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初めまして
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会場入りしてセイル様達を見つけた。
私「エリーゼ様ぁ!」
エ「クリスティーナちゃん…どうしたの?」
私「そ、相談が、」
ノ「ティナ?」
エ「ノエル様が何かしたのね?」
私「いつの間にか婚約していたんです」
エ「知っているわ。おめでとう」
私「今日知ったんですよ」
エ「プロポーズしなかったの?」
ノ「言葉ではしていません」
エ「ダメじゃない」
ノ「以前 求婚状は出しています」
エ「それは断られた時のことでしょう」
ノ「……」
セ「まあ、事実は変わらない。
これからもっとクリスティーナちゃんを大事にして愛を囁くんだよな?」
ノ「そうです」
私「だってさっき、、、」
口を塞がれた。
ノ「アドニアの王女と一揉めしたらしいので、追い払う協力をしました」
エ「アドニアねぇ」
私「自分と同じ色で似たドレスの令嬢がいて、着替えて来いっていうんですよ?
だったらドレスコードを出せばいいのに。
お金持ちの方が着替えてくればいいと思いませんか」
エ「ちっちゃいことを言っていたのね」
私「私のを貸しても良かったんですけど、私の小さいから…」
エ「大丈夫よ。私の側にいなさい」
私「お義姉様ぁ」
エ「ふふっ」
国内の貴族達が揃うと端に寄った。
ラッパが鳴ると諸外国からお祝いにいらした国賓の方々が入場した。
“アドニア王国、サミュエル王太子殿下、ブリジット王女殿下”
私達は頭を下げているからバレなさそう。
何人か呼ばれた後、
“ノブール王国、オスカー王太子殿下、イネス王太子妃殿下”
やだ。王太子殿下だったんだ。
忍びの修行でもしておけば良かった。
壁紙と同じ色の布さえあれば……。
全員が会場入りすると、私はノエルくんの背に隠れた。
「ティナ?」
「ほら、王女に見つかりたくないから」
「そうか。ダンスをして何か食べたら抜け出そうか。ダンスくらいしておかないと怒られちゃうからな」
「いいの?」
「いいよ」
陛下達のダンス、国賓のダンスと続き、私達の番になった。
できるだけ、彼らから離れた場所でひっそり踊り、コソコソとホールから外れた。
料理が並んだ場所に来て、前菜から皿に乗せた。
「美味しい。
立って食べるのは嫌だけどちょっとずついろいろな料理が口にできていいよね」
「壁際の椅子は座っていいんだよ」
「待って。もっと乗せてから行く」
料理を皿に乗せて椅子に座りノエルくんと堪能していた。
「ファーズ侯爵令嬢。陛下がお呼びです」
「ええ~」
「大丈夫です。直ぐに連れて行きますから」
「だってまだ残ってるのに。5分、5分待って」
「……」
ノエルくんが半分食べてくれたので5分かからなかった。
確かに、キスも同じフォークも半分こも嫌じゃない。
メイドのみんなが言っていたのはこのことだろうか。
途中、エリーゼお義姉様の側を通ったので“お義姉様~、連行されてますぅ~” と言うとついてきてくれた。
エリーゼ様は優しくて美しくて、キラ様とはまた違う魅力のある人だ。
手招きするお父様の側に立った。
私「(あっ)」
オ「…初めまして、オスカーと申します。ファーズ侯爵令嬢」
私「ファーズ侯爵家の長女 クリスティーナと申します。ようこそお越しくださいました」
オ「クリスティーナと呼んでもいいかな」
私「何故ですか」
オ「……」
イ「私、イネスと申します。可愛らしいお嬢さんね」
私「麗しい王太子妃殿下、お会いできて光栄でございます」
イ「ふふっ 」
オ「君が、例の事件で儲けた収益を我が国の対策費に寄付しろと進言した令嬢だと聞いたが」
麻薬を流していた先のノーブル王国ね。
私「進言でも寄付でもございません。
依存性の高いモノを流したのですから当然の措置でございます。
働き手が依存者となると国の損失となります。
故にあの程度では不足だと思いますが、今後輸出が可能となる薬草でご容赦いただけたらと」
陛「例のモノの栽培跡地で他の薬草が育てられると進言したのもクリスティーナ嬢です」
オ「素晴らしいな」
私「アレも草。草が育つなら他の草も育って当然と思っただけですわ」
イ「未来は明るいですわね。ファーズ侯爵」
父「少々お転婆ですが、その分 いい子です」
オ「クッ……確かに」
初めましてと言ったでしょうが!!
ブ「ちょっと貴女!」
私「エリーゼ様ぁ!」
エ「クリスティーナちゃん…どうしたの?」
私「そ、相談が、」
ノ「ティナ?」
エ「ノエル様が何かしたのね?」
私「いつの間にか婚約していたんです」
エ「知っているわ。おめでとう」
私「今日知ったんですよ」
エ「プロポーズしなかったの?」
ノ「言葉ではしていません」
エ「ダメじゃない」
ノ「以前 求婚状は出しています」
エ「それは断られた時のことでしょう」
ノ「……」
セ「まあ、事実は変わらない。
これからもっとクリスティーナちゃんを大事にして愛を囁くんだよな?」
ノ「そうです」
私「だってさっき、、、」
口を塞がれた。
ノ「アドニアの王女と一揉めしたらしいので、追い払う協力をしました」
エ「アドニアねぇ」
私「自分と同じ色で似たドレスの令嬢がいて、着替えて来いっていうんですよ?
だったらドレスコードを出せばいいのに。
お金持ちの方が着替えてくればいいと思いませんか」
エ「ちっちゃいことを言っていたのね」
私「私のを貸しても良かったんですけど、私の小さいから…」
エ「大丈夫よ。私の側にいなさい」
私「お義姉様ぁ」
エ「ふふっ」
国内の貴族達が揃うと端に寄った。
ラッパが鳴ると諸外国からお祝いにいらした国賓の方々が入場した。
“アドニア王国、サミュエル王太子殿下、ブリジット王女殿下”
私達は頭を下げているからバレなさそう。
何人か呼ばれた後、
“ノブール王国、オスカー王太子殿下、イネス王太子妃殿下”
やだ。王太子殿下だったんだ。
忍びの修行でもしておけば良かった。
壁紙と同じ色の布さえあれば……。
全員が会場入りすると、私はノエルくんの背に隠れた。
「ティナ?」
「ほら、王女に見つかりたくないから」
「そうか。ダンスをして何か食べたら抜け出そうか。ダンスくらいしておかないと怒られちゃうからな」
「いいの?」
「いいよ」
陛下達のダンス、国賓のダンスと続き、私達の番になった。
できるだけ、彼らから離れた場所でひっそり踊り、コソコソとホールから外れた。
料理が並んだ場所に来て、前菜から皿に乗せた。
「美味しい。
立って食べるのは嫌だけどちょっとずついろいろな料理が口にできていいよね」
「壁際の椅子は座っていいんだよ」
「待って。もっと乗せてから行く」
料理を皿に乗せて椅子に座りノエルくんと堪能していた。
「ファーズ侯爵令嬢。陛下がお呼びです」
「ええ~」
「大丈夫です。直ぐに連れて行きますから」
「だってまだ残ってるのに。5分、5分待って」
「……」
ノエルくんが半分食べてくれたので5分かからなかった。
確かに、キスも同じフォークも半分こも嫌じゃない。
メイドのみんなが言っていたのはこのことだろうか。
途中、エリーゼお義姉様の側を通ったので“お義姉様~、連行されてますぅ~” と言うとついてきてくれた。
エリーゼ様は優しくて美しくて、キラ様とはまた違う魅力のある人だ。
手招きするお父様の側に立った。
私「(あっ)」
オ「…初めまして、オスカーと申します。ファーズ侯爵令嬢」
私「ファーズ侯爵家の長女 クリスティーナと申します。ようこそお越しくださいました」
オ「クリスティーナと呼んでもいいかな」
私「何故ですか」
オ「……」
イ「私、イネスと申します。可愛らしいお嬢さんね」
私「麗しい王太子妃殿下、お会いできて光栄でございます」
イ「ふふっ 」
オ「君が、例の事件で儲けた収益を我が国の対策費に寄付しろと進言した令嬢だと聞いたが」
麻薬を流していた先のノーブル王国ね。
私「進言でも寄付でもございません。
依存性の高いモノを流したのですから当然の措置でございます。
働き手が依存者となると国の損失となります。
故にあの程度では不足だと思いますが、今後輸出が可能となる薬草でご容赦いただけたらと」
陛「例のモノの栽培跡地で他の薬草が育てられると進言したのもクリスティーナ嬢です」
オ「素晴らしいな」
私「アレも草。草が育つなら他の草も育って当然と思っただけですわ」
イ「未来は明るいですわね。ファーズ侯爵」
父「少々お転婆ですが、その分 いい子です」
オ「クッ……確かに」
初めましてと言ったでしょうが!!
ブ「ちょっと貴女!」
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