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そのにじゅうはち
つきあいとだいよくじょう
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「じ…じゃあ、前を隠せばいいじゃないですか!」
粘るラスはリシェに訴えていた。
そういう問題ではない。リシェは思わずはあっと深い溜息をついた。
ボディーシャンプーの匂いに包まれたラスは、更にリシェに近付いていく。リシェはそれにつられ、ささっと後退した。
「だから、俺はお前と一緒に入りたくないんだよ」
何度も言わせるな、とリシェはドン引きの表情を隠す事無く言い放つ。ラスが自分に何を期待しているのかが何となく分かるだけに、裸になれば危険な気がするのだ。
一方でラスは「そんなあ」と困惑する。
「裸の付き合いってあるじゃないですか」
「………」
冷めた目をするリシェ。
「うう…俺は別に、裸の突き合いなんて言ってないのに」
「お前は一体何を言ってるんだ?」
意味が分からないリシェは眉を寄せながら首を傾げた。
文字に表せば意味合いが全く違うが、口に出すと全く同じになってしまう。
「と…とにかく、先輩は俺にやましいイメージを持ち過ぎですよ」
「日頃の行いが悪過ぎるからだろ…」
「そ、そんな」
ラスはしょんぼりと肩を落とした。
それはリシェの事が好きで好きで堪らないが為の行いのせいだ。どうにかして彼を自分のものにしたいと思っているが故にそうなってしまうのに。
リシェは全く動じない。
「せめて一緒にお風呂に入ってみたいって純粋に思うのはいけない事なんですか…」
「俺は一人でゆっくり浸かりたい性分なんだ。ただでさえお前はうるさいのに、一緒に入ったとしたらゆっくり出来ないじゃないか」
「じゃあみんな使ってる大浴場はいいんですか?無防備な先輩を見てみんな大欲情したらどうするんですか!」
まるで言葉遊びみたいな発言をする。
リシェは「だから」と困った顔をした。
「さっきから同じ事を繰り返して何が言いたいんだ」
「ですからっ!!先輩の裸なんて見たらみんな発情するかもしれないじゃないですか!!ダメですよそんなの!裸の先輩なんてまるでヤって下さいってお願いしているようなものですよ!!」
「お前はアホか!!それこそただの変態じゃないか、お前なんかと一緒にするな!」
こいつと関わっているだけで感覚がおかしくなってしまうとリシェは思う。こんな発言していても。至って本人は真剣に訴えてくるのだからタチが悪い。
真剣におかしげな事を考えているのだ。
誰も欲情なんてしない、と言いかけるが例外が一人だけ居るのに気付く。目の前に。
この変態の存在を忘れてはならない。
がっついてスキンシップを取ろうとしてくる同居人に、リシェは決して気を許してはいけないのだと感じた。
でないと襲われてしまう。
「とにかく俺はお前と一緒に風呂には入らんからな!何悲しくてお前のような変態と一緒に入らないといけないんだ」
「先輩!!いずれは全部見せないといけないんですよ!?それが早いか遅いかの違いじゃないですか!」
この異様な押しっぷりは一体何なのだろう。
ラスはリシェに更に近付くと、彼の両肩をしっかりと掴みほんのり顔を赤くして照れ臭そうに訴えた。
「そ、それまではほら、準備期間として何回かは」
勝手にドキドキしながら、言いにくそうに。
しかしリシェは非常に冷めた様子でラスを見る。
「絶対嫌だ」
そして頑なに嫌だと言い放った。
粘るラスはリシェに訴えていた。
そういう問題ではない。リシェは思わずはあっと深い溜息をついた。
ボディーシャンプーの匂いに包まれたラスは、更にリシェに近付いていく。リシェはそれにつられ、ささっと後退した。
「だから、俺はお前と一緒に入りたくないんだよ」
何度も言わせるな、とリシェはドン引きの表情を隠す事無く言い放つ。ラスが自分に何を期待しているのかが何となく分かるだけに、裸になれば危険な気がするのだ。
一方でラスは「そんなあ」と困惑する。
「裸の付き合いってあるじゃないですか」
「………」
冷めた目をするリシェ。
「うう…俺は別に、裸の突き合いなんて言ってないのに」
「お前は一体何を言ってるんだ?」
意味が分からないリシェは眉を寄せながら首を傾げた。
文字に表せば意味合いが全く違うが、口に出すと全く同じになってしまう。
「と…とにかく、先輩は俺にやましいイメージを持ち過ぎですよ」
「日頃の行いが悪過ぎるからだろ…」
「そ、そんな」
ラスはしょんぼりと肩を落とした。
それはリシェの事が好きで好きで堪らないが為の行いのせいだ。どうにかして彼を自分のものにしたいと思っているが故にそうなってしまうのに。
リシェは全く動じない。
「せめて一緒にお風呂に入ってみたいって純粋に思うのはいけない事なんですか…」
「俺は一人でゆっくり浸かりたい性分なんだ。ただでさえお前はうるさいのに、一緒に入ったとしたらゆっくり出来ないじゃないか」
「じゃあみんな使ってる大浴場はいいんですか?無防備な先輩を見てみんな大欲情したらどうするんですか!」
まるで言葉遊びみたいな発言をする。
リシェは「だから」と困った顔をした。
「さっきから同じ事を繰り返して何が言いたいんだ」
「ですからっ!!先輩の裸なんて見たらみんな発情するかもしれないじゃないですか!!ダメですよそんなの!裸の先輩なんてまるでヤって下さいってお願いしているようなものですよ!!」
「お前はアホか!!それこそただの変態じゃないか、お前なんかと一緒にするな!」
こいつと関わっているだけで感覚がおかしくなってしまうとリシェは思う。こんな発言していても。至って本人は真剣に訴えてくるのだからタチが悪い。
真剣におかしげな事を考えているのだ。
誰も欲情なんてしない、と言いかけるが例外が一人だけ居るのに気付く。目の前に。
この変態の存在を忘れてはならない。
がっついてスキンシップを取ろうとしてくる同居人に、リシェは決して気を許してはいけないのだと感じた。
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