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王子とダンス
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手を重ね曲に合わせてリードされた。
「ジャレッド公爵とは恋人になってないよね」
「秘密です」
「白い結婚だって?」
「……何で誘うんですか。他にもたくさんいるじゃないですか」
「君の夫は見る目がないね。
全く洗練されていない女を連れて王城に来るなんて驚きだよ」
「まあ、好みは人それぞれですわ。
私から言わせればトリシア様よりもウィンター公爵の方に問題があります」
「ふうん」
「凶と出ないといいですが」
「ん?」
「殿下と踊ったことで嫌煙されるかもしれないということです」
「ジャレッド公爵に?」
「未定の未来の恋人に」
「ウィンター公爵は本当に承知しているのか?」
「公爵からの申し出です。教会に届け出ましたので違わせません」
「君のいう恋人とはどこまでのことを言うんだ?」
「何がですか?」
「観劇や食事をする程度なのか、セックスを楽しむのか」
「はい!?」
「成人した男と女の交際なのだから、ソレも含むと考えるだろう」
「そんなことになったことがありませんから 分かりませんが、そういう気になって そうしたいと思えばあるんじゃないですか」
「……未経験か」
ダンスが止まってしまった。
「……白い結婚っていいました」
「そうだが、他でやってるかもしれないからな」
「もういいです」
離れようとしたけどさらに引き寄せられ、また踊り始めた。
「歳上には見えないな」
「クリストファー様のひとつ下です」
「ん?クリストファー?」
「私はクリストファー・カトリス様の一歳下です」
「クリスの!? お前、歳下か!」
「言っておきますが学校は卒業しましたよ」
「アイリーンの祖国は何年通うんだ?」
「基本三年ですが飛級や飛卒が可能で最短一年です」
「じゃあ」
「一年で卒業しました」
「そうか」
「終わりましたから放してください」
「カトリス夫妻の元に送ろう。ジャレッド公爵も一緒だな」
「大丈夫です」
「ウィンター公爵が狙っているぞ」
「……」
送ってもらいつつ質問に答えた。
「なあ。ジャレッド公爵とは恋仲ではないのだな?」
「先日紹介していただいたばかりです」
「交際には発展していないんだな?」
「ええ。今のところ」
「分かった」
3人の元に行くと、
「アイリーン様、大丈夫?」
「はい」
「疲れていませんか」
「大丈夫です」
「ウィンター公爵がこっちを見てるな。何か食べに行こう。腹が空いてるだろう?」
「はい」
4人で小腹を満たし、カトリス夫妻とジャレッド公爵が知人に紹介してくれ、隙をみて帰ってきた。
【 ローランド第三王子の視点 】
翌朝、王太子殿下に呼び出された。
「ローランド。昨日はどうだった」
「どうって…」
「ウィンター夫人だよ」
「アイリーンですか?」
「まさか、ベロノワ家の令嬢がウィンター家に嫁ぐとはな。
彼女は早くから婚約していたはずなんだ。
昔、私の婚約者候補を絞るときに隣国の伯爵家だがアイリーン・ベロノワも名が上がった。少し歳が離れているが待つ価値有りと判断して打診したら既に婚約者がいるからと断りがあった。
相手は国内の貴族だったはずだ。うちのウィンター家ではなかったはずだ」
「……」
「調査部に確認させている。
婚歴があってもまだ生娘なら第二妃に。そうでなければ側妃にしたい。
ベロノワ家との繋がりは国益になるらしいからな。
それに凄く可愛い」
「兄上…」
「王太子妃が孕んでいるからな」
「……恋人としてアイリーンに手を出そうと?」
「可愛く鳴いてくれるだろう」
つまり、正妃ルイーズとの閨事が激減しているから、女を迎えたいということだ。
「夜伽の女ならもっと別の女を用意して貰えばいいじゃないですか」
「美少女な上に価値がある血筋が他にいるか?」
そこに調査部の者が2人報告に来た。
「ご報告を申し上げます。
ベロノワ伯爵令嬢は、ベロノワ領内の一部を任せている子爵家のご令息と幼馴染で8歳の時に婚約しました。
相思相愛で仲睦まじく、婚姻しても領内に留まれると両家で喜んでおりました。
伯爵令嬢が14歳の時に、子爵令息の不治の病が発症し、半年後に他界しました。
その間、伯爵令嬢は子爵家に移り住み、付きっきりで看病をしたようです」
「ご報告を申し上げます。
婚約の消滅を聞きつけたウィンター公爵夫人が、当時まだ爵位を継ぐ前のハロルド・ウィンターとの婚約を打診しました。
二年待つことを条件に婚約しました。
一年は喪に服し、一年は学業のためだと。
そして入国し、婚姻。
ただし、ハロルド・ウィンターの方には婚約前から愛人がおり、そのせいで以前の婚約者から破棄されました。
婚姻式で提出された契約書を写してまいりました」
紙を受け取ると兄上が険しい顔になった。
「正気か」
それを俺も見てみると、とんでもない内容だった。
アイリーンがウィンター公爵を避けて恋人を作ろうとする訳だ。
「少しずつ、夜会や茶会に出席なさっております。
昨夜のようにハロルド・ウィンターを伴いません。
カトリス侯爵夫妻が積極的にアイリーン・ウィンターに友人を紹介し縁を作らせようとしております」
「ベロノワ伯爵夫妻は何も言わないのか?」
「婚姻式にハロルド・ウィンターが愛人を連れてきていたようで、伯爵夫妻はご立腹だったようですが、本人が構わないと言って制したようです」
死んだ婚約者以外の男はどうでもいいのかもしれない。
寧ろ好都合と思い、お飾りの公爵夫人を受け入れたのかも。
「婚約者を愛していたのですね」
未だに彼女の心は、死んだ婚約者に囚われているのかもしれない。
「だとしたら難しいな。それでいいと思っているのならウィンター公爵と離縁しないだろう」
この気持ちは何だ。
胸がチクチクと痛む。
【 ルイ・ジャレッドの視点 】
アイリーン・ウィンターを送り届けた後、カトリス邸に寄った。
「どう? お兄様」
「いい子だが、娘のようにしか思えない」
「そう。残念」
「流石に息子より歳下で、実際に見た目も幼く見える。恋人になるのはちょっと抵抗があるな」
気持ちを告げて帰ってきた。
彼女は魅力的だ。後妻に迎えたいと思った。
だが、ローランド殿下とのやり取りを見ていたら、私ではなく殿下との方がお似合いだと感じてしまった。
今の彼女は自暴自棄とまではいかないが、諦めの中で最低限楽しもうとしている節がある。
良い子だからこそ、私などと交際して後悔して欲しくない。
王族との縁を狙うなら純潔の方がいいだろう。
殿下の出方を見てナディアに忠告しなければ。
「父上、おかえりなさい」
「ただいま」
「ジャレッド公爵とは恋人になってないよね」
「秘密です」
「白い結婚だって?」
「……何で誘うんですか。他にもたくさんいるじゃないですか」
「君の夫は見る目がないね。
全く洗練されていない女を連れて王城に来るなんて驚きだよ」
「まあ、好みは人それぞれですわ。
私から言わせればトリシア様よりもウィンター公爵の方に問題があります」
「ふうん」
「凶と出ないといいですが」
「ん?」
「殿下と踊ったことで嫌煙されるかもしれないということです」
「ジャレッド公爵に?」
「未定の未来の恋人に」
「ウィンター公爵は本当に承知しているのか?」
「公爵からの申し出です。教会に届け出ましたので違わせません」
「君のいう恋人とはどこまでのことを言うんだ?」
「何がですか?」
「観劇や食事をする程度なのか、セックスを楽しむのか」
「はい!?」
「成人した男と女の交際なのだから、ソレも含むと考えるだろう」
「そんなことになったことがありませんから 分かりませんが、そういう気になって そうしたいと思えばあるんじゃないですか」
「……未経験か」
ダンスが止まってしまった。
「……白い結婚っていいました」
「そうだが、他でやってるかもしれないからな」
「もういいです」
離れようとしたけどさらに引き寄せられ、また踊り始めた。
「歳上には見えないな」
「クリストファー様のひとつ下です」
「ん?クリストファー?」
「私はクリストファー・カトリス様の一歳下です」
「クリスの!? お前、歳下か!」
「言っておきますが学校は卒業しましたよ」
「アイリーンの祖国は何年通うんだ?」
「基本三年ですが飛級や飛卒が可能で最短一年です」
「じゃあ」
「一年で卒業しました」
「そうか」
「終わりましたから放してください」
「カトリス夫妻の元に送ろう。ジャレッド公爵も一緒だな」
「大丈夫です」
「ウィンター公爵が狙っているぞ」
「……」
送ってもらいつつ質問に答えた。
「なあ。ジャレッド公爵とは恋仲ではないのだな?」
「先日紹介していただいたばかりです」
「交際には発展していないんだな?」
「ええ。今のところ」
「分かった」
3人の元に行くと、
「アイリーン様、大丈夫?」
「はい」
「疲れていませんか」
「大丈夫です」
「ウィンター公爵がこっちを見てるな。何か食べに行こう。腹が空いてるだろう?」
「はい」
4人で小腹を満たし、カトリス夫妻とジャレッド公爵が知人に紹介してくれ、隙をみて帰ってきた。
【 ローランド第三王子の視点 】
翌朝、王太子殿下に呼び出された。
「ローランド。昨日はどうだった」
「どうって…」
「ウィンター夫人だよ」
「アイリーンですか?」
「まさか、ベロノワ家の令嬢がウィンター家に嫁ぐとはな。
彼女は早くから婚約していたはずなんだ。
昔、私の婚約者候補を絞るときに隣国の伯爵家だがアイリーン・ベロノワも名が上がった。少し歳が離れているが待つ価値有りと判断して打診したら既に婚約者がいるからと断りがあった。
相手は国内の貴族だったはずだ。うちのウィンター家ではなかったはずだ」
「……」
「調査部に確認させている。
婚歴があってもまだ生娘なら第二妃に。そうでなければ側妃にしたい。
ベロノワ家との繋がりは国益になるらしいからな。
それに凄く可愛い」
「兄上…」
「王太子妃が孕んでいるからな」
「……恋人としてアイリーンに手を出そうと?」
「可愛く鳴いてくれるだろう」
つまり、正妃ルイーズとの閨事が激減しているから、女を迎えたいということだ。
「夜伽の女ならもっと別の女を用意して貰えばいいじゃないですか」
「美少女な上に価値がある血筋が他にいるか?」
そこに調査部の者が2人報告に来た。
「ご報告を申し上げます。
ベロノワ伯爵令嬢は、ベロノワ領内の一部を任せている子爵家のご令息と幼馴染で8歳の時に婚約しました。
相思相愛で仲睦まじく、婚姻しても領内に留まれると両家で喜んでおりました。
伯爵令嬢が14歳の時に、子爵令息の不治の病が発症し、半年後に他界しました。
その間、伯爵令嬢は子爵家に移り住み、付きっきりで看病をしたようです」
「ご報告を申し上げます。
婚約の消滅を聞きつけたウィンター公爵夫人が、当時まだ爵位を継ぐ前のハロルド・ウィンターとの婚約を打診しました。
二年待つことを条件に婚約しました。
一年は喪に服し、一年は学業のためだと。
そして入国し、婚姻。
ただし、ハロルド・ウィンターの方には婚約前から愛人がおり、そのせいで以前の婚約者から破棄されました。
婚姻式で提出された契約書を写してまいりました」
紙を受け取ると兄上が険しい顔になった。
「正気か」
それを俺も見てみると、とんでもない内容だった。
アイリーンがウィンター公爵を避けて恋人を作ろうとする訳だ。
「少しずつ、夜会や茶会に出席なさっております。
昨夜のようにハロルド・ウィンターを伴いません。
カトリス侯爵夫妻が積極的にアイリーン・ウィンターに友人を紹介し縁を作らせようとしております」
「ベロノワ伯爵夫妻は何も言わないのか?」
「婚姻式にハロルド・ウィンターが愛人を連れてきていたようで、伯爵夫妻はご立腹だったようですが、本人が構わないと言って制したようです」
死んだ婚約者以外の男はどうでもいいのかもしれない。
寧ろ好都合と思い、お飾りの公爵夫人を受け入れたのかも。
「婚約者を愛していたのですね」
未だに彼女の心は、死んだ婚約者に囚われているのかもしれない。
「だとしたら難しいな。それでいいと思っているのならウィンター公爵と離縁しないだろう」
この気持ちは何だ。
胸がチクチクと痛む。
【 ルイ・ジャレッドの視点 】
アイリーン・ウィンターを送り届けた後、カトリス邸に寄った。
「どう? お兄様」
「いい子だが、娘のようにしか思えない」
「そう。残念」
「流石に息子より歳下で、実際に見た目も幼く見える。恋人になるのはちょっと抵抗があるな」
気持ちを告げて帰ってきた。
彼女は魅力的だ。後妻に迎えたいと思った。
だが、ローランド殿下とのやり取りを見ていたら、私ではなく殿下との方がお似合いだと感じてしまった。
今の彼女は自暴自棄とまではいかないが、諦めの中で最低限楽しもうとしている節がある。
良い子だからこそ、私などと交際して後悔して欲しくない。
王族との縁を狙うなら純潔の方がいいだろう。
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「ただいま」
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