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ニコラ
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【ニコラ第二王子】
ベロア伯爵が何故知っている…妊娠のことまで。
「第二王子殿下は、リリアーヌとの婚約について“意に沿わぬ婚約だ”といいふらしていましたよ。
陛下、殿下の10歳の茶会で何があったか、今この場でご説明ください」
「…」
「陛下、まだ裁判所に提出できる資料は複数ありますよ?」
「茶会でニコラがリリアーヌ嬢に一目惚れをして、リリアーヌを望んだ。
すぐに夫人とリリアーヌ嬢に婚約の打診をしたが、夫人は辞退を告げリリアーヌ嬢は泣いて拒絶した」
えっ
「ニコラに無理だと伝えると、リリアーヌ嬢以外とは結婚しないと癇癪を起こしたので、翌日ベロア伯爵に再度打診をした。
伯爵に断られたので、王命をチラつかせて無理矢理婚約させた」
「陛下」
「第二王子殿下、忘れてしまわれたのですね。貴方の我儘で、リリアーヌもベロア家も辛い思いを強いられてきたのに」
そんなはずは…
「私がリリアーヌを望むはずがない」
「第二王子殿下、もう他人ですのでリリアーヌのことはベロア伯爵令嬢とお呼びください。
では、これなら思い出せるかもしれません。
リリアーヌ、カツラと眼鏡をとれ」
「はい、お父様」
栗色のカツラを取ると艶やかなブロンドベージュの髪が現れた。
この髪色は…
そして眼鏡を外したとき
!!
「あ、…私の天使」
神秘の泉の様に澄んだグリーンイエローの瞳をした美少女が現れた。
「破棄なさいましたので、貴方のではございませんよ、殿下。
思い出していただけたようですね」
「騙したのか」
「会うたびに少しずつ、色を変えていっただけですよ。そして、殿下は興味を失っていった。殿下のリリアーヌに対する気持ちなど、その程度だったのですよ」
「そんな…」
「ピット男爵令嬢、貴女にも慰謝料を請求しますよ。婚約者がいると知っていて寝とったのですから」
「私は知らなかったわ」
「さっきご自身で証言なさったでしょう。殿下から聞いていたと。
そうそう、殿下の下半身は貴女にも制御出来ていませんよ。昨日も3日前も、それぞれ別の令嬢とお楽しみでしたから」
「はぁ!?」
「まだ淑女教育を終えられていない様ですが、急がないと王子妃教育が終わる前にお腹の子が成人してしまいますよ?
父親は第二王子殿下で間違いありませんか?
騎士団長のご子息や、財務部長のご子息や、殿下の護衛騎士達も貴女の体を使っておられたので、心配になりました。
昨日は騎士2人とお楽しみでしたね。大事な時期ですから奔放になさると子が流れてしまいますよ」
「アンジェリーナ!!お前!!」
「従兄弟の子爵令息達や、男爵家の家令の子種も受け止めておられましたね。
程々になさらないと病気になりますよ」
「アンジェリーナ!!」
「では、陛下。今から婚約破棄の書類を仕上げましょう」
「待ってくれ!伯爵、これは魔が刺したんだ!男の浮気など良くあることだ」
「私はありませんな。
しかも人数も回数も多すぎますし、何人も孕ませては“魔が刺した”では済みませんぞ。
それに、先程誓い宣言したことをお忘れですか?平民になりますよ?」
「あれは余興のようなものだ!
私はリリアーヌと結婚する。
アンジェリーナは妾だ!」
「それでは、他の資料も使わせていただきましょう」
「伯爵、ニコラは何をしたのだ」
「いくつかある内のひとつを簡単にご説明しましょう。
昨年、テリオス子爵令嬢が自主退学をなさいました。美人のようでした。ニコラ様は口説かれていましたが、令嬢が拒否し続けると、倉庫に呼び出して無理矢理
「分かった!! 伯爵、すぐ書くから執務室へ行こう」
「ありがとうございます。リリアーヌ、ついてきなさい」
「はい、お父様」
嬉しそうに天使が微笑む。
そうだ、リリアーヌを手に入れて、喜んで茶の席を設けていた。なのにいつのまにか気持ちが冷めて煩わしくなった。
ほとんど会わないうちに忘れてしまっていた。
「待ってくれ!リリアーヌ!
私が悪かった!二度としないと誓う!
もう一度…」
「まずは、先程の誓いを守ってくださいませ。第二王子殿下。
私のことはベロア伯爵令嬢とお呼びください」
「リリアーヌ!!」
私の天使。
天使は腕の中にいたのに…。
ベロア伯爵が何故知っている…妊娠のことまで。
「第二王子殿下は、リリアーヌとの婚約について“意に沿わぬ婚約だ”といいふらしていましたよ。
陛下、殿下の10歳の茶会で何があったか、今この場でご説明ください」
「…」
「陛下、まだ裁判所に提出できる資料は複数ありますよ?」
「茶会でニコラがリリアーヌ嬢に一目惚れをして、リリアーヌを望んだ。
すぐに夫人とリリアーヌ嬢に婚約の打診をしたが、夫人は辞退を告げリリアーヌ嬢は泣いて拒絶した」
えっ
「ニコラに無理だと伝えると、リリアーヌ嬢以外とは結婚しないと癇癪を起こしたので、翌日ベロア伯爵に再度打診をした。
伯爵に断られたので、王命をチラつかせて無理矢理婚約させた」
「陛下」
「第二王子殿下、忘れてしまわれたのですね。貴方の我儘で、リリアーヌもベロア家も辛い思いを強いられてきたのに」
そんなはずは…
「私がリリアーヌを望むはずがない」
「第二王子殿下、もう他人ですのでリリアーヌのことはベロア伯爵令嬢とお呼びください。
では、これなら思い出せるかもしれません。
リリアーヌ、カツラと眼鏡をとれ」
「はい、お父様」
栗色のカツラを取ると艶やかなブロンドベージュの髪が現れた。
この髪色は…
そして眼鏡を外したとき
!!
「あ、…私の天使」
神秘の泉の様に澄んだグリーンイエローの瞳をした美少女が現れた。
「破棄なさいましたので、貴方のではございませんよ、殿下。
思い出していただけたようですね」
「騙したのか」
「会うたびに少しずつ、色を変えていっただけですよ。そして、殿下は興味を失っていった。殿下のリリアーヌに対する気持ちなど、その程度だったのですよ」
「そんな…」
「ピット男爵令嬢、貴女にも慰謝料を請求しますよ。婚約者がいると知っていて寝とったのですから」
「私は知らなかったわ」
「さっきご自身で証言なさったでしょう。殿下から聞いていたと。
そうそう、殿下の下半身は貴女にも制御出来ていませんよ。昨日も3日前も、それぞれ別の令嬢とお楽しみでしたから」
「はぁ!?」
「まだ淑女教育を終えられていない様ですが、急がないと王子妃教育が終わる前にお腹の子が成人してしまいますよ?
父親は第二王子殿下で間違いありませんか?
騎士団長のご子息や、財務部長のご子息や、殿下の護衛騎士達も貴女の体を使っておられたので、心配になりました。
昨日は騎士2人とお楽しみでしたね。大事な時期ですから奔放になさると子が流れてしまいますよ」
「アンジェリーナ!!お前!!」
「従兄弟の子爵令息達や、男爵家の家令の子種も受け止めておられましたね。
程々になさらないと病気になりますよ」
「アンジェリーナ!!」
「では、陛下。今から婚約破棄の書類を仕上げましょう」
「待ってくれ!伯爵、これは魔が刺したんだ!男の浮気など良くあることだ」
「私はありませんな。
しかも人数も回数も多すぎますし、何人も孕ませては“魔が刺した”では済みませんぞ。
それに、先程誓い宣言したことをお忘れですか?平民になりますよ?」
「あれは余興のようなものだ!
私はリリアーヌと結婚する。
アンジェリーナは妾だ!」
「それでは、他の資料も使わせていただきましょう」
「伯爵、ニコラは何をしたのだ」
「いくつかある内のひとつを簡単にご説明しましょう。
昨年、テリオス子爵令嬢が自主退学をなさいました。美人のようでした。ニコラ様は口説かれていましたが、令嬢が拒否し続けると、倉庫に呼び出して無理矢理
「分かった!! 伯爵、すぐ書くから執務室へ行こう」
「ありがとうございます。リリアーヌ、ついてきなさい」
「はい、お父様」
嬉しそうに天使が微笑む。
そうだ、リリアーヌを手に入れて、喜んで茶の席を設けていた。なのにいつのまにか気持ちが冷めて煩わしくなった。
ほとんど会わないうちに忘れてしまっていた。
「待ってくれ!リリアーヌ!
私が悪かった!二度としないと誓う!
もう一度…」
「まずは、先程の誓いを守ってくださいませ。第二王子殿下。
私のことはベロア伯爵令嬢とお呼びください」
「リリアーヌ!!」
私の天使。
天使は腕の中にいたのに…。
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