推しのAV俳優が隣に引っ越してきました

さくら優

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番外編

夢オチ3P

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一体なぜこんなことになったんだ。
俺はシャツだけを着た格好で、後ろから涼也さんに抱き締められ、足の間には嵐さんがいる状態だった。
後ろ手に縛られており、ろくに動くことも出来ない。

「えっと⋯」

今日は、夜から涼也さんの部屋で3人で飲んでいたのは覚えている。その後どうしてこういう状況になったのか、全く思い出せない。

「じゃあ樹、上もボタン外そうな」
「あ、ちょ⋯」

上から順番にボタンを外され、前をはだけさせられると、胸はもちろん辛うじて裾で隠れていた下腹部も露わになり、羞恥に顔が熱くなった。

「へえ。可愛いじゃん。肌もスベスベだし」
「ひゃっ、あっ⋯」

腰の辺りを嵐さんに撫でられ、大げさに身体がビクつく。

「やっ⋯」
「心配すんな。2人でめちゃくちゃ気持ちよくしてやるから」
「そうそう。俺上手いよ。涼也より」
「キスはするなよ」

宥めるように抱き締められて、それでも不安が消えず振り返ると、顎に手をかけられ唇を塞がれる。

「ん⋯、ふ」

キスをしながら髪を梳くように撫でられると、この異様な状況もどうでもよくなっていった。

それが伝わったのかなんなのか、2人の手が少しずつ大胆に動き始める。大きな4つの手の平で全身を撫で回され、吐息が甘くなっていった。

「はぁ⋯、っ、んぁ⋯」

後ろから乳首に触れられ、身体がピクっと震えた。突起を弾くような愛撫にギュッと目を閉じると、反対側を嵐さんに触られる。異なる手にそれぞれ刺激されて、声を抑えることが出来なかった。

「樹、どっちの手かわかるか?」
「お、いいね~。当ててみ?」
「え⋯、や、なに⋯」

ふいに視界が暗くなり、閉じていた目を開けたが真っ暗で何も見えなかった。どうやらアイマスクを着けられたらしい。

「や、やだ⋯これっ」

視界を塞がれた不安に小さく震えると、そっと頭を撫でられ頰に唇が触れる。それにほっと息を吐いたのも束の間、示し合わせたかのように両方の乳首を同時にキュッと摘まれて、悲鳴のような声を上げた。

「ゃああぁっ!」

強い刺激が来たのはその一瞬で、すぐに焦らすような愛撫に切り替わる。
左胸は突起の周りをくるくると撫でられ、時々ゆっくりと先端を摘まれて、泣きたくなるような焦れったさに襲われた。

右側は人差し指で突起を持ち上げられ、伸ばされた皮膚を他の指が優しく引っ掻いてくる。

「んあぁ⋯、あぁ、や⋯」
「樹、俺の手どっち?」

耳許で吐息混じりに聞いてくる声。どっちの指にも感じさせられてしまい、正直こんなのわかるわけがないと思った。けれど⋯、

「ぁ⋯、ひ、だり⋯?」
「おー、正解。偉いじゃん」

なんとか正解し、ふっと涼也さんが笑う声が聞こえてほっと胸を撫でおろす。

「じゃあ、ご褒美やんないとな」
「え⋯、あっ、ああぁっ」

空いていた方の手が自身を捉え、裏筋をそっと撫でられた。乳首もカリカリと爪を立てられ、耐えられずに間にいる嵐さんの身体を足で挟み込んでしまう。

「んあ! だ、め⋯、やぁあ!」
「へえ。そういうのが好きなんだ」
「ひっ⋯、そこやだっ、っ――!」

足を開かされて付け根の辺りをくすぐるように指が這う。右側の乳首も同じように先端を軽く引っ掻かれて、一気に射精感が高まった。

「すごいビクビクしてる。まだイクなよ」
「っ、ゃ⋯、っあ!」

ご褒美じゃなかったのかと唇を噛むも、結局身体は従ってしまい、根本の方をゆるゆると撫でてくる指に、全身を震わせて耐えた。

ふいに後ろの方に手が伸びてきて、無意識に腰を引いた。

「あっ、そ、こ嫌⋯やだ、やめ⋯っ」
「なんだよ。こっちは涼也じゃなきゃ嫌?」
「⋯ん」
「チッ」
「振られたな」

嵐さんの手はすぐに離れていき、ほっと息を吐くとアイマスクを外された。目の前の顔は僅かに不満そうだが、怒っている様子ではない。

「俺プロなのに」
「そりゃあそんなのより恋人の方がいいに決まってんだろ。樹、もういいよ、イッて」
「っあ、っ――!」

唐突に達かされ、荒い呼吸を繰り返すと、宥めるように抱き締められる。後ろに熱が触れ、振り返るとすぐに唇を塞がれて、俺はそっと目を閉じた――


   ✦✦✦

「っ!」

はっとして目を開けると、そこは自分の部屋のベッドの上だった。

心臓が早鐘を打っている。混乱している頭で落ち着いて状況を理解しようとしたが。

「⋯⋯夢?」

口にした瞬間すとんと腑に落ちて、俺は枕に突っ伏した。

顔が熱い。なんて夢だ。

しばらく無意味に枕を叩いたりして悶えた後、恐る恐る下着の中を確認して、小さく溜息を吐いた。
良かった。これで夢精などしていたら目も当てられない。

どうしてあんな夢を見たのか。さっきまで3人で飲んでいたからそのせいか。

チラッと時計を見ると、深夜の1時を回ったところだった。

「涼也さん、まだ起きてるかな」

今日は仕事が残っているからと、あまり酒を飲んでいなかった。変な夢を見たせいなのかなんなのか、ついさっきまで一緒にいたのに無性に会いたい。

枕元に置いてあるスマホを手に取って、少し迷う。

非常識な時間なのはわかっている。メッセージだけ送って、寝ているようならそれで終わりにすればいい。

『まだ起きてますか?』

送って少し経つと、既読のマークが付いてすぐに返信が返ってきた。

『起きてるよ。どした?』

ドキッ、と、たったこれだけで心臓が音をたてる。落ち着け、仕事が終わってないだけかもしれない。

『仕事は?』
『もう終わった』
「⋯⋯」

俺は一瞬迷いつつもすぐに返信を送ると、ベッドから起き上がった。
玄関へ行き、電気をつけたところで外に人影が見える。

「樹?」

深夜なので、配慮してチャイムは鳴らさなかったのだろう。外から聞こえた声にすぐに鍵を開けると、涼也さんが中に入ってきた。部屋に上がる間も惜しむように、その場で抱き締められる。

「どした? 珍しいじゃん、樹の方から『会いたい』なんて」
「⋯ごめんなさい、こんな時間に」
「全然いいけど」

唇の端にキスされて、僅かに口を開けると深く口付けられた。背中に回した腕にギュッと力を込める。

「風邪引くから、中入るか」
「うん⋯」

優しい微笑みと柔らかな甘い声。それにときめいたのもほんの一瞬で――

その後、どうしてこんな時間に呼び出したのか、散々泣かされた挙句に白状させられたのは、言うまでもない。

END.
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