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ケンカとリカイシャ
本音を言うべきじゃない
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「お兄ちゃん、おっきろぉ~っ!」
「うおっ!?」
人の上に飛び乗ってきた何かにびっくりした俺は、思わず叫んでしまった。そりゃ急に乗られたからな。
「・・・なんだ、六花か」
「起きるの遅すぎっ!」
この少女は俺の妹の六花。そして、俺たちは受験生を絶賛満喫中だ。
「お兄ちゃん、ここ分かんないから教えて?」
「あ、あぁ・・・」
甘えた声で言われるのは俺の心臓に悪いんだよなぁ。口には出さないけど。
「そこ教科書にあったじゃん。ほら、貸してみ?」
「ん」
「ほらこれ」
六花の顔が、分かりやすいくらいパァァァっと明るくなる。
だから心臓に悪いって。口には出さないけど。
俺が妹に対してなぜキモ・・・変な考えをしてるのかというと、『妹好き』だからだ。
一般的に言うとロリコンである。まぁ、ロリコンは現実の、しかも同じ家庭にいるものだと余計に心臓に悪いわけで・・・。
「すいせ~っ!りぃに何もしてないでしょうねっ!?」
「げ、みほり・・・」
「えっ、みほ姉!?」
ズカズカと俺の部屋に入るみほり、22歳。つまり長女。
「りぃ、翠星に変なことされてない!?」
「されてない、よ?」
待て、その話し方は誤解を招・・・
「す~い~せぇ~っ!」
「だからされてないっつの!」
あ、六花怒ってる。よし、俺の勝ちだな。
「りぃ?ほんとのこと言いなよ?」
あの、俺が悪いって前提で話さないでくれるかな?
「されてない・・・ほんと」
「そかっ!いやぁ、疑ってごめんね、翠星」
「ほんとだよ、もう」
みほりは最後にひと睨みしてから部屋を出る。
「っし!朝飯食べるか」
「うちも食べる~」
「「いただきますっ」」
俺の作ったスクランブルエッグを食パンに挟んで食べている六花を見ると、つい微笑んでしまう。
口もぐもぐしてるとこほんとかわいいし。あとみほりに逆ギレするとことかね?
「母さんは?」
「ん~、ママは仕事行ったよ~」
「なぁ六花」
「ん?」
「ほんとに何も思わないのか?」
いつも(一応は)不安でいたのだ。妹好きである自分がどう思われているのか。
「何が?」
「俺は、ろ、ロリコンなんだぞ?少しは嫌だと思わないのか?」
「別に・・・翠星は翠星だもん・・・そうでしょ?」
「・・・っ!!」
やられたな、俺。こんな小学生に誰でも言いそうなこと言われて納得してる。・・・いや、ロリコンだからか。
「りぃ~、いいこと言うねぇ」
「・・・みほ姉は」
「ん、なぁに?」
「みほ姉は何で、お兄ちゃんが全部悪いと思ってるの?」
「・・・・・・」
沈黙が続く。そりゃ、何も言えないだろうな。俺の味方してる六花に何を言っても意味無いはずだし。
そんな沈黙を潰したのは、
「・・・俺が六花のこと大切にしちゃダメなんだよ」
必死に笑おうとしている俺だった。
「・・・翠星」
「みほりは間違ってない。俺が間違ってるんだよ。受験生のくせに『妹』、『妹』、『妹』って・・・・・・迷惑にもほどがあっただろ?」
「そんなこっ「そんなことないって?いつも俺が悪い前提で六花の味方してさ、何を今更」
つい本音を出してしまった俺はきびすを返し、部屋へと戻る。
「っはぁ~・・・やっちゃったなぁ」
あれだけ気の強いみほりが一番落ち込みやすいことなんて、分かってるはずなのに当たってしまった。
「マンガ買いに行こ」
「翠星・・・ごめん」
「・・・っ・・・どいて」
きつく当たってしまう自分に嫌気がさし、ポケットに手を突っ込み、イヤホンを耳に付けて、早足で階段を下りた。
「っ・・・ごめんって言ってもダメならっ・・・どうしたらいいのっ・・・私が悪いけど・・・謝っちゃダメなのっ!?」
そんなみほりの泣き声が背中に刺さる。俺はそれを追い払うかのように、玄関を開け、外へ向かった。
「うおっ!?」
人の上に飛び乗ってきた何かにびっくりした俺は、思わず叫んでしまった。そりゃ急に乗られたからな。
「・・・なんだ、六花か」
「起きるの遅すぎっ!」
この少女は俺の妹の六花。そして、俺たちは受験生を絶賛満喫中だ。
「お兄ちゃん、ここ分かんないから教えて?」
「あ、あぁ・・・」
甘えた声で言われるのは俺の心臓に悪いんだよなぁ。口には出さないけど。
「そこ教科書にあったじゃん。ほら、貸してみ?」
「ん」
「ほらこれ」
六花の顔が、分かりやすいくらいパァァァっと明るくなる。
だから心臓に悪いって。口には出さないけど。
俺が妹に対してなぜキモ・・・変な考えをしてるのかというと、『妹好き』だからだ。
一般的に言うとロリコンである。まぁ、ロリコンは現実の、しかも同じ家庭にいるものだと余計に心臓に悪いわけで・・・。
「すいせ~っ!りぃに何もしてないでしょうねっ!?」
「げ、みほり・・・」
「えっ、みほ姉!?」
ズカズカと俺の部屋に入るみほり、22歳。つまり長女。
「りぃ、翠星に変なことされてない!?」
「されてない、よ?」
待て、その話し方は誤解を招・・・
「す~い~せぇ~っ!」
「だからされてないっつの!」
あ、六花怒ってる。よし、俺の勝ちだな。
「りぃ?ほんとのこと言いなよ?」
あの、俺が悪いって前提で話さないでくれるかな?
「されてない・・・ほんと」
「そかっ!いやぁ、疑ってごめんね、翠星」
「ほんとだよ、もう」
みほりは最後にひと睨みしてから部屋を出る。
「っし!朝飯食べるか」
「うちも食べる~」
「「いただきますっ」」
俺の作ったスクランブルエッグを食パンに挟んで食べている六花を見ると、つい微笑んでしまう。
口もぐもぐしてるとこほんとかわいいし。あとみほりに逆ギレするとことかね?
「母さんは?」
「ん~、ママは仕事行ったよ~」
「なぁ六花」
「ん?」
「ほんとに何も思わないのか?」
いつも(一応は)不安でいたのだ。妹好きである自分がどう思われているのか。
「何が?」
「俺は、ろ、ロリコンなんだぞ?少しは嫌だと思わないのか?」
「別に・・・翠星は翠星だもん・・・そうでしょ?」
「・・・っ!!」
やられたな、俺。こんな小学生に誰でも言いそうなこと言われて納得してる。・・・いや、ロリコンだからか。
「りぃ~、いいこと言うねぇ」
「・・・みほ姉は」
「ん、なぁに?」
「みほ姉は何で、お兄ちゃんが全部悪いと思ってるの?」
「・・・・・・」
沈黙が続く。そりゃ、何も言えないだろうな。俺の味方してる六花に何を言っても意味無いはずだし。
そんな沈黙を潰したのは、
「・・・俺が六花のこと大切にしちゃダメなんだよ」
必死に笑おうとしている俺だった。
「・・・翠星」
「みほりは間違ってない。俺が間違ってるんだよ。受験生のくせに『妹』、『妹』、『妹』って・・・・・・迷惑にもほどがあっただろ?」
「そんなこっ「そんなことないって?いつも俺が悪い前提で六花の味方してさ、何を今更」
つい本音を出してしまった俺はきびすを返し、部屋へと戻る。
「っはぁ~・・・やっちゃったなぁ」
あれだけ気の強いみほりが一番落ち込みやすいことなんて、分かってるはずなのに当たってしまった。
「マンガ買いに行こ」
「翠星・・・ごめん」
「・・・っ・・・どいて」
きつく当たってしまう自分に嫌気がさし、ポケットに手を突っ込み、イヤホンを耳に付けて、早足で階段を下りた。
「っ・・・ごめんって言ってもダメならっ・・・どうしたらいいのっ・・・私が悪いけど・・・謝っちゃダメなのっ!?」
そんなみほりの泣き声が背中に刺さる。俺はそれを追い払うかのように、玄関を開け、外へ向かった。
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