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第五章 サザンポール亜大陸にて
5-19 ヨルドムル その三
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ヨルドムル観光の三日目です。
今日はガイドの方は居ません。
午前中はお休みし、午後から宿から歩いて行ける距離にあるフルボニア王国時代に隆盛を誇った闘技場跡を見に行きます。
過去において大勢の剣闘士と呼ばれる奴隷を抱えた施設であり、メインの闘技場以外にも剣闘士の訓練施設や観客のための宿泊施設や歓楽施設を備えた複合施設であったようですが、闘技場以外の施設は取り壊されており、現存していません。
この施設も宗主国建国当初はほとんど顧みられない施設であり、ろくに整備もされていなかったことから、かなり老朽化が進んだ個所もありますけれど、イタリアのローマにあったコロッセウムなどよりははるかに新しいものであり、金谷の記憶にあるコロッセウムの写真に比べるとほぼ新品と言えるほどです。
宗主国が掲げるポーレン教の教義から外れるために、剣闘士による闘技は国内では全面的に禁止されています。
この闘技場は石造りの施設ですが、金谷の記憶にあった陸上競技場などよりも小さな面積であり、全体として楕円形状の施設です。
階段状の客席が取り巻いており、観客収容数は最大でも6千人から7千人程度でしょう。
アズマンの生きていたフラブール世界には、こうした闘いの見世物の場所はありませんでした。
レティルドの生きたワルバーニ世界では一部の国で武闘大会を催す闘技場が存在しましたけれど、より小さな施設のようでしたし、レティルド自身は話を聞いたことはあっても実物を目にしたことが有りません。
魔導士プラトーンの生きていたクロジア世界では、戦闘時の攻撃手段では魔法が主流でしたので、剣闘士が活躍できるような闘技場はありませんでした。
魔導士が自らの魔法を披歴するための練習場ならば随所にあり、ひな壇の観客席を備えた設備も多少はありましたが、多くの場合広い更地の敷地が多かったようです。
錬金術師ユーリアの生きていたサルドブル世界では、これほど大きな闘技場はありませんでした。
闘技が禁止されていたわけではないものの剣闘士などは日陰者扱いをされていたために、その多くは地下の小さな闘技場で賭け事の対象として存在していたようです。
ユーリアもそのような施設があるという噂は知っていましたが、自ら見に行ったことはありません。
狙撃手イレザードの生きていたエストルド世界では、銃器の発達とともに剣技そのものが廃れており、いわゆる体力の錬成を行うグランドはあっても、闘技場のように殺しあうような施設はありませんでした。
古の名残しかない闘技場ですけれど、この地で数多の剣闘士が血を流し、亡くなったことでしょう。
ローマ時代のようにほとんど無力の奴隷を猛獣に襲わせるような見世物はさすがになかったようですが、魔物と剣闘士を戦わせるような見世物はあったようですね。
今日はガイド役が居ませんので、壁に掲示されたり、ショーケースに収められている資料に目を通して全体像を掴むことしかできません。
マルコは、見物に併せて、闘技場施設の基礎や構造物の精査を行って大枠の技術水準を確認していました。
石造りのアーチ構造や壁組の工法に幾分特殊な方法が用いられているようですけれど、特段進んだ技術ではないものと判断しています。
少し早めの夕食を摂った後、お待ちかねのコンサートです。
ディ・ファルバーナ音楽堂は、フルボニア国時代からある施設ですけれど、この施設は宗主国建国の騒乱にもかかわらず、ずっと整備され維持されてきた施設です。
流石に建国時の騒乱があった半年ほどは、演奏会も開催されていませんでしたが、その後も演奏曲等は幾分変化したものの、上流階級や富裕層の観光客を集めているのです。
ご多分に漏れず、石造りの建造物であって、この世界のコンサートホールとして大きいのか小さいのかも不明なのですが、収容客数は320名と小ぶりのような気がします。
ホールの中はおおまかに言って扇形の作りで、小ぶりであることから残響効果はさほど大きくはないけれど、壁に貼られている大理石の材質によってはテラス席の下部辺りでは音質が悪くなるかもしれません。
また、マルコの感覚では、演奏者側から自分の演奏音が聞き取りにくい構造かも知れないと思いました。
仮にそうであるならば、演奏のしにくいホールかもしれません。
コンサートホールというものは、聴衆の好みで聞きやすい座席あるいは聞きにくい座席があるらしいのです。
今日のマルコ達の座席は、演壇に向かって左手の二階テラス席であり、最上と呼ばれる席ではないものの、二日前に宿に手配して入手してもらった席としては最上のもののはずなのです。
今日の客席へのお供は、セバスとエマだけですが、従者はテラス席の後方で立っているしかないようです。
二人はゴーレムなので苦にはならないだろうけれど、生身の従者であれば二時間もの間立ちっぱなしというのは結構きつい仕事になりますよね。
カラガンダ翁を中心にステラ媼が右席に、マルコが左席に座りました。
このテラス席実は8名が座れるのですけれど、ほかの席は空席です。
しかしながら空席があっても、従者は座れないことになっています。
コンサートホールに関しての知識は、金谷の耳学問の記憶情報によるところが大きいのですが、マルコも構造から判断して、この音楽堂は天井からの反射音が拾いにくい構造ではないかと判断しました。
例えば天井に少し角度をつけた反射板を取り付けるなどすれば大分良くなるはずです。
テラス席の場合は、天井からの反射音も拾えることから良い音が聞こえるということになっていますけれど、楽器の種類にもよるのです。
打楽器系統や管楽器系統は、往々にして石造りの場合に大きな反響を生みますけれど、弦楽器については音質により反射がしにくい場合もあります。
特に大理石の場合、多孔質のモノでは、当該空洞が特定の音を吸収してしまう場合もあるのです。
大理石を壁面に使う場合、穴が開いているものについては穴を埋め、表面を磨き上げることで美しく見せるようにしていますが、その際の加工法によっては、音の反射に違いが出てくるのです。
また、木材や観客は音を吸収しますので、観客の入りによっても演奏の音が変わってしまうようです。
演奏が始まる直前での客の入りは6割程度、空席が目立ちました。
逆に言えば音の吸収が少ないことになるのですけれど、この場合には音質が良くなるのか悪くなるのかは比較してみなければわかりません。
演奏が始まりました。
マルコの感想を正直に言えば、演奏自体はあまり良いものとは思えませんでした。
合奏をなした音楽家の腕が良かったのか悪かったのかは良くわかりません。
でも、何というか演奏する楽曲を聞いて、感激が少なかったのです。
演奏曲は、宗教色の強い音楽が半数以上を占め、残り二割がこの地域に伝わる伝承音楽、さらに残り二割がいわゆる流行りの演奏曲らしいのですけれど、いずれもオルガンの音量が大き過ぎて他の楽器の音色が打ち消されてしまっていました。
多分、宗教色の強い楽曲の影響が大きいのでしょうね。
宗教色の強い楽曲の讃美歌のような曲では、荘厳さを増すためにあえてオルガンの音量を大きくさせ、重音奏法を使っています。
その奏法をそのまま他の曲に使っては、繊細な曲想が死んでしまいますよね。
楽しみにしていた初めてのコンサートでしたけれど、マルコとしては不満の残る演奏でした。
ところで、この音楽ホールは弦楽器には向いているかもしれませんが、打楽器やオルガンのような重厚な音は反響が強すぎるかもしれないですね。
大きなホールではないだけに反射が速いのです。
そのために残響効果は少なく思えるのか、演奏者がついつい大きな音を出してしまうのです。
聴衆側の席についても、場所によっては随分と音の質が変わりそうな気がしました。
同じ演奏を聴きながら、人によっては下手な演奏と聞き、別の人は上手な演奏と聞き取るかもしれません。
元々好みで良い音や悪い音があるはずですけれど、この音楽堂はその差が顕著に出そうな気がしますね。
あくまでマルコの感覚だけの評価にしかすぎませんが・・・・。
◇◇◇◇
ところで、このコンサートの間にちょっとした事件がありました。
演壇の正面に当たる貴賓席のテラス席で、急病人が出たのです。
マルコもそれを察知し、迷いましたが、結局は救命処置を施しました。
人目につくようなことはしていませんよ。
離れたテラス席に居ながらにして、急病人に治癒魔法をかけたのです。
急病人は12歳の女の子でした。
仮にこの急病人が年寄だったならマルコは手を出さずに放置したかもしれません。
でも、急病人は未来がある年若い少女なのです。
ですから危険を承知で彼女を助けたのです。
誰にも気づかれないと思って動いた結果でしたが、生憎とその異常に気付いた者もいたようです。
今日はガイドの方は居ません。
午前中はお休みし、午後から宿から歩いて行ける距離にあるフルボニア王国時代に隆盛を誇った闘技場跡を見に行きます。
過去において大勢の剣闘士と呼ばれる奴隷を抱えた施設であり、メインの闘技場以外にも剣闘士の訓練施設や観客のための宿泊施設や歓楽施設を備えた複合施設であったようですが、闘技場以外の施設は取り壊されており、現存していません。
この施設も宗主国建国当初はほとんど顧みられない施設であり、ろくに整備もされていなかったことから、かなり老朽化が進んだ個所もありますけれど、イタリアのローマにあったコロッセウムなどよりははるかに新しいものであり、金谷の記憶にあるコロッセウムの写真に比べるとほぼ新品と言えるほどです。
宗主国が掲げるポーレン教の教義から外れるために、剣闘士による闘技は国内では全面的に禁止されています。
この闘技場は石造りの施設ですが、金谷の記憶にあった陸上競技場などよりも小さな面積であり、全体として楕円形状の施設です。
階段状の客席が取り巻いており、観客収容数は最大でも6千人から7千人程度でしょう。
アズマンの生きていたフラブール世界には、こうした闘いの見世物の場所はありませんでした。
レティルドの生きたワルバーニ世界では一部の国で武闘大会を催す闘技場が存在しましたけれど、より小さな施設のようでしたし、レティルド自身は話を聞いたことはあっても実物を目にしたことが有りません。
魔導士プラトーンの生きていたクロジア世界では、戦闘時の攻撃手段では魔法が主流でしたので、剣闘士が活躍できるような闘技場はありませんでした。
魔導士が自らの魔法を披歴するための練習場ならば随所にあり、ひな壇の観客席を備えた設備も多少はありましたが、多くの場合広い更地の敷地が多かったようです。
錬金術師ユーリアの生きていたサルドブル世界では、これほど大きな闘技場はありませんでした。
闘技が禁止されていたわけではないものの剣闘士などは日陰者扱いをされていたために、その多くは地下の小さな闘技場で賭け事の対象として存在していたようです。
ユーリアもそのような施設があるという噂は知っていましたが、自ら見に行ったことはありません。
狙撃手イレザードの生きていたエストルド世界では、銃器の発達とともに剣技そのものが廃れており、いわゆる体力の錬成を行うグランドはあっても、闘技場のように殺しあうような施設はありませんでした。
古の名残しかない闘技場ですけれど、この地で数多の剣闘士が血を流し、亡くなったことでしょう。
ローマ時代のようにほとんど無力の奴隷を猛獣に襲わせるような見世物はさすがになかったようですが、魔物と剣闘士を戦わせるような見世物はあったようですね。
今日はガイド役が居ませんので、壁に掲示されたり、ショーケースに収められている資料に目を通して全体像を掴むことしかできません。
マルコは、見物に併せて、闘技場施設の基礎や構造物の精査を行って大枠の技術水準を確認していました。
石造りのアーチ構造や壁組の工法に幾分特殊な方法が用いられているようですけれど、特段進んだ技術ではないものと判断しています。
少し早めの夕食を摂った後、お待ちかねのコンサートです。
ディ・ファルバーナ音楽堂は、フルボニア国時代からある施設ですけれど、この施設は宗主国建国の騒乱にもかかわらず、ずっと整備され維持されてきた施設です。
流石に建国時の騒乱があった半年ほどは、演奏会も開催されていませんでしたが、その後も演奏曲等は幾分変化したものの、上流階級や富裕層の観光客を集めているのです。
ご多分に漏れず、石造りの建造物であって、この世界のコンサートホールとして大きいのか小さいのかも不明なのですが、収容客数は320名と小ぶりのような気がします。
ホールの中はおおまかに言って扇形の作りで、小ぶりであることから残響効果はさほど大きくはないけれど、壁に貼られている大理石の材質によってはテラス席の下部辺りでは音質が悪くなるかもしれません。
また、マルコの感覚では、演奏者側から自分の演奏音が聞き取りにくい構造かも知れないと思いました。
仮にそうであるならば、演奏のしにくいホールかもしれません。
コンサートホールというものは、聴衆の好みで聞きやすい座席あるいは聞きにくい座席があるらしいのです。
今日のマルコ達の座席は、演壇に向かって左手の二階テラス席であり、最上と呼ばれる席ではないものの、二日前に宿に手配して入手してもらった席としては最上のもののはずなのです。
今日の客席へのお供は、セバスとエマだけですが、従者はテラス席の後方で立っているしかないようです。
二人はゴーレムなので苦にはならないだろうけれど、生身の従者であれば二時間もの間立ちっぱなしというのは結構きつい仕事になりますよね。
カラガンダ翁を中心にステラ媼が右席に、マルコが左席に座りました。
このテラス席実は8名が座れるのですけれど、ほかの席は空席です。
しかしながら空席があっても、従者は座れないことになっています。
コンサートホールに関しての知識は、金谷の耳学問の記憶情報によるところが大きいのですが、マルコも構造から判断して、この音楽堂は天井からの反射音が拾いにくい構造ではないかと判断しました。
例えば天井に少し角度をつけた反射板を取り付けるなどすれば大分良くなるはずです。
テラス席の場合は、天井からの反射音も拾えることから良い音が聞こえるということになっていますけれど、楽器の種類にもよるのです。
打楽器系統や管楽器系統は、往々にして石造りの場合に大きな反響を生みますけれど、弦楽器については音質により反射がしにくい場合もあります。
特に大理石の場合、多孔質のモノでは、当該空洞が特定の音を吸収してしまう場合もあるのです。
大理石を壁面に使う場合、穴が開いているものについては穴を埋め、表面を磨き上げることで美しく見せるようにしていますが、その際の加工法によっては、音の反射に違いが出てくるのです。
また、木材や観客は音を吸収しますので、観客の入りによっても演奏の音が変わってしまうようです。
演奏が始まる直前での客の入りは6割程度、空席が目立ちました。
逆に言えば音の吸収が少ないことになるのですけれど、この場合には音質が良くなるのか悪くなるのかは比較してみなければわかりません。
演奏が始まりました。
マルコの感想を正直に言えば、演奏自体はあまり良いものとは思えませんでした。
合奏をなした音楽家の腕が良かったのか悪かったのかは良くわかりません。
でも、何というか演奏する楽曲を聞いて、感激が少なかったのです。
演奏曲は、宗教色の強い音楽が半数以上を占め、残り二割がこの地域に伝わる伝承音楽、さらに残り二割がいわゆる流行りの演奏曲らしいのですけれど、いずれもオルガンの音量が大き過ぎて他の楽器の音色が打ち消されてしまっていました。
多分、宗教色の強い楽曲の影響が大きいのでしょうね。
宗教色の強い楽曲の讃美歌のような曲では、荘厳さを増すためにあえてオルガンの音量を大きくさせ、重音奏法を使っています。
その奏法をそのまま他の曲に使っては、繊細な曲想が死んでしまいますよね。
楽しみにしていた初めてのコンサートでしたけれど、マルコとしては不満の残る演奏でした。
ところで、この音楽ホールは弦楽器には向いているかもしれませんが、打楽器やオルガンのような重厚な音は反響が強すぎるかもしれないですね。
大きなホールではないだけに反射が速いのです。
そのために残響効果は少なく思えるのか、演奏者がついつい大きな音を出してしまうのです。
聴衆側の席についても、場所によっては随分と音の質が変わりそうな気がしました。
同じ演奏を聴きながら、人によっては下手な演奏と聞き、別の人は上手な演奏と聞き取るかもしれません。
元々好みで良い音や悪い音があるはずですけれど、この音楽堂はその差が顕著に出そうな気がしますね。
あくまでマルコの感覚だけの評価にしかすぎませんが・・・・。
◇◇◇◇
ところで、このコンサートの間にちょっとした事件がありました。
演壇の正面に当たる貴賓席のテラス席で、急病人が出たのです。
マルコもそれを察知し、迷いましたが、結局は救命処置を施しました。
人目につくようなことはしていませんよ。
離れたテラス席に居ながらにして、急病人に治癒魔法をかけたのです。
急病人は12歳の女の子でした。
仮にこの急病人が年寄だったならマルコは手を出さずに放置したかもしれません。
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