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決意
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【 ゼノンの視点 】
2人は半日近く交わり、ネスティフィーネは失神したまま丸一日近く眠った。
ゼノンはアミルスとコントラとサフィールに来ていて、最初にサヴィの店に寄った。先触れでアミルス達の部屋を確保していた。
そしてサヴィからネスティフィーネの様子を聞いていた。あまり眠れないらしくていつもの調子ではないと言われた。だから丸一日近く眠ったままでも慌てることはなかった。
後ろから抱きしめたとき、いつもとは違う甘い香りがネスティフィーネから少しだけ漂い始めた。それは風呂に入っても変わらない。キスをするとその香りが微妙に濃くなった。ネスティフィーネの体が男を受け入れる準備を整えたことを甘い匂いが知らせているとわかった。洗う時とは違う触れ方で胸を刺激するとネスティフィーネから声が漏れた。
もう止められない。
初めてネスティフィーネに会うためにフォルモントの王宮を出た時から今日まで女を抱いていなかった。ネスティフィーネが帰国した後、高級娼館に行くかどうかかなり迷ったが行かなかった。この日のために清い体でいることを選んだからだ。
ネスティフィーネに戸惑いはあれど抵抗することなく俺を受け入れた。心配になったが無事に収まった。人竜族の女性器が特殊なのかネスティフィーネが特殊なのか分からないが、人狼族とは違う。こんな華奢で小さな入り口でも雄に合わせて柔軟に広がった。人のように膜も無い。喉や食道で扱かれているような締め付けと吸い付きがあり、無数のヒダとプツプツとしたもので雄を執拗に刺激してくる。あっという間にコブが膨らみ注ぐことになった。抱いているつもりが抱かれているかのような気になったが、最初から快楽に翻弄されるネスティフィーネを見て主導権を握っているのは俺だと思い込む。コブにも驚いてはいたが痛くはないらしい。
結局半日近く搾り取られ続けて、ネスティフィーネが失神したところで終了した。
ますます困ったことになった。
一日もネスティフィーネと離れたくない。もしネスティフィーネが他の男を受け入れたら、その男は絶対に彼女から離れないはずだ。
二つ折りにして敷いていた二枚の毛布は体液で濡れていた。ネスティフィーネが寝ている間に洗って干して、サヴィから食事を受け取って、またネスティフィーネに添い寝をした。
目覚めたネスティフィーネはじっと俺の目を見ている。
「どこも痛くないか?」
「うん」
「風呂に入ってから食事にしよう」
既に薪に火を入れて準備はできている。ネスティフィーネを抱き上げて風呂に入った。彼女の背中や首には俺の歯形が付いている。空になったかと思ったのに歯形を見たら反応してしまった。だが食事をしないと。ネスティフィーネの腹が鳴っていて良かった。
食事を終えると狼化した。ネスティフィーネは喜んで抱き付き毛に顔を埋めた。そのまま10時間も眠るネスティフィーネを起こさないようじっとしていた。
ネスティフィーネがフォルモントに移住することはない。もし妊娠したとしても彼女の母のように母子で此処に住むだろう。村人達が世話をするから不安なとないはずだ。
つまり、決断すべきなのはこの俺だ。フォルモントで他の女を娶るか、それとも……
翌日、ネスティフィーネをサヴィに預けて村長の家に行った。2人だけで話したいと言ったら遺書を書く時間をくださいとか言い出した。まだ俺が怖いのか?
「村長、もし俺が此処に住むと言ったら受け入れてくれるか?」
「う、うちにですか!?」
「違う、サフィール村に移住してネスティフィーネの家で暮らす」
「ネスティフィーネがそれを望むのなら我々は従います。ただし、王弟殿下ではなく村民として扱いますよ?」
「村民?」
「はい。お世話が必要でしょう?
村民であれば助け合いということでネスティフィーネと同じように洗濯と食事を提供します。殿下以外の移住者は難しいかもしれません」
「わかった」
「それと、もしネスティフィーネを悲しませたら命の保証はしませんよ」
「俺を?」
人族が俺に脅迫するのか?
「毒の森が近くにあるのですよ?ちょっと捕まえてネスティフィーネの家に投げ込めば、ネスティフィーネには効かず殿下だけ抹殺できますし、食事とか水に混ぜてもいいんです」
「そなたはサフィールの村長なのだな」
いつも顔を青ざめたり胃痛を感じている弱い村長だと思っていたが。
「ええ。村とネスティフィーネを守ります。
ネスティフィーネは娘か孫娘と同じなのです。ネスティフィーネが王女だからじゃありませんよ、長として家族を守ります」
「は?王女?」
「シュ~シュシュ~」
「村長、口笛を吹けないなら無理するな。吹いても誤魔化しにはならん」
「どうか!ご内密に!!」
さっきまでの威厳はどうした?油断したな。
つまり、ネスティフィーネの母親はエデンの国王と……。
よく村に預けたままにできたな。
「さて、ネスティフィーネの実父に挨拶に行くか」
「殿下っ!お待ちください!殿下っ!」
俺の腰にしがみつく村長を引きずって家の外に出るとネスティフィーネとサヴィがいた。
「何で村長さんが泣いてるの?」
「え?」
村長は俺から離れてネスティフィーネの後ろに隠れた。
「ゼノン?」
「ち、違うっ!」
「今日からアミルスさんとコントラさんがうちに泊まって、ゼノンはサヴィのうちに泊まるといいよ」
「違うんだ!」
俺は悪くないぞ!
2人は半日近く交わり、ネスティフィーネは失神したまま丸一日近く眠った。
ゼノンはアミルスとコントラとサフィールに来ていて、最初にサヴィの店に寄った。先触れでアミルス達の部屋を確保していた。
そしてサヴィからネスティフィーネの様子を聞いていた。あまり眠れないらしくていつもの調子ではないと言われた。だから丸一日近く眠ったままでも慌てることはなかった。
後ろから抱きしめたとき、いつもとは違う甘い香りがネスティフィーネから少しだけ漂い始めた。それは風呂に入っても変わらない。キスをするとその香りが微妙に濃くなった。ネスティフィーネの体が男を受け入れる準備を整えたことを甘い匂いが知らせているとわかった。洗う時とは違う触れ方で胸を刺激するとネスティフィーネから声が漏れた。
もう止められない。
初めてネスティフィーネに会うためにフォルモントの王宮を出た時から今日まで女を抱いていなかった。ネスティフィーネが帰国した後、高級娼館に行くかどうかかなり迷ったが行かなかった。この日のために清い体でいることを選んだからだ。
ネスティフィーネに戸惑いはあれど抵抗することなく俺を受け入れた。心配になったが無事に収まった。人竜族の女性器が特殊なのかネスティフィーネが特殊なのか分からないが、人狼族とは違う。こんな華奢で小さな入り口でも雄に合わせて柔軟に広がった。人のように膜も無い。喉や食道で扱かれているような締め付けと吸い付きがあり、無数のヒダとプツプツとしたもので雄を執拗に刺激してくる。あっという間にコブが膨らみ注ぐことになった。抱いているつもりが抱かれているかのような気になったが、最初から快楽に翻弄されるネスティフィーネを見て主導権を握っているのは俺だと思い込む。コブにも驚いてはいたが痛くはないらしい。
結局半日近く搾り取られ続けて、ネスティフィーネが失神したところで終了した。
ますます困ったことになった。
一日もネスティフィーネと離れたくない。もしネスティフィーネが他の男を受け入れたら、その男は絶対に彼女から離れないはずだ。
二つ折りにして敷いていた二枚の毛布は体液で濡れていた。ネスティフィーネが寝ている間に洗って干して、サヴィから食事を受け取って、またネスティフィーネに添い寝をした。
目覚めたネスティフィーネはじっと俺の目を見ている。
「どこも痛くないか?」
「うん」
「風呂に入ってから食事にしよう」
既に薪に火を入れて準備はできている。ネスティフィーネを抱き上げて風呂に入った。彼女の背中や首には俺の歯形が付いている。空になったかと思ったのに歯形を見たら反応してしまった。だが食事をしないと。ネスティフィーネの腹が鳴っていて良かった。
食事を終えると狼化した。ネスティフィーネは喜んで抱き付き毛に顔を埋めた。そのまま10時間も眠るネスティフィーネを起こさないようじっとしていた。
ネスティフィーネがフォルモントに移住することはない。もし妊娠したとしても彼女の母のように母子で此処に住むだろう。村人達が世話をするから不安なとないはずだ。
つまり、決断すべきなのはこの俺だ。フォルモントで他の女を娶るか、それとも……
翌日、ネスティフィーネをサヴィに預けて村長の家に行った。2人だけで話したいと言ったら遺書を書く時間をくださいとか言い出した。まだ俺が怖いのか?
「村長、もし俺が此処に住むと言ったら受け入れてくれるか?」
「う、うちにですか!?」
「違う、サフィール村に移住してネスティフィーネの家で暮らす」
「ネスティフィーネがそれを望むのなら我々は従います。ただし、王弟殿下ではなく村民として扱いますよ?」
「村民?」
「はい。お世話が必要でしょう?
村民であれば助け合いということでネスティフィーネと同じように洗濯と食事を提供します。殿下以外の移住者は難しいかもしれません」
「わかった」
「それと、もしネスティフィーネを悲しませたら命の保証はしませんよ」
「俺を?」
人族が俺に脅迫するのか?
「毒の森が近くにあるのですよ?ちょっと捕まえてネスティフィーネの家に投げ込めば、ネスティフィーネには効かず殿下だけ抹殺できますし、食事とか水に混ぜてもいいんです」
「そなたはサフィールの村長なのだな」
いつも顔を青ざめたり胃痛を感じている弱い村長だと思っていたが。
「ええ。村とネスティフィーネを守ります。
ネスティフィーネは娘か孫娘と同じなのです。ネスティフィーネが王女だからじゃありませんよ、長として家族を守ります」
「は?王女?」
「シュ~シュシュ~」
「村長、口笛を吹けないなら無理するな。吹いても誤魔化しにはならん」
「どうか!ご内密に!!」
さっきまでの威厳はどうした?油断したな。
つまり、ネスティフィーネの母親はエデンの国王と……。
よく村に預けたままにできたな。
「さて、ネスティフィーネの実父に挨拶に行くか」
「殿下っ!お待ちください!殿下っ!」
俺の腰にしがみつく村長を引きずって家の外に出るとネスティフィーネとサヴィがいた。
「何で村長さんが泣いてるの?」
「え?」
村長は俺から離れてネスティフィーネの後ろに隠れた。
「ゼノン?」
「ち、違うっ!」
「今日からアミルスさんとコントラさんがうちに泊まって、ゼノンはサヴィのうちに泊まるといいよ」
「違うんだ!」
俺は悪くないぞ!
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