越えられない壁で僕らの幸せは・・・(黒凪の話)

綾瑪東暢

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先輩

出会い

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 「誰か、放送委員に入るやつは居ないのか?」
 委員会決めが始まり担任がそうみんなに問いかける。第一希望の集計が終わり放送だけ誰も取らなかった。僕が第一希望で取ったのは簡単だと噂の清掃委員。清掃委員は人気なのか定員オーバーになっていた。このまま行くとじゃんけんになり、数が余っている放送か、一番仕事が多い、安全委員。
 するとある生徒が声を上げた。 
 「かなめ、お前声綺麗だから放送向いてるんじゃない?」
 「確かに、音読とかする時めちゃくちゃ上手いよね?」
 そんなことを言う奴が出て来た。
 「お!要。やるか?」
 「・・・・どっちでもいいです。」
 「おおお!ありがとう要。」
 拍手が起こる。僕は窓の外を見る。


 初めての委員会の日が来た。放送委員は放送室ではなく二年二組の教室だった。僕は一年四組なので階段を上がって向かっていると
 「えーと要君で良いのかな?私、葱更きさら 亜木あき要君と同じ放送委員。」
 「同じクラスじゃないっけ?名前知ってる。」
 「アハ、そうだよね。要君。ぼーっとしてるから何も聞いてないのかなぁって」
 「バカにしてるのか?」
 「そんなことはないかな~」
 亜木は「早く行こう」と言って二組の教室に言った。



 放送委員の担当先生は体育教師だった。
 「委員長と副委員長、書記決めるぞ。」
 「委員長なりたい奴は?」
 「は、はい!俺、なります」
 「異論はないか?」
 拍手がなり、手を上げた二年の先輩が委員長となった。
 その後も滞りなく決まり担任が「自己紹介してくれ」と言った。
 「委員長になりました。速水はやみず 稚隼ちはやです。」
 「副委員長になりました・・・

 自己紹介も終わり担当日を決め解散となった。

 僕の担当日は木曜日と月曜日。
 一緒にやるのは同じクラスの亜木と二年の稚隼先輩。稚隼先輩と同じクラスのここ先輩だった。


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