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公爵の息子達
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週末、ディミトリとジュリアンに紹介された。
「ディミトリ、ジュリアン。彼女が私の恋人のエレナ・セブレスターだ。エレナ様と呼ぶように」
「ディミトリ・グラソンと申します」
「ジュリアン・グラソンと申します」
「エレナ・セブレスターと申します」
「父上。エレナ様は女性補佐として雇ったという話題の方ですよね。部下に手を出したのですか」
ま、ませているわね。
「そういうことにはなるな」
「父が大変失礼をいたしました。すぐに解放されると思います。補償はするはずですのでご心配なく」
「ディミトリ!!」
「ディミトリ様。貴方は成人もしていないし当主でもありません。まだその言葉を口にする権利も無いし無知なのですね」
「私がですか」
「他に誰かいますか?
私の存在がお気に召さなくても、初対面で何も知らないからと様子を伺っているジュリアン様の方が優秀ですわね」
「は!?」
「エレナ、申し訳ない」
「自分の息子ならどう躾けたかしら。アルフは賢くて人の気持ちを汲み取れる子だったから考えたことも無かったけど…。
公爵、もうご子息と引き合わせなくて結構ですわ。彼が公爵位を継ぐ頃には私は此処を去りますので」
「エレナ!」
「エレナ様、僕はエレナ様とお話したいです。僕のお部屋を見に来ませんか」
「ご招待をお受けいたしますわ、ジュリアン様。
公爵、ディミトリ様、失礼いたします」
「エレナ…」
廊下を歩き、階段を登り、また廊下を歩いて辿り着いたお部屋は子供部屋らしくない部屋だった。
本棚や机の上を見ると11歳には難しい本が並んでいる。
お茶を用意してもらうとジュリアンが頭を下げた。
「兄が大変失礼なことを申しました」
「ジュリアン様のせいではありません。頭を上げてください」
「僕、貴女の噂を聞いてからセブレスター領のことを調べました。だから分かったんです。エレナ様は前世はもっと技術の進んだ世界にいたのではありませんか?」
「……」
「安心してください。僕もそうなんです。この世界に生まれた時から前世の記憶があり、赤ん坊のときはかなり不自由しました。中身は24歳ですから。日本という国にいて大学を出て就職して、普通の人生を送っていたのですけど、天災で生まれ変わりました」
「私は多分過労じゃないかと。
今も以前もジュリアン様より歳上です。エレナは結婚が嫌で 式を挙げた日の夜に自殺を図りました。何故かその身体に入ってしまって。物語のようなことが起こるものなのですね。エレナの記憶は引き継げたので困りませんでした」
「あの、父が貴女に酷いことをしているのでしょうか。公爵という立場を使って貴女を…」
「大丈夫です。同意しましたから」
「では父と婚姻をなさるのですね?」
「今は考えていません。私達は男女の関係についてこの世界よりも緩い世界から来たではありませんか」
「そうですね」
「それにご縁があったとしても、お二人のお母様は私ではありません」
「僕、産みの母を母と認識したことがないんです。
だって我々の日本の母とはまるで違いますし、子育ては乳母とメイド任せ。せめて毎日一目でも見にくるくらいしたらいいのですが、あの人は公爵夫人の地位を楽しみ、契約金をもらっただけ。僕を抱き上げたのはたった一度。お祖父様達の前でだけです。美しく着飾ること、男からどう映るかにしか興味がありませんから。
だからエレナ様のような方に母になってもらえると嬉しいです。あの父がメロメロじゃないですか」
「う~ん、でも公爵夫人の座に興味は無いのです。それに早速 次期公爵に拒絶されたばかりじゃないですか」
「ではまたセブレスターへ戻るのですか?」
「蓄えがありますし、私はある意味元平民。ある程度のお金があれば生きていけます」
「羨ましい。僕は何処に婿に行かされるのか」
その後も昔の話で盛り上がり夕食の時間になっていた。
私「ジュリー、明日もお休みだから一緒に遊ばない?」
ジ「うん。遊ぶ!」
デ「ジュリアン、お前どうしたんだ」
ジ「僕はエレナ様とお友達になりました。
ね、エレナ」
私「ええ。私とジュリーはお友達よ。
クロード様、私が友人のジュリーには、様付けしないでとお願いしたのですから睨まないでください」
ク「……」
ジ「エレナ、雪が溶けたら2人でお出かけしませんか」
私「たのしみだわ。ずっと仕事ばかりで、遊びまわるのも夢だったの。ユーグ様達におすすめの場所を聞いてみるわね」
ジ「エレナとお話しているととても楽しいです」
私「私も可愛くて賢いジュリーと遊べて嬉しいわ」
ジ「雪が溶けたらエレナの子が会いにくるって本当ですか」
私「そうらしいわ。挨拶したいんですって。私の方が親なのだから来なくていいのに」
ジ「心配なんですよ。僕でもエレナがお母様だったら心配になります」
私「ジュリー。今夜は一緒に寝ま、」
ク「駄目だ!!」
私「え~」
ジ「じゃあ、明日の夜ならいいですよね」
次の日は仕事だから?何で知ってるの!?
ク「駄目だ。恋人同士は毎日一緒に寝ないといけなきんだ」
ジ「お父様、僕に妬いてるんですか?」
私「そんな訳ないわ。ね、クロード様」
ク「……」
その日の夜は執拗に公爵に抱かれ続けた。
「ディミトリ、ジュリアン。彼女が私の恋人のエレナ・セブレスターだ。エレナ様と呼ぶように」
「ディミトリ・グラソンと申します」
「ジュリアン・グラソンと申します」
「エレナ・セブレスターと申します」
「父上。エレナ様は女性補佐として雇ったという話題の方ですよね。部下に手を出したのですか」
ま、ませているわね。
「そういうことにはなるな」
「父が大変失礼をいたしました。すぐに解放されると思います。補償はするはずですのでご心配なく」
「ディミトリ!!」
「ディミトリ様。貴方は成人もしていないし当主でもありません。まだその言葉を口にする権利も無いし無知なのですね」
「私がですか」
「他に誰かいますか?
私の存在がお気に召さなくても、初対面で何も知らないからと様子を伺っているジュリアン様の方が優秀ですわね」
「は!?」
「エレナ、申し訳ない」
「自分の息子ならどう躾けたかしら。アルフは賢くて人の気持ちを汲み取れる子だったから考えたことも無かったけど…。
公爵、もうご子息と引き合わせなくて結構ですわ。彼が公爵位を継ぐ頃には私は此処を去りますので」
「エレナ!」
「エレナ様、僕はエレナ様とお話したいです。僕のお部屋を見に来ませんか」
「ご招待をお受けいたしますわ、ジュリアン様。
公爵、ディミトリ様、失礼いたします」
「エレナ…」
廊下を歩き、階段を登り、また廊下を歩いて辿り着いたお部屋は子供部屋らしくない部屋だった。
本棚や机の上を見ると11歳には難しい本が並んでいる。
お茶を用意してもらうとジュリアンが頭を下げた。
「兄が大変失礼なことを申しました」
「ジュリアン様のせいではありません。頭を上げてください」
「僕、貴女の噂を聞いてからセブレスター領のことを調べました。だから分かったんです。エレナ様は前世はもっと技術の進んだ世界にいたのではありませんか?」
「……」
「安心してください。僕もそうなんです。この世界に生まれた時から前世の記憶があり、赤ん坊のときはかなり不自由しました。中身は24歳ですから。日本という国にいて大学を出て就職して、普通の人生を送っていたのですけど、天災で生まれ変わりました」
「私は多分過労じゃないかと。
今も以前もジュリアン様より歳上です。エレナは結婚が嫌で 式を挙げた日の夜に自殺を図りました。何故かその身体に入ってしまって。物語のようなことが起こるものなのですね。エレナの記憶は引き継げたので困りませんでした」
「あの、父が貴女に酷いことをしているのでしょうか。公爵という立場を使って貴女を…」
「大丈夫です。同意しましたから」
「では父と婚姻をなさるのですね?」
「今は考えていません。私達は男女の関係についてこの世界よりも緩い世界から来たではありませんか」
「そうですね」
「それにご縁があったとしても、お二人のお母様は私ではありません」
「僕、産みの母を母と認識したことがないんです。
だって我々の日本の母とはまるで違いますし、子育ては乳母とメイド任せ。せめて毎日一目でも見にくるくらいしたらいいのですが、あの人は公爵夫人の地位を楽しみ、契約金をもらっただけ。僕を抱き上げたのはたった一度。お祖父様達の前でだけです。美しく着飾ること、男からどう映るかにしか興味がありませんから。
だからエレナ様のような方に母になってもらえると嬉しいです。あの父がメロメロじゃないですか」
「う~ん、でも公爵夫人の座に興味は無いのです。それに早速 次期公爵に拒絶されたばかりじゃないですか」
「ではまたセブレスターへ戻るのですか?」
「蓄えがありますし、私はある意味元平民。ある程度のお金があれば生きていけます」
「羨ましい。僕は何処に婿に行かされるのか」
その後も昔の話で盛り上がり夕食の時間になっていた。
私「ジュリー、明日もお休みだから一緒に遊ばない?」
ジ「うん。遊ぶ!」
デ「ジュリアン、お前どうしたんだ」
ジ「僕はエレナ様とお友達になりました。
ね、エレナ」
私「ええ。私とジュリーはお友達よ。
クロード様、私が友人のジュリーには、様付けしないでとお願いしたのですから睨まないでください」
ク「……」
ジ「エレナ、雪が溶けたら2人でお出かけしませんか」
私「たのしみだわ。ずっと仕事ばかりで、遊びまわるのも夢だったの。ユーグ様達におすすめの場所を聞いてみるわね」
ジ「エレナとお話しているととても楽しいです」
私「私も可愛くて賢いジュリーと遊べて嬉しいわ」
ジ「雪が溶けたらエレナの子が会いにくるって本当ですか」
私「そうらしいわ。挨拶したいんですって。私の方が親なのだから来なくていいのに」
ジ「心配なんですよ。僕でもエレナがお母様だったら心配になります」
私「ジュリー。今夜は一緒に寝ま、」
ク「駄目だ!!」
私「え~」
ジ「じゃあ、明日の夜ならいいですよね」
次の日は仕事だから?何で知ってるの!?
ク「駄目だ。恋人同士は毎日一緒に寝ないといけなきんだ」
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私「そんな訳ないわ。ね、クロード様」
ク「……」
その日の夜は執拗に公爵に抱かれ続けた。
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