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爆弾炸裂
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「お姉様!?」
「パトリシア!貴女、私の結婚生活を駄目にしておいて公爵夫人になろうったってそうはいかないわよ!」
「止めて!」
「私が結婚していた伯爵を寝取っておいて次々に乗り換えて!このアバズレ!」
「酷い!!」
「そもそも貴女はその男とは結婚できないわよ!」
「は!?」
「レイノルズ公爵様!
…何で拘束されてるのよ」
「止めろ!止めてくれ!言うな!」
公爵、何を言われるのか悟ったわね。
「ふん!
パトリシア、貴女の父親はレイノルズ公爵よ。ロバートとは異母姉弟なのよ!!」
「ふざけるな!」
「は!?」
「止めろ!!」
「レイノルズ公爵がミルズの領地にきて屋敷に泊まった時に母と寝たんだもの!
私見たのよ!6歳の頃にね!!
父は見なかったことにしろと言ったわ!
だけど妊娠したことが明るみになって別居になった!だから母と貴女は別邸で暮らしていたのよ!!
レイノルズ公爵との示談書も残ってるんだから!!」
「父上?」
「あれは一夜の間違いで…」
「えっ、じゃあ私は公爵令嬢!」
「残念だけど、貴女がレイノルズを名乗ることはないわ」
「は!?私は公爵夫人か公爵令嬢のどちらかよ!」
「レイノルズ公爵はさっき没落したの」
「「「 は!? 」」」
「だから、そこの貴方はただのロバートよ。貴方のお父様は他に爵位をお持ちではなかったから平民となるわね」
「くだらない嘘をつくな!」
「元公爵様をこちらへ。お父様もいらして。
契約書をこちらへ。
私と貴方の婚約はどう考えても伯爵家に何の旨味もなかったの。だから契約書の内容は厳しいものなのよ。
詳細を読み上げるわね。
一つ、婚約者として敬い尊重すること。
一つ、婚約者の義務を怠らないこと。
一つ、伯爵家に不利益をもたらさないこと。
一つ、家族と婚約者以外に贈り物をしないこと。
一つ、家族と婚約者以外をエスコートしないこと。
一つ、家族と婚約者以外をパートナーとして社交に参加しないこと。
一つ、家族と婚約者以外の女性と外出をしないこと。
一つ、婚約者以外の女性と身体的接触を持たないこと。
ロバート様。貴方は全て違反しているのよ」
「そんな契約書は知らない!!」
「知らないでは通りませんわ!おふたりの署名があるのだから。
そして、一つでも守れなかった場合は、今までの支援金を全額一括で返済し、慰謝料も支払う契約になっているのよ。
2年分の支援金と慰謝料よ。請求された日から1週間以内に返さないとタウンハウスと領地の屋敷と敷地はイリス家の物になるわ」
「は!?」
「そして、貴方が昨年の卒業パーティの失態で支援金の凍結が命じられた時、イリス家から1年分を一括で借りたの。
貴方の破棄宣言と、他所の令嬢を妊娠させたのでその契約も違反となったから、即日一括で返さなくてはならない。今日中にお願いね。
こちらもちゃんと契約書があるわよ。
つまり3年分と、多額の慰謝料、よろしくね」
「払えるわけがないだろう!」
「でしょう!だから没落なのよ。
1年前に貴方達が借りたときの担保は“領地と爵位を含むレイノルズ家の所有する全ての物とする。但し、未払金や買掛金等は除く”となっているの。
返せないものね。もう監視人が入っているから物の持ち出しもできないわよ。服くらいはいいわよ。宝石がついていたら外してもらいますけど。
日付が変わったら敷地にも入れないわ」
「なら元々あった借金も引き取ったのだな!?」
「王国法では、お金で借りた場合の負債は相続で引き継ぐか、連帯保証人で引き継ぐかのどちらかなの。
イリス家は担保で回収するのだから、それは貴方達のものよ。
しかも当時の契約書には担保の記載は無かった。だから貴方達は引き続き、ご先祖様から相続した借金を、明日から働いて得たお金で返さなくてはならないわ。
調べたけど、昨年貸した1年分は使い果たしたのね。また支援が始まると思っていたのかしら。でも破棄したから支援もないわよ。
だから未払いの今日までの色々な請求は貴方達が払うのよ。
そのドレス代もね。
お店や使用人が可哀想だから立て替えてイリス家から請求するわね。
そういう法律だし、そういう契約なの。
異議申し立てをするのは構わないけど、裁判費用、払えないでしょう?
それに子を養わないと。
そうだ!ミルズ子爵家に転がり込めばいいじゃない!」
「伯爵!騙したな!!」
「ちゃんと契約書を読む時間を与えましたよ。無理矢理署名させたわけじゃない。
それに息子をまともな人間に躾ていたらこんなことにはならなかった。
娘の心を傷付け、突き飛ばして2階から転落させて体を傷付けたのは貴方の息子だろう!
孕ませた愛人を大事な学校行事に連れてきて、大勢の前で貶め破棄を宣言した。
悪いのは誰だ?」
「っ!」
「しかも息子と孕ませた愛人とは異母姉弟とはな。
息子に無関心なのにも程があるだろう!」
「ロバート!お前のせいで!!」
「伯爵、ニーナ嬢。私が纏めるがいいかな」
「「はい、陛下」」
「レイノルズ公爵。1年分を今日中、2年分と慰謝料を1週間以内に返済。できるか」
「…できません」
「では今、公爵位を剥奪する。契約書通り担保回収によって全てはイリス家の物だ。
相続した負債は相続者のもので、担保に入っていない。
あんなに支援してもらい、1年分も借りておいて、もう使い果たしたなど信じ難い。
未払いやこれからくる請求は其方の責任だ!イリス家が立て替え、其方に請求することになる。
其方達の身柄は王宮牢にする。全ての調査が終わったら、服を持たせて解放する。子爵家に送り届けてやろう。夫人の実家に行くのも自由だ」
「そんな!父上!」
「ミルズ子爵令嬢。其方も不法侵入だ。妊婦だから家に返すが追って罪を償ってもらう」
「全部お前のせいだ!!」
ロバートが走って向かってくる。
ドレスだと見えちゃうけど仕方ない。
ドゴッ!!
「グアっ!」
「ニナに指一本触れさせない!」
「お兄ちゃん」
お兄ちゃん、見事な蹴込みですね。
あんなに吹っ飛ぶとは思いませんでしたよ。
何故私にやらせてくれなかったんですか!
ニーナの仇を私がとりたかったのに!!
まぁ、カッコイイけどね。
ロバート…生きてる?
内臓破裂してそうな気がするけど。
微妙な空気の中、みんなはダンスの続きを。
王族とイリス家は応接室に移った。
「伯爵、没収した公爵領はどうするんだ?」
「どうしましょうね。誰かまとめて買ってくれるといいんですけど」
「募集してみるか。だが爵位は」
「…陛下、エリオット殿下は将来はどうなさるのですか」
「まだ決めてないが、今はレオナルドの補佐をさせたところだ」
「結婚は?」
「本人に決めさせようと思って言ってくるのを待っている」
「あの、陛下。私はニーナにプロポーズしました」
「「「 は!? 」」」
はぁ~。
「ニーナからは伯爵に申し込めと。
イリス伯爵。私はニーナが好きです。結婚させてください」
「…ニーナは」
「私はお父様の選んだ嫁ぎ先に行きます。
よくわからないけど、エリオット様は嫌じゃないです」
「レオナルド」
「…ニナ次第です」
「婚約期間は1年。厳しい契約書に署名してもらう。よろしいか」
「はい」
「それまでに担保に取ったものを整えておく。エリオット殿下は1年の間に領地経営の講師を呼んで学んで欲しい。よろしいか」
「はい」
「陛下。公爵と公爵領の名を変えたいので名付けてください。結婚すればエリオット殿下が使いますので」
「考えておこう」
「陛下、ありがとうございます」
「こういう時は父上と呼べ」
「ありがとうございます。父上」
「パトリシア!貴女、私の結婚生活を駄目にしておいて公爵夫人になろうったってそうはいかないわよ!」
「止めて!」
「私が結婚していた伯爵を寝取っておいて次々に乗り換えて!このアバズレ!」
「酷い!!」
「そもそも貴女はその男とは結婚できないわよ!」
「は!?」
「レイノルズ公爵様!
…何で拘束されてるのよ」
「止めろ!止めてくれ!言うな!」
公爵、何を言われるのか悟ったわね。
「ふん!
パトリシア、貴女の父親はレイノルズ公爵よ。ロバートとは異母姉弟なのよ!!」
「ふざけるな!」
「は!?」
「止めろ!!」
「レイノルズ公爵がミルズの領地にきて屋敷に泊まった時に母と寝たんだもの!
私見たのよ!6歳の頃にね!!
父は見なかったことにしろと言ったわ!
だけど妊娠したことが明るみになって別居になった!だから母と貴女は別邸で暮らしていたのよ!!
レイノルズ公爵との示談書も残ってるんだから!!」
「父上?」
「あれは一夜の間違いで…」
「えっ、じゃあ私は公爵令嬢!」
「残念だけど、貴女がレイノルズを名乗ることはないわ」
「は!?私は公爵夫人か公爵令嬢のどちらかよ!」
「レイノルズ公爵はさっき没落したの」
「「「 は!? 」」」
「だから、そこの貴方はただのロバートよ。貴方のお父様は他に爵位をお持ちではなかったから平民となるわね」
「くだらない嘘をつくな!」
「元公爵様をこちらへ。お父様もいらして。
契約書をこちらへ。
私と貴方の婚約はどう考えても伯爵家に何の旨味もなかったの。だから契約書の内容は厳しいものなのよ。
詳細を読み上げるわね。
一つ、婚約者として敬い尊重すること。
一つ、婚約者の義務を怠らないこと。
一つ、伯爵家に不利益をもたらさないこと。
一つ、家族と婚約者以外に贈り物をしないこと。
一つ、家族と婚約者以外をエスコートしないこと。
一つ、家族と婚約者以外をパートナーとして社交に参加しないこと。
一つ、家族と婚約者以外の女性と外出をしないこと。
一つ、婚約者以外の女性と身体的接触を持たないこと。
ロバート様。貴方は全て違反しているのよ」
「そんな契約書は知らない!!」
「知らないでは通りませんわ!おふたりの署名があるのだから。
そして、一つでも守れなかった場合は、今までの支援金を全額一括で返済し、慰謝料も支払う契約になっているのよ。
2年分の支援金と慰謝料よ。請求された日から1週間以内に返さないとタウンハウスと領地の屋敷と敷地はイリス家の物になるわ」
「は!?」
「そして、貴方が昨年の卒業パーティの失態で支援金の凍結が命じられた時、イリス家から1年分を一括で借りたの。
貴方の破棄宣言と、他所の令嬢を妊娠させたのでその契約も違反となったから、即日一括で返さなくてはならない。今日中にお願いね。
こちらもちゃんと契約書があるわよ。
つまり3年分と、多額の慰謝料、よろしくね」
「払えるわけがないだろう!」
「でしょう!だから没落なのよ。
1年前に貴方達が借りたときの担保は“領地と爵位を含むレイノルズ家の所有する全ての物とする。但し、未払金や買掛金等は除く”となっているの。
返せないものね。もう監視人が入っているから物の持ち出しもできないわよ。服くらいはいいわよ。宝石がついていたら外してもらいますけど。
日付が変わったら敷地にも入れないわ」
「なら元々あった借金も引き取ったのだな!?」
「王国法では、お金で借りた場合の負債は相続で引き継ぐか、連帯保証人で引き継ぐかのどちらかなの。
イリス家は担保で回収するのだから、それは貴方達のものよ。
しかも当時の契約書には担保の記載は無かった。だから貴方達は引き続き、ご先祖様から相続した借金を、明日から働いて得たお金で返さなくてはならないわ。
調べたけど、昨年貸した1年分は使い果たしたのね。また支援が始まると思っていたのかしら。でも破棄したから支援もないわよ。
だから未払いの今日までの色々な請求は貴方達が払うのよ。
そのドレス代もね。
お店や使用人が可哀想だから立て替えてイリス家から請求するわね。
そういう法律だし、そういう契約なの。
異議申し立てをするのは構わないけど、裁判費用、払えないでしょう?
それに子を養わないと。
そうだ!ミルズ子爵家に転がり込めばいいじゃない!」
「伯爵!騙したな!!」
「ちゃんと契約書を読む時間を与えましたよ。無理矢理署名させたわけじゃない。
それに息子をまともな人間に躾ていたらこんなことにはならなかった。
娘の心を傷付け、突き飛ばして2階から転落させて体を傷付けたのは貴方の息子だろう!
孕ませた愛人を大事な学校行事に連れてきて、大勢の前で貶め破棄を宣言した。
悪いのは誰だ?」
「っ!」
「しかも息子と孕ませた愛人とは異母姉弟とはな。
息子に無関心なのにも程があるだろう!」
「ロバート!お前のせいで!!」
「伯爵、ニーナ嬢。私が纏めるがいいかな」
「「はい、陛下」」
「レイノルズ公爵。1年分を今日中、2年分と慰謝料を1週間以内に返済。できるか」
「…できません」
「では今、公爵位を剥奪する。契約書通り担保回収によって全てはイリス家の物だ。
相続した負債は相続者のもので、担保に入っていない。
あんなに支援してもらい、1年分も借りておいて、もう使い果たしたなど信じ難い。
未払いやこれからくる請求は其方の責任だ!イリス家が立て替え、其方に請求することになる。
其方達の身柄は王宮牢にする。全ての調査が終わったら、服を持たせて解放する。子爵家に送り届けてやろう。夫人の実家に行くのも自由だ」
「そんな!父上!」
「ミルズ子爵令嬢。其方も不法侵入だ。妊婦だから家に返すが追って罪を償ってもらう」
「全部お前のせいだ!!」
ロバートが走って向かってくる。
ドレスだと見えちゃうけど仕方ない。
ドゴッ!!
「グアっ!」
「ニナに指一本触れさせない!」
「お兄ちゃん」
お兄ちゃん、見事な蹴込みですね。
あんなに吹っ飛ぶとは思いませんでしたよ。
何故私にやらせてくれなかったんですか!
ニーナの仇を私がとりたかったのに!!
まぁ、カッコイイけどね。
ロバート…生きてる?
内臓破裂してそうな気がするけど。
微妙な空気の中、みんなはダンスの続きを。
王族とイリス家は応接室に移った。
「伯爵、没収した公爵領はどうするんだ?」
「どうしましょうね。誰かまとめて買ってくれるといいんですけど」
「募集してみるか。だが爵位は」
「…陛下、エリオット殿下は将来はどうなさるのですか」
「まだ決めてないが、今はレオナルドの補佐をさせたところだ」
「結婚は?」
「本人に決めさせようと思って言ってくるのを待っている」
「あの、陛下。私はニーナにプロポーズしました」
「「「 は!? 」」」
はぁ~。
「ニーナからは伯爵に申し込めと。
イリス伯爵。私はニーナが好きです。結婚させてください」
「…ニーナは」
「私はお父様の選んだ嫁ぎ先に行きます。
よくわからないけど、エリオット様は嫌じゃないです」
「レオナルド」
「…ニナ次第です」
「婚約期間は1年。厳しい契約書に署名してもらう。よろしいか」
「はい」
「それまでに担保に取ったものを整えておく。エリオット殿下は1年の間に領地経営の講師を呼んで学んで欲しい。よろしいか」
「はい」
「陛下。公爵と公爵領の名を変えたいので名付けてください。結婚すればエリオット殿下が使いますので」
「考えておこう」
「陛下、ありがとうございます」
「こういう時は父上と呼べ」
「ありがとうございます。父上」
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