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結婚
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「お兄ちゃん。可愛いのは分かるけど、そんなにベッタリしていたら赤ちゃん疲れちゃうよ。気持ちは分かるけど口にチューしたりカトラリーの共有とか唾液を移すようなことは駄目だよ」
「うぐっ」
「この世界で虫歯は大変だろうなぁ~」
「そうなの?」
「唾液で虫歯が移るとされています。
赤ちゃんにわざわざ移すのは可哀想です」
「治療は終わってるし」
「礼桜はね。今は体が違うし菌ゼロの保証がない」
「……」
「王太子妃様に似ていますね。美男子間違いなしですね!」
「俺にだって似てる!」
「性格がね」
「耳の形とか、目の色は俺だ!」
「…ずっと悩んでいたのが嘘みたい」
「この子が産まれたということは、問題はストレスかレオナルドが下手だったからだ!」
「止めてよ、エレオ」
「エロとレオをあわせるな!」
「ニーナ!」
「エリオット」
「姿が見えないから心配したよ」
「ジャンヌ様の美しさと凛々しさを引き継いだ赤ちゃん王子様に挨拶してたの」
王太子妃様は無事第一王子を出産した。
難産気味で、めちゃ落ち着かない礼桜兄にブチギレた。
数ヶ月前のことを思い出す
『今お兄ちゃんに出来ることはない!
さっさと仕事を片付けて、必要な時に動けるようにしておくの!
産み終わったらちゃんと労いと感謝!
そして静かに寄り添う!
分かったら執務室へGO!』
『でも……』
『検索できたらなぁ…妊婦の上げる鬱陶しい夫何位に入るかなぁ…』
『何かあったらすぐ呼べよ!
高速で判をついてすぐ戻る!』
『あ~産まれてくる前から国が傾くのかぁ。シクシク』
『グッ…行ってくる』
『いってらっしゃい!』
それを聞いていた王妃様に…
『レオナルドの扱いはニーナが1番ね』
『優しくて素直な方ですから、簡単です。
王妃様は難産でしたか?』
『お医者様からは安産と言われたわね』
『怖いです。無痛分娩があればいいのにと切実に思っています』
『貴方達の世界は便利そうでいいわね。
ドライヤーが欲しいわ』
王族とイリス家のみんなに私と礼桜兄の秘密を話した。
私達の近さに納得したようだった。
何より王太子妃様が一緒に説明してくれたことが大きいと思う。
向こうの世界のことを話すと、羨ましがられた。
そして、両家合同でお別れ会を開いた。
レオナルド王太子殿下の魂とニーナの魂の弔いのためだ。
王様とは、
『魂までは救えませんでした。もう少し早く気付いて薬を手に入れていたら救えたはずなのに。
申し訳ございません』
『ニーナ嬢のせいではない。半分救ってくれて感謝している』
伯爵様とは、
『黙っていて申し訳ございません。
復讐の機会を奪ってしまいました』
『ニーナの魂はロバートに殺されたのだな』
『はい』
『だが、あの時知ってそう主張しても気の狂った伯爵と呼ばれるだけだったはずだ。
あいつらの全てを奪ってやった。長生きもしないだろう。
転落前のニーナだったら地獄のような結婚生活を遅らせて、あいつらに延々と金をむしり取られたはずだ。
ケインとクロエ様が相思相愛だと教えてくれたしな』
『兄様はすごい嫉妬深いんですよ、噴水事件の翌年のお茶会で…』
『ニーナ!止めてくれ!』
『クロエ様の手を握った令息の背中にトカゲを入れたんです』
スピンオフ、ケインとクロエ編で知っている私はネタを握っている。
『ニーナ!』
『まぁまぁ兄様、クロエ様が喜んでますよ』
『…ならいい』
『ニーナ…ニナ。私は父親だ。いつでも頼っていいんだ。わかったな』
『はい』
婚約中、ずっとエリオットは私のことを大事にしてくれた。鍛錬がなければ幸せブタに変身するところだった。
エリオットは元々習っていた剣術を本格的にやり出した。
領地経営の勉強も頑張っている。
だが事件は起こった。
結婚式1週間前、私は体調を崩した。
心当たりに目を背けたい私は診察を拒否していた。困り果てた伯爵とエリオットはお兄ちゃんを招集した。
『ニナ!何で拒否するんだ!食べ過ぎて調子が悪くなっただけだろう!とっとと診てもらえ!』
『大丈夫。式後に診てもらうから』
『今すぐだ!!』
『…怒らないなら診てもらう』
『約束しよう』
『お父様も?』
『約束だ』
そして…
『ご懐妊ですね』
『『 はぁ!? 』』
『悪阻の症状が早く出たのですね。重くならないといいのですが』
『エリオット!!』
『怒らないって言ったじゃない!』
『妹を孕まされたら怒るだろう!』
『1週間後には結婚式だから』
『見えないところにしてやる』
『お兄ちゃんの嘘つき!!』
かなりの初期だが妊婦していた。
お祝いの席で酒を飲み、覚えていない。
起きたらエリオットの部屋で裸で寝ていた。
私が煽ったらしい。
メイドさんの目撃談によると、酔っ払いの私を抱えて部屋に運ぶ最中、“女としてみていない”だの“私じゃ抱く気にもならないだろう”とか“エリオットも他所で浮気する気だ”とか絡みに絡んだらしく。
“そこまで言うなら証明しよう”と言ってエリオットの部屋に連れ込まれ、初夜を迎えたようだ。
シーツにも破瓜の証があったし、下腹部とアソコがなんか痛かった。
それ以来、求められるようになり、恥ずかしながら受け入れていた。
初夜以外、避妊薬を飲んでいたが…つまり初夜で受精したことになる。
エリオットの子種は恐ろしい。
エリオットは妊娠を知って満面の笑みで礼桜兄から怒られていた。
悪阻は早かったけど軽度だった。
食欲は落ちたが生活に問題はない。
式も無事終えたが、産んで落ち着くまでは伯爵家か王宮にいるようにと言われた。
私の妊娠を機に変貌したのはエリオットだ。
歩くR18といった感じて色気が漏れ出ている。
私のお腹を撫でる時の目が視姦しているみたいだから、手付きが不純に感じて体が反応してしまう。
エリオットは嬉しそうに“したくなったらニナから誘って”とか言うし!
寝室を分けたらエリオットに怒られるし!
産まれたのが男の子で、エリオットは赤ちゃんより先に母乳を飲むと言い出すし!
赤ちゃんに嫉妬する人だとは思わなかった。
学校にいた頃のエリオットがこんな風になるとは…。
4年後、試しに一回避妊薬を飲まなかった。
エリオットは“今日は避妊薬を飲まない”という言葉を聞いて、公開禁止状態の淫魔となった。
今回も妊娠した。
エリオットの繁殖力が怖いわ。
私は男児と女児の母となり、幸せに過ごしている。
終
「うぐっ」
「この世界で虫歯は大変だろうなぁ~」
「そうなの?」
「唾液で虫歯が移るとされています。
赤ちゃんにわざわざ移すのは可哀想です」
「治療は終わってるし」
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「ニーナ!」
「エリオット」
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難産気味で、めちゃ落ち着かない礼桜兄にブチギレた。
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『今お兄ちゃんに出来ることはない!
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そして静かに寄り添う!
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『でも……』
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『何かあったらすぐ呼べよ!
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『あ~産まれてくる前から国が傾くのかぁ。シクシク』
『グッ…行ってくる』
『いってらっしゃい!』
それを聞いていた王妃様に…
『レオナルドの扱いはニーナが1番ね』
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王妃様は難産でしたか?』
『お医者様からは安産と言われたわね』
『怖いです。無痛分娩があればいいのにと切実に思っています』
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ドライヤーが欲しいわ』
王族とイリス家のみんなに私と礼桜兄の秘密を話した。
私達の近さに納得したようだった。
何より王太子妃様が一緒に説明してくれたことが大きいと思う。
向こうの世界のことを話すと、羨ましがられた。
そして、両家合同でお別れ会を開いた。
レオナルド王太子殿下の魂とニーナの魂の弔いのためだ。
王様とは、
『魂までは救えませんでした。もう少し早く気付いて薬を手に入れていたら救えたはずなのに。
申し訳ございません』
『ニーナ嬢のせいではない。半分救ってくれて感謝している』
伯爵様とは、
『黙っていて申し訳ございません。
復讐の機会を奪ってしまいました』
『ニーナの魂はロバートに殺されたのだな』
『はい』
『だが、あの時知ってそう主張しても気の狂った伯爵と呼ばれるだけだったはずだ。
あいつらの全てを奪ってやった。長生きもしないだろう。
転落前のニーナだったら地獄のような結婚生活を遅らせて、あいつらに延々と金をむしり取られたはずだ。
ケインとクロエ様が相思相愛だと教えてくれたしな』
『兄様はすごい嫉妬深いんですよ、噴水事件の翌年のお茶会で…』
『ニーナ!止めてくれ!』
『クロエ様の手を握った令息の背中にトカゲを入れたんです』
スピンオフ、ケインとクロエ編で知っている私はネタを握っている。
『ニーナ!』
『まぁまぁ兄様、クロエ様が喜んでますよ』
『…ならいい』
『ニーナ…ニナ。私は父親だ。いつでも頼っていいんだ。わかったな』
『はい』
婚約中、ずっとエリオットは私のことを大事にしてくれた。鍛錬がなければ幸せブタに変身するところだった。
エリオットは元々習っていた剣術を本格的にやり出した。
領地経営の勉強も頑張っている。
だが事件は起こった。
結婚式1週間前、私は体調を崩した。
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『大丈夫。式後に診てもらうから』
『今すぐだ!!』
『…怒らないなら診てもらう』
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そして…
『ご懐妊ですね』
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産まれたのが男の子で、エリオットは赤ちゃんより先に母乳を飲むと言い出すし!
赤ちゃんに嫉妬する人だとは思わなかった。
学校にいた頃のエリオットがこんな風になるとは…。
4年後、試しに一回避妊薬を飲まなかった。
エリオットは“今日は避妊薬を飲まない”という言葉を聞いて、公開禁止状態の淫魔となった。
今回も妊娠した。
エリオットの繁殖力が怖いわ。
私は男児と女児の母となり、幸せに過ごしている。
終
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