【完結】旦那様の性欲を満たせるのは私でした

ユユ

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刑の執行

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【 イアンの視点 】

「殿下、証言台へ!」

王子は力無く証言台まで歩いた。

「王子殿下。卒業パーティであなたの婚約者がカレン・クロイナーを虐めていたことを断罪する前に調査をさせましたか?」

「え?」

「多くの証言の通り、虐めだの嫌がらせだのはクロイナーの自作自演でした。
つまり、あなたの婚約者によって虐められたと言ったのはクロイナーだけでは?」

「……」

「当然 調査をなさったのですよね?」

「……」

「答えていただかなければ黙秘として進行します」

「調査をさせていない」

「何故ですか?」

「カレンが言ったから」

「クロイナーが言えば全てが真実だと判断したのですね?それは王子殿下がカレン・クロイナーと不貞をしていたからですね?」

「…そうかもしれない」

「虐めなどについて冤罪でしたし、淫乱と呼ばれることになった事件も被害者だと分かりましたし、バルド侯爵と婚姻後の花嫁検診で、ラヴィア・バルド夫人は純潔だと証明されました。今現在も純潔とのことで、異議があれば宮廷医に確認させてもいいそうです。
つまり、王子殿下の婚約破棄は契約違反となります」

「純潔!?」

「あなたの元婚約には1%の非もありませんでした。
現在はバルド侯爵籍ですので、バルド家に賠償の申し立ての権利が移っています。
バルド侯爵、希望の罰はありますか」

「妻を犯そうとした4人の男達は私がこの場で処刑をします。公女であり、王子殿下の婚約者であった女性を犯そうとしましたし、“公女に誘われた”と殿下と学園長に証言している以上、王族への偽証も成り立ちます。婚約破棄の決め手となったのですから処刑を間逃れることはありません。
殿下は目の前で、結果をご覧ください。王族が判断を間違えた結果をその目にその鼻にその耳に焼き付けてください」

「許可しよう。4人を並べろ」

「た、助けてください!」

「未遂ですよ!?」

「僕達だって、カレンに騙されてっ」

「処刑されるようなことはしていません!」

兵士は騒ぐ4人を押さえ付け正座をさせた。

「未遂だから?処刑されるようなことはしていない?
だが、卒業パーティの日の夜に、妻は首を吊ったのだぞ。メイドが偶然 公女の部屋の近くを通って異変に気が付かなければ妻は確実に死んでいた。
俺はお前たちの首を持って領地へ帰っても、“こんなに簡単に殺したのか”と叱られるだろう。それだけ酷いことをしたんだ!」

「ラヴィアが首を吊った?」

「殿下、私の妻を“ラヴィア”と呼ばないでください。さあ、ここまで来てしっかり見届けてください。目を逸らすことは許されませんよ」

俺は順番に剣を振り下ろし、首を斬り落としていった。
直視できない者が多い。王子は蒼白だった。
王子の靴や服は、4人の切断面から噴出する血で染まっていた。


「次はカレン・クロイナー。この女も斬首しようと思ったが、おまえは簡単に死なせてはならないな。
だが、泥棒としての罰を受けてもらおう」

「泥棒?何も盗んでいないわ!」

「婚約者を盗んだだろう。取り巻きや他の令息も含めると何人盗んだんだろうな。この程度の容姿で」

「なっ!」

「殿下、よく使われる泥棒に対する平民の処罰方法は何ですか」

「……手を…斬り落とす」

「御名答です、殿下。クロイナーには両手切断の罰を与える。
殿下には不貞行為の罰として、殿下がクロイナーの両手を斬り落としてください」

「は?」

「私が?」

「やらなければ、殿下はどうなるでしょうね」

腰に刺していた中剣を抜いて渡した。王子は剣術は得意ではない。きっと一刀両断は無理だろう。それも狙いだ。

「止めて!放して!!」

木の台が置かれると、兵士がクロイナーの腕を掴み台に乗せた。

「パトリック様、しないわよね?
お願い、助けて!」

「……」

ザクッ

「ギャアアアアアッ!!」

「落とせていません。剣を抜いてもう一度」

「嫌!!止めて!!ギャアアアアアッ!!」

殿下は剣を振り下ろすも、最初の切り口へ剣を下ろせず、切り口が増えていくだけでなかなか斬り落とせなかった。
10回以上振り下ろし、斬り落とせた頃にはクロイナーは失神していた。

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