妹好きは病気だと・・・いや、ちげぇ!

やとまる。

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妹のセッテイ

小学生のレンアイ

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「ひいらぎっ、待ったかな?」

「んーん、俺は待つの嫌いじゃないから」

「それ待ったってことじゃんっ」

 なんて、他愛ない会話をするうちとひいらぎ。

 ひいらぎはうちの初カレにして、大切な人。今日は何度目かのデートとなる。

 お兄ちゃんにもみほ姉にも伝えられたし、もう家族公認なんだろうか・・・なんて考えてみる。

 小学生のくせに早いぞって言うかもしれない。でもうちにとってひいらぎは、それくらい大切な人なの。

 分かってくれる人なんて数少ない、いないかもしれない。それでもうちは大切だから・・・。

「六花ちゃん、顔赤い・・・?」

「ばっ・・・い、いやっ!!そんなことないよ!!」

 しまった・・・うちとしたことが『結婚後の生活』を妄想してふけってるとこだった。恥ずかしっ。

「遊園地行くんだっけね」

「ね、ひいらぎ・・・」

「ん?」

「その、ね・・・うちの家来ない?」

 ひいらぎがぽかーんとして、うちをじーっと見つめている。そして数秒・・・

「え、あ、そ、その・・・えとっ・・・うんっ!」

 すごく慌てている様子が一層好きだと感じさせる。

────ぎゅっ

「・・・六花ちゃん?」

 つい抱きついてしまった・・・いや、仕方ないじゃん、好きがいっぱいなっちゃったもん。

「・・・うちの家、誰かいるけどいい?」

「ん、もちろんっ!!」

 ひいらぎのこういう素直なとこ、ほんとはすごく好き。言ってあげないけど。

「ただいまー」

「おかえり・・・って何このショタっ子ぉぉぉぉぉっ!?」

 お兄ちゃんの彼女のみかがひいらぎを見るなり叫んでいた。

「みかさんうるさぁぁぁいっ!!」

 ちょっと怒った風に言ってみる。すると、

「えへへ、りぃに怒られちゃったっ」

 くそっ、幸せそうにしやがってぇっ!!

 と、少し拗ねてみる。

「はわぁぁ・・・ロリショタとかこの家は天国ですか!?」

 敬語になりながら、お兄ちゃんとみほ姉をちらちら見るみかさん。

 ・・・そういうとこ嫌いじゃないんだよね、素直なとこ。なんだかひいらぎみたいで。

「そーいやどうしたの?・・・彼氏くんだっけ?」

「ひ・い・ら・ぎっ!!」

 みほ姉が『彼氏くん』とか言うから恥ずかしくて、つい大声を出してしまう。・・・こんなとこはお兄ちゃんと似てるのかも。へへ。

「六花、顔にやけてるけど」

「ふぇっ!?・・・・・・はわわわわぁぁぁぁ」

 お兄ちゃんににやけたことがバレて焦っちゃった。だってお兄ちゃんの事考えてたんだもん。

────クイッ

 ひいらぎがうちの袖を引っ張っている。・・・ぐはっ。

「きゃぁぁ、何このショタっ子ぉぉぉぉぉ!りぃ、この子ちょうだい!!」

「や」

 なんかみかさんがすごく変態に見えてきたから即答で断る。

 お兄ちゃんはこんな彼女でほんとにいいのかな?

 こんな・・・・・・人の・・・彼氏奪いそうな勢いの子が・・・。

「俺はな、六花」

「ん?」

「そんなとこも含めて、いいと思ってるから」
 

 うちにだけ聞こえるようにそっとささやくお兄ちゃん。

 幸せなら、何も言う必要は無いよね。でも・・・

「お兄ちゃんてみかさんとほんとに好きで付き合ってるの?」

 そう言いながら2人を見る。

────サッ

 2人ともが目をそらしていた。

「す、好きならっ!」

 声を出したのは・・・ひいらぎだった。

「もし好きなのにちゃんと言えてないままだと、長続きはしないと・・・思い・・・ます・・・・・・」

 ひいらぎは、言いすぎたとばかりに下を向くが、2人の目にははっきりと『意思』のようなものがあった。

「りぃ、ひいらぎくん・・・2人にしてあげよっか?」

 うちたちはうなずき、みほ姉の部屋へと4人で向かった。

「ね、ひいらぎくんっ!仲良くしようね!?」

「は、はい・・・あはは・・・」

 みかさんは何度もひいらぎに話しかけて、若干引かれていた。

「ひいらぎ、その人ね・・・すごく変態なんだけど心はいい人なんだよ」

「分かってるよ・・・だからこそ引いちゃうっていうか・・・ね」

「私そんなに変態に見えるの!?」

「みかちは変態だよね、うん」

 みほ姉に認められてしまったみかさんは、俯きながら後ろでとぼとぼと歩いていた。
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