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28「70点」
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しばらくの沈黙の後、今度は冬弥が話を始めた。
「空き部屋をうまく犯行に使っていることを考えても、犯人は病院関係者の可能性が高いと思うよ。
そして・・・犯人は冷静な人物だ。
病院関係者なら、凶器の隠し場所の心あたりはいくらでもあったはず・・・でも、そこに凶器を隠したりはしなかった。
おそらく、犯人にはわかっていたんだろうね。
『へたなところで凶器が見つかれば、かえって容疑者が絞られてしまう』ことが。
どうせ見つかるなら、下手な小細工をせず、凶器を現場に置いたままにする・・・正しい選択だと思うよ。」
「じゃあ、最後にまとめるよ。」
僕は自分の中で考えをまとめるようにしながら、ゆっくり話を進める。
「犯人は内部犯の可能性が高い。
これは、凶器や空き部屋の問題から考えても、かなりの確率のはずだ。
そして、被害者が発見された時の状況から、今回の事件は『少年の自殺』に見立てた犯行である可能性も高い。
ただし、被害者の年齢から考えると、被害者が『少年の事故』の直接的な関係者とは考えにくいだろう。
そして、犯人が、『どうして死体を移動させたのか』『なぜ、死体の腕を傷つけたのか』は、今のところ理由はわからない。・・・今のところ、こんな感じかな。」
そして、最後に一言付け足す。
「ただね、一つひっかかりがあるんだよ。
・・・大体の場合『見立て』は、『見立てること自体』が目的ではなく、『見立てることで、真実から目をそらさせる』ことが目的だろ。
だから、今回の事件でも犯人は、『見立てる』ことで何かから目をそらさせようとしているんじゃないか・・・そう思うんだよ。」
自分の考えを話し終えて、ふっと一息つく僕。そして、冬弥に問いかける。
「今わかっている情報から考えられるのは・・・このくらいなもんだろ?」
すると・・・
――冬弥は笑みを浮かべながら答えた。
「惜しい!
今の推理までだと『70点』ってところだな。」
・・・僕はショックで一瞬思考が止まった。
「空き部屋をうまく犯行に使っていることを考えても、犯人は病院関係者の可能性が高いと思うよ。
そして・・・犯人は冷静な人物だ。
病院関係者なら、凶器の隠し場所の心あたりはいくらでもあったはず・・・でも、そこに凶器を隠したりはしなかった。
おそらく、犯人にはわかっていたんだろうね。
『へたなところで凶器が見つかれば、かえって容疑者が絞られてしまう』ことが。
どうせ見つかるなら、下手な小細工をせず、凶器を現場に置いたままにする・・・正しい選択だと思うよ。」
「じゃあ、最後にまとめるよ。」
僕は自分の中で考えをまとめるようにしながら、ゆっくり話を進める。
「犯人は内部犯の可能性が高い。
これは、凶器や空き部屋の問題から考えても、かなりの確率のはずだ。
そして、被害者が発見された時の状況から、今回の事件は『少年の自殺』に見立てた犯行である可能性も高い。
ただし、被害者の年齢から考えると、被害者が『少年の事故』の直接的な関係者とは考えにくいだろう。
そして、犯人が、『どうして死体を移動させたのか』『なぜ、死体の腕を傷つけたのか』は、今のところ理由はわからない。・・・今のところ、こんな感じかな。」
そして、最後に一言付け足す。
「ただね、一つひっかかりがあるんだよ。
・・・大体の場合『見立て』は、『見立てること自体』が目的ではなく、『見立てることで、真実から目をそらさせる』ことが目的だろ。
だから、今回の事件でも犯人は、『見立てる』ことで何かから目をそらさせようとしているんじゃないか・・・そう思うんだよ。」
自分の考えを話し終えて、ふっと一息つく僕。そして、冬弥に問いかける。
「今わかっている情報から考えられるのは・・・このくらいなもんだろ?」
すると・・・
――冬弥は笑みを浮かべながら答えた。
「惜しい!
今の推理までだと『70点』ってところだな。」
・・・僕はショックで一瞬思考が止まった。
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