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計画は順調
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お父様に事情を話すと激怒していた。
もし、レイノルズ公爵から接触があっても不貞のことは言わないようにお願いした。
ただ、“暴力はいけない”、“陛下と校長の言う通りに”。
これだけで切り抜けて欲しいと言った。
パトリシアは王子に振られたから公爵令息が一番身分が高い。だからロバートにしがみつくだろう。
パトリシアの年齢に合う独身の公爵令息はロバートしかいないのだから。
そしてもうひとつ、支援金の凍結だ。
泣きついて来たら、渋々といったかたちで応じて欲しい。
国王陛下からの命令だから支援金は出せないが貸付けなら可能だと。
一括で1年分貸す代わりに担保を領地とする。
これは陛下向けの対策で契約書にして何か言われたらそれを見せて乗り切ろう。
1年過ぎたら、その分を支援金として受け取ったことにすればいい。
但し、誰にも言わないこと。バレたら国王陛下を謀った罪に問われるからだと説明して、互いの妻や子供たち、使用人達にも内緒にしようと言いくるめて欲しい。
そうお願いした。
契約書はイリス家が作成し、読みたくなくなるくらい、簡単な言葉も遠回しに鬱陶しくして欲しい。
文字の大きさもできるだけ小さく少し癖字気味がいい。
担保について細かく伝えると、お父様はニヤついていた。
だが、完璧にするなら、レイノルズ公爵家が事業に失敗した時の契約書を全て見たい。
抜け穴がないか、うちの顧問弁護士にダメ元で相談すると言って、確認して欲しい箇所があると伝えた。
案の定、レイノルズ公爵は我が家に来て、謝罪をした。
暴力についてだけ。
つまりパトリシアとのことを、しっかり把握していないのか、隠しているのか。
お金も懇願されて後日契約書と現金を持って公爵邸に行った。
契約書を見るなり目頭を押さえ、簡単に読んでサインをした。
机の上に積まれた1年分の現金に目が眩んだのだろう。満面の笑みだったそうだ。
サインさせたらすぐ鞄にしまい、お茶を飲みながら、事業失敗の契約書について“お力になれないかも知れませんが、万が一抜け道があるならと”と遠慮がちに言って見せてもらい確認をしてから帰ってきた。
「完璧だ!ニーナ!お前はすごい!」
「大したことありませんわ」
「あとは待つだけなのだな?」
「まぁ、今の時点で不履行というか違反ですから破棄で回収できますけど、息の根を止めて禍根を残さないようにしたいのです」
「…なんだか、ニーナが怖く見えてきたな。こんなに可愛いのにおかしいな」
「嫌ですわ!お父様」
「そろそろ教えてくれないか。何を待っているんだ」
「他言無用ですわよ!お母様にも、お兄様にも」
「誓う」
「実は………」
「はぁ!?何処でそんな情報を!」
「秘密です」
「間違い無いのか」
「あっているか間違っているか私には関係ないのです。私がバラすのではありませんから何の責任も生じません。静観するだけなのです」
「…ところでニーナ。王太子殿下とは話は進んでいるのか?」
「?」
「寵愛を頂いているだろう」
まぁ、妹を寵愛しているわね。
「私は王太子殿下にとって唯一無二ですから」
「そうか。応援するからな」
応援?なんだろう。まぁ、悪いことじゃ無いだろう。応援なんだから。
新学期になり、ひとまずロバートのいない学校を満喫している。パトリシアには気を付けなくてはならないが。
それにしてもエリオット様がいないと寂しいな。毎日いたもんね。
ロバートとのイベントは既に終わっていたから仕方ない。というか、それでいい。
エリオット様とのイベントは阻止した。
教師との閉じ込めイベントは今日、鍵を壊して閉じ込められないという手をうった。
留学生とのイベントは礼桜兄が阻止してくれた。
留学希望の打診を陛下に頼んで断らせたのだ。
『ニナが目を付けられたら国外に嫁がされてしまいます!他国の王子の留学などニナが卒業してから受け入れてください!
王女もダメです!ニナが虐められたら可哀想ですから!』
理由はともかく阻止はできた。
残るは暗殺者ね。
もし、レイノルズ公爵から接触があっても不貞のことは言わないようにお願いした。
ただ、“暴力はいけない”、“陛下と校長の言う通りに”。
これだけで切り抜けて欲しいと言った。
パトリシアは王子に振られたから公爵令息が一番身分が高い。だからロバートにしがみつくだろう。
パトリシアの年齢に合う独身の公爵令息はロバートしかいないのだから。
そしてもうひとつ、支援金の凍結だ。
泣きついて来たら、渋々といったかたちで応じて欲しい。
国王陛下からの命令だから支援金は出せないが貸付けなら可能だと。
一括で1年分貸す代わりに担保を領地とする。
これは陛下向けの対策で契約書にして何か言われたらそれを見せて乗り切ろう。
1年過ぎたら、その分を支援金として受け取ったことにすればいい。
但し、誰にも言わないこと。バレたら国王陛下を謀った罪に問われるからだと説明して、互いの妻や子供たち、使用人達にも内緒にしようと言いくるめて欲しい。
そうお願いした。
契約書はイリス家が作成し、読みたくなくなるくらい、簡単な言葉も遠回しに鬱陶しくして欲しい。
文字の大きさもできるだけ小さく少し癖字気味がいい。
担保について細かく伝えると、お父様はニヤついていた。
だが、完璧にするなら、レイノルズ公爵家が事業に失敗した時の契約書を全て見たい。
抜け穴がないか、うちの顧問弁護士にダメ元で相談すると言って、確認して欲しい箇所があると伝えた。
案の定、レイノルズ公爵は我が家に来て、謝罪をした。
暴力についてだけ。
つまりパトリシアとのことを、しっかり把握していないのか、隠しているのか。
お金も懇願されて後日契約書と現金を持って公爵邸に行った。
契約書を見るなり目頭を押さえ、簡単に読んでサインをした。
机の上に積まれた1年分の現金に目が眩んだのだろう。満面の笑みだったそうだ。
サインさせたらすぐ鞄にしまい、お茶を飲みながら、事業失敗の契約書について“お力になれないかも知れませんが、万が一抜け道があるならと”と遠慮がちに言って見せてもらい確認をしてから帰ってきた。
「完璧だ!ニーナ!お前はすごい!」
「大したことありませんわ」
「あとは待つだけなのだな?」
「まぁ、今の時点で不履行というか違反ですから破棄で回収できますけど、息の根を止めて禍根を残さないようにしたいのです」
「…なんだか、ニーナが怖く見えてきたな。こんなに可愛いのにおかしいな」
「嫌ですわ!お父様」
「そろそろ教えてくれないか。何を待っているんだ」
「他言無用ですわよ!お母様にも、お兄様にも」
「誓う」
「実は………」
「はぁ!?何処でそんな情報を!」
「秘密です」
「間違い無いのか」
「あっているか間違っているか私には関係ないのです。私がバラすのではありませんから何の責任も生じません。静観するだけなのです」
「…ところでニーナ。王太子殿下とは話は進んでいるのか?」
「?」
「寵愛を頂いているだろう」
まぁ、妹を寵愛しているわね。
「私は王太子殿下にとって唯一無二ですから」
「そうか。応援するからな」
応援?なんだろう。まぁ、悪いことじゃ無いだろう。応援なんだから。
新学期になり、ひとまずロバートのいない学校を満喫している。パトリシアには気を付けなくてはならないが。
それにしてもエリオット様がいないと寂しいな。毎日いたもんね。
ロバートとのイベントは既に終わっていたから仕方ない。というか、それでいい。
エリオット様とのイベントは阻止した。
教師との閉じ込めイベントは今日、鍵を壊して閉じ込められないという手をうった。
留学生とのイベントは礼桜兄が阻止してくれた。
留学希望の打診を陛下に頼んで断らせたのだ。
『ニナが目を付けられたら国外に嫁がされてしまいます!他国の王子の留学などニナが卒業してから受け入れてください!
王女もダメです!ニナが虐められたら可哀想ですから!』
理由はともかく阻止はできた。
残るは暗殺者ね。
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