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小さな令嬢
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【 オスカーの視点 】
王子が貴賓室へ案内された。
父上と側近と俺だけになると、父上と側近が目を合わせた。
父「馬鹿正直なのか、先手を取られたのか」
側「判断しかねます」
父「後少しで建国1000年記念のパーティがある。オスカー。その令嬢を探ってこい。
パーティで会わせてもらえるように手紙を書く」
俺「かしこまりました」
そして建国記念パーティに合わせてフォセット入りした。
ちゃんと令嬢も招待してるらしい。
第二王子ウィリアムが友人関係を築いているらしいが、婚約者候補にも入れなかったと聞いた。
「クリスティーナ嬢ですか? 私の手に負えません」
と苦笑いしていた。
パーティ当日、割り当てられた控室で開宴を待っていた。バルコニーに出て下を見ると隣国アドニアの王女が貴族令嬢に絡んでいた。
縁談話が来たこともあったが、断って良かったと実感した。
「ウ◯コ乗っけたような頭して……
中身までクソとか、何を目指してんのよ」
女の声だが 酷いセリフに声のした方を見ると、隣のバルコニーに小柄の令嬢がいて、ドレスの裾を上に上げると何かを引き千切り、狙いを定めて王女の頭に投げ落とした。
王女は小柄な令嬢に文句を言おうと廊下で騒いでいるが兵士が入室を拒む声が聞こえた。
誰だ?
こちらが名を名乗ると こう答えた。
「ファーズと申します」
この娘だ!
一人娘と聞いたから彼女で間違いないだろう。
念の為 フルネームを聞いたが告げることなく部屋へ入ってしまった。
廊下に面したドアに耳を当てると、王女が騒ぎ続けていたが、誰かが追い払ったようだ。
パーティ会場でファーズ侯爵を紹介してもらえた。
「素敵なご息女に恵まれたようで」
「最愛の良い子なのですが、少しお転婆で」
そうだろうな。
「会わせてもらえないだろうか」
「呼んで来させます」
到着した令嬢は隣のバルコニーに居た小柄の令嬢だった。
クリスティーナ。可愛い子だ。
ふと後ろを見ると、大国の王妃の姪であるエリーゼ様がいた。
そうだ。この国に嫁いでいた。
クリスティーナを見ると気まずそうにしている。
初めましてと挨拶を交わし、クリスティーナと呼んでもいいかと聞いたが、
「何故ですか」
そんな風に返されたことが無かった。
妻が空気を変えようと挨拶をした。
「私、イネスと申します。可愛らしいお嬢さんね」
すると、私には向けなかった可愛い微笑みを浮かべ、丁寧に深くカーテシーをした。
「麗しい王太子妃殿下、お会いできて光栄でこまざいます」
「ふふっ 」
イリスの心を一瞬で掴んだ。
どちらかと言うと気難しい面を持つイリスは好き嫌いが激しい。
第二妃に迎えるには良いかもしれない。
そこにアドニアの王女が乱入した。
クリスティーナをエスコートしていた男が立ち塞がる。
「私の婚約者なので」
しまった。パーティまで待たずにさっさと訪れるべきだった!
そして王女を諌めたのはエリーゼ様だった。
「クリスティーナちゃん、怖かったわね。もう大丈夫よ」
「お義姉様ぁ~」
「我慢できていい子ね」
エリーゼ様も味方に付けていた。
義姉…
エリーゼ様は クリスティーナの婚約者の兄嫁なのだな。
「スプラナード公爵家の三男 ノエルと申します。クリスティーナとは幼馴染でずっと一緒に過ごしてまいりました。
今は婚約となりました」
クリスティーナは 牽制の入った挨拶をした男と手を繋いで去ってしまった。
妻が離れ、侯爵に2人のことを聞くと一昨日に交わした婚約だと言う。
一昨日ならフォセットに着いていたのに。
第二妃の打診をしたが、跡継ぎである愛娘を離したくないと断られてしまった。
王子が貴賓室へ案内された。
父上と側近と俺だけになると、父上と側近が目を合わせた。
父「馬鹿正直なのか、先手を取られたのか」
側「判断しかねます」
父「後少しで建国1000年記念のパーティがある。オスカー。その令嬢を探ってこい。
パーティで会わせてもらえるように手紙を書く」
俺「かしこまりました」
そして建国記念パーティに合わせてフォセット入りした。
ちゃんと令嬢も招待してるらしい。
第二王子ウィリアムが友人関係を築いているらしいが、婚約者候補にも入れなかったと聞いた。
「クリスティーナ嬢ですか? 私の手に負えません」
と苦笑いしていた。
パーティ当日、割り当てられた控室で開宴を待っていた。バルコニーに出て下を見ると隣国アドニアの王女が貴族令嬢に絡んでいた。
縁談話が来たこともあったが、断って良かったと実感した。
「ウ◯コ乗っけたような頭して……
中身までクソとか、何を目指してんのよ」
女の声だが 酷いセリフに声のした方を見ると、隣のバルコニーに小柄の令嬢がいて、ドレスの裾を上に上げると何かを引き千切り、狙いを定めて王女の頭に投げ落とした。
王女は小柄な令嬢に文句を言おうと廊下で騒いでいるが兵士が入室を拒む声が聞こえた。
誰だ?
こちらが名を名乗ると こう答えた。
「ファーズと申します」
この娘だ!
一人娘と聞いたから彼女で間違いないだろう。
念の為 フルネームを聞いたが告げることなく部屋へ入ってしまった。
廊下に面したドアに耳を当てると、王女が騒ぎ続けていたが、誰かが追い払ったようだ。
パーティ会場でファーズ侯爵を紹介してもらえた。
「素敵なご息女に恵まれたようで」
「最愛の良い子なのですが、少しお転婆で」
そうだろうな。
「会わせてもらえないだろうか」
「呼んで来させます」
到着した令嬢は隣のバルコニーに居た小柄の令嬢だった。
クリスティーナ。可愛い子だ。
ふと後ろを見ると、大国の王妃の姪であるエリーゼ様がいた。
そうだ。この国に嫁いでいた。
クリスティーナを見ると気まずそうにしている。
初めましてと挨拶を交わし、クリスティーナと呼んでもいいかと聞いたが、
「何故ですか」
そんな風に返されたことが無かった。
妻が空気を変えようと挨拶をした。
「私、イネスと申します。可愛らしいお嬢さんね」
すると、私には向けなかった可愛い微笑みを浮かべ、丁寧に深くカーテシーをした。
「麗しい王太子妃殿下、お会いできて光栄でこまざいます」
「ふふっ 」
イリスの心を一瞬で掴んだ。
どちらかと言うと気難しい面を持つイリスは好き嫌いが激しい。
第二妃に迎えるには良いかもしれない。
そこにアドニアの王女が乱入した。
クリスティーナをエスコートしていた男が立ち塞がる。
「私の婚約者なので」
しまった。パーティまで待たずにさっさと訪れるべきだった!
そして王女を諌めたのはエリーゼ様だった。
「クリスティーナちゃん、怖かったわね。もう大丈夫よ」
「お義姉様ぁ~」
「我慢できていい子ね」
エリーゼ様も味方に付けていた。
義姉…
エリーゼ様は クリスティーナの婚約者の兄嫁なのだな。
「スプラナード公爵家の三男 ノエルと申します。クリスティーナとは幼馴染でずっと一緒に過ごしてまいりました。
今は婚約となりました」
クリスティーナは 牽制の入った挨拶をした男と手を繋いで去ってしまった。
妻が離れ、侯爵に2人のことを聞くと一昨日に交わした婚約だと言う。
一昨日ならフォセットに着いていたのに。
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