69 / 120
9章「開かれた外交、狂気の戦場」
海の王都プランテラと女王様との対談
しおりを挟む
――――海民族の王都、プランテラ。アカシアと同じく青系の結晶に似た建築素材を中心に、街の隅から隅まで精緻な細工や文様が施された美しい景観をしている。
アカシアの街からワープポイントを使って転移し、王都のワープポイントの見張りをしていた兵士に招待状を見せると面白いぐらいに表情が変わり、丁重に案内されることとなった。
水先案内人の騎士(無論海民族)についていきながら、興味に負けて二人は周りを見回す。当然のことだが、まだ外交が開放されていない上に街自体が海の底にあるので、海民族以外は滅多に来られない。住民の人々も海民族でない者がいるのが珍しいのか、興味深げに見てきている。
……そんな中、アカシアの教会から連絡でも行ったのか教会所属の聖職者らしき装束の一部の人々は、こちらを見て祈りをささげるようなポーズをしたり陶酔しきったような熱い視線を送ってきている。
そんな関わると面倒そうな感じの視線を努めてスルーし、やや速足になってついていく。
やがて、周りの街と調和するデザインの、青系色の結晶でできた巨大な王城の下へ着いた。正面の大門ではなく、その傍の小さな通用門から中へと招かれる。
中は、なんというか水の芸術とでもいうべき精細な噴水や水路で飾られた庭が真っ先に目についた。しかしそちらばかりに目を取られていてもいけないので、騎士に愚直についていく。
城の中に入ってみると、さすが王城というべきか装飾の精緻さ、文様の美しさに一際気合いが感じられる。そんな中をついていくこと暫くして、
「こちらで王はお待ちです。今回は非公式の謁見ですので恰好についてはお気になさらなくても構いません。あと、王は気さくな方ですから相応の礼節さえ守っていただければ無理にかしこまる必要はありませんよ」と大扉の前で立ち止まった騎士に言われた。そんなアバウトでいいのかとも思ったが、考えを読まれたか騎士はこう続けた。
「…いや、ですね。今代の王は王としての能力は十分すぎるほどにおありなのですが、かなり自由な…言ってしまえば冒険者気質な方なのです…………。なので戴冠なさってすぐに、「お前たち全員、私に対してかしこまる必要はないぞ。むしろ気軽に接してくれ」とおっしゃられてですね…」
そういって、ため息をつく騎士。あ、これは苦労人の匂いがする。
「なら、構いませんけど」
「…そういっていただき幸いです。では、扉を開けますね」
氷でできていると言われても信じてしまいそうなほど青く半透明な素材でできた扉が、大きさに相応しい重厚な音をたてながら開く。
…
開かれた扉の先は、イメージ通りの”謁見の間”だった。ただし周りの壁や天井は青い。足元に敷かれた赤いカーペットの奥端、数段高くなっている場所に置かれた玉座から少し離れたところで片膝をつく。流石に何もしないままでは無礼になってしまうからだ。
「海王様のおなりである!失礼の無いようにせよ!」
玉座の傍らにいた、一際装飾が精緻しかし実用性は十分高そうな鎧を着た騎士が大声で言う。その数瞬後、コツコツと恐らく王様のものであろう足音が鳴り、どさりという(恐らく玉座に座ったはずみで出た音だ)音が聞こえた。
「よい。お客人の二方も、変に気張らなくても構わないぞ」
よく通る、落ち着いた声である。頭をあげると、玉座に座っていたのは王様というより女王様。ドレスも戦闘用のバトルドレスを纏った、上位海民族の女性だった。
「今回お二方を招いたのは、私が興味を覚えたというのがまず一つ、もう一つは…おい、あれを見せてやれ」
女王様の呼びかけで、傍に控えていた騎士の一人が手に持ったアイテムを二人に見えるように差し出す。その手には黒い瞳のような石が嵌められた指輪が載せられていた。
「その指輪は、先日この街の近くに現れたモンスターが持っていたものでな。調べても、呪いのかけられた指輪であること以外はわからなかった。だが、かなりのレベルだったから、そんなモンスターが王都にもし攻め込んできでもしたら大変なことになる。もしかしたら何か知っているのではないか?とも思ってな」
「…………」
一応、【解析】は発動した。
呪怨の左眼
カテゴリ:指輪(呪われた装備)
クラス:国宝級
《沈黙の谷イルシール》の王が外征騎士に渡した、魔性の指輪。呪いの黒瞳は装着者の精神を昂らせ、理性のたがを外していく。やがて装着者の理性は完全に消滅し、姿と精神共に狂った獣となり果てるであろう。
呪われているため、装着すると二度とはずせない。
「その指輪はつけない方が、またつけさせない方がいいです。一度付けたが最後、精神を侵されいずれ獣となり果てます。ちょうどその指輪を持っていた獣のように」
「…そうか、かつては人であったものかあの獣も。あいわかった。この指輪はしかるべき方法で処分する。で、重要なのはこちらの件でな…」
女王様がいくらか声のトーンを下げた。
曰く、先日妙な巨大構造物を見つけたから中を探索したい。が蝕気が蔓延しているようで蝕気浄化のできない自分一人で行くには無謀すぎるし危険すぎる。だから同行してくれないかということだった。
一国の王にしてはアグレッシブすぎやしないかと思ったが、騎士の言っていた冒険者気質とはこのことなんだろう。
「その構造物とは、どんなものですか?」
すると女王様は映像(要するにSS)を見せてくる。それに映っているのは、平たく言って巨大な機械じみた構造物。しかもその形はというと。
「…………象?」
そう。象を模したそのからくりらしきものは半ばが地中に埋もれかけており、印象的には”まだ起動されていない機械”感が否めない。スチームパンクじみた古びた金属の表面は、年代を感じさせる。
よく見れば巨大なからくりの象の後ろあたり、入り口と思われるバルコニーっぽい部分には中央に丸い円、入り口の上部に涙を流す眼を模した紋章が刻まれていた。…古代の人々が作ったものだろうか?
「…この構造物からは蝕気に交じって、強い水の魔力を感じたのだ。うまく動かせればもしもの時に心強いのだが、なんせ蝕気が濃すぎて入れん」
「そういうことなら、同行します。いいよな、スコール」
スコールも異論はないようで、こくりと頷く。その様子に幾分か安堵を見せた女王様は言葉をつづけた。
「礼を言う。では明日、朝9の刻ごろにまた城の通用門前へ来てくれ」
「了解しました」
これで謁見は終わった。女王様が去り、ヒビキたちも退出する。
『ヒビキ』
「んあ、何だスコール」
『あのからくりの象、見覚えがある』
「…………マジか」
『あれも魔導機人と同じ、神の力の一端を宿した兵器。一人が乗って操らないと動かない。その乗る人も、相応の能力が求められるもの。
確か、”神獣”と呼ばれていた。あれは水の力を持っていて、他にも炎、風、雷、大地、光、闇があったはず』
「へぇ……古代人ってすげぇな」
『今よりより近くに神の恩恵があった時代だからな』
「ま、明日9の刻のちょっと前ぐらいにここにつけばいいってことか」
『だな』
そんなことを話しながら、王都の宿屋を取るために向かう。ちなみに持ってきたままのあの水色の宝石の腕輪だが、円卓に招かれた時にいた占い師の女性が「それは差し上げます。今回のお礼として受け取ってください」と言ってきたのでありがたく頂いている。
この世界での水中での活動にまず必須なスキルは【潜水】。その前に装備を水着に変化させてからでないと、【潜水】をかけてもまともに泳げない。ただただ溺れずに済むだけなのだ。
その手間を考慮すれば、かなり便利である。
通行証アイテムはきちんとアイテムボックスに仕舞っておいてある。もしかすると今後も役に立つかもしれない。
アカシアの街からワープポイントを使って転移し、王都のワープポイントの見張りをしていた兵士に招待状を見せると面白いぐらいに表情が変わり、丁重に案内されることとなった。
水先案内人の騎士(無論海民族)についていきながら、興味に負けて二人は周りを見回す。当然のことだが、まだ外交が開放されていない上に街自体が海の底にあるので、海民族以外は滅多に来られない。住民の人々も海民族でない者がいるのが珍しいのか、興味深げに見てきている。
……そんな中、アカシアの教会から連絡でも行ったのか教会所属の聖職者らしき装束の一部の人々は、こちらを見て祈りをささげるようなポーズをしたり陶酔しきったような熱い視線を送ってきている。
そんな関わると面倒そうな感じの視線を努めてスルーし、やや速足になってついていく。
やがて、周りの街と調和するデザインの、青系色の結晶でできた巨大な王城の下へ着いた。正面の大門ではなく、その傍の小さな通用門から中へと招かれる。
中は、なんというか水の芸術とでもいうべき精細な噴水や水路で飾られた庭が真っ先に目についた。しかしそちらばかりに目を取られていてもいけないので、騎士に愚直についていく。
城の中に入ってみると、さすが王城というべきか装飾の精緻さ、文様の美しさに一際気合いが感じられる。そんな中をついていくこと暫くして、
「こちらで王はお待ちです。今回は非公式の謁見ですので恰好についてはお気になさらなくても構いません。あと、王は気さくな方ですから相応の礼節さえ守っていただければ無理にかしこまる必要はありませんよ」と大扉の前で立ち止まった騎士に言われた。そんなアバウトでいいのかとも思ったが、考えを読まれたか騎士はこう続けた。
「…いや、ですね。今代の王は王としての能力は十分すぎるほどにおありなのですが、かなり自由な…言ってしまえば冒険者気質な方なのです…………。なので戴冠なさってすぐに、「お前たち全員、私に対してかしこまる必要はないぞ。むしろ気軽に接してくれ」とおっしゃられてですね…」
そういって、ため息をつく騎士。あ、これは苦労人の匂いがする。
「なら、構いませんけど」
「…そういっていただき幸いです。では、扉を開けますね」
氷でできていると言われても信じてしまいそうなほど青く半透明な素材でできた扉が、大きさに相応しい重厚な音をたてながら開く。
…
開かれた扉の先は、イメージ通りの”謁見の間”だった。ただし周りの壁や天井は青い。足元に敷かれた赤いカーペットの奥端、数段高くなっている場所に置かれた玉座から少し離れたところで片膝をつく。流石に何もしないままでは無礼になってしまうからだ。
「海王様のおなりである!失礼の無いようにせよ!」
玉座の傍らにいた、一際装飾が精緻しかし実用性は十分高そうな鎧を着た騎士が大声で言う。その数瞬後、コツコツと恐らく王様のものであろう足音が鳴り、どさりという(恐らく玉座に座ったはずみで出た音だ)音が聞こえた。
「よい。お客人の二方も、変に気張らなくても構わないぞ」
よく通る、落ち着いた声である。頭をあげると、玉座に座っていたのは王様というより女王様。ドレスも戦闘用のバトルドレスを纏った、上位海民族の女性だった。
「今回お二方を招いたのは、私が興味を覚えたというのがまず一つ、もう一つは…おい、あれを見せてやれ」
女王様の呼びかけで、傍に控えていた騎士の一人が手に持ったアイテムを二人に見えるように差し出す。その手には黒い瞳のような石が嵌められた指輪が載せられていた。
「その指輪は、先日この街の近くに現れたモンスターが持っていたものでな。調べても、呪いのかけられた指輪であること以外はわからなかった。だが、かなりのレベルだったから、そんなモンスターが王都にもし攻め込んできでもしたら大変なことになる。もしかしたら何か知っているのではないか?とも思ってな」
「…………」
一応、【解析】は発動した。
呪怨の左眼
カテゴリ:指輪(呪われた装備)
クラス:国宝級
《沈黙の谷イルシール》の王が外征騎士に渡した、魔性の指輪。呪いの黒瞳は装着者の精神を昂らせ、理性のたがを外していく。やがて装着者の理性は完全に消滅し、姿と精神共に狂った獣となり果てるであろう。
呪われているため、装着すると二度とはずせない。
「その指輪はつけない方が、またつけさせない方がいいです。一度付けたが最後、精神を侵されいずれ獣となり果てます。ちょうどその指輪を持っていた獣のように」
「…そうか、かつては人であったものかあの獣も。あいわかった。この指輪はしかるべき方法で処分する。で、重要なのはこちらの件でな…」
女王様がいくらか声のトーンを下げた。
曰く、先日妙な巨大構造物を見つけたから中を探索したい。が蝕気が蔓延しているようで蝕気浄化のできない自分一人で行くには無謀すぎるし危険すぎる。だから同行してくれないかということだった。
一国の王にしてはアグレッシブすぎやしないかと思ったが、騎士の言っていた冒険者気質とはこのことなんだろう。
「その構造物とは、どんなものですか?」
すると女王様は映像(要するにSS)を見せてくる。それに映っているのは、平たく言って巨大な機械じみた構造物。しかもその形はというと。
「…………象?」
そう。象を模したそのからくりらしきものは半ばが地中に埋もれかけており、印象的には”まだ起動されていない機械”感が否めない。スチームパンクじみた古びた金属の表面は、年代を感じさせる。
よく見れば巨大なからくりの象の後ろあたり、入り口と思われるバルコニーっぽい部分には中央に丸い円、入り口の上部に涙を流す眼を模した紋章が刻まれていた。…古代の人々が作ったものだろうか?
「…この構造物からは蝕気に交じって、強い水の魔力を感じたのだ。うまく動かせればもしもの時に心強いのだが、なんせ蝕気が濃すぎて入れん」
「そういうことなら、同行します。いいよな、スコール」
スコールも異論はないようで、こくりと頷く。その様子に幾分か安堵を見せた女王様は言葉をつづけた。
「礼を言う。では明日、朝9の刻ごろにまた城の通用門前へ来てくれ」
「了解しました」
これで謁見は終わった。女王様が去り、ヒビキたちも退出する。
『ヒビキ』
「んあ、何だスコール」
『あのからくりの象、見覚えがある』
「…………マジか」
『あれも魔導機人と同じ、神の力の一端を宿した兵器。一人が乗って操らないと動かない。その乗る人も、相応の能力が求められるもの。
確か、”神獣”と呼ばれていた。あれは水の力を持っていて、他にも炎、風、雷、大地、光、闇があったはず』
「へぇ……古代人ってすげぇな」
『今よりより近くに神の恩恵があった時代だからな』
「ま、明日9の刻のちょっと前ぐらいにここにつけばいいってことか」
『だな』
そんなことを話しながら、王都の宿屋を取るために向かう。ちなみに持ってきたままのあの水色の宝石の腕輪だが、円卓に招かれた時にいた占い師の女性が「それは差し上げます。今回のお礼として受け取ってください」と言ってきたのでありがたく頂いている。
この世界での水中での活動にまず必須なスキルは【潜水】。その前に装備を水着に変化させてからでないと、【潜水】をかけてもまともに泳げない。ただただ溺れずに済むだけなのだ。
その手間を考慮すれば、かなり便利である。
通行証アイテムはきちんとアイテムボックスに仕舞っておいてある。もしかすると今後も役に立つかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
ミックスブラッドオンライン・リメイク
マルルン
ファンタジー
ある日、幼馴染の琴音に『大学進学資金』の獲得にと勧められたのは、何と懸賞金付きのVRMMOの限定サーバへの参加だった。名前は『ミックスブラッドオンライン』と言って、混血がテーマの一風変わったシステムのゲームらしい。賞金の額は3億円と破格だが、ゲーム内には癖の強い振るい落としイベント&エリアが満載らしい。
たかがゲームにそんな賞金を懸ける新社長も変わっているが、俺の目的はどちらかと言えば沸点の低い幼馴染のご機嫌取り。そんな俺たちを待ち構えるのは、架空世界で巻き起こる破天荒な冒険の数々だった――。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる