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30ショック
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冬弥の言う通りだった。
明らかに『凶器の問題』と『時間の問題』は矛盾している。
・・・なぜ?
どこかで、推理を間違えたのか・・・
それとも、何かを見落としているのか・・・
「・・・犯人には、時間の余裕があったのかな。・・・それとも・・・なかったのかな。」
僕の疑問が口からこぼれる。
冬弥は僕の言葉を聞くと、嬉しそうに微笑んだ。
「いや~、ホント弘幸って『物事の本質』をつかむのがうまいね。
そう、実は『犯人には時間があったのか、なかったのか』・・・それが今回の事件の1番のキーポイントなんだよ。
それさえはっきりさせたら・・・
『なぜ、犯行現場が2ヶ所あったのか』
『なぜ、死体の腕が切断されかけていたのか』もわかるはずだよ。」
・・・僕は信じられないという思いで冬弥を見た。
「まさか冬弥・・・もうこの事件の犯人がわかっているのか?」
--冬弥は事もなげに答えた--
「まあね。犯行の流れはわかったと思うし・・・犯人の目星もついている。
まあ、さすがに『誰』と限定するには、もうちょっと情報が必要だけどね。」
「・・・・・・」
頭の中が真っ白になる。ショックでとっさに言葉が出ない。
明らかに『凶器の問題』と『時間の問題』は矛盾している。
・・・なぜ?
どこかで、推理を間違えたのか・・・
それとも、何かを見落としているのか・・・
「・・・犯人には、時間の余裕があったのかな。・・・それとも・・・なかったのかな。」
僕の疑問が口からこぼれる。
冬弥は僕の言葉を聞くと、嬉しそうに微笑んだ。
「いや~、ホント弘幸って『物事の本質』をつかむのがうまいね。
そう、実は『犯人には時間があったのか、なかったのか』・・・それが今回の事件の1番のキーポイントなんだよ。
それさえはっきりさせたら・・・
『なぜ、犯行現場が2ヶ所あったのか』
『なぜ、死体の腕が切断されかけていたのか』もわかるはずだよ。」
・・・僕は信じられないという思いで冬弥を見た。
「まさか冬弥・・・もうこの事件の犯人がわかっているのか?」
--冬弥は事もなげに答えた--
「まあね。犯行の流れはわかったと思うし・・・犯人の目星もついている。
まあ、さすがに『誰』と限定するには、もうちょっと情報が必要だけどね。」
「・・・・・・」
頭の中が真っ白になる。ショックでとっさに言葉が出ない。
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