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ニコラ殿下の誕生日パーティー
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初の公爵邸訪問から、時々ハミエルに誘われて公爵邸にお邪魔するようになった。
私が行くと猛烈に犬が喜ぶようだ。
他の人が来ても知らんぷりするらしい。
一度、ご迷惑でないか聞いたことがある
「とんでもない。アルゴスも私達も大歓迎だ。アルゴスなんか主人を忘れてずっと君にべったり張り付いている」
「とても可愛いですわ。一緒に寝たいくらい」
「泊まっていくといい。アルゴスは風呂に入れるから」
「流石にそんなことは出来ませんわ」
「そうか、残念だ」
「あの、気になっていたのですが、もうひとりご子息がいらしたと思うのですが」
「あぁ、長男は親戚の家から学園へ通っている。そこで卒業後に職を得られるよう教育を受けているんだ」
「え?」
「次期公爵はハミエルだ。クリストフは相応しくないことが分かって外したんだ」
「そうでしたか」
「だから、気兼ねせずのびのび過ごして欲しい。図書室も自由に使ってくれ」
「ありがとうございます」
「今度の殿下の誕生日パーティーに出るのか」
「久しぶりに招待状が届いたので」
「久しぶりか…」
「エスコートもどこかのご令嬢になさるのでしょう。私は助かりますけど」
「私がエスコートしよう」
「公爵様は宰相補佐ですわ。私と関わってはいけません。今回は父が同伴ですから大丈夫ですわ」
「もし、婚約が解消されたら…」
「?」
「いや、なんでもない」
パーティー当日
「憂鬱だわ」
「リリアーヌ、計画は順調だ」
「パパ」
「証拠も揃ったし、状況もベロア家に優位だ。そろそろ殿下が決定的なことを言い出すかもしれない。人気のいない所へ行ったりしないように。
呼び出されても応じてはいけないよ。
必ず大勢の中にいるか、私と一緒にいるか、どちらかにしなさい」
「分かりました」
会場入りし、暫くすると、壇上に可愛らしい令嬢の腰を抱いたニコラ殿下が現れた。
陛下と王妃様は驚いている。
もしかして、殿下の愚行を知らなかった?
「リリアーヌ・ベロア!前に出ろ!」
「大丈夫、すぐ横にいるから」
「行ってきます」
「おめでとうございます、殿下」
「ハッ、お前に祝ってなどほしくない!
お前のような成績も見た目もパッとしない女と婚約させられて何年も無駄に過ごしてきた!
それも今日ここで終いにする!
私はリリアーヌ・ベロアとの婚約を破棄し、ここにいるアンジェリーナ・ピットと婚約することを宣言する!!」
ご満悦の殿下に反して、国王夫妻は真っ青ね。さっさと確定させましょう。
「そちらは貴族のご令嬢ですか?いつからお付き合いを?」
「ピット男爵令嬢だ!彼女が入学してすぐ惹かれあった。お前のような婚約者がいて可哀想だと慰めてくれた」
「ピット男爵令嬢、間違いありませんか?」
「もちろん。間違いないわ。
婚約者の座にしがみ付かないで欲しいわ。
私とニコラ殿下は身も心も愛し合っているの」
「殿下、本当ですか?」
「本当だ!」
「わかりましたわ。
第二王子殿下。破棄したいのであれば、破棄以降、私やベロア伯爵家に近寄ったり、関わらない、話しかけないと誓ってくださればすぐ承諾いたしますわ。
皆様に宣言していただけますでしょうか」
「いいだろう。この会場にいる皆が証人だ!
私とリリアーヌ・ベロアは今を持って婚約を破棄し他人となった。
私は今後、リリアーヌ・ベロアとベロア伯爵家に近寄らず、関わらず、話しかけないと誓おう!
誓いを破れは王族籍を抜けることを宣言する!
これでいいか!!」
「ありがとうございます。婚約破棄、謹んでお受けいたします。どうぞお幸せに」
「フンッ!」
「陛下、もう、王命は使えませんぞ」
「伯爵…これは…」
「もう、破棄が成立しました。諦めてください。
第二王子殿下、ピット男爵令嬢との婚約、おめでとうございます。
第二王子殿下の不貞と、婚約者への義務違反を告発いたします。貴族裁判所を通して慰謝料を請求させていただきます」
「は!?」
「殿下は、リリアーヌと婚約しているにも関わらず、学園の空き教室や備品室、裏庭、令嬢の屋敷で不貞を繰り返しました。
不貞の回数は500回を超え、人数は22人でした。
相手の名前と日時も記録してありますので、証拠資料として裁判所に提出します。
対象の令嬢のほとんどは婚約破棄をされ、殿下も寝とった慰謝料を請求されるでしょうね。
しかも、半数以上、妊娠させましたね。
避妊という言葉をご存知なかったのか、令嬢任せにしたのかは分かりかねますが、堕胎薬の存在はご存知のようですね。
妊娠した令嬢達に渡した様ですが、果たして何人が飲んだでしょうか」
「えっ」
「王子妃か側妃、妾になるチャンスですよ?孕んでいた方が有利でしょう」
「ニコラ様!妊娠させたのは私だけではなかったのですか!」
「不貞の数の分、慰謝料をいただきますよ。妊娠させたとなれば慰謝料は跳ね上がりますが私財は潤沢だといいですね。
さらに、婚約者へ割かれた予算の使い込みも告発させていただきます。もう、数年、リリアーヌに贈り物はございません。
誕生日に沢山のメモ帳や石鹸をいただきましたが、王宮の備品ですよね?
流石に第二王子殿下の贈り物のセンスは常識を超えていらっしゃる」
「ニコラ…お前…」
「メモ帳と石鹸、あと肥料でしたね。
お返しします。後で届けさせますね」
私が行くと猛烈に犬が喜ぶようだ。
他の人が来ても知らんぷりするらしい。
一度、ご迷惑でないか聞いたことがある
「とんでもない。アルゴスも私達も大歓迎だ。アルゴスなんか主人を忘れてずっと君にべったり張り付いている」
「とても可愛いですわ。一緒に寝たいくらい」
「泊まっていくといい。アルゴスは風呂に入れるから」
「流石にそんなことは出来ませんわ」
「そうか、残念だ」
「あの、気になっていたのですが、もうひとりご子息がいらしたと思うのですが」
「あぁ、長男は親戚の家から学園へ通っている。そこで卒業後に職を得られるよう教育を受けているんだ」
「え?」
「次期公爵はハミエルだ。クリストフは相応しくないことが分かって外したんだ」
「そうでしたか」
「だから、気兼ねせずのびのび過ごして欲しい。図書室も自由に使ってくれ」
「ありがとうございます」
「今度の殿下の誕生日パーティーに出るのか」
「久しぶりに招待状が届いたので」
「久しぶりか…」
「エスコートもどこかのご令嬢になさるのでしょう。私は助かりますけど」
「私がエスコートしよう」
「公爵様は宰相補佐ですわ。私と関わってはいけません。今回は父が同伴ですから大丈夫ですわ」
「もし、婚約が解消されたら…」
「?」
「いや、なんでもない」
パーティー当日
「憂鬱だわ」
「リリアーヌ、計画は順調だ」
「パパ」
「証拠も揃ったし、状況もベロア家に優位だ。そろそろ殿下が決定的なことを言い出すかもしれない。人気のいない所へ行ったりしないように。
呼び出されても応じてはいけないよ。
必ず大勢の中にいるか、私と一緒にいるか、どちらかにしなさい」
「分かりました」
会場入りし、暫くすると、壇上に可愛らしい令嬢の腰を抱いたニコラ殿下が現れた。
陛下と王妃様は驚いている。
もしかして、殿下の愚行を知らなかった?
「リリアーヌ・ベロア!前に出ろ!」
「大丈夫、すぐ横にいるから」
「行ってきます」
「おめでとうございます、殿下」
「ハッ、お前に祝ってなどほしくない!
お前のような成績も見た目もパッとしない女と婚約させられて何年も無駄に過ごしてきた!
それも今日ここで終いにする!
私はリリアーヌ・ベロアとの婚約を破棄し、ここにいるアンジェリーナ・ピットと婚約することを宣言する!!」
ご満悦の殿下に反して、国王夫妻は真っ青ね。さっさと確定させましょう。
「そちらは貴族のご令嬢ですか?いつからお付き合いを?」
「ピット男爵令嬢だ!彼女が入学してすぐ惹かれあった。お前のような婚約者がいて可哀想だと慰めてくれた」
「ピット男爵令嬢、間違いありませんか?」
「もちろん。間違いないわ。
婚約者の座にしがみ付かないで欲しいわ。
私とニコラ殿下は身も心も愛し合っているの」
「殿下、本当ですか?」
「本当だ!」
「わかりましたわ。
第二王子殿下。破棄したいのであれば、破棄以降、私やベロア伯爵家に近寄ったり、関わらない、話しかけないと誓ってくださればすぐ承諾いたしますわ。
皆様に宣言していただけますでしょうか」
「いいだろう。この会場にいる皆が証人だ!
私とリリアーヌ・ベロアは今を持って婚約を破棄し他人となった。
私は今後、リリアーヌ・ベロアとベロア伯爵家に近寄らず、関わらず、話しかけないと誓おう!
誓いを破れは王族籍を抜けることを宣言する!
これでいいか!!」
「ありがとうございます。婚約破棄、謹んでお受けいたします。どうぞお幸せに」
「フンッ!」
「陛下、もう、王命は使えませんぞ」
「伯爵…これは…」
「もう、破棄が成立しました。諦めてください。
第二王子殿下、ピット男爵令嬢との婚約、おめでとうございます。
第二王子殿下の不貞と、婚約者への義務違反を告発いたします。貴族裁判所を通して慰謝料を請求させていただきます」
「は!?」
「殿下は、リリアーヌと婚約しているにも関わらず、学園の空き教室や備品室、裏庭、令嬢の屋敷で不貞を繰り返しました。
不貞の回数は500回を超え、人数は22人でした。
相手の名前と日時も記録してありますので、証拠資料として裁判所に提出します。
対象の令嬢のほとんどは婚約破棄をされ、殿下も寝とった慰謝料を請求されるでしょうね。
しかも、半数以上、妊娠させましたね。
避妊という言葉をご存知なかったのか、令嬢任せにしたのかは分かりかねますが、堕胎薬の存在はご存知のようですね。
妊娠した令嬢達に渡した様ですが、果たして何人が飲んだでしょうか」
「えっ」
「王子妃か側妃、妾になるチャンスですよ?孕んでいた方が有利でしょう」
「ニコラ様!妊娠させたのは私だけではなかったのですか!」
「不貞の数の分、慰謝料をいただきますよ。妊娠させたとなれば慰謝料は跳ね上がりますが私財は潤沢だといいですね。
さらに、婚約者へ割かれた予算の使い込みも告発させていただきます。もう、数年、リリアーヌに贈り物はございません。
誕生日に沢山のメモ帳や石鹸をいただきましたが、王宮の備品ですよね?
流石に第二王子殿下の贈り物のセンスは常識を超えていらっしゃる」
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お返しします。後で届けさせますね」
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