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21 78号
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「ところでさ。」
「・・・何?」
僕は朝ご飯を食べながら、さっきの会話の時から気になっていたことを冬弥に質問した。
「いやさ、冬弥はさっき『朝、友達に電話してきた』って言ってただろ。
誰に電話をかけてきたんだろう・・・ってね。
もしかして、羽鳥刑事?」
「ん~、惜しい。羽鳥さんじゃないよ。」
冬弥はにやにや笑いながら答える。
まるで、『な~んだ、やっぱり弘幸も事件に興味があるんじゃないか。』といわんばかりの表情だ。
「・・・でも、『惜しい』っていうことは、事件に関係のある電話だったんだね。」
冬弥の表情は完全に無視して、僕は質問を続けた。
「正解。実はね・・・知り合いの情報屋さんから連絡を受けていたんだよ。」
「情報屋!?そんな人・・・本当にいるのか?」
『情報屋』なんて、ドラマの中ぐらいにしか存在していないと思っていた。
「ん~。そんな大層なものじゃないんだけどね・・・簡単に言えば『ネットで調べられる範囲のことを、快く調べてくれる知り合い』って感じかな。」
「なるほど。・・・つまり、『自分で調べるのは面倒くさい』って仕事を押し付ける相手のことか。」
「・・・何か悪意を感じる表現だね。そんなこと言ってると、弘幸のことを『情報屋&お手伝いさん78号さん』に任命しちゃうよ。」
・・・『78』という具体的な数字が怖い。
「ごめん、言い過ぎた。
・・・・・・僕が全面的に悪い。あやまるから『怨み帳』なんてノートを出すな。
いや、ホントごめんってば・・・・・・」
・・・ひとしきり僕のことをからかった後、冬弥は何もなかったかのように、話を続けだした。
「・・・何?」
僕は朝ご飯を食べながら、さっきの会話の時から気になっていたことを冬弥に質問した。
「いやさ、冬弥はさっき『朝、友達に電話してきた』って言ってただろ。
誰に電話をかけてきたんだろう・・・ってね。
もしかして、羽鳥刑事?」
「ん~、惜しい。羽鳥さんじゃないよ。」
冬弥はにやにや笑いながら答える。
まるで、『な~んだ、やっぱり弘幸も事件に興味があるんじゃないか。』といわんばかりの表情だ。
「・・・でも、『惜しい』っていうことは、事件に関係のある電話だったんだね。」
冬弥の表情は完全に無視して、僕は質問を続けた。
「正解。実はね・・・知り合いの情報屋さんから連絡を受けていたんだよ。」
「情報屋!?そんな人・・・本当にいるのか?」
『情報屋』なんて、ドラマの中ぐらいにしか存在していないと思っていた。
「ん~。そんな大層なものじゃないんだけどね・・・簡単に言えば『ネットで調べられる範囲のことを、快く調べてくれる知り合い』って感じかな。」
「なるほど。・・・つまり、『自分で調べるのは面倒くさい』って仕事を押し付ける相手のことか。」
「・・・何か悪意を感じる表現だね。そんなこと言ってると、弘幸のことを『情報屋&お手伝いさん78号さん』に任命しちゃうよ。」
・・・『78』という具体的な数字が怖い。
「ごめん、言い過ぎた。
・・・・・・僕が全面的に悪い。あやまるから『怨み帳』なんてノートを出すな。
いや、ホントごめんってば・・・・・・」
・・・ひとしきり僕のことをからかった後、冬弥は何もなかったかのように、話を続けだした。
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