【完結】そろそろ浮気夫に見切りをつけさせていただきます

ユユ

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決心 クロード

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ゆっくり陰茎を引くとその刺激にエレナは脚を震わせた。

グチュ グチュ

まだ萎えない陰茎で抽送を始めた。
情けなくも挿れただけで果てたなんて、これで終わるなんてできない。エレナにも私との交わりが最高だと思って欲しい。
それに今夜は私とエレナの初夜だ。たっぷり時間をかけて尽くそう。

結局、数時間かけて3度目の吐精をしたところでエレナを解放した。
疲れ果てて寝息を立てるエレナの頭を撫でていた。

何が人形だ。よく濡れて 反応も良くて お強請りもできて 綺麗で締まりもいい。体位を変えても素直に受け入れるし、要望にも応えてくれる。
元夫が下手で粗末なモノだったのだろう。


最初の妻は公爵家の三女だった。美人と家柄だけが取り柄だった。次の妻は顔はそこそこで妖艶な体の持ち主だった。だけどやはりつまらなかった。子を作るため義務で注ぎ、処理のために抱いた。
2人とも許すのは ほぼ正常位だけ。娼館で奉仕を受けに行くこともあった。

離縁すると、雪の間にを住まわせた。
通わなくて済むという 楽な利点はあるが、愛は無い。週に一度で事足りる。上に乗らせて搾り取らせたり、立ったまま下着をずらして挿入し排出したり、トイレに呼んで咥えさせたこともある。
一時的な解消に過ぎず何処か虚しい。

だから毎年は契約しなかった。
今年はエレナへの抑制のために雇うか迷ったが、ユーグのアドバイスで助かった。エレナがこうして受け入れてくれるのだから。


夜明け前に目が覚めるとエレナは抱き付いていた。
嬉しいのに胸が締め付けられる!

額にキスをしたりしていると背中を向けられてしまったが、尻の割れ目が陰茎に当たり 半勃ちになった。指で確認するとまだ柔らかく、注いだ精液が漏れて濡れていた。エレナの脚の間に脚を入れ膝を立てるとエレナの左足が上がった。完全に勃ち上がった陰茎を秘部に押し当てゆっくり侵入しようとしたが、ズルっと一気に中程まで入ってしまった。

「あっ!」

起きたエレナを後ろから抱きしめて、そのまま奥まで挿入した。
エレナは私の腕を掴み快楽に耐える。そのまま擦り撹拌し奥にキスをして注ぐ。

「もう!」

「気持ち良かっただろう?」

日がのぼり明るくなったところでゆっくり抜き去った。身体を拭いてメイドを呼ぶと、悟ったメイドはメイド長と医師を呼んだ。そして叱られた。


エレナが湯浴みをしている間に尋ねた。

「エレナは妊娠できるのか?」

「お答えしかねます」

「頼むよ。子ができることをしたのだから選択肢を知りたい」

渋々メイド長が答えた。

「月のモノは正常にございます」

「そうか」

だけど医師が困った顔をした。

「しかし、若い時に産むのと同じではありません。何を決めるにしてもエレナ様のお気持ち次第です」

「分かった」


朝食後にエレナに聞いた。時間が限られているからだ。

「エレナ。此処にあるのは避妊薬だ。もう飲まないと間に合わない。君に判断を委ねたい。どう選択しようと結局は女性の身体のことだから主導権はエレナにある」

「クロード様のお気持ちはどうですか」

「跡継ぎとかそういう子は欲しくない。既に2人いるからな。
だが、そういうのを抜きにしてエレナの子は欲しい。だが、エレナが子を産みたいと心から願ってくれなくては駄目なことだと思う」

エレナは避妊薬の瓶を手に取り飲み干した。

「向き合ってくれてありがとうございます」

「エレナ」

「はい」

「私はエレナの恋人だと宣言しても構わないか」

「え?」

「じゃないと他の男に取られてしまう」

「ふふっ」

「真剣に聞いているんだ」

「そこまで私のことを?」

「そうだ。エレナしかいない。エレナに心を奪われたんだ」

「分かりました。宣言なさってください」

「エレナっ」

抱き付こうとしたら静止された。

「私は暫く療養ですが、クロード様は違いますよね?叱られちゃいますよ」

「私も休む」

「こんなことがあったからこそ、当主の統率が必要です」

「よし、ではセブレスター流を披露してこよう」



それは事件から5日後の昼前に条件が整った。

「ロバート、倉庫の鍵だ。鍵を開けて倉庫に入り、奥にあるお前宛の封筒を持って鍵を閉めて帰ってこい」

「え?」

「エレナには無い物を探しに行かせたが、お前の場合はちゃんと封筒があるぞ。渡り廊下の補助ロープは当然外した。その代わり、お前の妻も連れてきた。ロープを繋いだから探しに行かせてやる」

「カーラ」

「ロバート様っ」

「さあ、行ってこい」

「で、ですが もう白い闇が、」

「発生し始めているな。だから早く行ったほうがいいぞ」

「こんなことが許されるはずがありません!」

「エレナはセブレスターだから、セブレスター流のやり方で罰してみることにした」

「ここはグラソンじゃないですか!!」

「グラソンの領法だと、チャンスも無く処刑だぞ?」

「そんな」

「ほら、早くしないと生き残るチャンスが減るぞ。
行かなければ絞首刑だ」

ロバートは走って倉庫に向かったが、30分経っても戻らないのでロバートの妻に促した。

「君はロープで繋がれているから遭難はしない。そろそろ探しに向かったらどうだ?」

「凍えてしまいます」

「それを遅らせる防寒具だろう。さっさと探して戻ればいい」

「た、倒れていたら」

「君のロープを外してロバートに巻き付ければいい。こちらから引っ張ってやろう。君もロバートに巻き付けたロープに手を添えていれば帰って来れる」

「……」

「君とロバートは式を挙げるときに恋愛結婚だと言っていたが、違ったようだな」

「っ!」













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