにまずいね!」
「どうする?あれ呼んじゃう?」
「出し惜しみして主様に怒られるのはやだもんねー!出しちゃお!」

二人の紅目が、不気味に光った。それに呼応して空に魔法陣が現れ、そこから巨大モンスターが一体召喚された。その眼は赤黒く濁り、狂っているのが見て取れる。問題なのは、【解析アナライズ】で表示されたカーソルにある情報だった。

―【狂いし混沌の傀儡くぐつ カオスマインド 二重の影族ドッペルゲンガー レベル990】

名前センスは横に置いておいて、問題なのはレベルだ。ぎりぎりの戦いを強いられるのは確実の相当の強敵。
そんなことをつらつらと考えていたヒビキは、一つそれよりも大事な点を失念していた。

…つまり、二重の影族ドッペルゲンガーというモンスター種族の厄介さである。呪術などの産物を除けばこの種族はいつぞやの【悪夢の鏡像】の様にプレイヤーやNPCの記憶をまさぐって個々の性質に応じた姿を取る。
こいつもそのはずである。そのことをヒビキは失念していたのだ。

「やっちゃえー!」

陽気な声を皮切りに、傀儡ドールという名に反して姿はキメラそのものであるそいつがその能力を発動させる。この場合対象は一番近い位置にいたヒビキとなる。
キメラがぐにゃりと己の体の一部を変化させて生み出したのは、長い黒髪の女性の上半身。
優しげな黒い双眸と目が合った瞬間、ヒビキは自身の記憶に激しくノイズがかかるのを自覚した。



脳裏に過ぎるのは十数年前のある日の幸せな光景。

家族4人で団欒のひとときを過ごす、あの時の光景。

まだ当分変わらないと思っていたその幸せは、突然壊された。

光景が変わる。

激しいノイズで掠れた視界に映るのは赤く染まった、むせ返るほど濃い鉄錆びた匂いの漂う室内。

その奥でひとりの黒づくめの男が部屋をまさぐっている。

その前には、無残に殺された、かぞくの、死体が、まるで壊れた人形のよ…う………に…………?

視界が掠れる。

目当てのものを見つけたらしいその男は、腐った、狂った笑みを浮かべて火をともしたままのライターをその場に落としていった。

複雑に加工が施されたナイトダイヤのペンダント。しかも光に翳すとプラネタリウムのような文様が内に浮かび、宇宙を内包しているかのようなユニークな逸品である。代々継がれてきたものだ。

いつのまに油がまかれていたのか、火はあっという間に壁を床を天井を舐め、苦しみの果てに死をもたらす煙が充満する。煙と熱に巻かれ、

暫くして、サイレンの音が聞こえた。

玄関に向けて血の痕を引きつつ這いずる、まだ生きている自分を見つけたらしい消防員たちの声が遠く聞こえる。

………………何で?と無意味な問いばかりが繰り返される。思考を支配する。

自分はその日以降、どこか大きく壊れてしまった。

復讐心がないわけではない。が、復讐に狂っても家族が戻ってくる訳ではない。それは分かっている。

それより死んでしまった家族の分も生きるのが、自分のすべきことではないか。
しかし…しかし!

背中合わせで裏側にいる貌の無い誰かが叫ぶ。

何故”私たち”がこんな仕打ちを受け、奴はのうのうと捕まらずに生きている?

”私たち”は何故■■■の為にこの身体を捧げなければならない?

貌の無い誰かは赤い涙を流し泣いている。

意識を塗りつぶすほどの行き場の無い圧倒的な怒りと悔恨、憎悪が噴き出す。

ザザザッ……―ザァァア――――………。

なにもわからない、ナゼああなっタ?なゼ?ナぜ?…………ど…ウ……シ………て??

やがて貌の無い誰かの浸食は臨界点を超え、プツンと最後の糸が切れる音が聞こえたような気がした。



――――――――
風を纏う刀を持った両腕をだらりと下げたまま、ヒビキは動こうとしない。
それを隙と見たか、キメラは触手を鞭のように使いヒビキに叩き付けようとした。が、十数以上もあった触手は全て一緒くたに断ち切られる。

深く俯いており、その表情は見えない。
突如、その身体から肌を刺すような冷たく純粋な殺気が放たれた。そして底冷えのする無感情な声が響く。

『……………………覚悟はいいですか?』

左目が理性の制御が利かなくなった精神の影響を受けたか虹色に変色し、見開かれたからの双眸から紅い涙を流している。血涙とはまた違うのだろうけど。

放出される魔力は行き場の無い復讐心に狂った精神の影響を受けてか暗く昏く、そこだけ空間を切り取ったかのような虚闇の魔力は一瞬であれどキメラを怯えさせた。

『……逃がさない』

―――――特殊系深淵属性複合スキル【虚の黒刃】。

ブラックホールの如き真っ黒な月形の刃が一直線にキメラに向かって飛ぶ。一時的に理性のが外れたことで発動した職業【狂戦士バーサーカー】で強化された飛ぶ斬撃は、深淵属性という上位属性の性質と相まって、途轍もない威力を叩き出した。

それこそ神話級ミソロジークラス程度なら難なく弾き超遺物級オーパーツクラスでも並大抵の攻撃では罅すら入らないそのキメラの硬い甲殻を、まるでただの紙を切るように容易く断ち切れる程に。
キメラは真っ二つに絶ち切られ、黒いガラスと変じた。

「うそ、でしょ…!?」
「まさかあれは【暗月神】の…」

少女吸血鬼が驚愕の表情を浮かべて呟いたその言葉も、今のヒビキには聞こえていない。

『………………』

紅い血の涙を流し、笑みを形作って凍り付いたその表情は声を出さずに慟哭しているよう。
双眸に光は無く、その様はまさに機械人形と言われても疑えなくなるものだった。

放出されている昏い魔力がその手を少女たちに伸ばす。

―――――――――特殊系深淵属性魔法スキル【終焉の招き手フォールン・エンド】。

黒い手は少女たちをがっちり捕らえると、悲鳴を上げる間すら与えず底なし沼のようなその暗い、昏い深淵の底へと引きずり込んでいった。

後には何も残らない。相変わらず昏い魔力を纏うヒビキと、驚愕に目を瞠っているレイヴン&ヴィント、こうなることは分かっていたと言いたげなカイと無表情にじっと見つめるスコールがいた。



――――――――――あのキメラの種族表示を見た時から、こうなるんじゃないかとは思っていましたけど…。
ヒビキにとって最大のトラウマである「あの日」の記憶を掘り起こしたんですから、ねぇ…。

まず敵が死んだ以上、もしまだ暴走が続くようならどうやって止めるかを考えなくては。僕のAGI敏捷値ではヒビキの高速機動を完全に目で捉えることは至難の業といっていいでしょう。

…この世界のステータス値や一部のスキルレベルは、身体的な他の技能にも影響を及ぼす。
例えばAGIは、動体視力。
VITなら、発想力。
STRなら、筋力。
スキルの場合、【蹴術】は脚力。
【危機感知】【索敵】の場合は第六感系などなど。

従って、AGIが優にカンスト突破しているヒビキの高速機動を目で捉えきることは能力の方向性が綺麗に違う上例え同じ【蒼穹】メンバーであっても難しい。

力ずくで止めようとする場合恐らく最も効果的なのはルキを連れてきて全力の防壁にぶつからせ、自滅させること。が、ここに彼はいない。

そこまで考え、腹を決めた時にはもう冷静さは戻っていた。
が、その考えが実行に移されることはなかった。

相当精神に負担がかかったのかぽたり、ぽたりと頬から紅い涙を滴らせるヒビキの双眸からふっと活動的な光が失せ、瞼が閉じられると同時に身体が頽れどさり、という音が響いた。

紅い部屋に、後には沈黙だけが残る。



***



―――――――??????・??年前

とある精神病院の302病棟、個別病室。

302病棟は特別病棟で、特殊な事情で保護された者たちの治療を行う場所だ。全て個別病室になっており、現代の病院らしく洒落た内装が施されている。


そこのある個別病室には机や椅子、ソファーにテレビを始め幾つかの家具があった。病室とは思えないほどまた洒落た内装だったが、ベッドの上にいる患者服の少年はそんなことには目もくれずひたすら目の前の画帳と向き合っている。

傍には30色以上はある色鉛筆の入ったケースに、開かれた数冊の本。色鉛筆の中で、黒、赤、黄、橙、茶、灰などが主に出されて散乱していた。

描かれている絵は傍から見るとギリギリ何が描かれているか分かる程度。本は一部年齢に全く見合ってない非常に難しそうなものだ。何故か少年には内容が分かっているみたいだが。

『モザイクアートブック』
『サイバーコンピュータ』
『クラウドネットワーク』
『数学・??編』
『言語・??編』

少年が持っているのも合わせベッドの上には画帳が2冊。描かれている絵は『燃える家』『炎』『救助に来た消防隊員たち』『家族』など。絵に混じって何か言葉のようなものも見えるが、ぐちゃぐちゃに描かれた線に紛れて見えない。

そしてそれらが、深海のような深青い線でぐちゃぐちゃに塗りつぶされている。

無造作に手入れされた射干玉のように黒い髪、年相応の華奢な身体、と狙撃手じみた鋭い目つきに整った顔。ただし瞳も表情も全てが崩壊した後のように空虚だった。それに、右頬から右足にかけて右半身の殆どと左足に重度の火傷を負っている。

時折見舞いに来てくれる人の声もほぼ届かず、生命維持活動は自分でできるもののそれ以外の時間はずっと本か画帳に向かっている。稀に反応してもまともな言葉を発せないようだが、相手の意図は何となく理解しているらしい。

泊まりなどで滞在した見舞い人が時々テレビをつけているが、少年はそれにも目を向けない。ただ、何故分かったのかは不明だが少年を救助した数人の消防隊員には心を開いているのか幾許か反応が良い。

炎の映像やそのものを見せないように、皆配慮はしてくれていた。見た瞬間、錯乱じみたまでに酷く怯えるのだ。また悪夢を見るのか、しばしば夜中に飛び起きて泣くこともある。

壁には一枚の絵が貼られてあった。それだけは青い線で塗りつぶされておらず、綺麗に丁寧に色も塗られている。


「■■■‐2000 Deus Ex Machina  すべてをかなえてくれる都合のいい、可哀そうな神様」


いくつかの美しく大きな歯車を背負い、手を合わせ、片目を開けて微笑むカーキ色の軍服姿の、微笑む男性の絵。男性の背には仏様のように左右4本ずつの腕が生えており、そのうちの何本かは杖やロザリオ、剣を握っている。

背に生えた腕の何本かは黒い罅が入っており、開かれた方の目の瞳孔は十字架型に裂けている。

紙の裏には薄い線で複雑怪奇な設計図のようなものが描かれていた。

それを見た[データ編集済]の人が心底驚いたように目を見開いていたが、彼はそれを気にかけることはできない。

****

世界は進歩していた。だがしかし確実に疲弊しつつもあった。
人類は発達した医療と技術の力により、肉体の寿命を疑似的に無限にすることに成功した。それも、出生率が前時代同様低迷していたためだ。

しかし、ある一部の人々はもしものことを考えていた。

適合者、というサイキック的な能力を持つ人々、それに超常じみた異様な存在たち。それを考えるとこの先人類が繁栄し続けるという保証はない。異様な存在たちの中には下手すればこの世界なぞ一瞬で破壊されるような危険なものもあるのだ。

………なら、世界を”再起動”させるためのシステムを作るべきではないか?

水面下で技術者たちが動き始めた。

もしも世界が滅びた時、再び”再構築”を行うための機械。人工の神をつくるために。少年の描いた設計図はその基礎となる部分のものだったのだ。
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